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ふたりはプリキュア 第24話 『決戦!プリキュア対イルクーボ』

2013年07月17日 | ふたりはプリキュア
割とあっさりイルクーボが。

 そんな今回のお話は…
 番人とホーピッシュを持ち去り「残りもすぐにいただく」と捨て台詞を残して消えたイルクーボ。混乱のせいで合宿は中止になり、翌朝なぎさ達は山を降りる事になる。
 しかし、イルクーボがいつまた襲ってくるか分からない。なぎさとほのかは自分達が皆を守りきれるかどうかに不安を抱き、冷静さを欠いたミップルは今にも一人で飛び出していってしまいそうな勢い。各々不安を抱いたままいつの間にか朝を迎えるが…翌朝何故か皆の様子がおかしい。
 なぎさとほのかを除いて一様に眠り続ける生徒達。理由はただ一つ、イルクーボがやってきたのだ…!気配を感じたなぎさとほのかは誘われるように開かれた扉に駆け込んでいく。
  巨大な竜巻と共に姿を現すイルクーボ。残り二つのプリズムストーンを求めてプリキュアに戦いを挑む。なぎさ達も変身し応戦するが、やはりイルクーボは強い…。
 「あがいても無駄だ!!お前達の未来を見せてやる」叫び声と共に、周囲の木々の間から巨大な墓標の様に崩れたビルが姿を現す。
 気付けばいつの間にか辺りは寂しい廃墟と化し、勝ち誇った顔で笑うイルクーボと自分達だけになってしまった。それでもイルクーボに攻撃を繰り返すが、効果は無い。
 「マーブルスクリューしかないわ!」と強気のなぎさに比べほのかは弱気に。加えて、せっかく放ったマーブルスクリューも前回同様敗れてしまう…
 以上公式のあらすじより抜粋。

 お話は前後編の後編。イルクーボを倒して七つのプリズムストーンが揃う、というお話。
 割と重要な決戦であるが、さしてアクションシーンで良く動いていたわけでもなく、けっこう都合よく勝ってしまったりして、面白味と言う点ではあまり某ない。
 前半で学校の皆さんが早々に眠ってしまい(イルクーボに生気を吸い取られてしまったため)、やってきたイルクーボと戦闘、という流れ。全く歯が立たないのは前回同様で苦戦を強いられるのだが、あらすじにあるマーブルスクリューからが見所と言えば見所。
 頭の良いほのかは、前回のことを踏まえてかなり弱気で、こんな相手奇跡でも起きない限りは……と言うのに対し、なぎさがだったら奇跡を起こすまでよとするのがプリキュアらしさが出ていて良いし、頭が良い故に戦力差が分かってしまって弱気なほのかに、このままやられてしまって悔しくないの?私はアイツに一撃入れないと気が済まない!と主役らしさを見せるなぎさがカッコいい。ほのかはきっと、なぎさのこういう所に惹かれていって、最終的に「私たちは絶対にあきらめない!希望は捨てない!」になっていったのだろうと思わせてくれる。

 その後、狙いを定めて一撃を入れるも、あっさりとミポメポのもつ残りのプリズムストーンを奪われてしまうのだが、この辺はなかなか興味深い。
 全てを生み出す力を持つプリズムストーンが七つ揃い、力を発揮したが故にイルクーボは自身の力を浄化されてしまう。まぁ都合の良い展開ではあるのだが、光の園の力の源として強大な力をもつアイテムであることと、プリキュアを凌駕するイルクーボでさえ圧倒されてしまう力であり、それだけにジャアクキングには渡してならないものだということを示していて良い。
 それと、その強大な力は同じ光の性質を持つプリキュアにはマーブルスクリューを後押ししてくれたりするんですが、プリキュアを劇的にパワーアップさせるとかではないんですよね。もしそうだったとするとあまりに都合が良過ぎて参っちゃうのですが、女児アニメとしてはありがちに起こりそうなことである。あんまり都合よくなりすぎないようにしてあるのは、よく考えられているのかもしれない。
 もひとつ、全てを生み出す力であるプリズムストーンの性質は、光の園のクイーンとイコールではないんですよね。MHのラストの方でクイーンは世界のバランスを見てるみたいなことを言っていたことを考えると、プリズムストーンを生み出したのはきっとクイーンなんだろうけど、その強大なパワーが宇宙に影響を与えすぎないよう管理している、のかもしれない。
 クイーンはジャアクキング同様、存在的に「神」なので、プリズムストーンが出来ることは自分にも出来るんだけど、いちいち自分でやるのは面倒なので、力の放出をストーンに任せて、コンロの火力を調節するように、時と場合によって調節の管理していた方が楽だ、ということなんじゃないんですかねー。
 放出された力を、あとはクイーンにとっては小さき者共がどう使おうが勝手で、何かに片寄りすぎなければ良いと思ってるんじゃないのかなー。まぁそういうことであるならば、ジャアクキングがストーンを手に入れてしまうと、力の放出はそこで完結して他に行き渡らなくなるので、それは絶対阻止なんだろう。
 正直クイーンとしてみたら、ちょっとめんどくさいなーと思っている節が自分には感じられるんですよ。ずっと見守っていなければなりませんからね。そこで、一部分でもこの役目を移譲したいと思ってのMHの九条ひかりさんにつながってくるのでは、と考えているのですが、それはこの初代の感想を書き終わり、MHを書き直し始めるころに任そう。
 ま、ともかく、プリズムストーンの大きな力っていう部分は、色々と見えてこない設定を想像出来て楽しいということです(笑)。

 イルクーボを撃退し、合宿から帰ってほのかのうちでプリスムホーピッシュに七つの石を全てセットすると、光が湧き上がって光の園への道が現れるのと同時にポルンが登場。
 ポルンってこんな早く出てきたんだねー。ポルンは我が愛しの輝く生命!シャイニールミナスさんとの対のイメージがあるので、もうちょっと後かと思っていましたよ。それはともかく、この辺の日常らしさは本編よりも楽し気で見ていておもしろい。これぞプリキュアの日常パートって感じでした。
 正直本編の方は、あんまりおもしろさを見出せず、むしろ次回の方がおもしろそうではある。あんだけ強かったイルクーボを逆転してしてやったり感は薄かったしなー。もっとアクションメインで「どうだこんちくしょう!やってやったぜ!」みたいな熱い展開でも良かったような気がしますなぁ。


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