(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ハピネスチャージプリキュア! 第33話 わたしもなりたい!めぐみのイノセントさがし!

2014年10月07日 | ハピネスチャージプリキュア!
あ、そっち?

 そんな今回のお話は…
 いおなみたいに、イノセントフォームに変身したい!そう思うめぐみだけど、どうすればいいのかわからない。
 シャイニングメイクドレッサーは、イノセントな気持ち=心からの気持ちに反応するみたい。
 めぐみの心からの願いは、人助けをしたいということ。それなら、もっともっと人助けをすればいいのかも!!
 そんな時、めぐみは河原で手づくりロケットをとばす実験をしようとしているまみとそのおじいちゃんに出会うの。
 さっそく実験のお手伝いをさせてもらうことにしためぐみだけど、何をやっても失敗ばかり・・・。
 人助けがしたいというめぐみの“イノセントな気持ち”は、ちゃんと、まみに伝わるのかな?
 そしてイノセントフォームに変身できるようになるのかな?
 以上公式のあらすじ。

 お話的にはラブリーがイノセントフォームになるのかと思いきやならない、という話で、なんでここで一拍置く必要があるのか分からないのはともかく、お話としましては、めぐみの人助けがいわゆる「親切心の逆効果」になってしまうどうするか、という話なのかと思いきや、最後の最後で言いたい所はそれじゃなかった事が分かる、なんだかよく分からないお話だ。
 あらすじにある通り、自作のロケットを飛ばそうとしているゲストキャラまみの手伝いをしたいと申し出るめぐみであったが、ニッパーがどれかも分からない彼女は全く役に立たない。その上、よく使うであろうから出しっぱなしにしているであろう工具類を、散らかっていると勘違いして片付けてしまうし、挙げ句、願掛けで洗わないでおいた白衣を勝手に洗ってしまう始末。正に親切心の逆効果である。
 まみもめぐみが親切心からそうしてくれているのが分かっているので、怒るような事はないけれど、まぁ一般的に考えればむしろじっとしてくれていた方がよっぽど良いわけである。しかし人助けしたいめぐみは、役に立たない自分にしょげてしまう。
 とまぁ、そんな流れなのですが、正直言えば、この流れは興味深くはあって、自分がずぶの素人であるが故に役に立てない場合、どういう形でその人の為になれるか、を模索するのだと思っていたのだけど、夜にそうしたら良いんだろうと溜息を付くめぐみに、誠司がめぐみはそのままで良いと言い出し、応援してくれる人がいるだけでなんとなく力になるんじゃね?でめぐみが元気を取り戻してしまうんだから「アレ?」と思わずにおれなかった。
 まぁ確かに、何か手伝ってくれるわけでもないけど、本気で応援してくれる人がいたら、モチベーションにもなるし嬉しくはある。でもそれは本懐である所の人助けとはベクトルが違うような気がしますよねぇ。応援と手伝いは違うと言う話。
 その辺がちょっとごっちゃになっていて、話を見る限り、めぐみはまみのお手伝いをしたいというふうに見えるので、それだったら専門的な知識のないめぐみが、どういった形ならまみの手伝いが出来るのかを考え実行すべきだと思うんですけど、手伝いできないんで応援にスライドするはなんか違うような気がします。
 物語的に、前回フォーチュンがイノセントフォームになった事だし、今回はめぐみがどうしたらまみの手伝いが出来るようになるかを考えて色々模索し、手伝う事が出来て目的を達することで、めぐみのいわゆるイノセントな想いを表現するのかと思っていただけに、役に立てない自分をどうするかということは、もっと突っ込んで良いのではなかろうか。これがドキドキ!プリキュアの相田マナなら、自己の能力の高さとコネクションで役に立てちゃうんですけど、めぐみは能力低いし大したコネクションもないので、めぐみの人助けは基本、ちょっとした事でしか役に立たないんですよね。そう考えるとマナは人助けをすごく良く考えていると言って良い。能力高めてある程度の権力と地位を持ち、至らない部分をフォローしてもらって、自分の出来ない事はコネを使って他に頼むんだから、マナのスーパーっぷりはやっぱりすごい。
 まぁマナはともかく、めぐみはやる気の割に出来る事が少ない、ってことがポイントな訳だから、出来ない子が出来ない子なりに知恵を絞って、友達の助言を受けて、なんとかする様が彼女の成長であり、劇中で言うところの「イノセントな想い」だと思うんだけど、「手伝えないんで、じゃあ応援」となるのでなんかモニョモニョしていると、最後にさらに別な方向へ持っていったのでビックリしてしまった。
 最終的に今週のビックリどっきりモンスターを浄化し、ロケットの打ち上げに成功して、帰り道すがらにめぐみは、まみのように何かに真剣に打ち込んでみたいのだと言う。それは人助けのような誰かの為だけでなく自分の為にも、と。
 つまりだ。今回のお話で言いたかった事は、ここまで長々と書いてきた「役に立てない場合、どういう形でその人の為になれるか」ではなく、特に将来の夢などの目標がないめぐみが、何か将来の自分の指針となるような目標を得たいのだと、これまで何も考えずに生きてきた彼女が、これからどう生きていくかを考えるの至ったきっかけのお話だったのである。なるほど。要するに今回のお話はイノセントな想いは全く関係無かったのだ(笑)。そらイノセントフォームにならないわけです。
 にしてもだ。今回のお話としてはどうなのかと思わざるを得ないではないか。
 「役に立ちたいけど役立てない。どうしよう」という話なのかと思いきや、最後で「自分の夢を見つけたい」になってしまうのだから、冒頭に書きましたように「あ、そっちなの?」となってしまうのも仕方なかろうというものである。
 まぁ流れとしては分からんでもなく、ロケットの開発に関わりたいと、中学生の今から自作のロケットの打ち上げなどをしているまみを見て、自分も彼女のように、ひたむきに打ち込める何かがあればいいなと思うのは分かる。けれど劇中にめぐみがそういうふうに思うに至るような描写は全く無いのだ。最後にめぐみがそう思うのであれば、それと分かることを入れねばならないだろう。しかし今回のお話は基本「役立てないけどどうしよう」がメインだし、しかもそれが役立てないから応援にシフトしてしまうし、最終的には言いたいところをそれじゃないんだから、正直、今回は一体なんだったんだと思わすにおれませんでした。と言うのがホントのところ。
 基本、プリキュアってボトルショーの連続で少しずつ話を進めていくので(重要な部分以外に待て次回!がない)、言いたいところ見せたいところをひとつに絞った方がいいんじゃないんですかねぇ。今回で言えば、役立てないをどうクリアするかなのか、がんばってる人を応援するのか、めぐみがやりたい事を見つけたいとする過程を見せることなのか、内容的に22分少々でこの3つを全てなんとかするのは無理があろうというもので、今回のお話で見せた事で3つのお話が作れる事にもなるわけです。そう考えると、今回のお話にどれほど無理があったか分かろうというものではなかろうか。
 そもそもこのシリーズは女児向けアニメなんだから、分かりやすく、言いたい事をドーン!で良いような気がします。汚れちまった大人としても、逆にその直球ど真ん中ストレートが気持ち良くて見てるんだから。

今週のプリキュア
 今回のプリキュアは「キュアミューズさん」でした。
 あれ?久しぶりだからなのかな……こんな声でしたっけ?ミューズって。なんか全然小学生プリキュアっぽくないのだが。
 まぁそれはともかく、ミューズさんの登場は第3クールの終盤だったので(変装ミューズは第1クールからいましたが)、けっこう印象薄いんですよねー。
 ちっこくて可愛らしくはあるんですが、なにかコレといった所は……ないなぁ(笑)。


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