(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ハピネスチャージプリキュア! 第16話 私はマスコミよ!!プリキュアの秘密全部見せます!!

2014年05月22日 | ハピネスチャージプリキュア!
増子美代……には興味ないが、上手いとこ突くなぁとは思った。

 そんな今回のお話は…
 人気テレビ番組「プリキュアウィークリー」のニュースキャスター、増子美代がめぐみたちの学校にやってきた!
 どうやら、「ハピネスチャージプリキュア!」3人の正体を探ろうとしているみたいなの!正体がバレたらタイヘン!!
 「なんとか、かくしとおさないと!」とドキドキなめぐみ、ひめ、ゆうこ。
 でも、美代はめぐみたち3人が「ハピネスチャージプリキュア!」なのでは?と考え、授業中も休み時間も3人を追いかけまわしてくるの!
 しかも放課後、美代はなんとめぐみの家にまでやってきた~!!
 ヒミツが苦手なめぐみ。最後までプリキュアの正体をナイショにできるのかな…!?
 以上公式のあらすじ。

 上記あらすじだと、増子美代からどう逃げ切るかみたいな話のように思われますが、お話はけっこう意外な方向へ進み、割とこの枠らしい話にまとめてあってちょっと感心した。
 お話のポイントは、昔プリキュアに助けられた増子は、その姿に憧れ、また出来ることなら自分もプリキュアになり世界を守りたいと思っていて、それが増子のプリキュアに対するこだわりであることを知っためぐみは、キュアラブリーの正体が自分だと明かし、ブルーの元へ増子を連れていく。増子が真剣にプリキュアとなり世界の平和を守りたいと願っていることを受け、ブルーは増子に愛のカケラ(だったっけ?名称忘れた)を与えるが、増子がどんなに強く願っても、彼女はプリキュアになれないのだ。
 ここまで熱心にこのアニメシリーズを見続けてきた諸兄らも「おやおや?」と思ったことであろう。だって『女の子は誰でもプリキュアになれる!』って大々的にキャッチコピーにしていたではありませんか。まぁホントに増子にプリキュアになられても困りますが(笑)、増子はともかく本気で世界平和の為にプリキュアになりたいんだという者を、どういう理屈をもってプリキュアに『させない』のか興味をそそられるではないか。
 なぜなら、単純に「大人だから」としてしまうと、メインターゲットの皆様が大人に対して希望を持てないじゃないですか。大人になってしまうと正義のスーパーヒーローヒロインになれないんだ、などと思われてはこの枠としてどうかと思うし、なにより、『女の子』の範囲がどこまでかは分からないけれど、要するに誰でもプリキュアになれると謳っていることを否定してしまう。
 メインターゲットの皆様の夢を壊さないで、大人の増子がプリキュアになれない理由をメインターゲットの皆様が納得できるものを提示しなければならないのだから、これは思案のしどころであろう。

 ではその後どうなったかと言いますと、プリキュアになれなかった増子はがっくりと肩を落とし帰って行くと偶然ナマケルダと遭遇しサイアークにされてしまう。戦闘後、プリキュアになりたいのにサイアークにされてしまうなんてと、ますます肩を落としてしまう増子の元に、何故か(笑)お茶の間で大人気の増子が出演する「プリキュアウィークリー」のMCということでちびっ子が寄って来て、応援していると言われ元気を取り戻す。後日、プリキュアウィークリーで増子はみんなの声援がプリキュアの力になるのだと、各地でプリキュアに声援を送るちびっ子たちを紹介する。という流れ。
 そしてラストにブルーが増子がプリキュアになれなかった理由、増子はすでに人々に希望を与えることをしている、を説明して終わるのだから、増子はともかく、考えられたシナリオであると思いましたよ。
 理由の件としては、正直「ああ、なるほど」と思わざるを得なかった。増子は大人なので、幻影帝国の侵攻にあっている中、世界の平和を守りたい自分が何をどうしたらいいのか、自分には何が出来るのかが分かって、がんばってそれを成しているわけである。要するにプリキュアに「ならなくても良い」人であったのだ。
 ではめぐみたちとどう違うのか。めぐみたちはプリキュアと言っても、外の世界と言えば学校という箱庭しか知らない子供なのだ。どうしたらいいか分からないし、何か出来るわけでもない。プリキュアの力はそんな彼女らの為の一助であったのだ。あのちっちゃい玉が変身アイテムになってしまうくらいの強い想いであるならば「勇者に剣を授けよう」ということな訳だ。なるほど大人がプリキュアになれないわけだし、なによりメインターゲットの皆様が、大人はプリキュアになれなくとも、世の中の為になることが出来るんだと、成長することに希望を持てたのではないでしょうか。そう考えると上手い落としどころであったと思います。
 またお話としても、最初はただのゴシップ女郎のように振る舞わせておいて、中盤で真摯な彼女の想いを見せ、最後はちゃんと自分の成すべき仕事をこなす彼女を描き、ただ単におもしろ半分にプリキュアを追っかけてるゴシップ女郎ではなく、信念を持って仕事をしている大人の女性としているんだから、このアニメシリーズのひとつのお話として、考えられたシナリオであると言えるのではなかろうか。

 まぁひとつ言えばだ。冒頭に書きましたように、私はプリキュアの皆さんの活躍や成長、そして友情が見たいのであって、増子には全然興味がないってことですよ(笑)。もっとこう、めぐみやひめやゆうゆうを掘り下げていってくれないかな?

今週のプリキュア
 今回のプリキュアは蒼い人でお馴染みの「キュアベリーさん」でした。
 蒼い人は「不遇」ってイメージしかないんですよねぇ。やっぱりあれかな。おもちゃ売り場で蒼いのが売れ残っていたからなのかな。私のお友達のお子様は当時ベリーが好きだと言ってたんだけどなー。
 それはともかく、蒼い人はラブ、ブッキー、せつなと比べて、どうもパンチが欠けて影が薄いってのが問題だったと思うんだ。

14/05/18

2014年05月18日 | 日記?
 いつの間にか結構時間が経ってしまいました。が、いっこうにモチベーションあがんねぇ。
 やっぱプリキュア応援サイトとしては、現行プリキュアが今ひとつってのも要因なのかもしれん。
 個人的にはドキドキをもっと見ていたかったなぁ。っていうか、マナと六花さんとありすと真琴がキャイキャイしているのをずっと眺めていたい(笑)。
 ハピネスはもうちょっとキャラを掘り下げてもいーんじゃないだろうか。

 ■拍手送って下さった方
 ありがとうございました。


 うーん。どーでもいーことですが、全然絵を描こうって気も起きない。
 なんでなんですかね?やっぱりこのキャラが好きでたまらない!ってのが絵を描いている原点だったのかなーと思わんでもない。
 なんでもいーから、ここは六花さんでもひかりんでものぞみでも、愛して止まないキャラをとりあえず描いてみたら、何か変わるかな?
 とか思案中。

ハピネスチャージプリキュア! 第15話 お母さんに逢いたい!ひめブルースカイ王国に帰る!

2014年05月16日 | ハピネスチャージプリキュア!
内容はさほど無いよな。

 そんな今回のお話は…
 5月の第2日曜日、今日は母の日。いつもがんばってくれてるお母さんに、ありがとうの気持ちを伝える日。
 めぐみと誠司の妹・真央ちゃんは、パウンドケーキを焼いて、お母さんにプレゼントするわ。
 でも、いっしょにケーキを焼いたひめは、お母さんに渡すことをあきらめているみたい。
 ひめのお母さんは、幻影帝国に支配されたブルースカイ王国で捕われたまま。だから会うことなんてできない…。
 そんなひめに「お母さんにケーキを届けよう!」とめぐみが提案!
 驚くひめだけど、ブルーの力を借りて、めぐみ、ひめ、ゆうこはブルースカイ王国へ出発!
 でも…いま、ブルースカイ王国の中では、プリキュアの力がほとんど使えないみたいなの。幻影帝国の人に見つかったら危険だわ!!
 忍者に変装して、かくれながらお城へ向かうめぐみたち。ひめのお母さん、王妃さまのもとへ無事にたどりつけるの・・・!?
 以上公式のあらすじ。

 母の日ということで、お話はサブタイ通りひめが母であるブルースカイ王妃に会いにブルースカイ王国へ行く、という話。
 ひめの祖国ブルースカイ王国は、これまで説明がなされていた通り幻影帝国に支配され、今は彼らの本拠地となっている。せっかく作ったひめのケーキを母に届ける為、危険を冒してブルースカイ王国に潜入するが……と言った内容なんですが、まぁその辺の言わんとする所は、幻影帝国に支配された地域ではプリキュアの力が減退することを説明し、世界中にプリキュアがいるんなら、全員で一致協力して幻影帝国を攻め滅ぼせるじゃん、ということが出来ない設定を示している。まぁ要するにそれが分かれば良いのである。
 そんなお話なので、基本的には現幻影帝国、元ブルースカイ王国へ行って色々難儀するプリキュアの皆さんを描いているだけなので、1本のお話としての面白味は正直ほぼないと言って良く、冒頭に書きましたように内容的にはあんまりない。
 とは言え、一応押さえておくべきポイントはあって、ひめの成長という部分は見せてはいる。
 鏡に捕われた王妃の前に立ち渡すべきケーキを置いて、玉子も割れなかった自分がケーキを焼けるようになったと語りかけたり、ホッシーワに見つかり、彼女の「私たちの城」という言葉に反応して、「ふざけないで!ここは私のお城よ!」と激昂したりと、第1話であれだけビビリだった彼女が、今こうして圧倒的不利な状況でも敵に立ち向かってゆけるのだから、彼女の成長が窺えるというものである。
 なんとか難を逃れ帰ってきてからも、せっかく故国に帰って王妃の前まで行ったというのに、何も出来なかった自分の不甲斐なさから「やっぱり私はヘナチョコプリキュアだ」と消沈する様も成長の跡が窺え、最初は怖くて逃げてばかりだった彼女が、国を取り戻したいと思い、その為の力が自分にないことを憂いているのだから、彼女の心の有り様が変わったと言って差し支えないだろう。
 また、消沈するひめにめぐみとゆうゆうは、幻影帝国でプリキュアの力が減退するのならば、私たちがもっと強くなれば良い、きっと王国を取り返そうとひめを持ち上げる友情を見せるのも良い。ふたりそう言われてひめは心強く感じ、また嬉しく思ったであろうことは想像に難くない。友達が一人もいなかったひめが、こうした友情に触れ、これからめぐみやゆうゆうに何かあったとしたら、ひめは自分の力を躊躇無く貸すであろうと思わせてくれる。
 内容のあまりなかった話だが、上記した点があったのは良かった。

 さて、良いところを書いたので、次は悪い所と言いますか、これで良いのだろうかと思う部分が今回はあって、一応お話的にはひめがお母さんにケーキ渡せて良かったね、みたいな終わり方をしているんだけど、どうもモニョモニョしてしまうのである。
 今回のお話はツメが甘いと言うか、なんでひめが作ったケーキを放ったらかしにしてしまうのか納得がいかない。まず王妃は鏡に捕われ意識はないのでケーキを持っていった所でどうにもすることは出来ないわけだから、そのケーキが事後にどうなるかをこちらは想像してしまうのも無理のない話である。
 ケーキは鏡の王妃の前に置いただけなので、ちょっと想像してみれば、お菓子大好きホッシーワが見つけたら喰っちゃうよなぁ。まぁ見つからなかったとしても、そのまま何ヶ月も置いておかれることとなる。なんかそれはそれで、せっかくひめがお母さんの為に作ったケーキが腐り果てて、清掃中のチョイアークに発見され捨てられることを想像すると、ものすごくやるせない感じになってしまうのだが、それはオレだけだろうか。
 まぁ本当はお母さんに会いたいと思っているひめが、せっかく作ったケーキを届けたい、ひいてはそれは、ひめが自分はこんなに成長したのだと、鏡に捕われ意識がないとは言え、そんな自分を見てもらいたいという気持ちは分かるので、ケーキを持っていくこと自体は問題ないし、むしろひめが母を思う気持ちや、そんなひめを想うめぐみとゆうゆうを感じられて良いだけに、その思いを感じられる象徴のケーキを、事後に「ああ、これなら大丈夫」と思える形にしなかったのはいただけないのではなかろうか。
 とまぁ、上記の点が気になって乗り切れなかったというのが正直な所である。ケーキをどうするかは難しいところだけど、ひめは意外と現実的な部分もあったりするので、「だって置いておいてもしょうがないから」とひめが持って帰ってきていて、事後にみんなで食べて、「今度はお母さんを助け出して食べてもらうんだ!」的な終わり方でも良かったかもしれませんね。

今週のプリキュア
 今回のプリキュアは「キュアメロディさん」でした。
 キュアメロディのイメージはけっこう薄くて、あんまり特徴らしい特徴ってパッと思いつかないよなぁ。
 メロディよりかは変身前の「響」の方がまだ印象にあるような感じかなぁ。まぁそんな響もスポーツやりたいのかピアノやりたいのか、いまひとつはっきりしなくて、そーゆー点でもちょっと損しているような気がしないでもない。
 次回は蒼い人の登場だ!なんか久しぶりだなぁ蒼い人。

ハピネスチャージプリキュア! 第14話 ヒーロー登場!あいつはいかしたすごいやつ!!

2014年05月12日 | ハピネスチャージプリキュア!
1点のポイントさえ分かれば良い。

 そんな今回のお話は…
 今日は、ぴかりが丘の子供会で潮干狩りへ行く日。
 めぐみ、ひめ、ゆうこ、それに誠司と妹の真央もいっしょに、町内会の子どもたちみんなでバスに乗って、ぴかりが浜へレッツゴー!
 たくさんの子どもたちの中で、いちばん大ハシャギなのは、風呂敷をマントにして、「仮面タクマー!」ってヒーローになりきっている卓真くん!
 1番たくさん貝を拾った子には、ゆうこから超ビッグなプレゼントがあるみたい!!みんなはもちろん、卓真くんもテンションがヒートアップ~!
 でも、みんなで楽しく潮干狩りを楽しんでいるところへ、オレスキーが現れた!ハマグリサイアークを出現させて、みんなを襲い始めるの。
 卓真くんは勇敢に、「今こそ、仮面タクマーがみんなを守るのダ!」と、夢中でサイアークに立ち向かうが…。
 以上公式のあらすじ。

 お話は潮干狩りに行って今週のビックリどっきりモンスターを倒す話で、冒頭に書きましたように、ポイントさえ掴んでおけば、その他はけっこうどーでもいー。
 そのポイントって言うのは、劇中ゆうゆうの台詞にあったように、めぐみは恋愛関係に全く興味がないのだが、前回ブルーに抱きしめられて引っぱったこともあって、ちびっ子の恋愛模様を見て、あれ?なんだか胸がモニョモニョするぞ?的なことがありました、というのが今回一番の見せ所と言えば見せ所。なので今回の潮干狩り云々はあんまり関係無い。
 まぁそんなわけなので、今回のお話で云々ないわけで、正直書くことがあまりなかったりする。
 要するに物語的には、前回からしてどうもクイーンミラージュはブルーに惚れていた経緯があるし、最終的に人を愛する云々に持っていくつもりなのかな?愛と憎しみは表裏一体みたいな構図になっていくんじゃないですかね。
 今は自覚の無いめぐみですが、時間が経つにつれ、ブルーへの思いとか自分の気持ちとかに気付いていく様子を描いていく中で、最終的に愛を否定するクイーンミラージュとどう向き合うのか、というふうになっていくような気がしますが……う~ん。正直めぐみは出番多い割りに影が薄いと言いますか、人となりがいまいち見えてこないこともあって、キャラクター的におもしろくないのであんま興味ないなぁ。
 ここまでのこの感じでいくのなら、もういっそのことひめの成長記をトコトンやっていってくれた方が個人的には興味深い。ピンクを主役として導き手としながら、ダメプリキュアであった青が最終的にこんな立派なプリキュアになりました!の方がおもしろい物語構成のような気がしますがどうだろう。

 キュアハニーが出てきてからと言うもの、ひめの成長記もなくなってしまい、今このハピネスチャージプリキュア!が一体どの辺を見せたいのかがよく分からなってしまいましたよ。
 今回のお話はなんかおもしろい所ありましたかねぇ。

今週のプリキュア
 今回のプリキュアは「ハピネスチャージプリキュア!の4人でプリキュア500回ありがとう!」でした。
 シリーズ通算500回おめでとうございます。1000回、2000回と続いてくれるよう応援し続けますよ!だからもうちょっとハピネスチャージプリキュア!はがんばれ!

ハピネスチャージプリキュア! 第13話 強敵登場!キュアフォーチュンVSプリキュアハンター!

2014年05月08日 | ハピネスチャージプリキュア!
ああ、なんとなく見えてきた感じ?

 そんな今回のお話は…
 近頃のひめは、いつか白馬にのった王子さまがむかえにきてくれる…。そんなことを夢見て、胸をトキめかせているわ。
 めぐみとゆうこはドラマよりもおやつに夢中!そんな中、ブルーがふと悲しそうな顔になったの。気になっためぐみは、部屋を出て行ったブルーをそっと追いかけたの。
 めぐみに気づいたブルーは、「2人でどこかへ遊びにでかけよう」とめぐみを誘って出かけることに。
 2人が着いたのは丘の上にあるぴかりが丘神社。のんびりと、丘の上からぴかりが丘を眺めるめぐみとブルー。しかしそこへ、突然、コートをなびかせた男があらわれた…!
 その男の名前は“プリキュアハンター”ファントム。めぐみは急いでラブリーに変身するけど、ファントムがあまりに強くて、ラブリーは全く太刀打ちできない…!
 戦う力を持たないブルーを、なんとか守らなくちゃ!だけどこのままでは、2人とも危ない…。ラブリーとブルー、大ピンチ!!
 すると、そこへ……!?
 以上公式のあらすじ。

 1本のお話としては、敵の重要人物であろうプリキュアハンター「ファントム」を紹介し、今のままでは倒せない相手だということを見せるだけではあるのだが、物語としては核心に少し触れる、割と重要な情報を敵供してくれる。
 そういう意味ではなかなか興味深い話ではあるのだが、いかんせん、なんか今ひとつ盛り上がりに欠けるんだよなー。

 今回のポイントとしては、ぴかりが丘神社にて遭遇したファントムと戦闘となり窮地に陥ったキュアラブリーだが、キュアフォーチュンがやって来て危機を脱する。しかしひとりひとりの力ではフォントムに敵わず、一時的にラブリーとフォーチュンが協力することである。
 そこはさすがシリーズ構成成田良美、主役のラブリーに上手いこと「ふたりはプリキュアなんだから」と言わせるのは、これまで10年見続けてきた身としては「おっ」と思う台詞で上手さが光るんだけど、しかしどうもそこでラブリーがフォーチュンを説得したように見えないんですよねぇ。
 というのも、これまで見てきて思うのだが、めぐみの言葉はなんか軽いんですよね。こいつはなんかいつもヘラヘラしていて元気が良いだけっていうイメージがあって、良いこと言っても、なんかこう、フワフワしていると言いますか、言葉に重みを感じられないのだ。具体的に言えないのがひどくもどかしいのだけど、その台詞を言わされているような、めぐみが本当に心の底からそう思っているようには思えない。
 まぁ簡単に言ってしまえば、主役だから良いこと言っているように見えてしまっているのだが、やっぱりそれは、もう13週にもなるのにめぐみという人物が今ひとつ見えてこないからではないのか。
 あんまり比較対照にするのもなんですが、プリキュア5の夢原のぞみと全然違うのだ。彼女と言えば7話の「騙す方が悪いに決まってるじゃない!」の名台詞が印象的ですが、この台詞、いかにもこの枠の主役が言いそうな見事な正論である。実際このシリーズでも似たような台詞を言った者もいるのですが、のぞみのこの台詞の印象は今でも鮮烈に残っているほどだ。
 いったい何がこうまで違うのか。それはやはり、その台詞を言うのに相応しいかということなんだと思う。のぞみはそれまでに、お調子者でバカでなんにも出来ないのび太君ではあるけれど、誰よりもピュアで、優しく、譲れない信念を持っていることが描かれている。そんな彼女であるから、仲間であるナッツが騙されて国を滅ぼすきっかけを作ってしまい、傷ついているのを「騙される方が悪いのだ」となじられれば激昂し即座に上記台詞を返す。
 夢原のぞみは誰よりもピュアで優しくあるが故に、人は常に善だと信じて疑わない。だから人を陥れ傷つける悪を絶対に許さないのだ。今のめぐみに彼女ほどの行動理念が垣間見える部分があっただろうか。残念ながら今のめぐみは、ノリの良いなんとなく善良な人にしか見えない。それでは言葉が軽くても仕方なかろうというものである。
 なんでめぐみはいつもああも明るく振る舞って、元気でいて、人を助ける事に躊躇しないのか。どうしてそういう行動理念に至ったのか。めぐみを形成する部分が見えてこないのは如何なものか。こんなんだから、このハピネスチャージプリキュア!はひめの成長記みたいになっちゃっている、ような気がします。もっと主役は主役足らん所を見せていただきたいものだ。

 さて、物語の方はというと、冒頭に書きましたように、なんとなく見えてきたような感じである。
 今回のアバンで幻影帝国の女王クイーンミラージュが見た夢などを踏まえれば、彼女がぴかりが丘神社の巫女で、どうもブルーを愛していたようだ。それがなんの因果か今は愛を否定し幻影帝国女王クイーンミラージュとなってしまっているわけである。ブルーは劇中「僕の所為だ」と言っていたことから、ブルーとなんかあって暗黒面に墜ちたのであろう。
 そこで今回から登場のファントムである。彼はクイーンミラージュの為にプリキュアハントし、彼女を崇拝しているようだ。そんな彼はキュアフォーチュンと因縁があるようで、フォーチュン曰く、彼に大事な人を奪われたのだそうだ。
 フォーチュンは事後、ブルーにプリキュアの力はどこで得たのかと聞かれ、姉であるキュアテンダーから受け継いだと答え、ブルーは驚愕する。
 うーん。分かったような分からないような話である。上記の他にこれまで分かっていることで、あのパンドラの箱みたいな悪いヤツが閉じ込められていた箱(名称忘れちゃった)が開けられてしまったこと。ひめはそれに関して何かしら隠している。というのもある。
 これらは密接に関わっていると言って良いだろうが、今ひとつそれぞれの点が線で結びつかない。まぁ圧倒的に情報が足りないので致し方ないが、とりあえずブルーに惚れちゃった巫女が、なんかあって今クイーンミラージュをなっているわけである。
 普通に考えて、クイーンミラージュ=キュアテンダーでフォーチュンは妹、としたい所だけど、たしかフォーチュンの世を忍ぶ仮の姿、氷川いおなは誠司が通っている空手道場の師範の孫なので関係無い、と思ったけど、別に神社の縁者じゃないと巫女になれないわけでもないので、いおなはクイーンミラージュの妹説は否定できないか。それを言えば、クイーンミラージュ=キュアテンダーの根拠がないか。
 とまぁ今の所考えても埒があかないので深く考えなくてもいーんでしょうが、物語的には「どうなっているのかな?」と興味をそそられる。けっこうどーでもいー中身薄い話が多くて退屈なので、個人的にはこの辺のことでお話回しても良いのではないでしょうか。今回分かったことを見ても、けっこうゴチャゴチャしてて、次回の潮干狩りのお話よりもおもしろそうである(苦笑)。
 まぁどーでもいー話はそれはそれでけっこうだけども、やるんならめぐみたちの人となりや思考が分かるような話にしてほしいなぁ。

今週のプリキュア
 今回のプリキュアは「キュアミントさん」でした。
 ミントさんと言えば、今となっては懐かしいプリキュアwebラジオ「ココナッツラジオ(正式名称忘れました)」に中の人、永野愛さんがご主演された時が印象深い。すごく感じの良いお姉さんって感じで、素敵な人だなぁと思った記憶があります。
 後ミントさんで忘れてならないのは、Yes! プリキュア5GOGO!第9話「名探偵こまち登場!」であろう。あれは見事なコメディであった(笑)。
 次回はなんとプリキュアシリーズ放送通算500回だそうです。ハピネスチャージプリキュア!は10周年に500回とけっこうなアニバーサリーですが、今の所パッとしないのはどーなんですかねー。