増子美代……には興味ないが、上手いとこ突くなぁとは思った。
そんな今回のお話は…
人気テレビ番組「プリキュアウィークリー」のニュースキャスター、増子美代がめぐみたちの学校にやってきた!
どうやら、「ハピネスチャージプリキュア!」3人の正体を探ろうとしているみたいなの!正体がバレたらタイヘン!!
「なんとか、かくしとおさないと!」とドキドキなめぐみ、ひめ、ゆうこ。
でも、美代はめぐみたち3人が「ハピネスチャージプリキュア!」なのでは?と考え、授業中も休み時間も3人を追いかけまわしてくるの!
しかも放課後、美代はなんとめぐみの家にまでやってきた~!!
ヒミツが苦手なめぐみ。最後までプリキュアの正体をナイショにできるのかな…!?
以上公式のあらすじ。
上記あらすじだと、増子美代からどう逃げ切るかみたいな話のように思われますが、お話はけっこう意外な方向へ進み、割とこの枠らしい話にまとめてあってちょっと感心した。
お話のポイントは、昔プリキュアに助けられた増子は、その姿に憧れ、また出来ることなら自分もプリキュアになり世界を守りたいと思っていて、それが増子のプリキュアに対するこだわりであることを知っためぐみは、キュアラブリーの正体が自分だと明かし、ブルーの元へ増子を連れていく。増子が真剣にプリキュアとなり世界の平和を守りたいと願っていることを受け、ブルーは増子に愛のカケラ(だったっけ?名称忘れた)を与えるが、増子がどんなに強く願っても、彼女はプリキュアになれないのだ。
ここまで熱心にこのアニメシリーズを見続けてきた諸兄らも「おやおや?」と思ったことであろう。だって『女の子は誰でもプリキュアになれる!』って大々的にキャッチコピーにしていたではありませんか。まぁホントに増子にプリキュアになられても困りますが(笑)、増子はともかく本気で世界平和の為にプリキュアになりたいんだという者を、どういう理屈をもってプリキュアに『させない』のか興味をそそられるではないか。
なぜなら、単純に「大人だから」としてしまうと、メインターゲットの皆様が大人に対して希望を持てないじゃないですか。大人になってしまうと正義のスーパーヒーローヒロインになれないんだ、などと思われてはこの枠としてどうかと思うし、なにより、『女の子』の範囲がどこまでかは分からないけれど、要するに誰でもプリキュアになれると謳っていることを否定してしまう。
メインターゲットの皆様の夢を壊さないで、大人の増子がプリキュアになれない理由をメインターゲットの皆様が納得できるものを提示しなければならないのだから、これは思案のしどころであろう。
ではその後どうなったかと言いますと、プリキュアになれなかった増子はがっくりと肩を落とし帰って行くと偶然ナマケルダと遭遇しサイアークにされてしまう。戦闘後、プリキュアになりたいのにサイアークにされてしまうなんてと、ますます肩を落としてしまう増子の元に、何故か(笑)お茶の間で大人気の増子が出演する「プリキュアウィークリー」のMCということでちびっ子が寄って来て、応援していると言われ元気を取り戻す。後日、プリキュアウィークリーで増子はみんなの声援がプリキュアの力になるのだと、各地でプリキュアに声援を送るちびっ子たちを紹介する。という流れ。
そしてラストにブルーが増子がプリキュアになれなかった理由、増子はすでに人々に希望を与えることをしている、を説明して終わるのだから、増子はともかく、考えられたシナリオであると思いましたよ。
理由の件としては、正直「ああ、なるほど」と思わざるを得なかった。増子は大人なので、幻影帝国の侵攻にあっている中、世界の平和を守りたい自分が何をどうしたらいいのか、自分には何が出来るのかが分かって、がんばってそれを成しているわけである。要するにプリキュアに「ならなくても良い」人であったのだ。
ではめぐみたちとどう違うのか。めぐみたちはプリキュアと言っても、外の世界と言えば学校という箱庭しか知らない子供なのだ。どうしたらいいか分からないし、何か出来るわけでもない。プリキュアの力はそんな彼女らの為の一助であったのだ。あのちっちゃい玉が変身アイテムになってしまうくらいの強い想いであるならば「勇者に剣を授けよう」ということな訳だ。なるほど大人がプリキュアになれないわけだし、なによりメインターゲットの皆様が、大人はプリキュアになれなくとも、世の中の為になることが出来るんだと、成長することに希望を持てたのではないでしょうか。そう考えると上手い落としどころであったと思います。
またお話としても、最初はただのゴシップ女郎のように振る舞わせておいて、中盤で真摯な彼女の想いを見せ、最後はちゃんと自分の成すべき仕事をこなす彼女を描き、ただ単におもしろ半分にプリキュアを追っかけてるゴシップ女郎ではなく、信念を持って仕事をしている大人の女性としているんだから、このアニメシリーズのひとつのお話として、考えられたシナリオであると言えるのではなかろうか。
まぁひとつ言えばだ。冒頭に書きましたように、私はプリキュアの皆さんの活躍や成長、そして友情が見たいのであって、増子には全然興味がないってことですよ(笑)。もっとこう、めぐみやひめやゆうゆうを掘り下げていってくれないかな?
今週のプリキュア
今回のプリキュアは蒼い人でお馴染みの「キュアベリーさん」でした。
蒼い人は「不遇」ってイメージしかないんですよねぇ。やっぱりあれかな。おもちゃ売り場で蒼いのが売れ残っていたからなのかな。私のお友達のお子様は当時ベリーが好きだと言ってたんだけどなー。
それはともかく、蒼い人はラブ、ブッキー、せつなと比べて、どうもパンチが欠けて影が薄いってのが問題だったと思うんだ。
そんな今回のお話は…
人気テレビ番組「プリキュアウィークリー」のニュースキャスター、増子美代がめぐみたちの学校にやってきた!
どうやら、「ハピネスチャージプリキュア!」3人の正体を探ろうとしているみたいなの!正体がバレたらタイヘン!!
「なんとか、かくしとおさないと!」とドキドキなめぐみ、ひめ、ゆうこ。
でも、美代はめぐみたち3人が「ハピネスチャージプリキュア!」なのでは?と考え、授業中も休み時間も3人を追いかけまわしてくるの!
しかも放課後、美代はなんとめぐみの家にまでやってきた~!!
ヒミツが苦手なめぐみ。最後までプリキュアの正体をナイショにできるのかな…!?
以上公式のあらすじ。
上記あらすじだと、増子美代からどう逃げ切るかみたいな話のように思われますが、お話はけっこう意外な方向へ進み、割とこの枠らしい話にまとめてあってちょっと感心した。
お話のポイントは、昔プリキュアに助けられた増子は、その姿に憧れ、また出来ることなら自分もプリキュアになり世界を守りたいと思っていて、それが増子のプリキュアに対するこだわりであることを知っためぐみは、キュアラブリーの正体が自分だと明かし、ブルーの元へ増子を連れていく。増子が真剣にプリキュアとなり世界の平和を守りたいと願っていることを受け、ブルーは増子に愛のカケラ(だったっけ?名称忘れた)を与えるが、増子がどんなに強く願っても、彼女はプリキュアになれないのだ。
ここまで熱心にこのアニメシリーズを見続けてきた諸兄らも「おやおや?」と思ったことであろう。だって『女の子は誰でもプリキュアになれる!』って大々的にキャッチコピーにしていたではありませんか。まぁホントに増子にプリキュアになられても困りますが(笑)、増子はともかく本気で世界平和の為にプリキュアになりたいんだという者を、どういう理屈をもってプリキュアに『させない』のか興味をそそられるではないか。
なぜなら、単純に「大人だから」としてしまうと、メインターゲットの皆様が大人に対して希望を持てないじゃないですか。大人になってしまうと正義のスーパーヒーローヒロインになれないんだ、などと思われてはこの枠としてどうかと思うし、なにより、『女の子』の範囲がどこまでかは分からないけれど、要するに誰でもプリキュアになれると謳っていることを否定してしまう。
メインターゲットの皆様の夢を壊さないで、大人の増子がプリキュアになれない理由をメインターゲットの皆様が納得できるものを提示しなければならないのだから、これは思案のしどころであろう。
ではその後どうなったかと言いますと、プリキュアになれなかった増子はがっくりと肩を落とし帰って行くと偶然ナマケルダと遭遇しサイアークにされてしまう。戦闘後、プリキュアになりたいのにサイアークにされてしまうなんてと、ますます肩を落としてしまう増子の元に、何故か(笑)お茶の間で大人気の増子が出演する「プリキュアウィークリー」のMCということでちびっ子が寄って来て、応援していると言われ元気を取り戻す。後日、プリキュアウィークリーで増子はみんなの声援がプリキュアの力になるのだと、各地でプリキュアに声援を送るちびっ子たちを紹介する。という流れ。
そしてラストにブルーが増子がプリキュアになれなかった理由、増子はすでに人々に希望を与えることをしている、を説明して終わるのだから、増子はともかく、考えられたシナリオであると思いましたよ。
理由の件としては、正直「ああ、なるほど」と思わざるを得なかった。増子は大人なので、幻影帝国の侵攻にあっている中、世界の平和を守りたい自分が何をどうしたらいいのか、自分には何が出来るのかが分かって、がんばってそれを成しているわけである。要するにプリキュアに「ならなくても良い」人であったのだ。
ではめぐみたちとどう違うのか。めぐみたちはプリキュアと言っても、外の世界と言えば学校という箱庭しか知らない子供なのだ。どうしたらいいか分からないし、何か出来るわけでもない。プリキュアの力はそんな彼女らの為の一助であったのだ。あのちっちゃい玉が変身アイテムになってしまうくらいの強い想いであるならば「勇者に剣を授けよう」ということな訳だ。なるほど大人がプリキュアになれないわけだし、なによりメインターゲットの皆様が、大人はプリキュアになれなくとも、世の中の為になることが出来るんだと、成長することに希望を持てたのではないでしょうか。そう考えると上手い落としどころであったと思います。
またお話としても、最初はただのゴシップ女郎のように振る舞わせておいて、中盤で真摯な彼女の想いを見せ、最後はちゃんと自分の成すべき仕事をこなす彼女を描き、ただ単におもしろ半分にプリキュアを追っかけてるゴシップ女郎ではなく、信念を持って仕事をしている大人の女性としているんだから、このアニメシリーズのひとつのお話として、考えられたシナリオであると言えるのではなかろうか。
まぁひとつ言えばだ。冒頭に書きましたように、私はプリキュアの皆さんの活躍や成長、そして友情が見たいのであって、増子には全然興味がないってことですよ(笑)。もっとこう、めぐみやひめやゆうゆうを掘り下げていってくれないかな?
今週のプリキュア
今回のプリキュアは蒼い人でお馴染みの「キュアベリーさん」でした。
蒼い人は「不遇」ってイメージしかないんですよねぇ。やっぱりあれかな。おもちゃ売り場で蒼いのが売れ残っていたからなのかな。私のお友達のお子様は当時ベリーが好きだと言ってたんだけどなー。
それはともかく、蒼い人はラブ、ブッキー、せつなと比べて、どうもパンチが欠けて影が薄いってのが問題だったと思うんだ。