普通に見れたなぁ。
そんな今回のお話は…
人から譲り受けた“曰くつきの品”を調べてほしい」という依頼が入った。
薄蛍(すすきほたる)、利劔、雪洞(ぼんぼり)、鬼灯(ほおずき)、丸竜の5人は、問題の品があるという骨董店“折屋”に向かうことに。
折屋を営む女主人 折形綾 (おりかた あや)は妖人の鬼っ子“麦”と共に折屋を営んでいた。妖人と人間が仲良く共同生活をしていることに驚く一同。
一方、出された“曰くつきの品”とは禍々しい空気を纏った刀だった。
以上公式のあらすじ。
お話は簡単に言えばデカ野郎とすすきほたるがいい感じになる話で、曰く付きの刀の調査という妖人省の仕事と共にすすきほたる(以下面倒なので『ほたる』と呼称)の能力、いわゆるサイコメトリーと、その能力故に引っ込み思案なほたるがいろいろと逡巡する様子を描いている。
基本的にほたるの能力ということを中心に、今回の事件を通して寡黙なデカ野郎との仲が一気に進展していく様子が割と粛々と進んでいき、話の展開や見た目として派手なことは全く無いけれど、人間の半妖の恋物語として普通に見れました。
引っ込み思案で他人の目を気にしてしまうようなほたるは、物や人に近づいたり触ったりすることで、その者の心や物に宿っている思念を察知するいわゆるサイコメトリーの能力を持っており、その人の心を知ってしまう力のために、デカ野郎に気味悪がられるのではないかと思い逡巡する様子や、鬼っ子「麦」の母が本当は死んでしまっていることを知ってしまったり、触れた者を人切りと化す妖刀に触れて襲ってしまったりと、ほたるの能力の善し悪しを話に絡めながら説明しているのは上手いし、そこからほたるが密かに想いを寄せているデカ野郎との仲が一気に進んでいく様子も描いていて、お話としてはすごく良く出来ている。
まぁ話としては相変わらず捻りの無い先の読める展開だし、ほたるとデカ野郎との仲としても、どう見ても両想いよねと分かるしで(この歳で『両想い』とか書くと異様にこっ恥ずかしいな/笑)、特にお話として盛り上がる所は無いんだけれど、気障野郎とざくろや、チビ野郎とぼんぼりほおずきらが割とラブコメ的であるのに対し、デカ野郎とほたるのふたりはラブストーリーとして話が進み、こうなるだろうと分かってはいるものの特に退屈する事無く見れました。
そういった中で、前回はざくろと気障野郎以外がほぼ出てこなかったが、今回はメインとするふたりをしっかり見せつつも、他のメンバーも対比として見せて、本来のラブコメ的な所も残しているし、お話としても、今後大きな展開となるであろう敵対勢力らしき者たちとのフラグもしっかり入れ込んであるしで、トータル的に見ても良くやっていると言えるだろう。
しかし如何せん、前回も言ったような気がするが、メイン所での盛り上がりに欠けるのが残念で、今回で言えば妖刀に取り憑かれてしまったほたるとその後のデカ野郎とのシーンになるのだが、何せ「こうなるんだろうなぁ」と読めてその通りになってしまうのもあって盛り上がれない。
妖刀に取り憑かれてしまったほたるの所でも、麦を切ろうと振りかぶってすぐデカ野郎が止めてしまう。どうせならそこでは麦か折形綾が自分でギリギリかわしたりというのが間にワンカットでもあれば、デカ野郎が間に入って止めると分かってはいても「早く止めろよデカ野郎」と思ってハラハラするし、祖母五のふたりのシーンも、普段物静かなふたりだし、せっかくほたるが感情の発露をしているのだから、もっと彼女は大袈裟に感情を出してもいいのではないだろうか。それがあっての寡黙なデカ野郎がほたるの手を握って気持ちを伝えるという、動と静のメリハリがあればその後二人がしっぽり来るのも映えたような気がします。
もうちょっと細かい所に突っ込んでもいいと思うなぁ、このアニメは。
そんな今回のお話は…
人から譲り受けた“曰くつきの品”を調べてほしい」という依頼が入った。
薄蛍(すすきほたる)、利劔、雪洞(ぼんぼり)、鬼灯(ほおずき)、丸竜の5人は、問題の品があるという骨董店“折屋”に向かうことに。
折屋を営む女主人 折形綾 (おりかた あや)は妖人の鬼っ子“麦”と共に折屋を営んでいた。妖人と人間が仲良く共同生活をしていることに驚く一同。
一方、出された“曰くつきの品”とは禍々しい空気を纏った刀だった。
以上公式のあらすじ。
お話は簡単に言えばデカ野郎とすすきほたるがいい感じになる話で、曰く付きの刀の調査という妖人省の仕事と共にすすきほたる(以下面倒なので『ほたる』と呼称)の能力、いわゆるサイコメトリーと、その能力故に引っ込み思案なほたるがいろいろと逡巡する様子を描いている。
基本的にほたるの能力ということを中心に、今回の事件を通して寡黙なデカ野郎との仲が一気に進展していく様子が割と粛々と進んでいき、話の展開や見た目として派手なことは全く無いけれど、人間の半妖の恋物語として普通に見れました。
引っ込み思案で他人の目を気にしてしまうようなほたるは、物や人に近づいたり触ったりすることで、その者の心や物に宿っている思念を察知するいわゆるサイコメトリーの能力を持っており、その人の心を知ってしまう力のために、デカ野郎に気味悪がられるのではないかと思い逡巡する様子や、鬼っ子「麦」の母が本当は死んでしまっていることを知ってしまったり、触れた者を人切りと化す妖刀に触れて襲ってしまったりと、ほたるの能力の善し悪しを話に絡めながら説明しているのは上手いし、そこからほたるが密かに想いを寄せているデカ野郎との仲が一気に進んでいく様子も描いていて、お話としてはすごく良く出来ている。
まぁ話としては相変わらず捻りの無い先の読める展開だし、ほたるとデカ野郎との仲としても、どう見ても両想いよねと分かるしで(この歳で『両想い』とか書くと異様にこっ恥ずかしいな/笑)、特にお話として盛り上がる所は無いんだけれど、気障野郎とざくろや、チビ野郎とぼんぼりほおずきらが割とラブコメ的であるのに対し、デカ野郎とほたるのふたりはラブストーリーとして話が進み、こうなるだろうと分かってはいるものの特に退屈する事無く見れました。
そういった中で、前回はざくろと気障野郎以外がほぼ出てこなかったが、今回はメインとするふたりをしっかり見せつつも、他のメンバーも対比として見せて、本来のラブコメ的な所も残しているし、お話としても、今後大きな展開となるであろう敵対勢力らしき者たちとのフラグもしっかり入れ込んであるしで、トータル的に見ても良くやっていると言えるだろう。
しかし如何せん、前回も言ったような気がするが、メイン所での盛り上がりに欠けるのが残念で、今回で言えば妖刀に取り憑かれてしまったほたるとその後のデカ野郎とのシーンになるのだが、何せ「こうなるんだろうなぁ」と読めてその通りになってしまうのもあって盛り上がれない。
妖刀に取り憑かれてしまったほたるの所でも、麦を切ろうと振りかぶってすぐデカ野郎が止めてしまう。どうせならそこでは麦か折形綾が自分でギリギリかわしたりというのが間にワンカットでもあれば、デカ野郎が間に入って止めると分かってはいても「早く止めろよデカ野郎」と思ってハラハラするし、祖母五のふたりのシーンも、普段物静かなふたりだし、せっかくほたるが感情の発露をしているのだから、もっと彼女は大袈裟に感情を出してもいいのではないだろうか。それがあっての寡黙なデカ野郎がほたるの手を握って気持ちを伝えるという、動と静のメリハリがあればその後二人がしっぽり来るのも映えたような気がします。
もうちょっと細かい所に突っ込んでもいいと思うなぁ、このアニメは。