(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ドキドキ!プリキュア 第26話 ホントの気持ちは?六花またまた悩む!

2013年07月29日 | ドキドキ!プリキュア
派手さはないけど、六花さんはお話に恵まれてるなぁ。

 そんな今回のお話は…
 「大人になったら、お医者さんになりたい。」それが六花の“夢”。
 「だけど、もしかしたらお医者さんのお母さんに憧れているだけで、わたし、本当にお医者さんになりたいのかな…?」
 六花が悩んでいると、亜久里が現れた。そして、「自分の本当の気持ちに向き合ってみては?」とアドバイスしてくれるの。
 そういえば、生徒会書記になったのも、プリキュアになったのもマナが一緒だったから。自分の本当に気持ちって、なんだろう・・・!?
 悩む六花は、ラケルと一緒に夜の海へ出掛けたわ。すると、波打ち際に誰かが倒れているのを見つけるの。
 近づいてみると、それはジコチュートリオのひとり、イーラ!放っておけない六花が手当をしてあげると、イーラが目を覚ました。
 でも、いつもと違ってイーラはとってもいい子。どうやら、自分のことも六花のことも覚えてないみたい。
 六花とイーラは、このまま仲良しになれるのかな?そして、六花の将来の“夢”は、変わっちゃうのかな?
 以上公式のあらすじ。えーと……「夜」の海には行っていませんよ?

 冒頭書きましたように、お話は良く出来ていて六花さん好きとしてはとても楽しめたのですけど、正直、今回のお話にどう感想しようか悩む。言わんとしている所はすごく良く伝わっているんだけど、シナリオ上手過ぎてどこを引き合いに出して良いかよく分からなくなるのだ。
 まぁ、メインどころと言うか、サブタイ的な今回のお話の本質って言うのは、医者になりたい六花さんだが、それは医師である母への憧れなのでは?という所から、六花さん自身が自分が本当に医者になりたいのか、本当に純粋にそう思っているのか、本当の自分の気持ちはどこにあるのかに悩み、その悩みの解決である本当の自分の気持ちを知る様子を描くこと。
 そういうことを踏まえつつ、あらすじにあるように落雷事故によって記憶を失ってしまったイーラを発見保護することとなった六花さんであったり、「医者」ってどういう立場なのか、そして敵である記憶を失ったイーラは……という所でも切り込んでいて、これらを一本に無理なくまとめてあるシナリオは実に見事だなと思ったのだが、こんなつたない感想を書いている身としては、それを上手く伝えられなくて困るのだ(笑)。

 シナリオの上手さという所では、六花さんと言えばサブタイにあるように、六花さんと言えば今となってはお悩み系担当みたいになっておりますが、今回も自分の本当の気持ちってなんだろう?という悩みから、記憶を失ったとは言え、敵であるイーラを保護して良いのか、さらにはイーラのことが他のプリキュアの皆さんに知られ、エースさんが今はどうあれ敵であることに変わり無しと彼に刃を向けるのをどうするのかと、悩みの三重奏の体を成していて、ただでさえ悩みを抱えている六花さんが、次々と選択を迫られどうしようかとなっていく中で、自然と彼女の気持ちが表れるようになっていく流れが見事。
 また嫉妬回の時のように、かなり思い悩んでというような感じではなく、今回は六花さんが自分の気持ちを再確認する、今回のラストの言葉を借りれば「心構え」が変わる様子を描いていて、そこまで全く気付かなかった「嫉妬」とは違い、元々自分の中にある想いをいろんな角度から見たり、色々事件が起こる中で違った目線で見つめることが出来たりして、そんな中、薄ぼんやりとしていたものを、色々なことがある(あった)中で、はっきりと見ることが出来る角度を見つけた六花さんの、ああ、やっぱりこういうことだったんだ、というハッと目の前がクリアになる、もやが一気に晴れたような感じを自然な流れで見せているから上手い。

 今回は色々と要素があって、そのひとつひとつが本質へと向っていてそれぞれにおもしろいんだけど、個人的な所としては、医者になりたい六花さんが医者をどう捉えるかがとても興味深かった。
 敵であるイーラが怪我して波打ち際に倒れていて、放っておけないと助けて、記憶がないとなって看病する(介助の方が良いかな)。おそらくはメインターゲット的には六花さんは敵に対しても優しい的なことを思ったのではなかろうかと思うのですが、私からすると六花さんの行動は「優しい」こととは別の所だと思うんですよね。まぁ六花さんの優しさが全くの皆無では当然ないのだけど、その優しさを抜きにしても六花さんとしてはイーラを捨て置けない理由があるんですよ。
 そもそも、医者っていうのは人の命を救う人のことですよね。そう、その人がどうあれ、自分が救える命を救うのが医者。と私が勝手に思っているというか、そうじゃないとおかしいんですよ。目の前に自分の知識と技術で救える命があったとして、それなのに何もしない医者って医者なの?って話になるじゃないですか。それを踏まえて、A国とB国が戦争になったとして、A国の医者の前にB国の兵士が息も絶え絶えに倒れていたら、A国の医者はB国の兵士を助けて然るべき、だと思うんですよね。長々と例を出しましたが何が言いたいかって言うと、医者は中立だってことですよ。
 まぁそれは綺麗事なのかもしれませんが、でもそうあるべきですよね。頭の良い六花さんのことですから、その辺を理解しているか、そこまで考えていなかったとしても(まぁ14歳の医者になりたいなーって思っている女の子ですし)、はっきりと理解していなくともそんなようなことは薄ぼんやりと思っているはず。
 だから傷ついたイーラを手当てするし、記憶を失った彼を放っておけない。エースさんにだとしても敵は敵と刃を向けられれば間に入り、イーラがこれまでしてきたことを踏まえても、傷ついている者を放っておけないし、助けないことで後悔したくないと微塵の躊躇も六花さんは見せない。エースさんの言うことは尤もではあるが、自分の中にある気持ちには反しているのだ。微塵の躊躇も見せないのだから、それは六花さんとしては絶対に譲れない所なのである。
 そして戦闘中にイーラが記憶を取り戻すと、彼が敵として戻ったというのに「よかった」と言って笑顔を見せる。医者をどう捉えるかと上で書きましたが、六花さんはちゃんと医者というものを正しく捉えていたのだ。医者にただ憧れてなりたいのではないか?と思い悩んでいた彼女ですが、この一連の出来事を通して、ああ自分はやっぱり傷ついた人を助け、救える命は全て救いたい。その為に敵を助ける事となっても後悔はないのだと自らの気持ちを知り、医者になりたいという自分の想いは、ただの憧れではなく本当に将来への夢なのだと認識した。
 こういうキャラクターの心情であったりが読み取れるということにおいても、今回の脚本は良く出来ているし、そこからのキュアダイヤモンドのパワーアップにつながっているのだから見事としか言いようがない。
 あぁちなみに、医者の話を踏まえるとプリキュア活動に理屈がつかなくなりそうですが、六花さんは上記の思いがあるからこそ、ジコチューの所業が許せないし、また多くの人を救いたいという六花さんの気持ちに合致しているのでいーんです(川平風に)。

 その他の六花さん的なことはいつものコーナーに回すとして、他気になった部分としましては、まずはなんと言ってもメイン所に絡んでくるイーラだろう。割とお約束な演出ではあるものの、記憶を取り戻す際の過去の出来事のフラッシュバックは、これまで熱心にこのアニメを見てきた者としては良いシーンですよね。
 キュアダイヤモンドに遭遇した時のイーラの感想であったり、初めてキュアハートを見た時のことだったり、自分の悪行を思い出したりして、見ている側と一緒に「あんなこともあった。こんなこともあった」と思えるのは良い。それを踏まえた上で、記憶がなかった時の記憶があるイーラが「ジコチューのイーラ」を選んだというか、それが本来の自分であると認識するのが六花さんを見ていた分モヤッとして今後を気にさせてくれるではないか。
 完全にこれまで通り、というわけではなく、イーラにも何か思うようなこともあったようで、プリキュアを助ける格好になったり、でも事後に六花さんに撒かれた包帯を取り捨てたりして、これからイーラと六花さんで新たなドラマが生まれそうでワクワクします。
 お次ぎはもちっと細かい所でアバンのマナ。将来の夢は総理大臣だそうで、あぁマナが考えそうだなーと思ってちょっと微笑ましかったです(笑)。ってゆーかマナはそんな所を見据えてるんですねぇ。でも今のマナがそのまま総理になっちゃうと、ちょっと怖い気がするのはオレだけでしょうか?(笑)
 後は真琴。記憶をなくしたイーラを「危険だわ」と難色を示すのは真面目な真琴らしい。トランプ王国で彼の所業を目の当たりにしているだろうし、なにより友達の六花を心配しているのです。でも興味深いのはそこじゃなくて、エースさんがイーラに刃を向けた時に、立ちはだかる六花さんに同調したことですよ。
 納得は出来ないけど気持ちはラケルと同じ、とする真琴なので、エースさんの言うことは尤もだけど六花さんを信じる、ということなのですが、パッと見それだと真面目な真琴らしくないような気がしますけど、これはマナとレジーナの時と同じなんですよね。レジーナを信じられないけど、彼女を友達とするマナは自分の友達であるとした真琴ですから、この行動は理にかなっているしおかしく感じないどころか、むしろ、真琴らしいなと思いました。
 ちゃんと過去の行動とつながっていることで「らしさ」を感じられるようになっているのだから、熱心にこのアニメを見ている甲斐があるというものです。
 ああ、そういえば、プリキュア5つの誓いは「プリキュア足る者、自分を信じ、決して後悔しない」でした。

今週のマナ大好き六花さん
 まずは本編に少し絡む所で、記憶のないイーラに「優しいんですね」と言われ、百面相してしまう六花さんが実に愛らしいのはさておき、この時の六花さんを考えるとおもしろい。
 マナ大好き六花さんなんで、あんまり男に免疫無いからと捉えてしまいがちですが、上記医者の話を踏まえて考えるときっとそうではないのだろうと思われる。
 傷ついた人を助けたいという気持ちはもちろん優しさでもあるのだけど、六花さん的にはむしろ医者的観点の方が強く、助けるべきと思ったのだ。だからそれを「優しさ」とされてしまうと妙に気恥ずかしいのである。不意に頭で考えるでもなく善行して、後でオレってなんかマンガの良い人みたいなことしちゃったなーと、良い事したのでいーんだけど何か恥ずかしいのと一緒。
 また、いつも憎まれ口叩いていたイーラに真顔でそんなことを言われてしまったというなんだか変な感じも相まって、「にょは~、なんだこの変な感じは~」となっての百面相なんじゃないんですかねー(笑)。良い意味で一番普通の人六花さんっぽくて愛らしいですよね。
 お次ぎはラストでの家族の会話。前半で久しぶりに家族三人揃うと思ったら急患に欠航で結局六花さんひとり。という所を見せているのが上手い。
 劇中六花さんが言っていた通り「いつものこと」ではあるんだけど、あれだけ仲の良い家族ですから寂しくないはずはないんですよね。でも慣れてはいるし、でもちょうど相談したいこともあったし、でも久しぶりでたのしみにしていたしですごく微妙な感じが良いんですよ。特別沈み込むほど子供でないし、さりとて残念ではあるが、ラケルにそんな顔されるのも困る。と、今回の六花さんの役所の「悩む」を大きな所も小さな所も見せている点が見事。14歳にもなれば色々あるよね的なことなんだろう。
 それを踏まえて最後に家族揃って、六花さんがやっぱり医者になりたいんだよ、今まで以上にと、両親の前で言って晴れやかな笑顔を見せて終わるのだから、なんとも清々しい気分になるではありませんか。素直に六花さんよかったねと思えます。
 ちょいと細かい所では、イーラにオムライスを作ってやるシーン。ま、そこはいーんですよ。気になったのはエプロン。
 嫉妬回の時にカエルの目覚まし時計使っているのが判明しましたが、エプロンもカエルとなると六花さんはカエルが好きなんですかね?女の子がカエル好きなんて珍しいですよねー。ああ、そういえば、同い年のビリビリ少女もカエルのキャラクター好きでしたね(引き合いに出すことではないなーと思いつつ/笑)。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアハートさん」でしたって、えぇ~っ?!なんでダイヤモンドさんじゃないんだ?
 次回はエースさん担当の様ですが……けっこうどーでもいーな(苦笑)。ヤツに思い入れないし。まぁこれを機に思い入れがあるような話になってくれればいーんですけど。

ふたりはプリキュア 第26話 『 さよならメップルミップル!?やだー! 』

2013年07月29日 | ふたりはプリキュア
さすが成田良美。

 そんな今回のお話は…
 とうとう姿を現したジャアクキング。闇から復活したイルクーボも、プリキュアに最後の戦いを挑む。強力なイルクーボに大苦戦する二人。全く歯が立たず、とうとう追い詰められてしまう。
 「とどめだぁぁ!!」イルクーボの拳が二人に迫ったその時、何とジャアクキングがイルクーボを攻撃…!驚愕するプリキュアの前で、闇の力に焼かれ消滅してしまう…。
 「仲間でしょ!?どうして攻撃したの!」その壮絶な最期を見て、なぎさはジャアクキングに詰め寄る。
 答えは簡単、ジャクキングは攻撃の巻き添えで二人の後ろに落ちたプリズムストーンが傷つく事を恐れたのだ。
 「そんな事で仲間を消すなんて!」怒りで震えるほのか。しかしジャアクキングは怒り心頭の二人に、「闇とは全てであり、いつかは光の園も虹の園も闇に消える運命にあるから諦めろ」と告げる。
 マーブルスクリューも通じず、攻撃の中で苦しむなぎさとほのか。時を同じくして何と虹の園も暗闇に包まれてしまう…!
 闇の中、満身創痍の体で何度も立ち上がるなぎさとほのか。二人は故郷を救えず、悲しむメップル達の顔が見たくない、その一心で戦っているのだ。
 仲間を思う気持ちを持たないジャアクキングは二人の強い気持ちなど分かる筈もない。…二人の瞳に強い光が宿る、「私達は、絶対負けない!!」
 以上公式のあらすじ。

 いやぁ、ラスト数分まで見事な最終回でした。というか、よく1本にまとめたなーという印象。
 お話は前回からの、イルクーボにドツクゾーンに連れて行かれ、そこから上記あらすじの流れから、第1次ジャアクキング討伐、そしてエピローグへいった後、次回へのつながりまで見せているのだから良く作ってあると言える。
 対ドツクゾーン戦は流れが見事で、ホームであるドツクゾーンでの闇の力で圧倒的なパワーを見せるイルクーボに、プリキュアがなす術がない状況を見せてピンチ感を作り出し、勝てそうもない所からのジャアクキングがイルクーボを滅してしまう。自らの目的の為に部下を躊躇なく消し去ってしまうに激昂するプリキュアが熱い。
 さっきまで部下のイルクーボですら歯が立たなかったのだから、親玉であるジャアクキングにも当然成す術無いふたりだが、それでも絶対的な力であるジャアクキングに「アンタなんかに絶対負けない!」と、決して折れないなぎさとほのかが実に気持ちいいではないか。
 そんなふたりに呼応して、光の園のクイーンが立ち上がり(座ってるポリゴンしかないと思っていたのでちょっと衝撃でした/笑)ドツクゾーンに降臨してからが個人的にすごく興味深かった。
 対峙したクイーンとジャアクキングとの会話で、光と闇は表裏一体で光で闇を消し去ることは出来ず、クイーンはジャアクキングを討伐できないということが語られます。放送当時見ていなかっただけに、この事実は知りませんでしたよ。このふたりの話から察すると、ふたりは切り離せないということになりますな。そしてどちらか一方が直接攻撃を行えないということにもなる。おそらくそれは、同等に神的存在のふたりがやり合えばお互い滅びだけ「だろう」という話のようである。
 これを踏まえると、「あぁ、なるほど」と得心いくことがある。劇中でジャアクキングがクイーンに自分を消す力は無いとするのを、クイーンは「そうかも知れません。私には無理だとしても……」とプリキュアがそれを成すとするのです。これがわざわざ虹の園の住人=人間をプリキュアにした理由なんですよ。
 ジャアクキングは闇その物で、光のクイーンは光りその物。どちらかがどちらかを倒せば共倒れしてしまう。そこでクイーンが打った手は、善と悪の混沌でどちらも内包している人間を使おうとしたわけだ。どちらでもない者ならば、この両すくみを打破できると考えたのではなかろうか。しかしそれでは自分も危ういので、光の園の崩壊時に人間を検索し、最も自分の意に沿い最も可能性のある存在を選んだのだ。
 と、こう考えると合点がいくものの、かなり「神の掌」感なのだけど、クイーンがプリキュアを希望とした所を見ると、神的存在である彼女でさえも、この試みは出たとこ勝負だったように思われる。人間が本当に闇その物である神的存在を消し去れるかは分からなかった。
 そこで最後のマーブルスクリューである。やっぱりなぎほののそれは効果はなかったが、クイーンがふたりを支えて力を貸し、ジャアクキングは3つに分裂することとなり、第1次ジャアクキング討伐が完了する。
 この一連の流れを上記を踏まえて考えてみると、この時のなぎほのには神的存在を消し去るだけの力はなかったのだ。だからクイーンは力を貸し与えたのだが、クイーンの力は光その物なので闇を滅することは出来なかった。もしくは、共倒れになって自分も消えてしまうのは時期ではないと踏んで、ジャアクキングが分裂する隙を敢えて作ったのかもしれない。なんにせよ、クイーン自身が消えていないのだから、ジャアクキングが健在であることを知って、またこれからなぎほのの成長を見守ろうとしたのだろう。だからジャアクキングが目の前から消えて、私たちはジャアクキングを倒したの?半信半疑でクイーンを見上げても、彼女は何も語らないのだ。無言もまた答えのひとつである。

 討伐完了からはエピローグ的流れだが、この辺もさすが成田良美は上手い。割と駆け足感ではあるものの、光の園の再生、ミポメポとの別れ、戻ってきて彼らのいない生活を見せた後の再会を、短い尺ながらも見事に見せている。
 なぎほのの本来目的はジャアクキング討伐ではなく光の園の再生だ。邪魔するものが(とりあえず)いなくなり、プリズムストーンで光の園を再生し、住人が喜ぶ様を見せて達成感を演出し、当然故郷に残ると言うミポメポとの別れを予感させてくれてしんみりくる。
 そして別れの時。お別れの仕方がなぎさとほのかでちゃんと違うのはさすが成田良美、よく分かってる。だがまぁその辺は予想の範疇。個人的にはポルンに連れられて虹を渡っていく件だ。
 上空へ登って行くなぎほのに、ミポメポはただ彼女らの名前をただ連呼するだけで、なぎほのもまた同様なのである。気の利いた何かを言うわけでもなく、ただ「なぎさ!なぎさーっ!」「ほのか!ほのかーっ!」と名前を呼び続けるだけなのは、何かを饒舌に語ることより逆に彼女らの関係を物語ってくれている。そしてなぎほの目線のカメラでミポメポの姿と声が段々と小さくなっていく様が物悲しく胸にぐっとくるいい演出でありました。

 さて、戻ってからの再会は、次回からどうなるのかを知っている身としては、知っている以上特段何もないので(笑)、ちょっと気になった所を。
 討伐後、光の園の一日は虹の園の100年分って話いつ出てきた?ってあれか、メップルがミップルの一日後に光の園を脱出した祭に、ミップルが100年先に虹の園に付いたって所からか。その話4話じゃん。覚えてねーよ!(笑)
 そうなると前回に考えたミップルがほのかの手に渡る件は怪しくなってしまうが、そうだとしてもクイーンの操作は絶対にあるよなー。ああ、むしろ、ミップルが1日先に出たからこそクイーンが操作するに至ったと考える方が自然なのか。ああ、よかった。これで考え方を変えなくて済みます(笑)。

 ともあれ、10年目にして初視聴だった第1次ジャアクキング討伐は良く出来ていたし、熱いし、設定的にも(勝手に)深読みできたし、良い最終回(笑)していておもしろかった。特に光と闇の対立は、MHまでを考えるとけっこう壮大なんですねー。
 ここからの2クールとMHのひかりんのことを考えるだけで、オレは結構時間つぶせるぜ(どーでもー)。

13/07/24

2013年07月24日 | 日記?
■今日の一枚 菱川六花さん
 (web拍手を送る)
 大きいのはこちら(別窓)
 かなりの面積が白いので、サクッと出来ちゃいましたっていうか、ちょっと試しに的に背景を作っていったら、そのまま出来ちゃった。
 全然時間がかからなかったので、けっこう拍子抜けな感じではあるものの、ちゃんと背景描いて塗れば良かったかなーと思わんでもない。
 まぁなんにせよ、もうちょっと水彩っぽい塗りは練習して、ちゃんとそれっぽくなるようにしたい。

■拍手送って下さった方
 ありがとうございました。


 今期のアニメで「幻影ヲ駆ケル太陽」てのがやってるんだけど、正直絵柄はあんま好みじゃないし、割とありがちな物語設定なんだけど、意外に話がダークでおもしろそう。人を救う為に殺さなくてはならないってのは心がモヤモヤッとしていいなー。それに苦悩するであろう少女たちってのも良い。上手い所付くなーと思いました。まぁただホント絵柄が好みでないのが難点。
 「ダンガンロンパ」も楽しみに見ているけど、もうこれはのぶ代キャスティングした時点で勝ちだよなー。(親しみを込めた上で呼び捨てにさせていただいております)
 意外と楽しんでみてるのが「義風堂々」と「きんいろモザイク」。義風はやっぱり男の子なんで熱いのは良いよねー。きんいろはたぶん原作はストーリー四コマなんだろうけど、割となんでもないことをちゃんとお話にして見せている点が上手いと思う。まぁ、のほほん百合で思いのほか見れているというのもあるが(笑)。どーでもいーが、主役(?)のしのぶは外国好きなくせに全く英語が喋れない(理解していない)のはちょっとあり得なくてイヤだ。でもおかっぱ好きとして良いデザインです。
 「ステラ女学院高等科C3部」は自分的にダメだ。絵空事な上にエアガンだもんなぁ。どうしても迫力が足りなくてメインどころのサバゲーでちょっとがっかりしてしまう時点で自分には合わないなと思った。
 「戦姫絶唱シンフォギアG」は前期も見ていたので見る。前期は最後になんじゃそりゃとなってしまった感があるので、今期はそうならないようにしてくれればそれで良い気もするが、新キャラ、いらんだろ。そんなヤツラを云々するなら主役と幼馴染みをもっと展開させてあげてくださいよ。どーでもいーけどクリスが一番可愛いと思います。
 春期から引き続きの「とある科学の超電磁砲S」。前期のさわやか王道路線から一転、かなり胸くそ悪い話でビビっている。正直そんなものより女子中学生4人がキャッキャしているのを見ていたかったのだが……。

 と、そんなわけで、ちょっと気になったタイトルを一言感想してみました。上記以外にもけっこう見ているのを録画予約見てちょっと最近ビックリしてしまった次第。
 まぁ中盤辺りになって「ダメだ」と思って切るヤツ出てくるのでいーんですけど。
 ともあれ、毎期たくさんアニメ作ってくれてありがとう!アニメーション制作会社の方々。

ドキドキ!プリキュア 第25話 華麗なる変身!ニューヒロイン登場!?

2013年07月23日 | ドキドキ!プリキュア
やらせはせん!せらせはせんぞ!(笑)
それにしてもありすは話に恵まれないな。

 そんな今回のお話は…
 ジコチューとの戦いの中で、バリアのロゼッタリフレクションを破られてしまったキュアロゼッタ。
 大ピンチのロゼッタの元へ、キュアエースが現れて助けてくれたの。
 ハートにもソードにも、厳しかったエース。だけど、何故かロゼッタには厳しい言葉ではなく、替わりに、「あなたは自分で気付く子です」と言って去ってしまったの。
 もっとがんばってつよくなろう!そう思ったありすは、今までよりたくさんトレーニングするの。
 そんなありすをそっと見守るセバスチャン。セバスチャンは「ありすお嬢さまの為に!」と、こっそり作っていたあるアイテムを取りだして、森の中へ入っていく。
 ところがセバスチャンが、ちょっぴり目を離した隙に、アイテムが無くなっちゃった!そんな時、四つ葉デパートにジコチューが!
 プリキュアたちが駆けつけると・・・そこへ“キュ-ティマダム”と名のる、謎のヒロインも現れた…!“キュ-ティマダム”って、いったいダレ…?プリキュアの仲間なの!?
 以上公式のあらすじ。

 お話は正直ドタバタ劇で、キュアロゼッタがパワーアップする話には到底思えないから困っちゃうよなぁ(笑)。
 まぁ知ったふうな口を利くエースさんがさしていけ好かないことをしない点では良かったものの、せっかくのあり担当回なんだから、もっと彼女の私生活が垣間見える話にしてもらいたかったのが本音。

 話の流れとしては、ロゼッタリフレクションが破られてしまったのを見て、執事のセバスチャンが右腕足らんと、密かに作っていた人工コミューンで変身し動作テストを行っていたが、ひょんなことからそれがマーモの手に渡ってしまい、変身したマーモはキューテーマダムと名乗って~というのが大体の流れ。
 セバスチャンが人工コミューンが敵の手に渡ってしまい「なんてこった!」って所のドタバタ劇なんだけど、正直それだけなんだよなー。人工コミューンのおかげですったもんだの大騒ぎ……ってわけでもないので、本当のことを言えばドタバタ劇でもないのであるから困ってしまう。
 まぁ敵であるマーモがプリキュアっぽいのに変身して、人助けするにはするけど、注目を集めたいだけであったり、敵の手にコミューンが渡ったことに冷や汗をだらだらと流しながら「なんてこった!」状態のセバスチャンという所では、メインターゲットの皆さん的にはそこそこおもしろかったのではないかと思わんでもないが、問題はプリキュアの皆さんがほぼ絡んでこないって所だよな。
 きっとドタバタ感がないのはその所為で、このアニメの主役は彼女らなんだから、この騒動にマナたちが絡んですったもんだして初めて成立するのではなかろうか。しかし劇中、特にマナたちどころかありすでさえさして絡んでこないのだから、何をしたかったのだかよく分からない感じになってしまっているのはもったいない。マーモとセバスチャンは脇役だろうって話ですよ。
 そこでだ。上記しましたが、せっかくのありす回なのですから、普段彼女がどんな事してるのかが分かるようになっていればいいと思ったんですよ。そもそもありすはセバスチャンと大きなお屋敷に住んでいることは分かるものの、両親はどうなってるのかとか、回想に一度出てきたじじいは存命なのかとか、執事やメイドは他にいないのかとか、学校ではどうなのかとか、見せてない部分を見せれば良いのに。
 まぁ正直、マナたちがあんまり出ていなかったとしても、ありすを中心に人工コミューン云々でひとり東奔西走するのであらば、それはそれで成り立つし、見えてこなかったありすの生活を見せることが出来たのではないかと思うし、なにより、そういった中での訓話を活かせたのではなかろうかと思う。
 とまぁお話の方は、ホント書く事ないから困っちゃう(笑)。

 訓話的な部分の連結しての、今回のプリキュア5つの誓いですが、「愛とは、守り合うこと」なんだそうな。
 う~ん。今ひとつピンと来ないよなぁ。セバスチャンはありすが小さな頃から守ってきたことは語られ、今度は自分がセバスチャンを守る番だとするありすはそれはそれで良いのだけど、そこでどうしても疑問を持たざるを得ないことがあるよな。
 そう。守り守らればらば、そこに両親が出てこないのはちょっとおかしな感じがして乗り切れないのだ。むしろなんでありすの両親の気配すら感じられないのかが逆に気になってしまう。ぶっちゃけ今、ありすのご両親はすでに他界されていたりするのか?とか邪推してるよ。それで良いのか東映アニメーションよ。
 あ、そういえば、四葉TVはお父様の持ち物云々いっていたなぁ。ということは少なくとも父親は存命か。つか、TV局持っているなら四葉新聞もあるかもしれんなぁ。なんて財力なんだ四葉家!
 まぁそれはともかくとしても、そんな感じでありすを形成する「色々」を見せるチャンスはいっぱいあったよなぁ。そう考えるとやっぱり実にもったいない気がします。ってゆーか、ホント何か思う所が全然なかったので、もう書く事なくなりました(笑)。

今週のマナ大好き六花さん
 今回は敵さんに突っ込むのにお忙しかったですな。キューテーマダムがマーモだって最初から気付けていたのって、もしかして六花さんだけ?
 と、それくらいしかないなぁ。ありすはちょいちょい出番あったけど、六花さん・マナ・真琴はほぼ出番無しだな、こうして見るとよく分かったよ。
 そう考えると今週は全国のメインターゲットの皆さんもけっこうがっかりしたのではなかろうか。なにせ、主役たちがあんまり出てこないんだもの。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアロゼッタさん」でした。
 次回は順繰りに言って我らが六花さん担当回。予告を見る限りでは作画も良いし、お話もおもしろそうで六花さんはありすとは逆にお話に恵まれている気がしますねぇ。

ふたりはプリキュア 第25話 『 いざ光の園へポポ!私たちも!? 』

2013年07月21日 | ふたりはプリキュア
クイーンってこんなんだったっけ?

 そんな今回のお話は…
 光の園からやってきた使者・ポルンに一緒に来るように言われたなぎさとほのか。光の園ではどうやら長老やクィーンも二人を待っている様子。
 ポルンに連れられ、虹を渡るために家の中に入ると、なぎさ達の身体は光に包まれる。未知の世界である光の園へ行く事に不安ななぎさに比べ、ほのかはなんだか楽しそう…。
 「もしかして私達もメップル達みたいな姿になっちゃうかも…。そんなのイヤー!」なぎさの叫びも空しく一行は光の園へ到着。
 まだ闇の傷跡が残りつつも、花が咲き乱れ美しい光の園。住民達に迎えられ、メップル・ミップルはとうとう故郷に帰ってきたのだ!
 メップル達に案内されて、城へと向かうなぎさ達。不思議な雰囲気の城で最初に待っていたのは、立派な髭を生やした長老。
 「ご苦労だったの、メップル・ミップル」懐かしい人物との再会に涙を浮かべて喜ぶメップルとミップル。緊張するなぎさ達にも、長老はプリズムストーンを集めてくれたお礼を言う。
 「さすが伝説の…なんじゃったかのう?」「伝説の戦士ミポ!」ドツクゾーンはあらゆるものを食いつくし、生命を感じさせるものを何も残さない。
 光の園がなんとか無事だったのは光の力に守られているからで、その力の源は他でもないプリズムストーンだという。「さぁ、クィーンにお目通りを。伝説の戦士に一目会いたいと仰っておる」     クィーンの間に案内された二人。光に溢れるその場所はまさしく王女の間といった感じだが…。
 以上公式のあらすじより抜粋。

 お話的にはほぼ光の園へ行って云々で、動きとしては後半の後半だけであるが、そんな話としては割と良く出来ていてちょっと感心した。
 まぁ正直な所、おそらく放送当時は見たはずなんだけど、どんなんだったか全く覚えていなかったので、新鮮であったというのも多少あろうが、話が動く後半の後半までの光の園云々は、これまでの状況のおさらいをしつつ、闇の力の驚異を演出していて良い。
 まず光の園に降り立って、一面お花畑の美しい光の園ではあるが、所々は大地が裂け、飲み込まれそうな深い穴がある様子を見せ、平和であった光の園のドツクゾーン襲撃時を暗に物語り、ひどい状況であったことを窺わせる。
 闇に飲み込まれた部分は喰い尽くされ、二度ともとに戻ることはないと説明され、触れる物を片っ端から喰らい尽くしていくドツクゾーンが、ジャアクキングがいかに不毛で傍若無人であるかを強調し、園食われた部分を元に戻す為の、全てを生み出す力の源プリズムストーンであること、そしてこれからそれが為されようとしているとしていることを説明していく良いシークエンスとなっている点が上手い。
 突然の襲撃はこの国にとってかなりの危急存亡の時であり、ふたつのプリズムストーンを預けられてなぎさ達のいる虹の園へミポメポを送り込んだのは、光の園にとってはかなりの小さな希望の灯火であったことをが想像でき、また、その小さな希望をなんとかかんとか紡いで、ようやくここへ辿り着いたのだと思わせてくれるのだ。ミポメポによくぞ戻ってきたという長老や、再会を喜ぶ光の園の住人などを見せ、果てない復興の道筋がようやく立ったと窺い知れるようなことを挟んでいる点も上手く、なぎさ達がしてきたことの達成感を感じられる。
 光と闇の対立から、なぎさとほのかが何とか切り抜けてきて、ここで終わりを迎えるような感じを醸し出し、またこれまでの光の園の道程を想像できるシークエンスを上手く長い尺で描いているのだ。

 そうこうしているとクイーンが伝説の戦士に会いたいとお目通りすることとなるのだが、ここでのクイーンが興味深い。
 巨大なクイーンの姿は、知っている今となっては当たり前ではあるが、ポリゴンで作られたクイーンはその「異質感」が逆に「神」としての存在を醸し出していて良い。この辺はどうも制作側も狙っていたようなので、狙い通りという感じなのではなかろうか。
 ま、それはともかく、クイーンが七つの石を取り戻し、ミポメポを守ってくれたことに礼を言って、これでやっとこの光の園を元に戻すことが出来ると話す。
 この前に長老が光の園は光の力で守られている、という話をしたことを踏まえると、クイーンはその力で光の園の崩壊を食い止めていたのだろう。それで手一杯だったので、再生する為の力にプリズムストーンが必要だったのだ。要はプリズムストーンは自分に何かあった時の為の防護策の一種だったのだろう。その辺の抜かり無さはさすが「神」的存在であると言える。
 なぎさは全てを生み出す力の源であるプリズムストーンと奪取と残ったふたつの石とミポメポの保護という大役を、なんで自分ら女子中学生ふたりに任せたのかと問うと、長老が「それは~」とゴニョゴニョと言い淀んでいると、クイーンが「その理由はあなたたちの心の奥にあるのですよ」と言うのだ。そして「それが私を動かしたのです」と続ける。
 このクイーンの台詞を全く覚えていなかったのだが、実に興味深いではないか。なぎほのミポメポにはなんなのかさっぱり分からなかったようだが、この台詞はなぎほのがなんでプリキュアになったのかを如実に物語っている。
 おそらくはだ。ドツクゾーン襲撃時に、光の園は崩壊しかけ、プリズムストーンも一部奪われて、光の園の維持に力を使うことを余儀なくされたクイーンは、この後の状況を打開する一手を打ったのだ。
 全力を持って光の園を支える前に、虹の園、なぎほのの住む世界の人間の心の奥を検索し、最も伝説の戦士として相応しい者を選出して、逃げ延びたミポメポがその物達の元へと辿り着く為の道筋を、光の園の崩壊寸前に作ったのだ。
 偶然、空から落ちてきたメップルがなぎさ元にやってきたのも、偶然、家の蔵に祖母がお守りとして大切に保管していたミップルを発見したのも、全く接点のなかったなぎさとほのかが関わりを持ったのも全ては必然、なぎさとほのかは神によって選ばれたのだ。
 そうとすれば、ミップルがメップルより3日先にしか出立していないのに、地球時間で100年くらいのズレが生じたのも合点がいく。なぎさの場合はそのまま直で送り込めたが、ほのかの場合は100年くらい前の時間に降り立って、色々な人々の手に渡り、終戦直後の少女だった頃のさなえおばあちゃまの手に渡って、お守りとして大切にされて、やがて結婚して子を産み、その子が孫であるほのかを産み、という順序を経なければほのかの元にミップルがいかなかったのだろう。ミップルがほのかに発見されるには、これしか道筋がなかったのだとすれば、時間のズレがどうして起こったのかが解決する。
 要するに、なぎほのがプリキュアになったのは「神の仕込み」だったのだ。長老が言い淀んだのは、こっちの都合で別の世界の住人を神の力によって闘争に巻き込んだからなのだろう。それを言いかけたのでクイーンはワザとぼかした言い回しをしたのだ。神である自分が人間を都合よく使役した上に人生を変えてしまったわけなので、バツが悪いから隠したのだ。
 人間からしてみれば、なんとも理不尽ともとれるが、神として見れば、塵芥の如き人間なんぞはそんなものであろう。むしろ、ちょっと勝手が良過ぎたかなーと思って波風立てないようにしてくれているだけ、随分とマシな対応をしてくれていると思って良いだろう。まあつまり、クイーンとしては人間に関与し過ぎたかなと思ったのではなかろうか。
 と、このように、なぎさとほのかがプリキュアになった理由って偶然に偶然が重なって~と記憶していたのだけど、いやまさか「神の仕込み」だとは思いもしなかったのでちょっと衝撃でした。いやーまさか10年後にこんな真実(?)を知るとは思わなかったなー。

 その後は光の丘へ行って光の園を元に戻そうとするが、原形をとどめないイルクーボの復活(?)によって、プリズムホーピッシュと共に、なぎほのがドツクゾーンへと落とされ、ジャアクキングと対峙した所で引っぱった。
 いよいよ最終決戦、という感じになり引っぱりましたが、この感想で何度か書きましたが、変身する女の子が特殊空拳で戦うコンセプトが成功するかどうか分からなかったので、途中で路線変更が出来るように、ここで一端の区切りがつくように第1次ジャアクキング討伐が行われるんですが……実は私、放送当時に次回の第26話を見逃していて、しかも録画してなかった(ライダー見てる途中で寝落ちした為。当時は直前くらいにデッキにビデオテープ入れて録画していた)ので、10年目にして初めての視聴となります。楽しみだなぁ。正直な所、26話を補完する為にDVD-BOX買ったようなものだしなー。

 何か感想になっていないような気がするが、ま、いっか。

 あ、書き忘れ。冒頭のクイーンってこんなんだったっけ?は、クイーンがなぎほのを「さん」付けで呼んでいたりして、思いのほか威厳がなかったんですよねー。もうちょっと高貴な立場的な雰囲気があったように思ったのだが。

13/07/18

2013年07月18日 | 日記?
■今日の一枚 菱川六花さん作成中
 (web拍手を送る)
 よく分からないかもしれませんが、いつもと違う塗り方をしています。
 水彩っぽい塗りをしているのですが、やっぱこーゆーグリグリやる方が塗っている感があって塗っていて楽しい。
 でも塗り慣れてないので、肌とかもっと考えて塗るべきだったなーとか。まぁなんにせよ、この塗り方もそれなりにしておきたい所。

■拍手送って下さった方
 ありがとうございました。


 ドキドキ!プリキュアのボーカルアルバムが届きました。
 マナがちゃんと歌っているじゃないか!せっかく音痴っていう設定があるんだから、そうして欲しかったなー。
 ま、それはともかく、とりあえずまだ一回しか聴いてないので、あんまりピンときていないんですが、ファーストインプレッションとしては、ありすの曲が80年代っぽくておもしろい、マナと六花さんのデュエット曲、タイトル曲のフォルテ ~Jump up, Girls!~が良いかな。
 スマイルに続いて今回も悪役ソングがあったのも好印象ですが、ちょっとおとなしめな感じかなー、という気はする。
 今月はプリキュアオールスターズNS2のBDもありますので楽しみだ。

 ああ、そういえば、今期のアニメも色々見ているんだけど、どうも「感想書きたい」と思うようなのがなくて(おもしろそうなのは色々あったが)、良い機会なのでこのまま止まっている初代の感想を進めようかと。
 う~ん。今期は自分的に小粒なんですかねー。毎週これが楽しみ!ってのがプリキュア以外に無いのよね。
 何かますますプリキュア応援サイトになってきた。って前から?ですよねー。

ふたりはプリキュア 第24話 『決戦!プリキュア対イルクーボ』

2013年07月17日 | ふたりはプリキュア
割とあっさりイルクーボが。

 そんな今回のお話は…
 番人とホーピッシュを持ち去り「残りもすぐにいただく」と捨て台詞を残して消えたイルクーボ。混乱のせいで合宿は中止になり、翌朝なぎさ達は山を降りる事になる。
 しかし、イルクーボがいつまた襲ってくるか分からない。なぎさとほのかは自分達が皆を守りきれるかどうかに不安を抱き、冷静さを欠いたミップルは今にも一人で飛び出していってしまいそうな勢い。各々不安を抱いたままいつの間にか朝を迎えるが…翌朝何故か皆の様子がおかしい。
 なぎさとほのかを除いて一様に眠り続ける生徒達。理由はただ一つ、イルクーボがやってきたのだ…!気配を感じたなぎさとほのかは誘われるように開かれた扉に駆け込んでいく。
  巨大な竜巻と共に姿を現すイルクーボ。残り二つのプリズムストーンを求めてプリキュアに戦いを挑む。なぎさ達も変身し応戦するが、やはりイルクーボは強い…。
 「あがいても無駄だ!!お前達の未来を見せてやる」叫び声と共に、周囲の木々の間から巨大な墓標の様に崩れたビルが姿を現す。
 気付けばいつの間にか辺りは寂しい廃墟と化し、勝ち誇った顔で笑うイルクーボと自分達だけになってしまった。それでもイルクーボに攻撃を繰り返すが、効果は無い。
 「マーブルスクリューしかないわ!」と強気のなぎさに比べほのかは弱気に。加えて、せっかく放ったマーブルスクリューも前回同様敗れてしまう…
 以上公式のあらすじより抜粋。

 お話は前後編の後編。イルクーボを倒して七つのプリズムストーンが揃う、というお話。
 割と重要な決戦であるが、さしてアクションシーンで良く動いていたわけでもなく、けっこう都合よく勝ってしまったりして、面白味と言う点ではあまり某ない。
 前半で学校の皆さんが早々に眠ってしまい(イルクーボに生気を吸い取られてしまったため)、やってきたイルクーボと戦闘、という流れ。全く歯が立たないのは前回同様で苦戦を強いられるのだが、あらすじにあるマーブルスクリューからが見所と言えば見所。
 頭の良いほのかは、前回のことを踏まえてかなり弱気で、こんな相手奇跡でも起きない限りは……と言うのに対し、なぎさがだったら奇跡を起こすまでよとするのがプリキュアらしさが出ていて良いし、頭が良い故に戦力差が分かってしまって弱気なほのかに、このままやられてしまって悔しくないの?私はアイツに一撃入れないと気が済まない!と主役らしさを見せるなぎさがカッコいい。ほのかはきっと、なぎさのこういう所に惹かれていって、最終的に「私たちは絶対にあきらめない!希望は捨てない!」になっていったのだろうと思わせてくれる。

 その後、狙いを定めて一撃を入れるも、あっさりとミポメポのもつ残りのプリズムストーンを奪われてしまうのだが、この辺はなかなか興味深い。
 全てを生み出す力を持つプリズムストーンが七つ揃い、力を発揮したが故にイルクーボは自身の力を浄化されてしまう。まぁ都合の良い展開ではあるのだが、光の園の力の源として強大な力をもつアイテムであることと、プリキュアを凌駕するイルクーボでさえ圧倒されてしまう力であり、それだけにジャアクキングには渡してならないものだということを示していて良い。
 それと、その強大な力は同じ光の性質を持つプリキュアにはマーブルスクリューを後押ししてくれたりするんですが、プリキュアを劇的にパワーアップさせるとかではないんですよね。もしそうだったとするとあまりに都合が良過ぎて参っちゃうのですが、女児アニメとしてはありがちに起こりそうなことである。あんまり都合よくなりすぎないようにしてあるのは、よく考えられているのかもしれない。
 もひとつ、全てを生み出す力であるプリズムストーンの性質は、光の園のクイーンとイコールではないんですよね。MHのラストの方でクイーンは世界のバランスを見てるみたいなことを言っていたことを考えると、プリズムストーンを生み出したのはきっとクイーンなんだろうけど、その強大なパワーが宇宙に影響を与えすぎないよう管理している、のかもしれない。
 クイーンはジャアクキング同様、存在的に「神」なので、プリズムストーンが出来ることは自分にも出来るんだけど、いちいち自分でやるのは面倒なので、力の放出をストーンに任せて、コンロの火力を調節するように、時と場合によって調節の管理していた方が楽だ、ということなんじゃないんですかねー。
 放出された力を、あとはクイーンにとっては小さき者共がどう使おうが勝手で、何かに片寄りすぎなければ良いと思ってるんじゃないのかなー。まぁそういうことであるならば、ジャアクキングがストーンを手に入れてしまうと、力の放出はそこで完結して他に行き渡らなくなるので、それは絶対阻止なんだろう。
 正直クイーンとしてみたら、ちょっとめんどくさいなーと思っている節が自分には感じられるんですよ。ずっと見守っていなければなりませんからね。そこで、一部分でもこの役目を移譲したいと思ってのMHの九条ひかりさんにつながってくるのでは、と考えているのですが、それはこの初代の感想を書き終わり、MHを書き直し始めるころに任そう。
 ま、ともかく、プリズムストーンの大きな力っていう部分は、色々と見えてこない設定を想像出来て楽しいということです(笑)。

 イルクーボを撃退し、合宿から帰ってほのかのうちでプリスムホーピッシュに七つの石を全てセットすると、光が湧き上がって光の園への道が現れるのと同時にポルンが登場。
 ポルンってこんな早く出てきたんだねー。ポルンは我が愛しの輝く生命!シャイニールミナスさんとの対のイメージがあるので、もうちょっと後かと思っていましたよ。それはともかく、この辺の日常らしさは本編よりも楽し気で見ていておもしろい。これぞプリキュアの日常パートって感じでした。
 正直本編の方は、あんまりおもしろさを見出せず、むしろ次回の方がおもしろそうではある。あんだけ強かったイルクーボを逆転してしてやったり感は薄かったしなー。もっとアクションメインで「どうだこんちくしょう!やってやったぜ!」みたいな熱い展開でも良かったような気がしますなぁ。

ドキドキ!プリキュア 第24話 衝撃!まこぴーアイドル引退宣言!

2013年07月15日 | ドキドキ!プリキュア
マシントラブルにより録画できず!いや、オンエアー見てるからいいんだけども……

 そんな今回のお話は…
 王女さまに気付いてほしくて、ずっと歌を歌ってきた真琴。
 でも王女さまが見つかった今、このまま歌い続ける必要はあるの…?この頃の真琴は、迷いながら歌ってる。マナのお店に集まっている時も、ぼんやりしてる…。
 そこへ、とつぜん小学生の女の子が入ってきた。そう、この子はキュアエース!
 キュアエースは真琴に、「歌も、プリキュアとしてもまだまだ半人前です」、とキツイ言葉をかける。
 真琴は言い返せない…。
 「わたし、アイドルをやめるわ」
 とつぜん真琴が言い放った言葉に、マナたちはビックリ!
 次のドームコンサートでファンの人たちにもアイドルを辞めることを伝えると言う。
 そんなの、絶対ダメ!マナ、六花、ありすは真琴を引きとめることができるの?
 以上公式のあらすじ。

 ……そんなわけで、録画できておりませんので、見た直後に箇条書きにしたメモと記憶を頼りに感想を書こうと思います。ああっ!ちくちょう!なんで、なんでこんなことに!!
 一回録画できなかっただけで、何をそんなに悔しがっているかと申しますと、今回は成田良美脚本で、担当である真琴の心情がよく表れていて、なかなか良く出来た内容だったんですよ。それだけに見返して細かい所をチェックしたかったんですよ。ああ、それなのに、それなのに……。

 まぁ、とっても悔しいですけど悔やんだ所で始まらないので、今回のお話の方を。
 あらすじにあるエースさんが投げかけた言葉はちょっと違っていて、確か半人前云々ではなく、迷ったまま歌を歌うってどうなの?みたいな感じなことを言われます。
 まーた知ったふうな口を利くエースさんに多少イラッとこないでもないですが(笑)、アバンで、王女さまを探す為に歌い続けてきたが、王女さまは見つかり、また結界を張って動けず喋ることも出来ない王女さまにおいて、自分の歌には何の意味も無かったのではないかと悩む真琴が、このまま歌い続ける意味を見失っている様子が描かれているので、エースさんの知ったふうな口が、痛い所を突かれた格好になっているのはさすが成田良美。
 歌も満足に歌えないのにプリキュアやって、どっち付かずで良いのかと続けられ、悩んでいた真琴はここでアイドルを辞めると決断してしまう。この辺が実に真琴らしくて良い。
 真琴と言えば15話でも分かるように、バカが付くくらい真面目で一生懸命で誠実な女の子、愚直なまでのがんばり屋さんである。下手すれば冗談ひとつ通じないような彼女ですから、王女さま探しに自分の歌が意味を成さなかったことでの悩みから、アイドルとプリキュアの二足のわらじを履き、ジコチューに遅れを取っている今の状態を良しとするはずがない。
 元々真琴の本分は、トランプ王国の伝説の戦士プリキュアとして、アンジュ王女さまを擁し王国を復興させることである。これを良い機会に二足のわらじを履くのを止めて、本分一本に絞ろうと考えたのだ。彼女の性格を考えれば妥当な選択であるし現実的である。
 しかし、こちとらこれまで24週も暖かく彼女を見守ってきた身である。彼女が人々を幸せにする為に歌い、それを喜びと感じていることを知っている。だからこそ歌い続けてきたのではなかったか。それは私(たち)同様、マナたちも同じなのだ。

 アイドルを止めるとする真琴に、「まこぴーは歌うのやめちゃダメだよ!」とマナは説得するが、真面目で誠実であるが故に真琴は頑として聞かない。そこで何とか真琴に歌ってもらおうとマナたちが奮戦する様子が割とコミカルに描かれるのだが、この辺が実に成田良美っぽくてすぐに分かりましたよ。私のプリキュアレベルも随分上がったような気がします(どーでもいー)。私のプリキュアレベルはともかく、この日常パートはマナたちを色々想像出来ておもしろい。
 まず、王女さまの言うことなら聞いてくれるだろうと、マナは自作の王女さまのお面をかぶり説得するが、当然幼稚園児でも騙されないことに真琴が騙されるはずもない。ここで真琴はこう言うのです。「……王女さまは私を『まこぴー』と呼ばないわ」おっしゃる通りですが、ここで敢えてお面に言及しないのが真琴らしいですよね(笑)。
 真琴的に、マナが自分を説得したいが為に策を弄しているのが重々承知なので、どうせやるならもっと上手くやれと思ったのでしょうね。それで呼び方には言及しますが、お面は論外なのでスルーなのです。そんなお面に私が騙されるとでも思っているの?と言いたくもなくなるくらいあきれてしまったということなんでしょう。
 マナの方も考えるとなかなかおもしろい。上記しましたが、幼稚園児でも騙されないようなお面作戦を、六花さんが「ホントにやるの?」と忠告したにも関わらず、おバカではないマナが何故決行したかを考えなくてはならない。
 皆さんご存知の通りマナは超ポジティブ。どんな状況でも希望を見出す女なのです。つまり、基本的にマナは失敗することを考えない、そして常に一番いい結果を思い描いているのだ。
 お面をかぶったマナを真琴が王女さまと勘違いし「王女さまがそうおっしゃるなら私、歌います!」と晴れ晴れと言ってくれることしか頭にない(笑)。マナは正直、超プジティブ過ぎて現実とかけ離れた思考をすることがあるので、それ故大物とも言えるが、変な人とも多少なりとも思われていそうだなー。
 お面作戦が失敗に終わったので、今度は帰る所待ち伏せて、ありすがフルオーケストラを用意し、気持ちよく歌ってもらおうとするのだが、学校出てすぐの所でフルオーケストラをバックに仰々しく歌えるはずもなく、ビックリした真琴は周りを気にしつつ、歌わないって言ってるでしょ!と走って逃げていってしまう。まぁ当然ですよね(笑)。
 このフルオーケストラ作戦、発案はマナでしょうね。大人びて頭の良いありすがこんなことで真琴が籠絡するとは絶対思っていないはずです。では何故マナの案に反対しないどころが手を貸したのか。
 これまで何度か言いましたが、ありすはマナがやりたいようにやっているのをちょっと後ろでニコニコと見ていたいのです。おそらくマナからこうこうこういう理由なので、フルオーケストラを用意してくんない?と妖精電話(携帯電話はたぶん学校に持ち込み禁止だと思うので)で連絡を受けたありすは、「(それで真琴が歌うとは到底思えないけれど)それはおもしろそうですわねー。放課後までに用意させますわ」とか言ったに違いない。まぁ要するに「おもしろそうなんでやってみた」だけなのである。
 上手くいけばそれで良し、上手くいかなかったとしてもマナがやりたいようにやっているのを見ていられるのでそれで良しと、ありすにとって何の損もないのです。
 えっ?オーケストラを用意した費用を損してる? ははは、バカだなぁ。世界一の高さを誇るクローバータワーのオーナーであり、四葉グループ関連会社のいくつかの経営者でもある四葉ありすですよ?そーんな費用なんてガム買うくらいの感覚しかないに決まってるじゃないですかー。たぶん預金通帳は何を買っても全ての桁が9で埋まったままですよ。
 そんな突拍子もないふたりを見ていた我らがマナ大好き六花さんですが、そちらはいつものコーナーで。

 さて、歌うのを辞めた真琴は、強いプリキュア足らんとトレーニングに明け暮れる。ランニングの途中、泣き止まないアイちゃんをあやすマナにバッタリ出くわす。
 音痴のマナの子守唄にアイちゃんが泣き止むことがないので、マナは7話の時のように、真琴に歌ってよとアイちゃんを差し出すが、真琴は差し出したその手を途中で下ろし、ひどくつらそうな表情で、私はもう歌わないとするのだ。
 アイちゃんをあやす為の子守唄くらい歌っても良いだろう。しかし真琴はそうしない。一度歌わないと決めたからにはどんな理由であれ歌わないのだ。正に愚直。それ故彼女がいじらしいではないか。
 自分の歌は意味を成さず、歌う為の目的も達せられ、二足のわらじを履いたが為に本分が全う出来ない。真面目で誠実な彼女だから頑にそう思ってしまい、自ら歌えない状況を作ってしまっているのだ。これまでを見てきて分かる通り、彼女にとって目的を達成したからと言って、歌はぽーんと捨ててしまえる程度の物ではないはず。それはこの時の彼女の表情が物語っている。本当は歌いたいのに彼女の性格が邪魔をする。愚直なまでの真面目な誠実さが逆に働いてしまっている。長所は短所なりと良く言ったものだ。真琴にまた歌を取り戻して欲しいと思うのが人の情というものだろう。しかし、愚直な故に頑な真琴の心を溶かすのは、マナたちでも出来なかった。

 ドームコンサート当日。会場から少し離れたベンチで消沈する真琴の姿があった。ダビィからもうすぐ開演時間だと促され、力なく立ち上がる真琴。歌いたくても歌う理由がない、自分の歌には何の意味もない、そんな自分だからこれから会場に来る皆に、もう歌わないことを伝えにいくのだ。
 会場ではマナたちが、真琴が本当に引退宣言するのかと心配し様子を見にやってきていた。そこへオネェ幹部(名前忘れた)とジコチューが現れ戦闘となる。騒ぎを聞きつけ急行する真琴の前にアイちゃんが現れ、お得意のキュピラッパーで鏡のような物を作り出す。そこには王女さまが映し出されていた。アイちゃんの力で少しの時間だけ意思疎通が出来るという。
 アンジュ王女さまは真琴に語りかける。この世界にきて身を守る為に結界を張り、ひとりで動けず喋ることも敵わず、何度も希望を失いかけたが、真琴の歌が聞こえ希望を見出すことが出来たと。そして、とりあえずの危機を脱した今、真琴には自分の為に歌って欲しいという。トランプ王国が平和だった時のようにと。
 どんなに歌っても何度歌っても王女さまから応えはなく、発見の道しるべになることもなかった自分の歌に意味は無かったと思っていた。だが、山中の暗闇の中、ひとり孤独な戦いを続ける王女さまに希望を与え続けていたのだ。真琴がその愚かなまでの真面目さ誠実さで歌い続けてきた歌にはちゃんと意味があったのだ。王女さまのお言葉を聞き、真琴はアイちゃんとダビィを抱きしめ、涙ながらに「歌いたい」と気持ちを吐露した。
 この辺のアイちゃんお得意のキュピラッパーからは随分都合が良く、どうせならこれまでに真琴の歌が、ちゃんと王女さまに届いているサインなりを見せて欲しかった所であるが、自分で自分を縛り付けてしまった真琴を、マナたちでも解きほぐせなかった所を、一番深い関わりのある王女さまが解き放ったのは十分納得がいくではないか。
 真琴が王女さまをどれだけ敬愛していたかは7話で証明済みだし、これまでの真琴は「全ては王女さまのため」だったのであるから、王女さまのお言葉によってこれまで歌ってきたことの意味と本当の気持ちを見出し、これからの自分を彼女が見つけ、ここまでがんばってきた真琴が報われるのだから感動的だ。
 こうとなれば真琴は強い。今度はその愚直な性格が良い方向へと導く。ピンチにキュアソードとして颯爽登場し、リポータージコチューになんで歌うのかと問われ、私が歌いたいからだと言い放つ。
 自分が歌いたいから歌うだなんてジコチューだと言うオネェ幹部(名前忘れた)に、キュアソードは歌って楽しい、聴いてくれる人がいて嬉しい。そんな自分の歌を聴きたいと言ってくれる人の為に歌う。私は歌うプリキュアだ!と並々ならぬ決意を示す。歌う意味を見出し、自分の気持ちと向き合って改めて得た結論である。こうと決めたら突き進んでいく彼女にもう迷いなどない。後はその信念を実行するだけだ。臆すること無くそう言い放つキュアソードの姿を見て、彼女はその力を十分に有していると思わせてくれる。

 後は知ったふうな口を利くエースさんが現れ、敵を撃退するだけだ。ちなみにプリキュア5つの誓い、今回は「愛とは、与えるもの」でした。ああ、そう言えば、エースさんの固有バンク技「エースショット」は今回ルージュの色が違ってソードさんの固有色「薄紫色」で、前回の時と違って敵の動きを止める効果が出ました。もしかして戦闘補助的な役割なんですかねぇ。
 事後、コンサートで真琴は引退宣言する事無く、逆にこれからも歌い続けること笑顔で言って終わる。どーでもいーけどエースさんこと円 亜久里(まどかあぐり)さんは親衛隊の中に混じってなかったか?もしかしてホントはアイドル剣崎真琴のファンだったりしてな。
 とまぁ、担当回である真琴の愚直なまでの真面目で一生懸命で誠実な部分がよく表れていて良いシナリオだったと思います。知ったふうな口を利くエースさんが導く格好になっていないのも良い。さぁ皆さんご一緒に。さすが成田良美!ああ、それだけに録画できなかったので悔しくて悔しくて……。

今週のマナ大好き六花さん
 上記しましたように、日常パートでの六花さんを見ていこう。
 ドキドキ!プリキュアの中で一番の良識人、いや、普通の人(笑)と言える六花さんは、突っ込むけれど止めないんですよねー。これが実に六花さんらしいのであります。分かってるなぁ成田良美。
 きっとマナがあんまりにも「絶対上手くいくよ!」とか言ってやる気満々なので、あんまり止める気にならなかったんでしょうねぇ。おそらく「言っても聞かない」という頭もあったはず。マナの人助け、ソフト部の助っ人も止められなかったし、たぶん、いつもこんな感じなのだろうと思わせてくれて良いですな。
 良い奥さんしてますよ、ホント。マナはもうちょっと六花さんを気遣ってやると良いでしょう。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアソードさん」でした。
 やっぱりプリキュア5つの誓いを順繰りにやっていくみたいで、次回はありすのようだが、何かむしろセバスチャン主体のドタバタを予想させる予告なんですが……。
 せっかくなんだから、ありすの私生活が分かるような話だと良いんだけどなー。

13/07/10

2013年07月10日 | 日記?
■今日の一枚 英知の光!キュアダイヤモンドさん
 (web拍手を送る)
 大きいのはこちら(別窓)
 それなりになって、とりあえず良かったかな。
 さて、今週のプリキュアで、大貝第一中学の夏の制服が異様に可愛いことが判明しまして、この夏の制服を描きたくて仕方がない。
 夏服六花さんに、キュアロゼッタさんに、マナと六花さんに、アンジュ王女さまと、色塗ってないのいっぱいあるんだけどなー。
 ちょっと一念発起して、ガシガしやっていこうかなーという予定は未定。まぁたぶんいつもの変わらないペースなんだと思います。


 気付けばドキドキ!プリキュアの感想が、初代プリキュアに並んでしまったよ。そろそろまた書き始めないとねぇ。
 一応、初代を書き終えた後、MHとS☆Sを書き直すことを目標にしているのだが、いったい何年先になることやら。

ドキドキ!プリキュア 第23話 愛を取り戻せ!プリキュア5つの誓い!

2013年07月08日 | ドキドキ!プリキュア
うあー!なんだろう。いけ好かないな!(笑)

 そんな今回のお話は…
 プリキュアたちのピンチに、突然現れたキュアエース!
 マナはもちろん、真琴もシャルルたちもはじめてみる新しいプリキュア…。キュアエースは驚くほど強くて、動きもとても素早い!
 ピンチのジコチュートリオは、レジーナを連れて逃げてしまったの。
 「レジーナをつれていかないで!」レジーナがいなくなって、ポロポロ涙がこぼれてくるマナ。そんなマナに、キュアエースは厳しい言葉をかけるの。
 「もっと強くなりなさい!」そして、「あなたが愛を取り戻すまで、預かります」と言って、マナのキュアラビーズを持っていってしまうの。
 「愛をとりもどす」って、どういうこと…!?
 大貝商店街祭りの日。マナのお店でも、フランクフルトを焼いたり、フリーマーケットの準備をしたり、大忙し!
 六花たちもお手伝いにくるけど、マナはずっと部屋に閉じこもったまま…。
 そんな時、突然アイちゃんが現れ、マナはアイちゃんを連れて公園へお散歩に行くことに。
 すると、ひとりの女の子が話かけてきて…。
 以上公式のあらすじ。

 お話は……う~ん。なんだろう。マナが元気を取り戻す話であることは間違いないのだけど、どうも新キャラ「キュアエース」さんが引っ掛かって仕方がねぇ。あ、ちなみに商店街の祭りはお話にあんまり関係はありません(笑)。
 前回登場した所で引っぱったキュアエースさんですが、あんだけ強大にパワーアップしたレジーナを手玉に取ってしまうほどの強力さを見せ、分かりやすくメインターゲットの皆様に「なんだかすごいプリキュア」を強く印象付けているのはまぁ良い。切り札っていうくらいだしな。しかしジレーナを連れて行かれてから、あらすじにあるようにエースさんが説教(?/笑)するのだが、まずここが引っ掛かるではないか。
 あれだけ愛の深いマナですから、レジーナが悪に染められ、しかもそんな彼女に何もしてやれなかったのだから、マナが大粒の涙を流し途方に暮れるのは当然。むしろマナだからこそ、その悲しみは深いのだ。そんなマナにエースさんは「泣けば、あの娘が戻って来るとでもいうのですか?さぁ立ちなさい!あなたには立ち止まっている余裕などないはずです!」とか言うのである。
 分かる。分かるよ、言いたいことは。でも初めて見たお前に言われたないわ!こちとら23週もこれでもかと見せつけてくる人間「相田マナ」を暖かく見守ってきた身である。マナがどれだけ傷つき深く悲しんでいるかを容易に想像できるというものだ。そりゃ直後に反論する六花さんたちに同調するよ。六花さん・ありす・真琴、その通りだよ。もっと言ってやってよ!
 そしたらエースさんはその反論にいきなり「プリキュア5つの誓い!ひとつ。プリキュア足る者、いつも前を向いて歩き続けること!」ですよ。
 って知るかーっ!いきなりウルトラ5つの誓いみたいなこと言うんじゃねーよ!ってゆーか今時の若いヤツラは「ウルトラ5つの誓い」なんて知らねーよ!!(新マンの最終回だしなーとか思って調べてみたら、ウルトラマンメビウスでも使われたらしいです)
 いや、もはや5つの誓いはいい。問題なのは、エースさんがどこのどなたか存ぜぬ所なんですよ。見たこともないヤツに、訳知り顔で、知ったような口利かれても説得力ないよ!むしろちょっとムカつくよ!もう頭の中は「ってゆーか、お前ダレよ?」でいっぱいだ(笑)。
 そしてあらすじにあるように、エースさんはマナの変身ラビーズを持っていってしまう。そんなマナはさすがは「相田マナ」で、こんな状況下で見たこともない訳知り顔で知ったふうな口を利くヤツの言葉にちゃんと耳を傾けていて、「ごめん、みんな。あの人の言う通りだよ。あたしにはプリキュアの資格なんて無い」と言ってまた泣くのだ。いい子ちゃんっぷりもここに極まれりだなと思わんでも無いが(オレがよごれちまった大人だとも言う)、マナはプリキュアとなっても、友達ひとり救うことが出来ないことを嘆いたのだ。こんな自分が愛と勇気と希望と夢のプリキュアだなんて、と。
 たかだか14歳の少女が、ここまで思えるのなら立派なもんだと思いますが、如何せん。相田マナはプリキュアなのである。このアニメシリーズを熱心に見続けてきた皆さんはご承知の通り、プリキュアの最も大事なことは「絶対に負けない」ことなのだ。勝つのではなく、大切な何かを守り抜く為に絶対負けない、それこそが伝説の戦士プリキュア。だから友達を守れなかったマナが資格無しと言うのは尤もだし、エースさんの言うことも一理あるのだ……が、やっぱりマナはともかく、誰だか分からない訳知り顔で知ったふうな口を利くヤツに言われたくねーんだよ!お前にマナの何が分かる!絶対お前よりオレの方がマナのこと知ってるよ!!と思わざるを得ないよ。

 エースさん関連を先に語るので、ここから少し話を飛ばして、三幹部が更迭され(?)新幹部2人が出てきたり、お祭りやらフリマやらあって、あらすじにあるように突然やってきたアイちゃんと共にマナはお散歩に行く。お祭りの人ごみの中でレジーナを見かけたような気がしたマナが追いかけると、訳知り顔で知ったふうな口を利く少女が現れる。ええ、中の人的にもこの娘が件のキュアエースさんであることは間違いないのです。そんな彼女は「いつまで背中を丸めているつもり?そんなことでは、いずれあなたの一番大切なものを失うことになってよ。相田マナさん」と釘宮ボイスで言うのである。
 その頃、マナのおじいちゃんのフリマのお手伝いをしていた六花さん・ありす・真琴の元に、ジコチューと共に新幹部2人が現れ、プリキュアに変身するも劣勢を強いられる。闇の鼓動を感じ取ったシャルルから、その様子を伝えられたマナは「行こうシャルル。みんなの所へ」と変身できない身でありながら、仲間を守る為に駆けつけようとするのだ。さすがは大貝第一中学生徒会長相田マナ、バカではない。訳知り顔で知ったふうな口を利く目の前の少女はエースさんと見抜き、レジーナを失ったショックで頭がいっぱいになってしまった自分の目を覚まさせようとしてくれたことに気付き「ありがとうございました」と礼を言い駆けて行く。
 フレッシュプリキュア!のキュアピーチさんが言っていました。迷っても立ち止まっても良いのだと。けれど自分で進んで行く道を決めて前へ歩いて行くんだと。ああ、相田マナよ。やはり君はプリキュアだ。この枠の主役なのだ。変身できなくとも仲間を守る為に、大切なものを守る為に走るのだから。
 駆けつけたマナは変身できない身でありながら、機転を利かしてピンチを切り抜ける。7話で帰れなくなったと思われた時も、21話で2人一緒では助からないと思われた時もそうだったように、どんな状況でも希望を失わない「いつもの相田マナ」を取り戻したのだ。一敗地に塗れ、挫折と深い悲しみを知った相田マナは、大切な何かを守る為に「絶対に負けない」気持ちを改めて思ったのだ。そんな彼女だから、キュアエースさんを一緒に変身し、なんだかパワーアップした感があるのも頷ける。と、このようにマナはいい。やっぱり問題はキュアエースさんなのである。
 訳知り顔で知ったふうな口を利く釘宮ボイスの少女は、マナたちの前でキュアエースさんに変身する。そう、シリーズ初、少女から大人(?)へと変身するプリキュアなのであった。うん。まぁいいんだよ、そこは。小学生のプリキュアだっているし、高校生のプリキュア、小動物のプリキュア、果ては神様のプリキュアだっているわけだし(輝く生命!シャイニールミナスさんのことです)、子供から大人になるプリキュアがいたところで今更驚くまい。
 問題は「お前子供なの?大人なの?どっちなん?」ということなのだ。何故かマナは少女姿でも敬語で話すし、エースさんに変身しての固有技「エースショット」は「どきゅーん!」とか言って大人なのに子供みたいで、なんだかとっても不安定な感じがするのに、そのくせ訳知り顔で知ったふうな口を利きやがるから、このキュアエースさんが朧げながらもどんなヤツなのかを感じ取れないのだ。
 そもそも、ここまで何度も書いてきました(笑)、どこのどなたか存じ上げないヤツに訳知り顔で知ったふうな口を利かれりゃ、そら、いけ好かないと思うよなー。それでどんなヤツかも朧げにも見えてこないのだから、私はこの先、この新しいプリキュアを応援していけるのか、なんだかとっても心配になってしまいました。
 最終的にキュアエースさんを「がんばれがんばれ」と応援する日が私に来るんでしょうか?来年1月頃のこのアニメの感想が楽しみですな。なんか、最初あれだけ嫌ってたのにと言われそうだが(笑)。

 エースさんのことはあらかた文句を言ったので(笑)、他、気になった所を。
 少し上記しましたが、まずマナのこと。友達レジーナを守れなかったことは、その愛の深さ故に逆に落ち込む結果となってしまう。部屋に閉じこもって食事も摂らない落ち込みようは、先の述べたように愛故にと言っても、これまで見てきた相田マナとして一見らしくない。
 まぁ確かに、あれだけ深く想ったレジーナが悪に染められ、最後まで自分を敵としか見なかった彼女に、深く傷つき頭が彼女でいっぱいになってしまったことを考えれば分からない話ではない。しかしそれだけかと言うと、それだけではなかろうと思うのだ。より落ち込んだ大きな理由は挫折だったのではなかろうか。
 これまで割とスーパーな人間「相田マナ」を見てきました通り、彼女はその無尽蔵の愛とスペックの高さで色々なことを解決に導いたであろうことは想像に難くない。そんな彼女がプリキュアというさらにスーパーな存在になり、いつも自分の側にいて支えてくれて、生徒会長に推される際に一緒ならもっとすごいことが出来るとした菱川六花を一緒にプリキュアにし、さらには小学生以来の親友四葉ありすを加え、憧れの存在であったアイドルであり自分の知らないうちにもプリキュアとして活動していた剣崎真琴を仲間にし、きっとどんな困難にも打ち勝つことが出来ると自信を持っていたのではなかろうか。
 しかし現実には友達ひとり救えなかったのだ。両親に愛され、友達に恵まれ、様々な問題を解決に導き、是非にと学校の皆から生徒会長に推され、伝説の戦士プリキュアとなって、邪悪な者どもを浄化してきた、順風満帆だった相田マナが初めて味わった「挫折」だったのではなかろうか。そう考えると彼女の落ち込みようは合点がいく。
 また物語的、このアニメシリーズ的にも、「負けてはいけないプリキュアが敗北を喫する」ということを考えても上手く作られており、負けられないのに負けてしまった、それでも「あきらめない!希望は捨てない!」となるのは、このアニメシリーズに脈々と受け継がれるコンセプトを継承していて良いし、主役「相田マナ」がステップアップするイベントとして良い展開だったように思う。
 まぁ正直言えば、マナの復活はエースさん云々よりも、これまでマナが献身してきた分、六花さん・ありす・真琴が導いて欲しかった感はある。上記しましたが、エースさんとは面識無いんで、もっとずっと関わりの深い彼女らが手を取り、肩を貸し、背中を押す様子を見たかったです。これまで随分と仲良しな様子を見せてきたのだし。
 それと、やっぱり気になるエースさんの正体なんですが……ちびっ子エースさんは、挙げている前髪を下ろしたら、レジーナと同様になるような気がしませんか?
 そんな彼女が変身してパッと見アンジュ王女さまっぽくなり、レジーナはキュアエースを一見して、胸の奥がムカムカすると言って即排除の方向へ持っていったことを考えてちょっと妄想してみますと、アンジュ王女さまがご復活されないのは、何かのピースが足りないのだとしたら? そのピースがエースさんとレジーナであったとしたら? このふたりが王女さまの相反するふたつの心の内の具現化だとしたら? とすれば、王女さま・エースさん・レジーナの三者が割とかっちり組み合うような気がしてくるのですが、はてさてどうなんでしょうねぇ。まぁ私の予想なんて当たらないことの方が多いんでアテになりませんが(笑)。
 最後に、三幹部なんですが、新しい幹部2人に取って替わられてしまったようなんですけど、ホントに更迭されてしまったんですかねぇ。まぁ真相はともかく、ここで敵が替わるのは第3クールに向けて新しいプリキュアと共に展開が変わって、飽きさせない作りになっていて良いですな。ああ、これからも楽しみで仕方ない。東映アニメーションの皆さん、ありがとうございます。

今週のマナ大好き六花さん
 大貝第一中学の夏の制服がかわいい!冬服よりこっちの方がDANZEN良いよね!袖の折り返しとシンプルな配色がステキ!
 そんな夏の制服六花さんが愛らしかったのは言うまでもないが、今回は六花さんの「マナ大好き!」が垣間見えてちょっと嬉しい。
 まず、orzなマナに「マナは何も悪くない!だから泣かないでよ!」と一緒に泣いてくれる六花さん。ありすと真琴とはやっぱり関係が違うなーと思わせてくれます。まぁ本妻ですしねー。
 その後、かなり凹んでいるマナに対し、けっこう元気な六花さん。これは考えてみるとなかなかおもしろい。
 六花さんのしたいことは、すごい人「相田マナ」の側にちょこんといて、彼女のするすごいことのお手伝いをすることだ。その「相田マナ」は現在大絶賛凹み中なので、六花さんの思考としては、マナがいないのなら(動けないのなら)「私がマナの分までなんとかしないと!」となるのです。実際フリマのお手伝いの時に、ありすと「マナちゃんの分まで」云々に頷いていましたしね。マナが復活して戻ってきた時に困らないようにと使命感に燃えていたんじゃないですかね。マナへの心配が高じて逆に「マナの分まで!マナの分まで!!」となっているのです。
 そしてマナが復活し、変身できない身でありながらピンチをひっくり返すシーンの六花さんの「やったぁ!」の台詞とあの顔(笑)。23週も彼女を見続けてきた私です、六花さんが何を思っているか手に取るようにに分かるというものです。
 六花さんにとってマナは変身していなくとも、キラキラワクワクでどんな困難にも屈せず希望を失うことの無い愛して止まない憧れのスーパーヒロインなのです。さっきまで凹んでいた彼女が、自分のピンチに颯爽登場し、プリキュアとなった自分たちが手を焼く相手に生身で立ち向かいひっくり返してしまう。自分の中のスーパーヒロインがスーパーヒロインその物として目の前にいるのだから。それはもう「やっぱりマナはすごい!」と感動に打ち震えたことでしょう。
 最後に戦闘後に「よかったぁ。ホントによかった」ハートさんに抱きつく六花さん。マナが復活したので六花さんは肩の荷が下り使命感が薄れ、今まで押さえつけられていたマナへの心配が溢れ、元気を取り戻して帰って来たのだから、もう頭の中は「ああ、ホントによかった」しか残っていないのだ。そら、抱きしめずにはいられまいて。
 そこでちょっと興味深いのが、ありすと真琴。ふたりも抱きついても良いくらいだけど、六花さんのヤキモチ回で気持ちを共有した三人である。ありすも真琴も、これは六花さんの領分だなーと思ったんじゃないですかね。六花さんがもう真っ先に無我夢中で抱きついちゃうのを、ふたりの関係に憧れ半分、マナへの心配半分で見ていたのではなかろうか。ありすも真琴も六花さんより先に動けなかったのだ。悔しいとかじゃなくて、私もこのふたりみたいになれたらいいなーと、きっと思っていたことでしょう。

 とまぁ、エースさんが妙にいけ好かない(笑)今回でしたが、脚本はシリーズ構成の山口亮太さん、作監が稲上晃さん、演出がシリーズディレクターの古賀豪さんで、まぁやっぱりエースさんはいけ好かないが(笑)、戦闘で戦闘らしいアクションしていましたし、マナたちの心情をよく表れていて、けっこうなアタリ回であったと思います。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアエースさん」でした。まぁそうなるでしょうよ。
 次回は王女さまも見つかったことだし、真琴がアイドルやめると言い出すらしい。おもしろそうな話だけど、各キャラにプリキュア5つの誓いを一か条ずつやっていくんですかね?