(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ドキドキ!プリキュア 第24話 衝撃!まこぴーアイドル引退宣言!

2013年07月15日 | ドキドキ!プリキュア
マシントラブルにより録画できず!いや、オンエアー見てるからいいんだけども……

 そんな今回のお話は…
 王女さまに気付いてほしくて、ずっと歌を歌ってきた真琴。
 でも王女さまが見つかった今、このまま歌い続ける必要はあるの…?この頃の真琴は、迷いながら歌ってる。マナのお店に集まっている時も、ぼんやりしてる…。
 そこへ、とつぜん小学生の女の子が入ってきた。そう、この子はキュアエース!
 キュアエースは真琴に、「歌も、プリキュアとしてもまだまだ半人前です」、とキツイ言葉をかける。
 真琴は言い返せない…。
 「わたし、アイドルをやめるわ」
 とつぜん真琴が言い放った言葉に、マナたちはビックリ!
 次のドームコンサートでファンの人たちにもアイドルを辞めることを伝えると言う。
 そんなの、絶対ダメ!マナ、六花、ありすは真琴を引きとめることができるの?
 以上公式のあらすじ。

 ……そんなわけで、録画できておりませんので、見た直後に箇条書きにしたメモと記憶を頼りに感想を書こうと思います。ああっ!ちくちょう!なんで、なんでこんなことに!!
 一回録画できなかっただけで、何をそんなに悔しがっているかと申しますと、今回は成田良美脚本で、担当である真琴の心情がよく表れていて、なかなか良く出来た内容だったんですよ。それだけに見返して細かい所をチェックしたかったんですよ。ああ、それなのに、それなのに……。

 まぁ、とっても悔しいですけど悔やんだ所で始まらないので、今回のお話の方を。
 あらすじにあるエースさんが投げかけた言葉はちょっと違っていて、確か半人前云々ではなく、迷ったまま歌を歌うってどうなの?みたいな感じなことを言われます。
 まーた知ったふうな口を利くエースさんに多少イラッとこないでもないですが(笑)、アバンで、王女さまを探す為に歌い続けてきたが、王女さまは見つかり、また結界を張って動けず喋ることも出来ない王女さまにおいて、自分の歌には何の意味も無かったのではないかと悩む真琴が、このまま歌い続ける意味を見失っている様子が描かれているので、エースさんの知ったふうな口が、痛い所を突かれた格好になっているのはさすが成田良美。
 歌も満足に歌えないのにプリキュアやって、どっち付かずで良いのかと続けられ、悩んでいた真琴はここでアイドルを辞めると決断してしまう。この辺が実に真琴らしくて良い。
 真琴と言えば15話でも分かるように、バカが付くくらい真面目で一生懸命で誠実な女の子、愚直なまでのがんばり屋さんである。下手すれば冗談ひとつ通じないような彼女ですから、王女さま探しに自分の歌が意味を成さなかったことでの悩みから、アイドルとプリキュアの二足のわらじを履き、ジコチューに遅れを取っている今の状態を良しとするはずがない。
 元々真琴の本分は、トランプ王国の伝説の戦士プリキュアとして、アンジュ王女さまを擁し王国を復興させることである。これを良い機会に二足のわらじを履くのを止めて、本分一本に絞ろうと考えたのだ。彼女の性格を考えれば妥当な選択であるし現実的である。
 しかし、こちとらこれまで24週も暖かく彼女を見守ってきた身である。彼女が人々を幸せにする為に歌い、それを喜びと感じていることを知っている。だからこそ歌い続けてきたのではなかったか。それは私(たち)同様、マナたちも同じなのだ。

 アイドルを止めるとする真琴に、「まこぴーは歌うのやめちゃダメだよ!」とマナは説得するが、真面目で誠実であるが故に真琴は頑として聞かない。そこで何とか真琴に歌ってもらおうとマナたちが奮戦する様子が割とコミカルに描かれるのだが、この辺が実に成田良美っぽくてすぐに分かりましたよ。私のプリキュアレベルも随分上がったような気がします(どーでもいー)。私のプリキュアレベルはともかく、この日常パートはマナたちを色々想像出来ておもしろい。
 まず、王女さまの言うことなら聞いてくれるだろうと、マナは自作の王女さまのお面をかぶり説得するが、当然幼稚園児でも騙されないことに真琴が騙されるはずもない。ここで真琴はこう言うのです。「……王女さまは私を『まこぴー』と呼ばないわ」おっしゃる通りですが、ここで敢えてお面に言及しないのが真琴らしいですよね(笑)。
 真琴的に、マナが自分を説得したいが為に策を弄しているのが重々承知なので、どうせやるならもっと上手くやれと思ったのでしょうね。それで呼び方には言及しますが、お面は論外なのでスルーなのです。そんなお面に私が騙されるとでも思っているの?と言いたくもなくなるくらいあきれてしまったということなんでしょう。
 マナの方も考えるとなかなかおもしろい。上記しましたが、幼稚園児でも騙されないようなお面作戦を、六花さんが「ホントにやるの?」と忠告したにも関わらず、おバカではないマナが何故決行したかを考えなくてはならない。
 皆さんご存知の通りマナは超ポジティブ。どんな状況でも希望を見出す女なのです。つまり、基本的にマナは失敗することを考えない、そして常に一番いい結果を思い描いているのだ。
 お面をかぶったマナを真琴が王女さまと勘違いし「王女さまがそうおっしゃるなら私、歌います!」と晴れ晴れと言ってくれることしか頭にない(笑)。マナは正直、超プジティブ過ぎて現実とかけ離れた思考をすることがあるので、それ故大物とも言えるが、変な人とも多少なりとも思われていそうだなー。
 お面作戦が失敗に終わったので、今度は帰る所待ち伏せて、ありすがフルオーケストラを用意し、気持ちよく歌ってもらおうとするのだが、学校出てすぐの所でフルオーケストラをバックに仰々しく歌えるはずもなく、ビックリした真琴は周りを気にしつつ、歌わないって言ってるでしょ!と走って逃げていってしまう。まぁ当然ですよね(笑)。
 このフルオーケストラ作戦、発案はマナでしょうね。大人びて頭の良いありすがこんなことで真琴が籠絡するとは絶対思っていないはずです。では何故マナの案に反対しないどころが手を貸したのか。
 これまで何度か言いましたが、ありすはマナがやりたいようにやっているのをちょっと後ろでニコニコと見ていたいのです。おそらくマナからこうこうこういう理由なので、フルオーケストラを用意してくんない?と妖精電話(携帯電話はたぶん学校に持ち込み禁止だと思うので)で連絡を受けたありすは、「(それで真琴が歌うとは到底思えないけれど)それはおもしろそうですわねー。放課後までに用意させますわ」とか言ったに違いない。まぁ要するに「おもしろそうなんでやってみた」だけなのである。
 上手くいけばそれで良し、上手くいかなかったとしてもマナがやりたいようにやっているのを見ていられるのでそれで良しと、ありすにとって何の損もないのです。
 えっ?オーケストラを用意した費用を損してる? ははは、バカだなぁ。世界一の高さを誇るクローバータワーのオーナーであり、四葉グループ関連会社のいくつかの経営者でもある四葉ありすですよ?そーんな費用なんてガム買うくらいの感覚しかないに決まってるじゃないですかー。たぶん預金通帳は何を買っても全ての桁が9で埋まったままですよ。
 そんな突拍子もないふたりを見ていた我らがマナ大好き六花さんですが、そちらはいつものコーナーで。

 さて、歌うのを辞めた真琴は、強いプリキュア足らんとトレーニングに明け暮れる。ランニングの途中、泣き止まないアイちゃんをあやすマナにバッタリ出くわす。
 音痴のマナの子守唄にアイちゃんが泣き止むことがないので、マナは7話の時のように、真琴に歌ってよとアイちゃんを差し出すが、真琴は差し出したその手を途中で下ろし、ひどくつらそうな表情で、私はもう歌わないとするのだ。
 アイちゃんをあやす為の子守唄くらい歌っても良いだろう。しかし真琴はそうしない。一度歌わないと決めたからにはどんな理由であれ歌わないのだ。正に愚直。それ故彼女がいじらしいではないか。
 自分の歌は意味を成さず、歌う為の目的も達せられ、二足のわらじを履いたが為に本分が全う出来ない。真面目で誠実な彼女だから頑にそう思ってしまい、自ら歌えない状況を作ってしまっているのだ。これまでを見てきて分かる通り、彼女にとって目的を達成したからと言って、歌はぽーんと捨ててしまえる程度の物ではないはず。それはこの時の彼女の表情が物語っている。本当は歌いたいのに彼女の性格が邪魔をする。愚直なまでの真面目な誠実さが逆に働いてしまっている。長所は短所なりと良く言ったものだ。真琴にまた歌を取り戻して欲しいと思うのが人の情というものだろう。しかし、愚直な故に頑な真琴の心を溶かすのは、マナたちでも出来なかった。

 ドームコンサート当日。会場から少し離れたベンチで消沈する真琴の姿があった。ダビィからもうすぐ開演時間だと促され、力なく立ち上がる真琴。歌いたくても歌う理由がない、自分の歌には何の意味もない、そんな自分だからこれから会場に来る皆に、もう歌わないことを伝えにいくのだ。
 会場ではマナたちが、真琴が本当に引退宣言するのかと心配し様子を見にやってきていた。そこへオネェ幹部(名前忘れた)とジコチューが現れ戦闘となる。騒ぎを聞きつけ急行する真琴の前にアイちゃんが現れ、お得意のキュピラッパーで鏡のような物を作り出す。そこには王女さまが映し出されていた。アイちゃんの力で少しの時間だけ意思疎通が出来るという。
 アンジュ王女さまは真琴に語りかける。この世界にきて身を守る為に結界を張り、ひとりで動けず喋ることも敵わず、何度も希望を失いかけたが、真琴の歌が聞こえ希望を見出すことが出来たと。そして、とりあえずの危機を脱した今、真琴には自分の為に歌って欲しいという。トランプ王国が平和だった時のようにと。
 どんなに歌っても何度歌っても王女さまから応えはなく、発見の道しるべになることもなかった自分の歌に意味は無かったと思っていた。だが、山中の暗闇の中、ひとり孤独な戦いを続ける王女さまに希望を与え続けていたのだ。真琴がその愚かなまでの真面目さ誠実さで歌い続けてきた歌にはちゃんと意味があったのだ。王女さまのお言葉を聞き、真琴はアイちゃんとダビィを抱きしめ、涙ながらに「歌いたい」と気持ちを吐露した。
 この辺のアイちゃんお得意のキュピラッパーからは随分都合が良く、どうせならこれまでに真琴の歌が、ちゃんと王女さまに届いているサインなりを見せて欲しかった所であるが、自分で自分を縛り付けてしまった真琴を、マナたちでも解きほぐせなかった所を、一番深い関わりのある王女さまが解き放ったのは十分納得がいくではないか。
 真琴が王女さまをどれだけ敬愛していたかは7話で証明済みだし、これまでの真琴は「全ては王女さまのため」だったのであるから、王女さまのお言葉によってこれまで歌ってきたことの意味と本当の気持ちを見出し、これからの自分を彼女が見つけ、ここまでがんばってきた真琴が報われるのだから感動的だ。
 こうとなれば真琴は強い。今度はその愚直な性格が良い方向へと導く。ピンチにキュアソードとして颯爽登場し、リポータージコチューになんで歌うのかと問われ、私が歌いたいからだと言い放つ。
 自分が歌いたいから歌うだなんてジコチューだと言うオネェ幹部(名前忘れた)に、キュアソードは歌って楽しい、聴いてくれる人がいて嬉しい。そんな自分の歌を聴きたいと言ってくれる人の為に歌う。私は歌うプリキュアだ!と並々ならぬ決意を示す。歌う意味を見出し、自分の気持ちと向き合って改めて得た結論である。こうと決めたら突き進んでいく彼女にもう迷いなどない。後はその信念を実行するだけだ。臆すること無くそう言い放つキュアソードの姿を見て、彼女はその力を十分に有していると思わせてくれる。

 後は知ったふうな口を利くエースさんが現れ、敵を撃退するだけだ。ちなみにプリキュア5つの誓い、今回は「愛とは、与えるもの」でした。ああ、そう言えば、エースさんの固有バンク技「エースショット」は今回ルージュの色が違ってソードさんの固有色「薄紫色」で、前回の時と違って敵の動きを止める効果が出ました。もしかして戦闘補助的な役割なんですかねぇ。
 事後、コンサートで真琴は引退宣言する事無く、逆にこれからも歌い続けること笑顔で言って終わる。どーでもいーけどエースさんこと円 亜久里(まどかあぐり)さんは親衛隊の中に混じってなかったか?もしかしてホントはアイドル剣崎真琴のファンだったりしてな。
 とまぁ、担当回である真琴の愚直なまでの真面目で一生懸命で誠実な部分がよく表れていて良いシナリオだったと思います。知ったふうな口を利くエースさんが導く格好になっていないのも良い。さぁ皆さんご一緒に。さすが成田良美!ああ、それだけに録画できなかったので悔しくて悔しくて……。

今週のマナ大好き六花さん
 上記しましたように、日常パートでの六花さんを見ていこう。
 ドキドキ!プリキュアの中で一番の良識人、いや、普通の人(笑)と言える六花さんは、突っ込むけれど止めないんですよねー。これが実に六花さんらしいのであります。分かってるなぁ成田良美。
 きっとマナがあんまりにも「絶対上手くいくよ!」とか言ってやる気満々なので、あんまり止める気にならなかったんでしょうねぇ。おそらく「言っても聞かない」という頭もあったはず。マナの人助け、ソフト部の助っ人も止められなかったし、たぶん、いつもこんな感じなのだろうと思わせてくれて良いですな。
 良い奥さんしてますよ、ホント。マナはもうちょっと六花さんを気遣ってやると良いでしょう。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアソードさん」でした。
 やっぱりプリキュア5つの誓いを順繰りにやっていくみたいで、次回はありすのようだが、何かむしろセバスチャン主体のドタバタを予想させる予告なんですが……。
 せっかくなんだから、ありすの私生活が分かるような話だと良いんだけどなー。


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