2024年2月11日(日)
横手市増田地区(旧秋田県増田町)は、横手盆地の南東に位置し、物資の集散地として商業が栄えた。主屋と背後の蔵が同じ建物内にあるという豪雪地帯ならではの独特の街並みが残る。
増田の中心部「中七日町通り」は、主屋と同じ建物内に「内蔵」と呼ばれる蔵がある商家が多く残り、重要伝統的建造物群保存地区となっている。
増田は生糸、葉タバコの集散地及び酒造業で発展し、多くの内蔵がある商家が残る。倉敷や喜多方の蔵と違い、蔵があるということが外からではわからない。
内蔵があるがゆえ商家は、大型で、奥行きがある。
山吉肥料店にて内蔵がある建物を案内(有料)してもらった。店主は皇太子(現天皇陛下)や吉永小百合、草刈正雄など多くの有名人を案内され、テレビなどの取材対応もされているので、いろんなエピソードを交えたわかりやすい説明だった。
増田に残る内蔵の用途は、倉庫的な役割のものや、家族だけの居室とかいろいろであるが、山吉肥料店の内蔵は冠婚葬祭の時だけ使われている。先代からの教えで家族以外内蔵内部は入れないとのことであった。
内蔵の背後から撮影。表通りの店舗、主屋から内蔵へは、その横にある通り土間がまっすぐ伸びていて廊下の役割をしている。
内蔵見学した後、中七日町通りをブラブラとまっすぐ歩いた。今年は雪が少ないせいか、除雪費用がかからないので儲かったとのことだった。
内部を喫茶や土産物店に改装している商家があり中に入った。
説明はないが内蔵内部まで無料公開されていた。
増田の重要伝統的建造物群保存地区をくまなく歩き、ここに来た時同様、JR十文字駅まで約4kmを歩こうと思っていたが、たまたま10分程度待てばバスが来るのでバスに乗った。
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