2016年12月4日(日)
端島(長崎市)は、海底炭坑により良質な石炭を産出し、日本の近代化を支えた。最盛期には世界一の人口密度となったが、1974年に閉山した。
長崎港から出航。子供の頃、妻も私も軍艦島には行って見たいと意見は一致していて予めツアーに申し込んだ。一般では行くことができない。
軍艦島に行く途中、高島に立ち寄り、軍艦島の模型で説明があった。
軍艦島。その呼び名のとおり軍艦のようだ。正式名称は端島。2015年に世界文化遺産に登録された。
小中学校、店、病院、寺、映画館、理髪店、パチンコ屋、雀荘、スナックなどがあり、島内でほぼ生活に必要なことはまかなえた。ないものは墓地くらい。裕福な生活だったとのこと。
上の写真の裏側から上陸。この島付近の海域は、波が荒れるため年間100日程度しか上陸できないとのこと。天気は悪かったが上陸できてラッキーだった。閉山なる前も上陸できる場所(島の港)は同じとのこと。
写真中央左の並んでる支柱にベルトコンベアーがあり、石炭はこの上を通って、貯炭場に蓄えられ、石炭運搬船に積み込まれた。
竪坑坑口。炭坑を出入するため階段が石炭の色で黒くなっている。
レンガ造りの建物は司令塔的存在の総合事務所。
1916(大正5)年に建設された、日本最古の鉄筋コンクリート造の高層アパート。元島民がツアーに参加されることも多いが、彼らの共通点は写真を撮らないと説明があったのが印象的だった。