イカすクルマといえばアルファロメオである。
ヒット作156の後を継ぐのが写真の159である。デザインは156のマイチェンを担当したジュージアーロである。ジュージアーロといえばニコンの歴代フラッグシップ一眼F3,F4,F5,F6の基本デザインもやっているイタリア工業デザイン界の巨匠である。特にF3,F4は今でもイカしていると思う。イカスモンが好きな定番デザイナーのひとりである。
イタリアのカーデザイナーの3大巨頭といえばピニンファリーナ、ガンディーニ、ジュージアーロだと勝手に思っている。なかでもジュージアーロは機能的、合理的なパッケージングを得意としながらもイタリア的センスというのか無骨にならず洗練、洒落たスタイリングに纏め上げる。70年代の初代ゴルフ、エスプリ、デルタ、パンダなどがいい例だと思う。日本では初代マーチ、FFジェミニ、アリスト、SVXなどが彼の手になると言われている。
ジュージアーロとアルファは昔から繋がりがあるのは確かだが最近は若手?のアンドレアス・ザパティナスが腕を振るっていた。彼のデザインもイカしている。特に日本でもバカ売れした147などは大好きだ。彼は現在スバルの仕事をしているらしい。
これからしばらくはジュージアーロ率いるイタルデザインがアルファに影響を与えていくのだろうか、、本人は結構な年だけど、デザイナーとしては現役ではないだろう。彼の一番最初のアルファデザインは1960年ベルトーネ時代に手がけた2600スプリントである。(たぶん)いすゞベレットに似たというかリアフェンダーなどそっくりなスポーティーカーだ。のちに177クーペやピアッツアを担当したことを考えるとベレットもなんらかの関わりがあったんだと思う。この時代のデザインもやはりイカしている。
でも最新の159は156のキープコンセプトなのかもしれないが156登場時ほどの新鮮味はないと思った。
カーデザイナーは他の商品のデザインは苦手だったりするがニコン一眼のデザインアイデンティティーを造り続ける氏はやはり偉大でイカしたデザイナーだと思う。
彼にこの機能美あふれるGR DIGITALを使わせてみたい。(関係ないけど、、)
昨年のモーターショーにてGX8で撮影。