CHESTNUTS's Living

Living・・・意味は「暮らし」
(なるべく)手作り、平穏で安心できる暮らしを目指しています・・・

名曲探偵アマデウス「ブラ1」

2010-02-03 13:13:30 | のだめ&クラシック
こんな番組があったなんて知らなかったー!
どこかで聞いたことがあったような気もするが、定かではなく(汗)
とにかく見たのは今回が初めてです。

「名曲探偵アマデウス」

うぅ、こんなマニアック?なクラシック番組、この局だからこそ作ってくれたんだろうなぁー。さすがです!

http://www.nhk.or.jp/amadeus/

(ストーリー的なことや配役等についてはスルーします。)


今回はブラームス交響曲第1番、俗にいう「ブラ1」でした。

「ブラ1」と言えば、ベートーヴェンの10番と言われたほどの素晴らしい完成度。
そして「のだめ」日本編で千秋が指揮した大事な曲。
私もよく聴き込んでおります。

わぁ~、小澤征爾さんの指揮!早くお体が回復されるよう祈っております!
それにオーボエ主席は宮本文昭さんだし、すごいメンバー。

重くのしかかってくる冒頭部は 半音階ずつ上がってゆく音と、半音階ずつ下がってゆく音を重なり合わせており、ブラームスの苦悩が表現されているのだそうです。
私は楽器の演奏はしないので そこんとこの微妙さや音楽形式・基礎知識も理論も分かんないけど、非常に緻密に作りこんであるのだとか。


第4楽章のホルンは最愛の人クララ・シューマン(シューマンの奥さん、未亡人)に捧げられたメロディ。
ブラームスはシューマンを深く尊敬しており、シューマンが亡くなった後、一家に対する友情・献身が愛へと変わっていったらしい。

一家と一緒に行った旅。アルプスの山々に響く角笛をこの曲へ取り入れ、このメロディの意味を知るのはクララとブラームスだけだったという…
うーん、すてきですね~!
ブラームスの音楽は渋く重厚的なのに、ロマンチストでもあったのですね~。
このホルンはとても息が長くソロ演奏が無理なため、ファーストとセカンドの息の合わせ方が重要。ブラームスも、ここは「一人で演奏しているように」との指示を出しているそうです。

第4楽章の最後、「のだめ」の中での、千秋の思い…
「短調から長調へ」「喜びのコラール」「“悲劇”から“希望と救済”へ」
「歌え!」「歓喜の歌を--------」

この「歓喜の歌」、なんとベートーヴェン第九の「歓喜の歌」と同じだったんですよっ!!
尊敬するベートーヴェンから頂いたのでしょうね。
第九を超え、当時の名指揮者ハンス・フォン・ビューローがこの曲を「ベートーヴェンの10番」と読んで称えた… すごいです。



曲が流れると一緒に口ずさみ、演奏シーンに見入り、エピソードにいちいち「ほほぅ!」「ふむふむ」…ってやってる私に、ぽんちゃんが一言。

「楽しい?(冷)」


はいっ!

すっごく楽しいですっ!!!




本当はBSの番組ですが(うち、見れません)、地上波で見れて嬉しいでーす!
次回は「だったん人の踊り」だそうで、「のだめ」SPドラマにちょろっと出てきたけど、それはさて置き(ヲイ)
その次はラヴェルの「マ・メール・ロワ」だそうですよー

「のだめ」原作内でもなかなかロマンチックなシーンで出てくる曲だし、次に行くコンサートの演奏曲でもあるので、これは見とかないとね~


冷やかな視線にも負けずにね…