一昨日撮ってきた桜です。
昨日は疲れて寝てしまったので、1日遅れの画像です・・・
素敵な絵本を買いました。
「春の主役 桜」ゆきのようこ・文/早川司壽乃・絵
早川さんのイラストはふんわりとしている中にも緻密さがあり、繊細な感じが好きです。
梨木香歩さんの絵本「マジョモリ」と小説「西の魔女が死んだ」文庫版の表紙も描かれています。
(ぽんちゃんに、こういう繊細な本も読んでもらいたいのですが、苦手らしいです・・・)
ちょっと横道にそれましたが、この本を読んでから桜に対する考えが変わりました。
お花見の桜は「エドヒガン」と「オオシマザクラ」の雑種「ソメイヨシノ」で、全てクローンであること。
みな同じ遺伝子を持っていて、同じ温度に反応するから一斉に咲くこと・・・
昔はクローンなどあるはずもなく
「山のところどころでぽつりぽつりと満開になる桜を愛でて、優雅にお花見を楽しんでいた」・・・
これが本当のお花見なのだと思います。
一斉に咲く桜の見ごろを逃すまいとお花見に出かける現代。
春がくるのは心浮き立つ素敵なことなので、分からなくもないけど・・・
何をそんなに急いでいるのか、変な時代だなぁ・・・
私の住んでいる町でも桜が見事な公園がありますが、昼間は縁日&イベント企画・夜はライトアップ・・・花を見るよりも人の方が多く、余計に疲れます。
今回は見事な公園ではなく、川沿いの桜並木を見てきました。
遊歩道があるのでゆっくり歩きながら、時々写真も撮ったりして、穏やかな気持ちで桜を見ることができました。
根元にかわいい桜を見つけました。命の力強さを感じます。
絵本の中で「花が散るのには早いのに、なぜ花が落ちているのか」の理由が書かれています。
鳥が甘いみつを吸いにきていて、メジロは花にくちばしを入れてみつを吸うけど、
ヒヨドリは花の根元のみつのあるところだけ齧りとってしまうので、花ごと散らせてしまうのだそうです。
綺麗なまま落ちている花を拾うと、根元がすっぽり抜けていました。
ヒヨドリが吸ったのかな?
子供がいたずらで花を摘んでいるわけじゃないんですね、届くはずもないしね。
桜の花のみつ・・・どんな味がするのか味わってみたいものです。