大島最高！トウキョウズカップ2012

恒例のオトナの夏休みです

8月になりました！
8月と言えばトウキョウズカップ！というくらいホビの夏休み恒例イベントとなったトウキョウズカップ。行き帰りの大島回航と、定宿に2泊してのプールサイドの宴会を何より楽しみにしているホビチームは今年も大島滞在型のBコースに参加です。

金曜日、真っ青の空のもと、0800葉山マリーナドックアウト。前日にポチっとできた熱低が明日には台風に変わりそうだけど、なんとか週末のうちは大丈夫そうです。北風、フラット。最高のクルージング日和です。大のオトナたち、もぉ～名島の手前から既にノリノリ。

午後、波浮着。心配したうねりも殆ど無く快適な回航でした。簡単に翌日のレースの準備をして、宿へ。早速プールへドボン！して熱々の身体をクールダウンします。そして、ホビホーク・プールバーをオープンしましたッ！

ホビ・プールバー開店！

時間たっぷりあります。いつも時間に追われて世知辛く暮らしてる都会モンにとって、こういう時間は大切です。手足と脳みそのヒダをベロベロに伸ばしながら、ゆるゆるタイムを満喫。夕方涼しくなってからは芝生でＢＢＱ、その後、部屋呑みと続き、楽しい初日は終了。

翌、土曜日はレースです。Ｂコースは距離短めの岡田～波浮フィニッシュのコース。がっ、例年と違い今年は大島の西側を廻って大島を半周するコースです。岡田をスタートして風早を越えて元町を通過して千波をかわして波浮まで。地形や風の変化激しく、潮もめちゃくちゃあたっている難しいコース。しかも、相模湾は気圧配置に支配された北東の風がコンスタントに吹いてます。ブランケになる島の西側は一体どんな風が吹くのか、吹きおろしなのかベタなのか、向かい潮はどの程度か等、複雑な要素がたくさんで考えることいっぱい。うーん、侮れません。

でも、一番問題なのは、強烈なうねりと大波の中、真上りのスタート海面の岡田までたどり着くことです～。２時間前に出ましたが、途中まで波ヒジョーに悪く、えらく叩かれながらようやく岡田が見えて来た頃には海上エントリーの時刻をちょびっと過ぎた頃でした。汗汗汗。でもまだ後ろにもたどり着けないフネが居たようでＡＰが揚がりました。ホッ。遅刻、すんませんでした～。

スタート前。photo by U子りん

10：25に予告が揚がり、10：30スタート。風も結構吹いていて、アウターで追い出された何艇かが接触。今年はゆるゆるレースの雰囲気はなく、ちと緊張したスタートでした。ホビはアウター寄りにできた隙間に滑りこめたので、うまく頭を出してまずまずのスタートができました。◎

まずは風早へ向けて岸寄り最短コースをアビームで快走します。　落ち着いた頃、ややベアできるようになりスピン揚げます。スタートのダッシュが効いてこれまでのところ非常にイイ景色。

スピンを揚げて風早へ。photo by U子りん

スピンランになると、格上のA40とJ/105は流石に速く、程なくしてシモ突破されます。ホビは今回クラスで一番低いレーティングだけど、他にはそれほど走り負けしていません。三番手をキープしながら風早を超え、ジャイブして乳ケ埼から南下開始です。

徐々に島の西側に回り込んでいきます。この先島のブランケに入るけどどうなるか。場合によっては少し沖出しする選択肢もありだけど、先行の２艇もホビと同じように岸ベタを走っているのでいいベンチマークになります。今の所、風が落ちているような様子はなく順調に走っています。ホビも、どちらかというと後ろの沖側艇団を引き離している感じ。

あっという間に元町が見えてきました。SOGを見ていると最大で1ktくらいアゲインストの時があったけど、風が強いのでCOGもさほど岸に寄せられている感じもなく十分走り切れそうです。このまま岸べた最短コースのプランを続行。

野増の沖あたりから、風が更にあがってきました。ブランケどころかむしろ強烈な吹き下ろしが吹いています。千波越えでは、ダウンバーストみたいなガストに捕まってブローチング。その後も吹き下ろしのエッジにいるのか、強弱がひじょ～に激しく、上と下の風もねじれている感じでちょっとバタバタしますが、クランカー交代しながら、超！ノリノリで走ります～！まだ歯を見せちゃだめだけど、入賞圏内を走ってます！！

千波を越えて徐々にヘッドアップしていき、この先はジブになりそうです。風あがってきているけど、No.3よりMHのまま行ったほうが良さそうです。フィニッシュまでは、はじめは外取りで徐々に絞っていくことになりそうなので。

なんてあれこれ考えている間に、前の２艇がブローチングしてバタバタとジブアップを始めました。なんか、急に上りの風になりそうです。明らかにわかる黒っぽい海面に近づいて行き、ホビにもその風が入りました。やっぱりNo.3をオンデッキすべき？なんて考える間もなくバサバサーとなってしまい、早番でジブアップ、スピンダウンです。完全に前に回ってしまったので、スピン下ろすまでベアしてあさっての方を向いているしかありません。で、ヨシオがバウハッチからキャビンに落っこちたりとか、わたしはランをキープしようと思いながらもワラワラして野生ジャイブをしてしまったり と、チコっとありましたが、まぁ無事スピン回収。ホッ。

暫くはクローズちょい落としくらいで走ります。風あがってきて、完全にオーバーパワーです。バックウィンドでメインはバサバサです。でもクローズじゃないので、ラフして逃がす事も難しく、苦しい走りです。

残り数マイル。この後フィニッシュラインに向けて徐々に上り一杯になっていくので、やっぱりNo.3へのチェンジを決断。シモ上げカミおろしのストレートチェンジも、ノープロさんのお二人が手際良くサクサクっとやってくれました。スバラ！
いよいよ波浮沖のフィニッシュにヘディングを向けて行きます。あと少し～。

フィニッシュが見えてきました。
ウォーとかガォーとかひょえ～とか、だんだんフネの上が動物園みたくなってきました。 　
オトコたち全員超スーパーウルトラハイクアウトで、オンナふたりはドライバーとメントリで最後までノリノリの動物園状態で走ります。J/105、A40と続き、そのまま3着でフィニッシュ。Wow！上出来です～。手元の時計によると、もしかしてもしかして勝ったかもしれないかもしれない？

成績は表彰式でのお楽しみということにして、片付けして、乾杯して、宿に戻ります。2時間弱でフィニッシュできたので、今日も時間がたっぷりあります。地元のスーパーで買ったお刺身で２日目のプールバー開店です。泳いで昼寝してまた泳いで。ん～、これだからやめられません。

結果は、クラス優勝、そしてなんとBコース総合優勝でした！！バンザーイ
時間が短かったので、総合では下のクラスに食われているかも？と思っていたけれど、ビックリの総合優勝でした。その夜の部屋飲みが異様に盛り上がったのは言うまでもありません。

総合優勝、ありがとーございました！

翌日、風とうねりはすっかりおさまりました。周りは絵にかいたような夏の風景です。緑の島、大島サイコーです。

大島あたりまで来ると、チコっとだけ外洋の厳しさもあったりで、変化に富む風や潮で楽しませてもらえます。トウキョウズカップ楽しいです。そして、相模湾のきれいな海と海岸線を眺めながら、青い空と真っ白の入道雲の下、葉山まで帰って来ました。3日間、太陽をサンサンと浴びて暑かったけど、楽しすぎるオトナの夏休みでした！

来年も、行くじょー！Special thanks to No problemのお二人さま。

旅のメンバー：８人
ヨシオ、Ｓ木さん、なべさん、Teruさん、チ・ャオさん、Ｍ居さん、ろって、わたし。