頑張ってるヒトたち

 
2005テーザーワールドのチャンピオンは、オーストラリアのロブ&ニコルダグラスでした。なんと父娘ペア。テーザークラスでは男女ペアは珍しくありません。オリンピック選手が自分の奥さんと乗ったりしています。でも父娘ペアで世界チャンピオンというのは聞いた事がありません。

お父さんのダグラスは、ベテランセーラーで1973年(!!)に既にオーストラリアチャンピオンになっています。それからレーザーに転向し、1996年にはレーザーマスターズの世界選手権で準優勝しています。それを一区切りとし、それまで自分がセーリングに費やしてきた多くの時間を、今度は自分の家族に返すんだと思い立ち、3人の娘さんたちとセーリングするようになったそうな。やっぱりテーザーってファミリーディンギーなのね~なんて思われがちですが……。

とんでもない!彼らはとても立派なセーラーです。ワールドに向けて、ミニマムウェイトの130kgに近づけるために2人で合計16キロの減量を敢行し、コーチをつけての週3回の練習(ロブの職業は経営コンサルタント。サラリーマンじゃ無理です~)、フィジカル&メンタルトレーニングを2年間続けたそうです。前回のカナダのワールドでは、シアトル最強軍団に押され第7位と影をひそめていましたが、今花開き、父娘コンビで悲願の世界チャンピオンになりました。今回、海外の世界選手権では日本人過去最高位の第3位となった稲毛の田中夫妻もしかり。生活の中心にヨットを置き、目標に向かってずっとずっとストイックに努力を続けてきたアスリートと呼ぶにふさわしいヒトたちです。

シュン。最近、お気楽人生まっしぐらの私。平日は忙しくやり過ごし、週末は楽しく海へ。何の不自由もなく生活し、幸せに歳くって行きます。最近はロングで辛い思いもしてません。果てしない事にチャレンジしたり、大きな困難に立ち向かったり、人と違う人生を切り開いたり、そういう事とどんどんかけ離れて行くようで、「ちょっと待って」と立ち止まって指差し確認したい感じです。(なんのこっちゃ)

あぁあぁぁぁあ~。ナンカワカラナイケドブルーです。仕事をやめてワールドへ行き、ダーウィンから帰ってこないマブダチのまほろってんから、「今友達のヨットで水上生活してるの~。9月までダーウィンにいます~」なんてメールが今朝届いたのが原因だな、きっと。
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