山本兼一「利休にたずねよ」PHP文芸文庫
映画はどうなんでしょう、見てないんだけど、
この小説の作りをそのままは至難の技のような。
非常に凝ったつくりなんですね、この小説。
最初の章が利休70歳、切腹を仰せつかった時点から始まっていて、
一章ごとに、時がさかのぼっていく。
一章ごとに、語り手が変わる。
周囲の人が見た利休の姿を、
彼が生涯抱き締めていたものは何だったのか?というのを追いながら、
時を逆にたどっていく。
大変、おもしろうございました。
文庫の解説を宮部みゆきが書いていて、
題名の「利休にたずねよ」とは何を尋ねよということなのか、
自分はこう思うと書いてるんだけど、
利休に尋ねるのは、美について、じゃないの?
利休の心にあったのは、結局、「その女」そのものでさえない感じですもん。
映画はどうなんでしょう、見てないんだけど、
この小説の作りをそのままは至難の技のような。
非常に凝ったつくりなんですね、この小説。
最初の章が利休70歳、切腹を仰せつかった時点から始まっていて、
一章ごとに、時がさかのぼっていく。
一章ごとに、語り手が変わる。
周囲の人が見た利休の姿を、
彼が生涯抱き締めていたものは何だったのか?というのを追いながら、
時を逆にたどっていく。
大変、おもしろうございました。
文庫の解説を宮部みゆきが書いていて、
題名の「利休にたずねよ」とは何を尋ねよということなのか、
自分はこう思うと書いてるんだけど、
利休に尋ねるのは、美について、じゃないの?
利休の心にあったのは、結局、「その女」そのものでさえない感じですもん。