よむよま

よむ・よまない、それから。

怒涛の幕末維新展

2008-11-18 17:53:07 | 見る
昨日は憲政記念館で「怒涛の幕末維新特別展」を見てきた。
かなりあちこちからかなりの資料を借り出して展示していて、無料。
江戸東京博物館でやったら混み混みになるだろうと思うが、空いてます。
桜田門外の変の錦絵の解説に、憲政記念館は元は井伊家の上屋敷で、
ここから井伊大老は出て行ったと書かれてて、びっくり。
ここから桜田門はほんとうにわずかな距離、これで首を取られるとは、
やっぱりまずいよね。

永倉新八の書いた「浪士文久報国記事」もあり、
池田屋のページを開いて展示されていた。
「近藤勇が御用御改 手向かいいたすにありては容赦なく切り捨てると
声をかけて入った」と書かれているのを、しげしげ見入ってしまった。

泣血氈もあった。たぶん、初めて見たと思う。緋が茶色く変色していた。
家茂公が書いた(書かされた)攘夷を五月十日にやるという書面もあった。
きっかりした字で、いかにも若い人の感じなのが、かわいそうで。
長州あての「倒幕の密勅」って重要文化財なのよ。
でも、これ偽勅なんでしょう。大事に保存してたの?

おもしろいと思ったのは江戸城の明け渡しを子供芝居に見立てた錦絵。
迫る薩長側に、江戸城側は輪王寺宮が手をつき、
そのうしろに母親然として控えているのが天璋院、
そのうしろに隠れるようにいるのが慶喜なの。
してみると、篤姫が万事仕切ってるような大河は、まちがいではない?

東征軍の旗が菊の御紋章デカデカと腹立たしいとか、
小栗忠順のアメリカ土産のねじとか、
西郷どんが国に帰っちゃったのが明治6年とやら、
それでは函館戦争が終わってからたったの4年か、何をやっておるのだとか、
いろいろなことを思いながら見た。
今日の歩数計:2,637歩
コメント
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