よむよま

よむ・よまない、それから。

コーラスライン

2008-11-05 22:45:59 | 見る
映画「ブロードウェイ・ブロードウェイ」を見てきた。
よくまあ、こんな映画ができたものだ。驚愕ですよ。

ミュージカル「コーラスライン」再演のためのオーディション、
その実録であり、そもそものコーラスライン誕生秘話でもあり、
すべてがマイケル・ベネットへの賛辞、オマージュ。
スタッフの交わす会話も入っている。彼女はダメだ、彼はよくない・・・。
シーラ役の候補になったダンサーが、最終選考まで8ヵ月もたっていて、
最初の演技を要求されても覚えていない、混乱しガタガタになって落ちてしまう。
なんてこともあるのだ。
この人なんて「フォッシー」で重要な役をやってたのに。

ゲイの青年役の人は、オーディションの段階で完璧な演技で、
この時点でこんなレベルで、このあと大丈夫なのか心配になるくらい。
四季の市村さんを思い出した。よかったんだよねぇ、ナイーブで。

初演の舞台の映像がかなり入っていたのが貴重だった。
驚いたのは主役キャシーのダンス。
あれは振付を踊るというものではなかったのだ、
踊り手ありきだったのだ、ドナ・マクケニーという初演の。
しかし、もちろんその人が舞台から消えても、演出・振付は型として
残っていく。あらゆる古典はすべて。

帰りに「コーラスライン」のサントラを買った。すごく聞きたくなって。

今日の歩数計:10,390歩
コメント
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