南九州の片隅から
Nicha Milzanessのひとりごと日記
 



のち

 熊本の高級スーパーマーケット『ハローグリーンエブリー』(愛称『エブリー』)九品寺店は、昨日(11/28)をもっていったん閉店。
 今日はイズミグループ傘下として生まれ変わるために臨時休業をし、明日からの再スタートに備えて改装をしているようだ。

 昨日、「これで見納め」と買い物に行ったとき、店の入口で「エブリーカードはもう使えません。ゆめカードに切り替えてください。こちらで手続きができます」などと担当の方が叫んでいたが、何か切り替える気がしなくてそのまま帰ってしまった。



 いろんな残念な話を聞いてしまった。

 美味しかったお惣菜はなくなってしまうらしい…。
 残業で遅くなったときや休日のお昼など、とてもお世話になっていたのにな。
 よく買っていたのは、「デミグラスハンバーグ」「メンチカツ」「レバー煮込み」「アジの南蛮漬け」などなど…。お弁当も「3種の豆ご飯弁当」など、ヘルシーな上に内容も凝ってて、いろんな種類があってよかったのにな。
 近隣のスーパーの惣菜は添加物がいろいろ入っているんだが、『エブリー』の惣菜はほとんど入ってなかったのが特にお気に入りだった。
 それなのに…。
 これまでは店内の調理部門で作られていたものが、今後はイズミの工場での大量生産品(?)になるらしい。ガッカリ…。
 だったら、わざわざ『エブリー』に行く必要がなくなるね。
 この点が一番ショックで、店に足を運びたくなくなる一番の原因だ。
 調理されていた方々は職を失うのだろうか…? 残念でならない。

 また、いろんなお店などとの提携も切れてしまうようだ。
 ケーキ屋さんとも提携解消とのことで、ショーケースは空っぽだった。
 中でももっとも残念なのは、熊本でもっとも有名な産婦人科病院(お産をしたお母さんの退院時に何とフランス料理フルコースが振舞われる!)の『福田病院』のレストランとの提携も切れてしまい、私が好きだった「大塚料理長のステーキスパイス」や「大塚料理長の食べるラー油」も、もう『エブリー』では買えなくなってしまった。


 確かに『エブリー』には「こんなの誰が買うんだろう?」というような外国製の食材があったり、近隣と比べても明らかに値段が高かったりと、一線を画しているようなところがあった。
 でも、高級スーパーとして熊本でずっと歩んできた訳だし、裕福な方は好んで訪れていたように思う。それは駐車場に停まっている車の車種からも明らかだ。
 鹿児島中央駅のアミュプラザ鹿児島の開業時に出店した「鹿児島店」が閉店したり、最近も「健軍店」が閉店したりしていたので、経営が苦しいのかなとは思っていた。
 でも、少しだけ方向転換をすれば、十分自力でやっていけたように思うんだけどな…。



 熊本で長年愛され続けた地場スーパー『ニコニコドー』も、イズミ傘下になって以降、「イズミグループのスーパーの名に相応しくない」などというめちゃめちゃな理由で、2~3年後には『ゆめマート』という名称に変えられてしまった。
 『ハローグリーンエブリー』も同じ運命をたどるのは、目に見えているのにな…。
 社長さんも見誤らないでほしかったな…。

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