メディア遊歩道

さまざまなメディアに接触した記録。映画、本、博物館、展示会など

篠田正浩監督「恋の片道切符」フィルムセンター

2010-03-07 18:42:42 | Weblog
篠田正浩の監督デビュー作品。50年前の作品。

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’60(松竹大船)(監)(脚)篠田正浩(撮)小杉正雄(美)梅田千代夫(音)池田正義、海老原啓一郎(出)小坂一也、牧紀子、平尾昌章、永井達郎、佐竹明夫、鳳八千代


山田洋二が監督補。
小坂一也、牧紀子、平尾昌明の三角関係(+各種しがらみ)が等分に描かれて、小坂一也も平尾昌明もロカビリー歌手売り出し中だが小坂一也は食い詰めた日雇いサックス吹き、平尾昌明は和製プレスリー人気急上昇親衛隊付きと対照的な役を振られて、三角関係盛り立てる。

結末は、あれ?
てな衝撃的幕切れ。

才気バリバリな作品だが50年前の新宿の描写が凄い。劇場で今も残るのがミラノ座のみ!!
てかミラノ座は凄いというべきか。

ともあれ、フィルム上映見れて良かった!

駿と守

2010-03-04 19:47:08 | Weblog
日本テレビは宮崎駿と細田守の二つの才能を取り込んでついでに庵野秀明も取り込んだのだが、文化庁メディア芸術祭見た感じでも、日本テレビ電通アカデミー賞でも、流れは守くんだ。

駿はもはや神懸かりで、言わば「かんなぎ」状態で、もっと面白くなることが分かっても誰ひとり忠告できないし、忠告出来ないよう絵コンテのアップのタイミングを制御している。

守くんは、こうすれば面白くなるという手段をあれこれ考え尽くして上映時間に整理しており、解析し易い。
バカな評論家も、グズな学生でも、サマーウォーズからそれぞれのレベルで解析して娯楽性を学ぶことが出来る。

学び易さの優劣は作品の優劣とイコールではないにしても。

多分、デカプリオの「アキラ」実写版に対抗する新アニメが作れるのは守くんだろう。

庵野は残りの一生、エバ自慰してるしかないで省からね!!

今夜は愛妻家 行定勲監督東映映画

2010-03-04 19:08:09 | Weblog
機内上映をサーチで見ましたが、元々の舞台劇のセリフは楽しめました。
結婚指輪を巡るエピソードが泣かせどころですが、結婚指輪なんかに縛られない私には、一年写真を撮らない写真家の不自然さが気になって仕方ないのです。

GO! パート2 と思えば良いのかもしれませんが。

やっぱり迷わず成仏してほしいですね!!(自他共に)