三浦市 旧城ケ島分校
仕事も終わり久しぶりに長い休みが取れたので、かつての学生時代を思い出し、原付バイク東京湾一周の旅に出てきました。そのため更新が大みそかにまでずれ込んでしまいました。申し訳ありません。今回は2013年を振り返りつつ少し長めに書いてみようかなぁと思っています。
1.就職
1-1. 就活
就職という点で今年一年を振り返ると、まぁまぁの年だったのではないかなぁと思います。当初目標にしていた自分の目標を達成でき将来を見通せる職場への転職は叶いませんでしたが、一応一年間正社員として働き抜き、自分が成長できた点、また、知床半島や下呂、芦屋町など、仕事を利用して全国各地を飛び回れた点は、とてもよかったと思います。私の仕事はそれなりに専門性が高い仕事なので、そういう専門性が仕事を通して高まったという点では将来の転職に向けて有利になったと思うのですが、一方、あまりコミュニケーションスキルや協調性を求められない仕事なので、そういう点で社会性の向上に繋がらなかったのは多少マイナス面ではないかなぁと思います。とはいっても、新しく入った人への教育・指導などで、多少はリーダーシップが向上したかなぁと思っています。
1-2.資格・勉強
資格・勉強という点では最悪に近い一年だった気がします。当初目標にしていた行政書士もまだ結果は出ていませんが恐らくダメだったと思いますし、具体的な資格に向けた継続的勉強も結局日常化することができませんでした。まぁ、NHKの高校講座を視聴したり、毎朝必ず高校時代の教科書を音読したり、毎月法律関係の入門書を読んだりして、一般教養の充実は実現できたと思うのですが、そろそろ一般教養から本格的な専門性への移行期に入っていると思いますし、資格というのは取ってなんぼのものなので、言い訳にならないと思います。兎にも角にもまずは勉強の日常化が先決です。毎日継続的にやっていればそれほど戦略の求められない資格なら容易に取れることは今までの経験で実証済みです。将来的にはそれ以上の資格を取っていかなければならないのですが、しかし、千里の道も一歩から、その具体的な一歩を2013年中に踏み出せなかったことは大きな痛手です。
2. 芸術
2-1.スケッチ
私は2013年はじめ、今年は必ず毎週一枚スケッチをすると固く心に誓いました。そしてそれは見事に実現しました。恐らくこれは今年最大の成果だと思います。なんだかんだ言って、よく毎週描いたものだと思います。今年最後にして目標達成の一枚は、三浦半島の先にある城ケ島という島の廃校になった分校です。分校という響きに憧れを感じてスケッチに行ったのですが、今年最後を飾るにしては今一つの作品になりました。これは画題そのものが想像以上に微妙だったためです。もう少し趣があるかと思ったのですが、周囲を建物に囲まれているため距離を取ることもできず、建物も入り口はシャッターでファサードの印象の薄いものだったため、かなり残念な感じがしました。他にも絵になる風景は沢山あったのですが、微妙な画題こそ実力が試されるとチャレンジしたら、案の定画力のなさから微妙な絵になってしまいました。今、せっかくなので今年描いたスケッチを見直してみたのですが、微妙な作品もあれば中々上手く描けたというものもありました。全体としては当初に比べ明らかに構図や色遣いに狂いがなくなっている気がします。今年一年、独学にしてはよく成長できたと思います。
2-2.漫画
資格・勉強と双璧をなしてだめっだったのがこの漫画だと思います。いや、まったく進まなかった。アイディアはありますしそれなりに絵も描けるのですが、どうしてもやる気がでませんでした。本当にダメだなぁと思います。理由は分かりませんが、漫画を描くというのは案外めんどくさいためかもしれません。ストーリーを決め、キャラクターを決め、絵の参考になる資料や写真を収集し、ラフを描いて、さらに下書きして墨入れする。中々片手間にできる作業ではありません。この分、小説なんかは簡単に書けるので社会人になってから小説家デビューする人も多いのでしょう。ただ私の場合、最も自己表現を適切にできるのが漫画であると信じていますので、この煩雑な作業をなんとか規則的な日常業務として継続することで乗り切りたいと思います。さて私の尊敬する漫画家三人目は長谷川町子です。彼女は私の最も尊敬する漫画家です。殆どの作品の一コマ目を見ただけでオチを言い当てることが出来るぐらいサザエさんは読み込みました。落語的な普遍性のある笑いをたった四コマで表現するその才能、そして女性として自身の才能で家族を支えたその生き様、すべてにおいて尊敬する漫画家です。恐らく彼女ほどの天才は二度と生まれることはないと思います。アニメのサザエさんは個人的には欺瞞的要素が強いのであまり好きではありません。ただあれだけの長寿アニメになったのも、骨格的な部分で長谷川町子が残したものがとてつもなく盤石であるためでしょう。
2-3.ゲーム
ゲーム作りも一年を通すと評価していいと思います。この一年で二作品完成させましたし、それなりの数のフリーゲームをプレーして勉強を重ねました。そもそもゲーム作りに励んだ動機が、ストーリー構成の練習とパソコンの技術向上という、少し拗ねたものだったので中々評価しづらい面もあるのですが、作り上げた作品の質は別にしても意義あるものだったと思います。さて今週は『勇者と心の鍵』というゲームをプレーしました。多分これ、『moon whistle』の作者の方の作品です。なんか道徳の教科書みたいなゲームで、理想主義的側面が強いかなぁと思いました。あえて精神障碍者(多分アスペルガー症候群)を主人公にするのはインパクトがあってよかったと思います。あとダンジョンを幾何学的に割って作っていくのは面白いやり方だなぁと思いました。
語学
語学の勉強に関しては、大いに評価していい一年だったと思います。ラジオ英会話と途中からですが入門ビジネス英語を継続して聴くことができましたし、BBCを使って日本のマスコミではあまり注目されない国際情勢に関する情報もリアルタイムで手にすることができました。また仕事でもそれなりに英語力を活用することが出来たと思います。今年当初の段階では辞書なしで英文を読めるようになるという目標があったのですが、なかなかそのレベルに到達することは難しかったです。来年こそはといった感じです。
3-1.ラジオ英会話
では今週のラジオ英会話の重要表現です。英語だとアオウミガメをGreen Sea Turtleというのかと驚きました。信号にしても日本人はどうも青と緑が混合している気がします。
What was going through your mind at that point?
It's just a stone's throw away.
It's in his blood to dig holes.
This is one for the books.
3-2.入門ビジネス英語
入門ビジネス英語の今日のフレーズなのですが、痛恨のミスをしてしまい、旅行の関係で日曜に聞けなかった分をストリーミング放送で月曜に聞こうかと思っていたら、もうすでに今週分に更新されてしまい、今回は一回分しか書くことが出来ません。やはり当日にできることは当日中にということでしょう。因みに今回の表現、私は普通にmuch抜きで使っていたのですが、それではまずいことがわかりよかったです。
We don't have much time.
3-3.英語ニュース
今回は「安倍首相、靖国参拝」という国内問題の英語ニュースを取り上げてみたいと思います。BBCでもそれなりに大きく取り上げられており、今回の参拝は首相の個人的信条と支持層への配慮等と解説していましたが、私は明らかに安倍首相の個人的な思いによるものかなぁと思います。というのも、現状で自民党は盤石な勢力となっておりますし、近いうちに選挙もありません。また、日本の戦争を裁いた側が中心勢力である現在の国際社会において、彼らが決めた戦争犯罪人を祀っている場所に首相が参拝して、少なくとも評価する国はないでしょう。防空識別圏の設定で自らどつぼにはまった中国に、地位回復のチャンスを与えてしまったようにも思えます。個人的には中国がどのような対抗措置をとるのかが気になるのですが、恐らく非難以外に具体的な対応は取らない気がします。変に軍備増強や領海侵犯すると、逆に中国が大人げないイメージを与え、せっかくの挽回のチャンスを台無しにしてしまいかねないからです。
さてここからは少し個人的な靖国問題に関する考えを書きます。A級戦犯の合祀とか国際非難が話題になりやすい靖国参拝ですが、私はもう一つ大きな問題として、大戦末期、国家のための戦死を美徳とした全体主義的イデオロギーの構成の一翼を担った機関である靖国神社に首相が参拝していいのかどうか、があると思います。現代的な価値観からみると、例えばある戦場で玉砕、つまり全滅したとしたら、普通は今後は全滅しないような作戦計画を行うはずです。しかし戦前の日本は全滅に肯定的とまでは言わなくても英雄的な価値を与え、その後も各地で玉砕と挙句の果てには特攻という攻撃まで採用するようになるわけです。その価値形成は日本人の武士の伝統や当時のマスコミの報道によるところもあるとは思いますが、戦死者に慰霊以上の英霊として積極的価値を与える靖国神社というシステムもその一部と考えて良いと思います。それが靖国神社の本質的機能であるのかはまた別の問題だと思いますが、このような視点から見ると国内問題でもあるということを忘れない方がいいと思います。こう書いていると私は靖国参拝反対なのかと思われるかもしれませんが、どちらかというと賛成です。その理由については後々書けたらと思います。
それでは、また来週…と行きたいところなのですが、2014年の目標のみを書いたブログを特別に元旦に更新したいと思います。新年の決意表明としてです。それではよいお年を。