Second Life 対応PCグレードアップ作戦 その4/4:マウスルックモード

2007年03月18日 | 小説:人生はコーヒールンバだな
さて、グラフィックボートをつけたPCでのSecond Life は、どれほど動きが変わるのだろうか。

動画をこちらに上げたので、ダウンロードをして見ていただきたい。

ただし、今回のグラフィックカード増設で、Second Lifeの動画キャプチャーはできなくなり、ディスプレイをビデオカメラで直接撮っているので一部お見苦しい点はあるのはご容赦いただきたい。オブジェクトのレンダリングが遅いため(多分GPU等の能力不足と思われる)建物が順々に立ち上がっているように見えるものの、全体の動きそのものは実にスムーズになっている。

結果的には、普通に地面を歩くスピードなら、本当にリアルに街を歩いているのと同等の感覚を持つことができる。空を飛ぶのも、陸からの距離に気をつければ自由自在に飛び回ることができる。

ところで、Second Life の基本的な歩き方は下の通りである。

  • 前進 「↑」または「W」
  • 後退 「↓」または「S」
  • 左回転 「←」または「A」
  • 右回転 「→」または「D」
  • 左に平行移動 「Shift」+「←」または「A」
  • 右に平行移動 「Shift」+「→」または「D」

    ただし、ローマ字キーは、IMやチャット起動時はアルファベットキーは使えない。

    そして、画面表示モードにカメラモードとマウスルックモードの二つがある。この二つのモードと歩き方について、簡単に説明してみる。

    【カメラモード】

    このモードの場合、上記のキーボードによる移動方法をとる。また、メニューの[ビュー]→[移動制御]で「移動パレット」(tama命名)を表示させるとマウスだけで移動することができる。「移動パレット」の青い上向き矢印をマウスの左ボタンで押し続けて、マウスを左右に動かせば、アバターが右に左に方向を変えて、歩くことができる。「飛ぶ」モードの時も同じように動くことができる。



    【マウスルックモード】

    チャットを切っているときにはキーボードの[M]を押す、または、チャットモードの時にはマウスホイールで自分のアバターを最大表示からさらに大きくすると自分の姿が消えてマウスルックモードになる。
    このモードではマウスボタンを押さずに左右に動かすだけで視点を左右上下に変えることができる。
    ブラウザ画面センターの小さな四角いマーカーが視点の中心で、矢印キーやWSADキーを押せば歩くことができる。

    ビデオカードを増設して、格段に描画速度が速くなった環境下では、カメラモードでは動きのコントロールが難しくいわゆる「3D酔い」が起こる。これは、マウスまたはキー操作という「片手」だけで、アバターと視野の二つの関係を常に調整しなければならにことから起こるのではないかと推察する。
    マウスルックモードだと、視点を右手(マウス)、動きを左手(キー)に振り分けて行うことになり、さらにその対象が視野だけになるので、気分的には楽になる。1で2をコントロールするより、2で1をコントロールする方が楽なのではないか、少なくとも私はそう感じている。

    ヘッドマウンテドディスプレイとヘドホンをつかって、Second Lifeに入っていったら、今のPC環境でも相当な没入感があると思う。ちょっとやってみたいかも

    現在のSecond Lifeは、残念ながら、他人とのコミュニケーションはキーボードを通じてのチャットしかないので、リアル世界とはかなり遠いものになっているが、音声チャットができる環境ができると、かなりリアルに近い感覚になるのではないだろうか。残るは触感だけど、コントローラーから触感を感じられるPS3のHomeの世界はそのあたりがどうなっているのか興味がある。

    Second Lifeの次は、すでのすぐそこに来ていると感じられた今回の体験であった。