京都伏見中書島

2004年12月21日 | 人生は旅である。
伏見は酒所である。
中書島の改札を抜けると一段下がった一帯が元の女郎屋街。今も狭いスナックがいくつも軒を並べる。冬の昼前のそこは比叡からの北風で、昨晩の喧騒がはき清められてしんとしている。
古いケーキ屋の角を右手に取って路地を進む。
しばらくで伏見を代表する造り酒屋、大倉酒造の倉が目に入る。そこがかつての淀川航路の船着き場。
近くには池田屋があったりしてなかなか歴史の街である。
男は、先ほどのスナック街に戻り煙草屋の隣の店の扉を押した。
普段着のママさんが驚いた顔で男を見つめる。
続く?