どうも世の中には、民営化が全てだと思っている連中がいる。
彼らの合言葉は分割、民営化、競争原理導入だ。
さて、それでは過去民営化された国営会社はどうなったか。
まずNTT。
民営化15年間はガリバーNTTとして相変わらず独占的な立場にあった。
そして5年前に積み残していた分割を実施。
そうした途端、雲行きがあやしくなった。
東西会社、長距離会社は青息吐息。東西会社はリストラ続きだ。
光化やIP化に積極的な投資はできない。出来たとしても工事会社が怖くて人員を増やせない。つまり安定性がなく、ふらふらしている。
またグループ会社間で無駄な投資と競争を行っている。
競争相手もKDDIを除けば、赤字体質で市場から淘汰されようとしている。
次はJR。
一見うまく行っているように見えるが、JR西で大きな問題を起こした。
JRで共通していることは、地方の鉄道部分は大幅なリストラし、都市部は無理な運行を展開していることだ。
また、鉄道の本来の使命を忘れて、金儲けや鉄道とは何も関係のない新規事業を拡大し、民業圧迫を続けている。
それから、国には大きな借金が残ったままだし、組合も右から左まで、多数存在しとても労使関係が落ち着いているとは言えない。
JTについては、大規模なリストラを先日行った。今や日本たばこという面影もない会社になってしまった。まあたばこはユニバーサルサービスではないので問題がないと言えば問題ないが・・
郵政も民営化されれば、時代の波にさらされ、やがては大規模なリストラと地方の切捨てが始まる。また利益確保のために証券や国際物流に進出するが、成功すれば民業圧迫、失敗すれば、国民におおきな付けとして負担がまわってくる。
全体に共通していることは、国に競争時代のビジョンがないことだ。正確に言うと競争を促進するビジョンはあっても、それがうまく機能しなかったり行き過ぎた場合のビジョンがないことだ。もちろん国が過剰に介入するのは困るが、ビジョン位持ったらどうか。
民営化至上主義者は手続き論者であってビジョン家ではない。
戦後民主主義が行き詰まっているのも、手続きだけの民主主義だからだ。
彼らの合言葉は分割、民営化、競争原理導入だ。
さて、それでは過去民営化された国営会社はどうなったか。
まずNTT。
民営化15年間はガリバーNTTとして相変わらず独占的な立場にあった。
そして5年前に積み残していた分割を実施。
そうした途端、雲行きがあやしくなった。
東西会社、長距離会社は青息吐息。東西会社はリストラ続きだ。
光化やIP化に積極的な投資はできない。出来たとしても工事会社が怖くて人員を増やせない。つまり安定性がなく、ふらふらしている。
またグループ会社間で無駄な投資と競争を行っている。
競争相手もKDDIを除けば、赤字体質で市場から淘汰されようとしている。
次はJR。
一見うまく行っているように見えるが、JR西で大きな問題を起こした。
JRで共通していることは、地方の鉄道部分は大幅なリストラし、都市部は無理な運行を展開していることだ。
また、鉄道の本来の使命を忘れて、金儲けや鉄道とは何も関係のない新規事業を拡大し、民業圧迫を続けている。
それから、国には大きな借金が残ったままだし、組合も右から左まで、多数存在しとても労使関係が落ち着いているとは言えない。
JTについては、大規模なリストラを先日行った。今や日本たばこという面影もない会社になってしまった。まあたばこはユニバーサルサービスではないので問題がないと言えば問題ないが・・
郵政も民営化されれば、時代の波にさらされ、やがては大規模なリストラと地方の切捨てが始まる。また利益確保のために証券や国際物流に進出するが、成功すれば民業圧迫、失敗すれば、国民におおきな付けとして負担がまわってくる。
全体に共通していることは、国に競争時代のビジョンがないことだ。正確に言うと競争を促進するビジョンはあっても、それがうまく機能しなかったり行き過ぎた場合のビジョンがないことだ。もちろん国が過剰に介入するのは困るが、ビジョン位持ったらどうか。
民営化至上主義者は手続き論者であってビジョン家ではない。
戦後民主主義が行き詰まっているのも、手続きだけの民主主義だからだ。