安倍自民党、経済再生第一優先で、右派的な公約はことごとく反故にした。
さすがに、慰安婦問題の見直しは安倍にしかできないと、その点については評価・期待してきたが、許せん。
国民を騙した自民党政権、ただちに、衆議院を解散せよ!
「河野談話」見直し明言せず=外交問題化は回避を―菅官房長官(時事通信) - goo ニュース
岸田って誰?
多くの人が知らない。
古賀派の古賀が勇退したため、後任になった男。
加藤の乱に参加。
外相が大物だと勝手なことをやる。
外交は安倍、麻生、官邸でやるから、それに従えということで無難な岸田を指名するらしい。
次は防衛大臣だ。
これは軽いとまずい。臨戦態勢だからだ。
それなりの人を据えなければいけない。
外相に岸田氏起用=自民安倍総裁(時事通信) - goo ニュース
安倍政権が早くも、マスコミから、民主党と同じくウソつき呼ばわれされ始めた。
以下の記事
外交・防衛に強い自民党と言いながら、まだ安倍は外務大臣、防衛大臣を決められていないと書かれた。
「民主とは違う」人選熟慮も 新政権に見えぬ外務・防衛相人事(産経新聞) - goo ニュース
また以下の記事
「自民党はできることしか書いていない」と豪語したが、以下の公約や総合政策集が反故になりそうだと書かれた。
竹島問題
「政府主催で、2月11 日の建国記念の日、そして2月22日を『竹島の日』、4月28日を『主権回復の日』として祝う式典を開催します」→韓国に気兼ねして反古になりそうだ
TPP問題
「『聖域なき関税撤廃』を前提にする限り、TPP交渉参加に反対します」→前提なしに参加する可能性大、党内分裂の危機
江川紹子の記事が面白い。
特に得票率の数字だ。
小選挙区は43%、比例選は27.62%(前回26.73%)。
投票率が下がっていることを考えると、この数字以上に状況が厳しいことが判る。
これじゃ、安倍自民党、次期参議院選挙は危ない。
(記事抜粋)
今回の選挙で、自民党は小選挙区(定数300)の79%にあたる237議席を獲得したが、得票率は有効得票総数の43%ほど。比例選(定数180)の得票率は27.62%で、大敗した前回(2009年)の26.73%とほぼ同じ。自民党や安倍氏が広く支持されたというより、民主党が自滅した結果の大勝利であることは、安倍氏自身もよく認識していると思う。
特別寄稿・江川紹子 選挙は終わった 安倍氏やマスコミに願うこと、自分が心がけること <衆院選・特別コラム>(gooニュース) - goo ニュース
「日本を、取り戻す」と叫んでいた安倍。
日本の何を取り戻すのかと思えば、最優先は結局バラマキだった。
憲法改正や外交安全保障政策、原発・エネルギー政策などは議論さえされず、夏の参議院選挙まで先延ばしするようだ。
衆議院選挙で躍進した公明党として、半年後に参議院選挙があるのに、公約を下ろす訳にはいかないからだ。
自公党首、連立政権の方針確認…大型補正も(読売新聞) - goo ニュース
自民党が圧勝し、次のポイントは、参議院での多数派工作だ。
以下の記事では17議席も足らないことになる。
(ポイント要約)
参院過半数は「122議席」から「119議席」。
自公両党が政権奪還を成し遂げても、参院で両党は102議席で過半数に届かない。
参院欠員、異例の「11」 26年ぶり、くら替え続出(産経新聞) - goo ニュース
前にも述べたが、業界団体は自民党や議員を強力に応援している。
誰のお蔭で勝てたんだとか、あの議員は我々業界団体の代表者だとか、色々圧力をかけてくる。
これは何を意味しているか。
改革反対、業界に仕事をばら撒け・・・
これじゃ「日本を取り戻せ」はできない。
「昔の日本に戻せ」でしかない。
民・自、組織票固めに躍起=業界団体は自民回帰の動き【12衆院選】(時事通信) - goo ニュース
安倍政権の試練の2番目は、原子力規制委員会が出す結論だ。
自民党も原子力規制委員会の結論を尊重すると言ってきた。
また独立性を保つとも。
しかし安倍政権は原発カムラの意向を受けて、再稼働推進で、何とか介入しようと工作する。
例えば、問題の少ない原発を先に調査しろとか。
それを批判されて右往左往し支持率が低下。
敦賀原発、自民に責任=廃炉には言及せず―野田首相【12衆院選】(時事通信) - goo ニュース
安倍政権発足は間違いない。
しかし経済音痴の安倍に待ち受けしているのは、仕手筋だ。
政権発足前に円安を仕掛けていた輩が、政権発足とともに、更に仕掛ける。
仕掛けは2通りある。
①更なる円安を仕掛ける
円安で貿易赤字が拡大、物価上昇で経済疲弊
②逆に円高を仕掛ける
選挙前の状態に逆戻り、輸出産業に影響
安倍が強引なインフレ施策を実施すれば①。何もしなければ②だ。
どちらにしろ、安倍の実力を試す展開になるだろう。
これらの仕掛けに何も手が打てない、失言を繰り返す。
それを見た仕手筋がエスカレーションさせる。
ますます混乱する。
そして経済に弱い安倍のイメージが定着。
安倍自民総裁のデフレ対策、国債市場を不安定化させる危険も(ウォール・ストリート・ジャーナル日本版) - goo ニュース
体調悪化が辞任の最大の理由であると。
今後の政局を考えるうえで、最悪の政権となった安倍政権の総括が必要だと思う。
例えば以下のように分けて考えることが必要だろう。
・安倍という政治家の根底にある思想、考え方
復古的保守主義
・安倍政権が目指したもの
自由主義、新保守主義
・安倍政権の功罪
功
?????
罪
小泉政権の政策を踏襲したこと
自分のやりたいことだけやったこと
・参議院選挙での歴史的惨敗の原因
小泉政権の矛盾
安倍の体質、資質
・安倍が続投した理由
自分のやりたいことが残っていたこと
自民党内も安倍続投が多かったこと
・安倍が辞任に追い込まれた理由
イラク特措法
・安倍が辞めた直接的な理由
病気
安倍首相、病院で会見 「体調悪化」で辞任決意(朝日新聞) - goo ニュース
なかなかマスコミが叩かないと思っていたところ、ついに安倍の尻尾を掴んだようだ。
それが辞任の最大の理由のようだ。
なるほど「説明できない人は閣僚を辞任してもらう」と言ったから手前、野党から説明を求められると、テロ新法どころではないね。
局面打開には辞めるしかないという理由がこれなら判る。
週刊誌が「脱税疑惑」取材=安倍首相の辞任表明前に (時事通信) - goo ニュース
金融機関もマスコミもいわゆる金太郎飴という同一の意識構造らしい。
同じ意識行動なので、金融機関は買いの時は買い、売りの時は売りに走る。だから急激な株価変動が起こる。
マスコミもマスコミ。問題が表面化すると悪い情報のみ大きく取り上げる。株価が上昇中には、悪い材料は出さない。
確かに不安材料が多いが、元々はマスコミがサブプライム問題が表面化する前から取り上げないからこうなる。上がるから下げ幅が拡大する。
マスコミは上がる時は悪い材料を、下がる時は良い材料を提供すべきだ。
長期レンジでは株価は間違いなく上昇する。
小沢は政局優先だから反対を変えるわけがない、参議院では間違いなく否決だ。
唯一の方法は衆議院で2/3以上の賛成で成立は可能だが、そううまくいくのだろうか。
造反が出る可能性もあるし、強行で支持率が下がることも考えられる。
いずれにしろ、安倍の退陣は間違いない。
「給油継続」だめなら内閣総辞職も、首相が示唆(読売新聞) - goo ニュース
1ヶ月も時間をかけたのに、このざまだ。
しかし自民党の議員はクリーンな議員は少ないということがこれで改めて判った。
国民は呆れているだろう。
折角支持率が上がったのに。
いよいよ第三幕に突入か。