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シャムネコ大好きの「わがはいはネコである記」

ネコの消化器

2022年01月26日 | 日記

カリポリをたべるちゃーちゃん(子どもの頃)
カリポリはタンパク質の塊で、肉と同じ成分です。

ネコは完全肉食主義者です。つまり、イヌのように、デンプン質、植物系のエサ、果物などは一切食べないのです。食べないと言うより、そういうものは消化できないのです。

ネコは、ライオンなどと同じ、完全肉食系なので、消化器官は体重の2.8~3.5%しかありません。雑食性の人間の10~11%に比べるとものすごく少ないです。ネコは肉しか食べない真性肉食動物なので消化管は短くてすむのです。

真性肉食動物は、肉をよく嚙むことはしません。丸呑みします。肉を嚙んでいるのは、のどを通りやすくするために、肉の塊を小さくするためなのです。真性肉食動物の消化は胃から始まるからです。人間の場合、よく嚙んで、食物を細かくして、唾液とよく混ぜてから飲み込みます。人間は、もう口から食べ物の一部を唾液で消化を始めているのです。

雑食化した人間やイヌは糖分や植物繊維も消化できる酵素を持ちますが、ネコは肉の消化酵素しか持たないのです。ですからデンプンをたくさん食べても消化できないので、デンプン質の食べ物は、食べたいとも思わないのです。

それでは、ネコ草を食べるのはなぜ?と思いますが、これは食べているのではなく、お腹にたまった毛玉をはき出したいための行為なのです。ネコは、草は消化できません。