千里伝の最終巻です。
かなり前に第一巻を読んだので ちょっと内容が分からなくなってきていますが・・・
最初に読んだ時、なんだ?この主人公の設定は・・・大丈夫なのか?と思っていました。
物語の主人公といえば ハンサム、美女だし 性格はみんなから愛されるやさしい性格だったり明るくて楽しい人だったりします。
でも 千里は見た目はいくつになっても幼い子どものままだし いつも威張っていて可愛げのない主役としてはいかがなものか?と首をひねる性格です。
なんなんだ?と思っていたのですがステキな仲間と旅をし、巻が進むにつれて いろいろな経験をし、恋をし、武術の腕も磨き、千里がどんどん魅力的に見えてきました。
しかし、前作で悪の道に進んでしまった仲間、絶海と対決することになり、頼もしい仲間バソンとも離れてしまった千里、いったいどうなることか・・・とはらはらしましたが 納得の最終巻になっていました。
だけど、前作との間に時間がずいぶん経ってしまいました。 できれば物語は一気に読んでしまいたい、と思った私です
楽しく読めましたが個人的には同じ作者の『僕僕先生』シリーズの方がやっぱり好きかも・・・