キュートなバアサンになるために

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『ヒューゴの不思議な発明』

2012-03-25 21:48:43 | 映画
公式サイト
 アカデミー賞を5部門受賞した作品です。

予告編を映画館で観た時に子ども向けのファンタジー映画だと思いました。
それなのに たくさんアカデミー賞にノミネートされていたのでちょっと不思議に思いました。 なんとなくアカデミー賞に子ども向けの映画がノミネートされるとは思っていなかったので・・・

 実際に映画を観てみたら これは子ども向けのファンタジー映画ではなく大人向けの映画で、しかも映画への愛情溢れる作品でした。

 父親を火事で亡くし、ひとりぼっちになったヒューゴは飲んだくれの時計修理工の叔父と駅の屋根裏に住んでいた。
 孤独なヒューゴの唯一の心の拠り所は父が亡くなるまで直し続けていた機械人形の修理を完成させること。 修理に必要な部品を手に入れるためにおもちゃ屋で盗みを働いたことからおもちゃ屋の主人ジョルジュ、ジョルジュの養子イザベルと出会う。
 機械人形のことを知ったジョルジョは顔色が変わりヒューゴに機械人形のことは忘れるように言う。
 イザベルに連れて行かれた図書館でジョルジョが伝説の映画監督だったとヒューゴは知る。

 映画全体に流れるスコセッシュ監督の映画に対する熱い想いに感動します。

しかし、子どもたちでも楽しめるような作りの映画でもあるのです。
オシャレなフランスの駅の屋根裏に住んでいる少年、なんてファンタジー映画の題材ですよね? それに機械人形が描く謎・・・
ヒューゴと一緒に冒険したくなっちゃいます。

 この不思議な感覚は 例えるなら子ども服のブランドが作った子ども服ではなく 大人の洋服のブランドが作った子ども服、といった感じでしょうか・・・
 
 ヒューゴとイザベルが眺めるノスタルジックなフランスの景色・・・私も見てみたいです。

 ちょっと疲れてしまい昔のことを思い出したい気分の方、一度ご覧になってみてください。 観終わったあと、少し笑顔になれる、そんな映画です。
コメント
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