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死神の仕事は対象者の最後の１週間を見つめ、『実行』するか『見送り』するかを決めること。
死神の千葉は相棒の黒犬と共に 人間の世界に現れて仕事を淡々とこなしていく。 彼の仕事の結果のほとんどは『実行』。
しかし、ある時、自分が愛する人たちを次々と亡くしてしまい、その上 ストーカーもどきのクレーマーに悩まされている電気メーカー勤務のＯＬと出会い『見送り』することに。
『ミュージック』の好きな彼は 彼女の声に特別な才能を見つけ「彼女はまだ この世でやるべきことを終えていないから。」と。
「あなたにとって死ぬってどういうことですか？」「死ぬなんて特別なことではありません。」映画の登場人物と共に考えさせられました。
でも、「たいしたことではないのかもしれないけど 大切なこと。」ということに彼は気がつき、その時はじめて いつも人間界では雨降りしか見たことのなかった彼が青空を見ることができます。
どんな映画なんだろう？とわくわくしながら見ました。
意外、と言っては失礼ですが 想像していたものより はるかに考えさせられ、温かな気持ちになりました。
金城武さん・・・初めて彼の映画を見ましたが とってもチャーミングな方なんですね。
『ミュージック』を聴いている時の小首をかしげてうれしそうな表情を浮かべたり、ちょっと天然な会話をとっても自然に演じられていました。
もう すっかりファンになりましたっ
