雨の日の花

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先日、雨の日、我が家の狭い庭の、玄関前に植えたヒメウツギ。
高さ20センチほどの樹に、白い花が咲いていました。
こんなに小さくても、花を咲かせて。



庭の隅っこに、何本か植えたブルーべりー。
西洋の果樹だけど、ブルーベリーは大好き。
気候も北海道には合う樹です。
高さは40センチくらい。
今年は実がなるかな？



ちっこい苗が多い中で、少し成長の早いこの樹はライラック。
ムラサキハシドイという和名のハシドイの仲間。
札幌市の花になっていますが、北海道に来たのは明治期。
アメリカの女性が持ち込んだのが最初。
その人は、北海道の女子高等教育の創始者となった人といわれています。



近所の桜がきれいな小さな公園で、桜の樹に登って咲いている藤を見つけました。
この公園は2年前に整備されて「公園」となったもので、その前は木々の繁った斜面という感じでした。
でも、何十年か前はやはり手入れの行き届いた園庭だったのではないかと思います。

桜の樹が何本も植えられ、今でも水仙が花をつけ、フジが野生化して桜の樹に上り…。

すこし不思議な感じのする小さな、広場のない公園です。



少し歩くと、藤棚に見事にフジが咲いているところがありました。
雨の中、しめった花びらはムラサキ色を少しだけ濃くして、
あたりによい香りを漂わせていました。

歩いたのは先日ですが今日も朝は雨でした。
スズメのヒナは元気に鳴いています。
カラスはどうやらもう来ないようです。

カラスは先月、近くの斜面の、ポプラの樹の中に、
枝を集めて一生懸命巣作りをしていました。
カラスもきっと子育て中なのでしょう。

雨に濡れない我が家の軒下。
樹の中のカラスの巣は、この雨に濡れないでいたでしょうか。

６月の雨は、やさしい雨です。