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聖地巡礼-バイクライディングin北海道-
GPZ1100 15年目の音量について

先日ZOOMさんにお願いして車検整備も終わり、帰ってきたGPZ1100。
15年目の旅に入っています。
GPZ1100の排気管は、1998年からBEET製のナサートRに変更されています。
JMCA認定品で車検対応。リプレイスマフラーとしては静かな部類。
排気管部分は機械曲げのチタン。
消音器部分はカーボン巻でストレート構造。アルミエンドピース。
完全ボルトオンでキャブのセッティングも不要。
全域で少しずつのパワーUP。
ノーマル比でマイナス10㎏もの軽量化。
…につられ、11年前に16万5千円の大枚をはたいて変更したのです。
その後、今日までそのまま付けています。
このマフラーの性能はうたい文句通りで、
パワーはシャシーダイナモで計測してもらったところ、
ノーマルカタログ値が最高出力97psのところ、後輪で110ps。
トップ6速、1500rpmで上り坂をぐいぐい登るというフレキシビリティ。
燃費も今まで報告したとおり。
私の車輌が「当たり」だったとしても、十分な性能を発揮してくれたといっていいでしょう。
(ちなみにこのマフラーをつけた頃、GPZの走行距離は5万キロを越えており、はじめにフルノーマル状態での計測で後輪100psを記録。
当時広島市で一般に1回5000円で計測を始めたショップの人も驚く数値でした。
GPZの購入ショップ、「カワサキショップキティ」さんの整備のよさ、計画的な慣らし運転と、新車から数千キロ走行時に行ったマイクロロン処理、そしてかなりの「当たり」個体だったことなどの重なりで、この数値が出たのだと思われます。
マフラー交換後のグラフはきれいに全域でパワーがUPして谷もなし。最高出力で10psのUPだったことになります。
もう11年も前のことで、9万7千キロ走行した現在では、かなりパワーも落ちているのではないでしょうか。)
ノーマルと比べて気になった点といえば、やはり音量が少しとはいえうるさく感じるものになったことと、高回転まで全開で引っ張ってアクセルオフにするとアフターファイヤーがパンッ、と出ることでした。
走ってしまえば風切り音や吸気音にまぎれて排気音はほとんど聞こえないのですが、街中をゆっくり走っている時やトンネルの中に入ったときなど、おお、けっこう音してるかも…と思うこともありました。

さて、今回の車検にもGPZは通ってきたわけですが、だんだん音が大きくなってきているようです。前回の車検時よりも確かに大きくなっているとのこと。
やはり経年変化で消音効果が落ちてきて音がでかくなってきたのでしょう。
ストレート構造なので、消音はマフラー部分に巻いているグラスウールが頼み。
これが11年間の間に汚れが詰まったり、痩せてきたりして消音効果が徐々に消音効果が弱まってくるのは、考えられることでした。
もともと車検適合の品だったのでノーマルマフラー一式はすでに処分してしまっていて、元に戻すことはできません。
私自身は音は静かな方が好きなので、この際、新しくノーマルマフラーを買って交換することも考えるのですが、錆びないチタン管はまだまだ消音性能を甦らせればずっと使えそうですし、もったいない気もします。
リベット止めされているマフラー部分だけを外からはがして消音材だけを新しくし、また組み立てるとしたらどれくらいお金がかかるでしょうか。
大型バイクが無音で近づいてくるのも不気味で危険ですが、GPZの性格を考えると、できるだけ上品な音で、周りに眉をひそめられないように走りたいものです。
車検は通ったのですからとりあえずはいいとはいうものの、気にしだすと音も気になってくるのでした。
今シーズン末にでも、どうするか改めて考えることにしましょう。
15年目の旅に入っています。
GPZ1100の排気管は、1998年からBEET製のナサートRに変更されています。
JMCA認定品で車検対応。リプレイスマフラーとしては静かな部類。
排気管部分は機械曲げのチタン。
消音器部分はカーボン巻でストレート構造。アルミエンドピース。
完全ボルトオンでキャブのセッティングも不要。
全域で少しずつのパワーUP。
ノーマル比でマイナス10㎏もの軽量化。
…につられ、11年前に16万5千円の大枚をはたいて変更したのです。
その後、今日までそのまま付けています。
このマフラーの性能はうたい文句通りで、
パワーはシャシーダイナモで計測してもらったところ、
ノーマルカタログ値が最高出力97psのところ、後輪で110ps。
トップ6速、1500rpmで上り坂をぐいぐい登るというフレキシビリティ。
燃費も今まで報告したとおり。
私の車輌が「当たり」だったとしても、十分な性能を発揮してくれたといっていいでしょう。
(ちなみにこのマフラーをつけた頃、GPZの走行距離は5万キロを越えており、はじめにフルノーマル状態での計測で後輪100psを記録。
当時広島市で一般に1回5000円で計測を始めたショップの人も驚く数値でした。
GPZの購入ショップ、「カワサキショップキティ」さんの整備のよさ、計画的な慣らし運転と、新車から数千キロ走行時に行ったマイクロロン処理、そしてかなりの「当たり」個体だったことなどの重なりで、この数値が出たのだと思われます。
マフラー交換後のグラフはきれいに全域でパワーがUPして谷もなし。最高出力で10psのUPだったことになります。
もう11年も前のことで、9万7千キロ走行した現在では、かなりパワーも落ちているのではないでしょうか。)
ノーマルと比べて気になった点といえば、やはり音量が少しとはいえうるさく感じるものになったことと、高回転まで全開で引っ張ってアクセルオフにするとアフターファイヤーがパンッ、と出ることでした。
走ってしまえば風切り音や吸気音にまぎれて排気音はほとんど聞こえないのですが、街中をゆっくり走っている時やトンネルの中に入ったときなど、おお、けっこう音してるかも…と思うこともありました。

さて、今回の車検にもGPZは通ってきたわけですが、だんだん音が大きくなってきているようです。前回の車検時よりも確かに大きくなっているとのこと。
やはり経年変化で消音効果が落ちてきて音がでかくなってきたのでしょう。
ストレート構造なので、消音はマフラー部分に巻いているグラスウールが頼み。
これが11年間の間に汚れが詰まったり、痩せてきたりして消音効果が徐々に消音効果が弱まってくるのは、考えられることでした。
もともと車検適合の品だったのでノーマルマフラー一式はすでに処分してしまっていて、元に戻すことはできません。
私自身は音は静かな方が好きなので、この際、新しくノーマルマフラーを買って交換することも考えるのですが、錆びないチタン管はまだまだ消音性能を甦らせればずっと使えそうですし、もったいない気もします。
リベット止めされているマフラー部分だけを外からはがして消音材だけを新しくし、また組み立てるとしたらどれくらいお金がかかるでしょうか。
大型バイクが無音で近づいてくるのも不気味で危険ですが、GPZの性格を考えると、できるだけ上品な音で、周りに眉をひそめられないように走りたいものです。
車検は通ったのですからとりあえずはいいとはいうものの、気にしだすと音も気になってくるのでした。
今シーズン末にでも、どうするか改めて考えることにしましょう。
コメント ( 10 ) | Trackback ( 0 )

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洗剤がありますのでそれを使ってみてはどうでしょう。
ウッドミッツのKMC-500という商品です。
安価ですしサイレンサーが浸かる容器があればすぐに
出来そうですよ。グラスウールがなくなってなければかなり結果はでると思います。
内部の水分はひとっ走りで抜けるでしょうからやって
みる価値ありだと思います。
そういう製品があるんですね。
知りませんでした。ありがとうございます。
ちょっと調べてみて、考えてみたいと思います。
わかさん、貴重な情報ありがとうございます。
左の一本出しって珍しいですよね。
私めのバイクも軽量化したくて社外のマフラーに交換
していますが車検対応じゃないので車検の度に交換です。
懸案の音量の件ですがサイレンサー部分は非分解仕様で
しょうか?
でも現状で吸排気のバランスがすごく良さそうですので
105dbを越えないようならこのままでも宜しいかと。
斜め後ろからのGPZ君もかっこいいですね!
おお、サイレンサーはスプリングがかかっていますから差込式の分解できるパーツのはずですね。
ということは、サイレンサー部分だけ交換も、部品在庫があれば可能ということですね。アッセンブリー交換しかないと思い込んでいました。うーん、思い込みは怖いですね。
GPZはオイルパンを避け、センタースタンドも使用可にして勝つ当時の機械曲げチタンだと、左出ししかなかったようです。
日本は左側通行なので、車道側からセイレンサーが見える右出しの方が絵になりやすいのですが。
サイレンサーのみ交換、またはサイレンサーのみO.H。考えて見ようと思います。まあ、しかし、冬季冬眠中の話になるかもしれません。
左出しということは、集合部分からストレートに排気されるパワー重視のデザインですね。
サイレンサー内部のパンチングウールについては、補習部品を出しているメーカーもあったと思います。
2本出し(と価格)にこだわった結果、私はZZ-R1200用のDevilスリップオンマフラーを装着しています。
http://www012.upp.so-net.ne.jp/waq3/gpz1100-080127a.jpg
音量は、きちっと計ったことはないのですが、車検にぎりぎりとおる感じです。
出先で会ったライダーには、「お、Devilやん。」の後に「思ったほどうるさくないね。」と微妙な評価です。
私も音量をさげる方向で検討しているのですが、なかなか時間がとれません。
サイレンサーまでは、ZZ-R1200がそのまま付きました。ただし、サイドスタンドスイッチ付近のヘコミがありません。スイッチが熱でやられるのではと、ちょっと心配です。
おそらく、ZZ-R1200ノーマルサイレンサーも付くのではと思います。
明後日車検なのですが、音量で通らなかった場合、このノーマルサイレンサーを装着しようと考えています。
ちなみに当方の燃費は、ツーリングメインで20km/L程度です。350km走ったぐらいでリザーブタンクに切り替えます。ノーマルマフラーのときは、400km走れたのですが…
現在の走行距離は、約30,000kmです。
もし、GPZ1100ノーマルに戻されるのでしたら、ZZ-R1200用の方が、排気管の材質もステンレスですし、タコ足+左サイレンサー+右サイレンサーに分かれますので、ご自身での装着も簡単かと思います。
Devil管、カッコイイですね。
やはり2本出しの左右対称スタイルの方がGPZやZZRには似合うと思うんです。
交換当時は性能と軽さにやられて、BEETにしたんですよね…。
今では全く飛ばさなくなってしまったので、性能重視のBEET管も宝の持ち腐れ的存在になってしまいました。
それにしてもわっきゅうさんの赤いGPZに黒のDevil管のサイレンサー、似合っていますね。
精悍な感じでかっこいいです。
燃費もいいですね。
ワンタンク400㎞走れるのは、GPZの大きな強みですよね。(でも私は弱気なので300㎞毎くらいで給油しています。)
サイレンサーの情報、ありがとうございました。
しばらくはこのまま行きつつ、どうするか考えていきたいと思います。
わっきゅうさん、ありがとうございました。
マフラー交換に当たって大切なのは、自分が何を求めるかをはっきりしておくことだと思います。
そして、製品の仕様をしっかり確認しておくことです。
パワーがほしいのか、軽さを重視か、センタースタンドは使えなくてもいいのか、使いたいか、キャブレターセッティングの変更は必要か、そのセッティングができる店が近くにあるか…。
竹さんのCBはキャブは標準のままでしょうか。
マフラーによって、純正キャブでセッティングもそのままでいいもの、キャブレターのセッティングが必要なものに分かれます。
私のナサートは、実はデザインはあんまり好きではありませんでした。
しかし、軽量なこと、キャブが純正の標準設定のままでいいこと、センタースタンドが使えること等を総合しての選択となりました。
店の中には、残念ながらきちんとキャブセッティングのできない店も多いと聞きます。
また、キャブのセッティングは、まず、時間がかかります。
実走しつつ、セッティングを詰めなければならないので、何日もかかると思ったほうがいいです。
それから、お金もかかります。部品代、毎回ばらしては組み立てますので、その工賃など。
一概にいくらとはいえませんが、それなりの時間とお金を覚悟できないなら、キャブセッティングのいらない、純正につけるだけでいいマフラーを選んだ方が無難ですね。
アフターパーツのマフラー、パワーチェックのグラフがついていたり、キャブとの相性、車検の対応、騒音のレベルの表示など、きちっとしたところは、すべて説明が広告やパンフで買う前に調べられるようになっています。
そこがあやふやだったり、その質問をうるさがるような相手からは買わないことが大切です。
市販されているマフラーに交換している人の中でも、セッティングがでていなくて、音がうるさくなっただけでパワーも燃費も落ちている場合も多いと聞きます。
バイクのエンジンは、吸気系と排気系のバランスが大事ですので、特にキャブとの相性はよく調べた方がいいと思います。
でも、見た目を最重要視するのも、オーナーの好み。
それもありだと思います。
何を求めて、どれくらいの手間とお金をかけられるのか、そのへんのバランスで、いろいろ調べて考えて見てください。
けっして安い買い物ではないので、じっくり調べて考えてから購入されるのがいいと思います。
参考までに(^^)。
「春までじっくり」、楽しい時間になりそうですね。
いろいろ出ていると思うので、調べつつ、楽しんでください。
さて、ノーマルに戻したらスムーズで自分が上手くなっているように感じる…。これは、よくあることなんですね。
「いい音」を響かせ「パワーアップ」するマフラーは、排気の「抜け」をよくしていることが多く、アクセル全開域では、ノーマルをしのぐパワーを記録します。(シャシーダイナモのパワーチェックは全開時のものです。)
しかし、実際に走るとき、アクセル全開時間はほんのわずか。ビッグバイクではほんのわずかに開いたあたりから半開くらいで用が足りてしまうことがほとんどです。
その微開域では、排気が抜けすぎてもパワーが落ちます。ノーマルマフラーはそのあたりの排圧がよく考えられて作られており、全開域のパワーと引き換えに、全域、全開度でのバランスのよさを念頭に開発されています。
つまり、パワーアップしたはずのマフラーが、日常の仕様ではノーマルよりパワーダウンしていた…というのは、よくある話なのです。
抜けてぼこつく感じのマフラーからノーマルに戻したら、バランスがよくなって乗りやすく、開け易くなった…というのも、よく聞く話なんですね。
とは言え、外見も性能の1つ。
お気に入りのマフらーを探すのも、悪くないことだと私は思います。