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亀井氏が班目氏更迭を要求 当人は「辞めたら末代の名折れ」

2011-05-24 06:23:56 | Weblog
2011.5.24 00:45
 

大阪市内で講演する国民新党の亀井代表=23日

 国民新党の亀井静香代表は23日、菅直人首相と電話で会談し、原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長による福島第1原発事故対応は不適切として更迭を求めた。亀井氏によると、首相は即答を避けた。

 亀井氏は大阪市内の講演でも、海水注入をめぐり班目氏が「再臨界の可能性はゼロではない」と述べたことに関し「でたらめ委員長が修羅場でそんなことを言ったと胸を張って発表している。修羅場で言うべき言葉ではない」と痛烈に批判した。

 これに対して班目氏は同日夜、産経新聞の取材に対し「辞めさせてほしいが、ここで辞めたら末代の名折れだ」と、辞任はしない考えを明らかにした。また、国会の同意人事であることを指摘した上で「委員長は非倫理的行為をしない限り辞めさせられない。(政府の説明に修正を求めたことが)非倫理的な行為になるのか」とも述べた。

 

亀井氏かみついた!班目氏は“でたらめ委員長”

大阪市内で講演する国民新党の亀井代表 
By 共同 

 国民新党の亀井静香代表は23日、大阪市内で講演し、福島第1原発1号機への海水注入をめぐり原子力安全委員会の班目(まだらめ)春樹委員長が「再臨界の可能性はゼロではない」と述べていたことに関し「“でたらめ委員長”が修羅場でそんなことを言ったと胸を張って発表している。修羅場で言うべき言葉ではない」と痛烈に批判した。

 同時に「審議会の場で言うならまだしも、危機を迎えた場で安全委員会の責任者がそういうことしか菅直人首相にアドバイスできないのはいかがか」と指摘した。

 海水中断問題は、衆院東日本大震災復興特別委員会でも追及され、菅首相は東京電力に中断を指示したとの見方を否定した。東電側は官邸での検討状況が伝わり注入をやめたとしており、政府と東電間の意思疎通の欠落が55分間の中断につながったとみられる。質問した自民党の谷垣禎一総裁は終了後、記者団に「原発初動に数々の疑問、大きなミスがある」と述べ、今後も追及し続ける考えを示した。

 自民党は6月上旬にも衆院に内閣不信任決議案の提出を視野に入れており、こうした動きに亀井氏は「この期に及んで、ばかげた党利党略ばかり考えている党にあすはない」とけん制した。その後、亀井氏は菅首相と電話で会談し、班目氏の更迭を要求。首相は即答を避けた。

 一方、班目氏は同日の記者会見で「(再臨界の危険性があると)委員長が言ったという作文を書いたのが誰か知らないが、経緯を徹底的に調べてほしい」と述べた。

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