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関心事 原発、放射能、化学物質の蔓延、大気と水と土地、外国人流入、宇宙、

福島の6地点でプルトニウム検出 20100930

2011-09-30 20:53:33 | Weblog

放射性物質の拡散調査    20100930 

掲示板:投稿数1,458

福島第1原発の事故により周辺海域などで基準を超える放射性物質が検出され、モニタリングが強化されている。[関連情報]

福島の6地点でプルトニウム検出 文科省「被曝量は非常に小さい」

 福島県双葉町、浪江町、飯舘村の6地点から微量のプルトニウムが検出されていたことが30日、分かった。文部科学省が同日、明らかにした。福島第1原発事故によるものとみられる。原発敷地以外で事故の影響によるプルトニウムが検出されたのは初めて。(産経新聞)
[記事全文]

プルトニウムの影響や使用例
プルトニウムの人体影響 - あとみん
プルトニウムという放射能とその被曝の特徴PDFファイル) - 京都大学原子炉実験所
プルトニウムについて - 原子炉で使われている割合。中部電力

プルトニウムの危険性への見方
土壌のプルトニウム 重い元素で遠くには飛ばず 人体に影響ないレベル - 産経新聞(330日)
日本の大手メディアと欧米メディア、プルトニウム報道の温度差 - ダイヤモンド・オンライン(331日)

放射線の計測状況
放射線モニタリング情報 - 文部科学省
国・自治体などによる放射線の計測状況 - Yahoo!トピックス「福島原発による人的影響」

関連情報エリア
福島原発周辺からの住民避難 - Yahoo!トピックス

 

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セシウム検出新米 2011年09月27日

2011-09-30 17:47:50 | Weblog

「セシウム検出新米も流通させろ!」農水省から驚愕のマル秘指令!!【セシウム検出新米】

 

2011年09月27日 00:00

9月23日、二本松市小浜地区で作られていた「ひとめぼれ」の玄米から500ベクレルの放射性セシウムが検出されたとする福島県の発表は、全国に衝撃を与えた。国が定める暫定基準値は1キロ当たり500ベクレル。上限いっぱいでの検出は初だ。

福島県は、全国4位の米の生産量を誇っている。現地に取材に行くと「国がいくら安全と言っても、消費者心理としては『たとえ1ベクレルでも、放射性物質が含まれているお米は口にしたくない』と思うでしょうね。だから全農でも自主的に調査を行い、ND米(放射性物質を機械で検出しなかった米)しか流通させない方針です」とJA全農福島米穀部の担当者は語る。福島県産の米の信頼を取り戻すために、彼らは懸命の努力を続けていた。

しかし、この全農福島の努力に対して“待った”をかけたのが農林水産省だという。「農水省は、国の方針に対しての“反逆”を許さないんです。東京・大手町の全農本部を通して、『(500ベクレルを下回った米を故意に流通させないのは)好ましくない』という農水省の官僚からの声がこちらにも届いています」(前出・JA全農福島担当者)

農政について詳しい経済ジャーナリストは「福島県内で全農が扱う米は、全体の23%でしかない。農水省は全農が国と違う二重基準を作ることで、全農契約以外の米や農家が窮地に立つのを恐れているのでしょう」と語る。そんなお役所体質が信頼回復のための全農福島の努力を犠牲にしようとしているのだ。  (女性自身)

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放射性物質の除染 20110929

2011-09-29 23:06:12 | Weblog

放射性物質の除染

福島第一原発事故で汚染が広がったが、避難住民の帰宅や子どもなどのため、早急で効果的な対策が課題。[関連情報]

除染費、1兆数千億円に=中間貯蔵施設整備で拡大も環境省

 環境省は29日、福島第1原発事故に伴う放射性物質の除染や汚染がれきの処理にかかる国の負担が、201113年度までの3年間で少なくとも1兆数千億円に上るとの見込みをまとめた。効果的な除染手法が決まっていない高濃度汚染地域の対策費や、汚染土などを安定的に保管する中間貯蔵施設の整備費は含めておらず、将来的に負担はさらに膨らむ見通しだ。(時事通信)
[記事全文]

大量に予想される汚染土などの課題
除染土、最大東京ドーム23杯分 環境省が試算 - 47NEWS927日)
除染作業に伴う問題点の指摘 - 関連情報エリア

除染による放射線量低減の目標
除染に関する緊急実施基本方針PDFファイル) - 長期的な目標として、現存被ばく状況(現在の運用では年間20ミリシーベルト以下の地域)にある地域においては追加被ばく線量が年間1ミリシーベルト以下となることを目標。経済産業省(826日)
年間5ミリシーベルト以上地域、国が除染へ 環境省方針 - 朝日新聞(927日)

関連トピックス
福島原発による人的影響 | 福島原発周辺からの住民避難 - Yahoo!トピックス

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人類の歴史を無にするリスク、原子力

2011-09-27 03:08:53 | Weblog
 
 
<福島原発での地下水汚染>
放射性物質は極めて重量が重く、深く地下に浸透し、地下水脈を汚染している。(とてつもない規模で)300KM圏、500km圏への拡がり
この調査はあまりの恐怖であるがゆえに調べも進まず、公表せず、または明らかにするのを国が恐れ、そこまでないはずだと国民不安を抑える。その間にわれわれは取り返しのつかない危険にされされている。国にはできないことを国民みんなの力であきらかにして知恵を出し合いこの危機の打開に一歩進もう。何とか視聴率の忙しいマスコミが動けないものか。やはりスポンサに都合悪いのか。みんな御仕舞いになる危険があるというのに。目に見えないから怖い。心配しすぎだというのなら、各国の原発関連裏情報を見ればわかると思うが。 
 
 
第1節 原子力利用における潜在的危険性 
原子力と放射線)
 我々は、大きな電力エネルギー源としての原子力のほかに、病院でのX線撮影や放射線治療などに用いる放射線源としても原子力を活用している。
 原子力発電所で生み出されるエネルギーは、原子核が核分裂する際に生じる。これまで人類が利用してきた化石燃料などの化学エネルギーとは、発生の仕組みが異なり、炭素原子1個の燃焼によるエネルギーと、ウラン原子1個の核分裂によるエネルギーでは、数百万倍もの大きな差異がある。
 あらゆる物質は原子からできているが、原子は、中性子と陽子からなる原子核と、その周囲に存在する電子から構成されている。
 原子力発電は、ウランやプルトニウムなど、中性子が衝突すると原子核が核分裂を起こす性質を持つ原子を含む物質を用い、それらの核分裂の起こり方を人工的に制御しつつ、核分裂によって発生するエネルギーを取り出し、発電に利用しているものである。
 核分裂によって生じる破片を核分裂生成物といい、そのほとんどが放射性物質であるため、原子炉の運転に伴って多量の放射性物質が炉内に蓄積される。また、核分裂に伴って発生する中性子によって原子炉の構造物が放射化*1される。

 これら核分裂に伴うエネルギーと放射性物質の発生と蓄積が原子力発電の潜在的危険性の主要な要因である。

 


*1
 中性子線など高エネルギーの放射線を物質に照射した際に核反応が起こり、物質内に放射性核種ができること。

 

○図表1-1-1:核分裂と核融合の仕組み 

 

 既に実用化されている原子炉は、こうしたウランやプルトニウムの原子核が核分裂する際に生じる「核分裂エネルギー」を利用しているが、このほか原子力エネルギーとしては、原子核が融合する際に生じる「核融合エネルギー」がある。この核融合エネルギーは、現在のところ実用化されていないが、重水素*1や三重水素*2を用いた核融合エネルギーの利用も研究が進められている。現在国際協力の下で工学設計活動が進められている国際熱核融合実験炉(ITER)は、このための大型実験施設である。核融合では、核分裂生成物は発生しないが、燃料に用いるトリチウムは放射性物質であり、また発生する中性子によって構造材料が放射化される。
 一方、放射線を利用して、医療分野では、病院でのX線等による検査・診断・がん治療が、工業分野では、タイヤ、プラスチック等の性質の改良、半導体デバイスの製造、非破壊検査などが幅広く行われている。また、食品の殺菌、劣化防止、医療器具の滅菌が目的の放射線照射など、身近な生活の中でも原子力は広く実用化されている。さらに、原子、分子などのミクロ(極微)の世界の観察、計測、微細加工等、先端的研究開発でも原子力は不可欠な手段となっている。
 放射線とは、エネルギーを持った粒子又は波の流れであり、エネルギー的に不安定な原子核が、より安定な原子核に変わる際に放出する電磁波や粒子線を含む。放射線を発する性質を放射能といい、放射能を持つ物質を放射性物質という。
 この外、宇宙から常に降り注ぐ宇宙線も放射線であり、また、原子核物理の研究や医療用に使われる加速器などからも放射線が発生する。
 放射線の一種であるX線は、1895年にレントゲンによって発見された。1938年に核分裂が発見されるかなり前から、病気やけがの診断に利用されるなど、様々な研究・利用が行われている。
 放射線は、我々の五感には感じられないが、計器を用いれば、1個1個の電子の流れに至るまで、自然界に存在する超微量の放射線でも計測することができる。
 その一方で、これら放射線を人体が受けるとき、その量によっては健康上不利益な影響を受けることがある。

 したがって、原子力利用においては、その際発生する様々な種類の放射性物質を閉じ込め、発生する放射線を制御・遮蔽し、人体が不用意に放射線にさらされないよう放射線防護・放射線管理の徹底を図ることが重要である

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ダークマター  宇宙の謎を解く鍵

2011-09-27 02:54:58 | Weblog

「ダークマター」 宇宙の謎を解く鍵を求めて

20110922日  nikkei

暗黒物質(ダークマター)の謎に迫る

 銀河は、宇宙空間でランダムに存在しているわけではなく、多くは銀河団という群れをなしています。

 銀河を構成している星や星間物質の重力だけでは、この群れの原因をなかなか説明しきれません。ハッブル宇宙望遠鏡が打ち上げられる前から、相当の重力を及ぼす正体不明の暗黒物質(ダークマター)の存在が明らかになっていました。

 暗黒物質がおそらく、銀河団をまとめる源になっていると考えられています。ハッブル宇宙望遠鏡は、その謎にも迫りました。

 50億光年かなたの銀河団CL0024+17をとらえた画像では、銀河団のまわりにリングのように、背景の銀河の姿がゆがんで見えています。このゆがみは、暗黒物質の重力の影響で生じているのです。この「重力レンズ」と呼ばれる効果によって、見えない暗黒物質を見事にとらえることができました。

初期宇宙の銀河団の観測で見つかった、暗黒物質の巨大なリング構造。
NASA, ESA, the GOODS Team and M. Giavalisco (STScI)

 さらに地上の大型望遠鏡との共同観測によって、暗黒物質の空間分布まで明らかになりつつあります。

 世界中の研究者が集まって行われた、ハッブル宇宙望遠鏡史上最大といわれるコスモス・プロジェクトでは、日本が誇るすばる望遠鏡も加わって、はじめて暗黒物質の三次元構造が浮き彫りにされました。ハッブル宇宙望遠鏡はこうして、はるか深宇宙に目をこらし、光では見えない暗黒物質の姿をも明らかにしてきたのです。

 

コスモスプロジェクトによって浮き彫りにされた暗黒物質の三次元構造。左手前が近くの宇宙、右奥へいくほど距離が遠くなる。
STScI, Ray Villard, Richard Massey)  nikkei

 

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地下水流入、原発事故収束妨げる

2011-09-21 07:21:03 | Weblog

日量数百トンの地下水流入、原発事故収束妨げる

読売新聞 9月20日(火)20時58分配信

 東京電力は20日、福島第一原子力発電所の1~4号機のタービン建屋などに毎日200~500トンの地下水が流入しているとの試算を明らかにした。

 事故収束を急ぐ東電は当初、タービン建屋などにたまった高濃度汚染水を年内にすべて処理する計画だったが、次から次へと流れ込む地下水が計画を妨げている。

 5月末に10万5000トンあった高濃度汚染水のうち、東電はこれまでに約9万トンの汚染水を処理した。しかし、汚染水は13日現在、10万2000トン。差し引き8万7000トンが新たに加わったことになる。この間、原子炉への注水量は推定4万7000トン。東電は、残る4万トンの大半が地下水で、一部が雨水だと見ている。

最終更新:9月20日(火)20時58分

読売新聞

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教育問題

2011-09-19 02:19:10 | Weblog
【記事】 教育問題
日本のここがおかしい



  世界における日本の地位は下がる一方です。そしてこの根本原因は教育の失敗にあると思います。今や大學全入時代、誰でも大學にいけます。しかし、形式的な入学試験か推薦で入れる三流大學の学生は、文化系では五分の三という分数の意味も分からない学生が多いと聞きます。ではなぜ大學に行くのかと言うと、4年間親の金で遊べるからにすぎません。こういう学生は当然、まともな会社に正社員就職できません。家で親の金で生活しながらフリーターで小遣いを稼ぐしかないのでしょう。こういう若者が増えると、非正社員が増えた、ワーキングプアが増えた、政府は何をしているんだという非難がでます。もちろん、教育問題ばかりがワーキングプアや格差の原因という訳でもありませんが、勉強の機会が有りながら、ばかみたいに遊んで暮らしてきた若者がかなりの割合をしめている事も確かでしょう。根本的には自立心とハングリーさを植え付ける家庭教育が最もだいじですが、学校教育にも問題があります。下記は友人と教育の問題点をやりとりしたときの小生のメールの文章です。


Aさん


英語教育は確かに最悪ですね。日本人ほど英語の下手な国民は世界でも稀でしょう。もちろん、日本は有る程度自己完結的な国でいられた島国で、それはそれで幸いな事でした。しかし、グローバル化の現在はそれでは通用しません。有る程度それは自覚されているのでしょうが、問題は英語を教えられる教師が絶対的に不足しているのでしょう。その養成には時間と金がかかりますので、てっとりばやく外人教師を大量に雇うしかないのですが、そうなると、教員免許という壁があります。教員の世界は少なくとも公立は教員免許を持った人だけがつける、一種のギルドであり、英語でなくとも優秀な民間人の参入を拒んでいます。教師は既得権益集団です。このギルドに入るメリットは非常に大きいため大分県のような事がおこります。一度入ると一生安楽に暮らせるからです。

Aさんの教育改革案は私も同感です。これはフィンランドの教育改革と似ていますが、この国は、ソ連のくびきから解き放たれてから、政策の重点を教育におき、巨額の予算を組んで、教師を大学院卒業者だけにして、高給をあたえました。少人数制にして、知識ではなく、考える力を中心に付けさせるようにしたそうです。知識はネットで幾らでも得られるので暗記は必要ないというわけです。この結果のフィンランドの経済発展は周知のとおりです。

私は日本の教育改革は、大会社のブランド大學生の新卒採用―大學の筆記試験による入学―筆記試験で高得点を取るための予備校化した中高という連鎖を断ち切る事が最も大事だと思います。大學は手間をかけずに受験料で大金を稼ぐために、筆記試験にこだわります。考える力をテストすることは容易ではないからです。大學がこうだから、高校は筆記試験で高得点を取れる授業だけを行います。ゆとり教育の失敗は、私立が公立の方針を利して、筆記試験対策一本槍に徹したからです。筆記試験でも考える力を問う小論文などは採点が大変なので、知識だけを問う暗記物中心ですから、フィンランドとまるで逆の事をやっているわけです。

アメリカの大學は先日も言いましたように、SATの点数に加えて、高校の内申書、クラブ活動、ボランティア、アルバイトなどを総合的に判定します。幅広い人間性を見るのです。ですから、スタンフォードのような超一流大學にタイガーウッヅやミッシェルウイのようなゴルファーでも入学できるのです。ビル・ゲーツは中学くらいから、学校にPTAが買ってくれたコンピューターに夢中になって、そればかりやって他の勉強をしなかったそうですが、それでもハーバードに入学できています。

大學の選抜がこのようになると、特に優れた才能を持つが、他の学科はそれほどでもないという生徒も入学できます。日本は全ての学科にそこそこの点を取らねばならないので、数学ばかりやっているわけにはいかないのです。そして、考える力や人格は筆記試験では問われませんので、人格的に問題があっても一流大學にはいれます。例えば日本のいじめなんかも、いじめをしていても東大に入れるわけです。アメリカなら内申書にちょっとかかれたら入学はむりかもしれません。よい内申書を書いて貰いたいから教師のいう事もよく聞くでしょうね。日本で教師が馬鹿にされている?のは大学受験に教師の存在が薄いからです。勉強は塾でやればよいし、内申書の効力はほとんどないからです。

という訳で、会社の採用はともかく、教育改革はまず大學の選抜制度から改めないと日本ではどうにもならないと思います。


  以上ですが、とにかく、家庭で、子供に何でも与えるのではなく、自分の力で勝ち取る歓びを植え付けること。18歳過ぎたら自分の力で生きていくこと。大學に行きたいなら援助はしてやるが、援助は総経費ひく自分が稼ぐ金であって、主体は自分であること。勉強する気がないなら、大學に行かず、18歳からは自分で稼ぎ、自分のキャリアを築く道を探ること。等々を思い知らした上で、それでも大學に行きたい子だけが大學に行くようにします。そうすると、大學が必要なのは今、一流と呼ばれている大學か、せめて二流クラスまでで、三流は必要ありません。あれは親から金を貰って、遊び続ける隠れ蓑ですから。家庭ではこういう教育をして、大學は真剣に勉強する気がある学生だけが在学するようにならないと、日本の若者の力が世界から取り残されていくばかりです。

http://www.mypress.jp/v2_writers/yuigahama/story/?story_id=1766065
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劣化ウラン弾の事実~日本が原料を提供

2011-09-17 23:04:27 | Weblog

劣化劣化ウラン弾の事実~日本が原料を提供

http://www.sizen-kankyo.net/bbs/bbs.php?i=200&c=400&m=228534

劣化ウラン廃絶キャンペーン cadu-jpの中の記事より
リンク

------------------

B)生態系を破壊し、深刻な体内被曝をもたらす「劣化ウラン弾」・ウラン兵器

…中略…

1)体内被曝こそ問題だ。
「劣化ウラン弾」の微小粒子[1μm(ミクロンメートル:1,000分の1ミリメートル)以下]は、空気中に浮遊し、数百―数千キロメートル離れたところまで、風で運ばれる。肺の中に吸い込まれたこれらの粒子は長くそこにとどまり、肺から血液やリンパ流に乗って全身に運ばれる。水や土に入り込み、野菜・穀物や家畜の体内に取り込まれた「劣化ウラン」は小腸から取り込まれ、全身に拡がる。骨髄に沈着した「劣化ウラン」粒子は、1日に約2回の割合でα線を出し、周囲の細胞に障害を与え続け、白血病の原因となる。胎盤にいたった粒子は胎児のDNAにキズをつけ、先天障害を引き起こす。α線の飛跡は40μmと短いが、細胞の大きさが10-20μmであることを考えれば、周囲にある細胞に及ぼす影響の大きさは容易に理解できる。アメリカ政府や日本政府のいう、「劣化ウラン」の放射線は紙一枚通さないから安全だ論のウソは、事実を知っていれば、間単に見破ることができる。体内被曝を無視した国際放射線防護委員会(ICRP)の体外被曝モデルは根本から見直さなけれ
ばならない。ヨーロッパ放射線障害委員会(ECRR)が2003年に出版した、体内被曝モデル(図)を多くの人びとに知らせ、民衆の共通認識にすることが大切だ。

2)「劣化ウラン弾」・ウラン兵器は、原爆、水爆、中性子爆弾に次ぐ第4の核兵器である。「劣化ウラン弾」という形で、通常兵器との境界をあいまいにし、新しい核兵器を民衆に受け入れさせようというブッシュの企みを見抜かなければならない。

3)「劣化ウラン弾」の原料を、日本の電力会社が提供している。
日本の電力会社は、原子力発電用の燃料であるウラン-238濃縮の80%をアメリカに委託している。核濃縮の過程で産まれた大量のウラン-238を、アメリカ政府は民間に払い下げ、「劣化ウラン弾」という名の商品にしていることを、日本の電力会社が知らないはずはない。その責任を問うことは、日本の民衆の責任だ。

4)「劣化ウラン弾」被害の実態を世界保健機構(WHO)と国連環境計画(UNEP)に調査させることが重要だ。事実を民衆の目から覆い隠すことがブッシュの世界戦略の要だとすれば、事実を明らかにさせることを、私たちはまずやらねばならない。事実を知り、知らせることは、民衆の力の源。
 恐怖と絶望に陥れることによって世界の民衆を支配しようとするブッシュの無差別大量殺戮と地球環境生態系破壊戦略=アメリカ「帝國」一極支配構造。それを変えることができるのは、民衆の連帯の力だけなのだから。

(国際法違反の新型兵器「劣化ウラン弾」・ウラン兵器と私たち民衆の責任
リンク

------------------------------------------

 

■ 劣化ウラン弾は、原発の廃棄物処理!?

 関連page:出口なし!

 

 天然のウランは、ウラン238が99.3%、ウラン235が0.7%という割合で出来ています。
ウラン238は特殊な環境でなければ核分裂は起こりにくいのですが、ウラン235は核分裂を起こしやすいので「燃えるウラン」とも言われます。つまり、天然ウラン程度のウラン235の比率では原子力発電所の燃料としては使えないので、ウラン235の比率を天然のものよりも高める「ウラン濃縮」という作業が必要となります。
この「ウラン濃縮」のあとに出る低レベル放射性廃棄物(ほとんどがウラン238)を劣化ウランといいます。

100万キロワット級原発を1年間動かす場合、燃料として濃縮ウランが30t必要となりますが、そのときに発生する劣化ウランは160tにものぼります。

2003年1月末現在、日本の原発は53基、電気出力総計459.7万kw。世界で運転中の原発は436基、合計出力は3億7373万7000kw。これらが全部フル稼動するとすれば1年間に発生する劣化ウランの量は、日本の原発分で7300t余り、世界全体では実に6万tにも達することになります。2002年12月31日現在、貯まっている劣化ウランの量は、一位の米国で約73万t、二位のフランスで約30万t、三位の日本で約1万tといわれています。

 この膨大な劣化ウランを兵器として米国が転用したのは、1970年代前半だったとされています。
もともと比重の大きいウランは、砲弾や銃弾に使えば鋼鉄などを紙のように打ち抜きます。湾岸戦争ではイラクの戦車が次々に爆発炎上しました。これは、撃ち込まれた劣化ウランが鋼鉄の装甲板に命中した衝撃で高温になって溶け、戦車内部に飛び散り、瞬時に自然発火し、摂氏3000度以上の高熱により戦車の砲弾や燃料に引火したためです。

 この圧倒的な威力に魅せられた台湾、韓国、タイ、イスラエル、サウジアラビア、トルコ、クウェート等20ヶ国の政府が、劣化ウラン弾を購入し、配備するようになりました。劣化ウランはウラン濃縮で出る核廃棄物であるため、原材料費は無料に近く、ウランの代替になるタングステンなどの金属に比べてコスト的にきわめて安上がりです。膨大に生み出され続け処分に困る核のゴミを兵器として外国に売却できる、また廃棄(爆弾として投下)できることは、米国エネルギー省と軍事産業にとって一石二鳥の策なのでしょう。

 

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放射能放出なんと1.5京ベクレル 日本の魚本当に食べても安全なのか?ゲンダイネット

2011-09-11 14:00:53 | Weblog
2011年9月9日 掲載 gendainet

日本の基準値は“世界の非常識”

<今ごろ検査強化と言われても…>

 とんでもない数字が公表された。
 福島第1原発事故で、日本原子力研究開発機構は海洋への放射能放出総量が1.5京ベクレルを超えるとの試算をまとめた。東電が4~5月分として推定していた放射線量の3倍以上に上る。
 心配なのが魚の汚染だ。福島県は4月にコウナゴが出荷停止して以来、漁業を自粛している。同県の海の汚染はいまも深刻で、7日に発表されたイシガレイの放射性セシウムは1キロあたり1030ベクレルと、暫定規制値(500ベクレル)の2倍以上だった。
 宮城や岩手、茨城などの水産物からも基準値以下ながらセシウムが検出されている。数字は農水省のHPにアップされているが、福島以外はサンプル数が少ない。農水省は「検査機械が少ないうえに鮮魚は詳しく検査すると傷んでしまうので、細かく調べきれない」と説明する。
 その一方で宮城県石巻漁港では6日、震災後初めて水揚げされたタコやカレイなどが並んだ。気仙沼沖などではカツオ漁の一部が再開している。魚は本当に安全なのか。
「放射能を防ぐ知恵」の著者でNPO法人「食品と暮らしの安全基金」代表の小若順一氏が言う。
「500ベクレル以下なら安全という言葉を信じてはいけません。3月にドイツ放射線防護協会は大人は8ベクレル、子供は4ベクレル以下にするべきだという基準値を提案しました。500ベクレルがいかに甘い数字かが分かります。いまだに海の中は放射能でグジャグジャなのです。九州で水揚げされた魚も安心できません。太平洋の真ん中で取られたものを宮崎などに運ぶことがあるからです」
 小若氏は、政府は国民の生命のために、漁業従事者に所得補償と賠償金を払い、今後3年間は漁業を停止するべきだと主張する。
「とくに心配なのが妊婦さんです。魚を食べて体内被曝したら胎児はまだ安全ですが、孫、ひ孫と子々孫々まで傷ついた遺伝子が受け継がれ、障害やがんを発症してしまいます。妊婦さんは絶対に魚を食べてはいけないし、子供はできるだけ食べないようにしてください」(小若順一氏)
 水産庁は今ごろになって福島沖周辺の検査強化をアピールしているが、海は広い。ストロンチウム汚染の可能性も否定できない。消費者は国の言うことをうのみにせず、リスクを覚悟したほうがいい。
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同じ日本に住む同士の競争はもうやめにしよう

2011-09-10 03:57:00 | Weblog

あらゆる業界は国内で競う合うのはもうやめよう。国力を削ぐだけだ。世界に利用される日本でなく、あらゆるすべての業界で国際競争力に力を注ぎ、世界に目を向けて協力し合おう。、国内の競争をやって利益を上げているのは、疲弊しきった心、精神を病む。同じ日本に住む同士の競争はもうやめにしよう。大地震、原子力発電事故(解決の目処ない)、この時期にこそ考え直す機会がきている。

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原子力が利害関係で消せない。止まる目処のない放射能の拡大、目に見えない危機

2011-09-10 03:20:33 | Weblog

原子力が利害関係で消せない。その先の放射能の拡大による目に見えない危機感の無さ、力が上回って、恐怖を覆い隠そうとしている

廃炉の解体が、金属が放射能を帯び、取り扱い不可能であるため、核のゴミは処理不可能

数年先におきるであろう、説明のつかない、白血病患者の増加、甲状腺ガンの増加、それも、放射能の封じ込めがほぼ不可能である実態で終がない。飲水、食品などあらゆるものに含まれる、放射性セシウムの発ガン率、必ず、セットのプルトニウムの体内取り込み、どの程度でがん化するか、発症までの時間はどれくらい。国民はどの程度犠牲者が出てくるのか。しかも終わりがない。原発放射能の隔離、除染がとてつもなくすすんでいない。垂れ流し状態、作業員の大量の犠牲リスク、責任者がリスクを負わない、机上と、利害、野心、

人類はとんでもない過ちをしているとは想いたくても思えないほど、利害、利権、力が上回って、結局、人類は、自然の力に負けるときが来る。その時期がいつかわからないからもがく。日本はポジションを誤っている。原爆投下された唯一の国、自覚が足りない、平和利用の名の裏に、放射能の取り扱いは幼稚園以下レベルで命を落としかないのにいかにも高度技術などと思い上がっているが、理屈を超えた力の論理、いずれは破滅する、そうならない根拠はどこにもない

 

抜粋

日経ビジネス  小田嶋隆

東日本大震災から半年が経過しようとしている。
 個人的には、3月11日からの半年間で、時代がすっかり変わってしまった感じを抱いている

9月7日付の読売新聞の社説が突出していた。
 社説は、《エネルギー政策 展望なき「脱原発」と決別を》と題して、真正面から「脱原発」の世論に反対の意を表明している。

 このこと(読売新聞が原発の再稼働と再建を促す旨の記事を掲載すること)自体は、もはや驚きではない。読売新聞は、震災後一貫して「脱原発」を回避する立場の言論を展開している。その意味で、この日の社説は、流れに沿ったものだった。

 社説は、4つの段落に分かれていて、それぞれに小見出しが冠されている。以下、列挙する。

◆再稼働で電力不足の解消急げ◆
◆節電だけでは足りない◆
◆「新設断念」は早過ぎる◆
◆原子力技術の衰退防げ◆
 いずれも小見出しを見ればほぼ内容が読み取れる明快な主張だ。

 問題は、最後の、◆原子力技術の衰退防げ◆のパートにある。
 ここで、社説子は、驚愕すべき持論を展開している。以下、この小見出しに導かれている部分を全引用する。

《高性能で安全な原発を今後も新設していく、という選択肢を排除すべきではない。
 中国やインドなど新興国は原発の大幅な増設を計画している。日本が原発を輸出し、安全操業の技術も供与することは、原発事故のリスク低減に役立つはずだ。
 日本は原子力の平和利用を通じて核拡散防止条約(NPT)体制の強化に努め、核兵器の材料になり得るプルトニウムの利用が認められている。こうした現状が、外交的には、潜在的な核抑止力として機能していることも事実だ。
 首相は感情的な「脱原発」ムードに流されず、原子力をめぐる世界情勢を冷静に分析して、エネルギー政策を推進すべきだ。》

 ごらんの通り、読売新聞社は、『核兵器の材料になり得るプルトニウムの利用が認められている現状』が、『潜在的な核抑止力として機能している』ことを、『事実』として認定している。

 驚嘆すべき主張だ。
 というのも、読売新聞は、原発が核兵器である旨を半ば公認しているわけで、この事実は、何回びっくりしてみせても足りない、驚天動地の新説だからだ。

 もっとも、この主張自体は、さして目新しいものではない

パワー以外のすべての点で、私は、原子力技術には疑念を抱いている。安全性はもちろん、コスト面でも、将来性においても、取り上げるべきメリットは見当たらない。21世紀の技術的水準から見れば、原子力は、どうにも前世紀的で、大雑把で、危険で、不明な部分の多い、未成熟な技術だと、そう考えている。

 でも、パワーだけは別だ。
 あの桁違いの出力と、暴力的な物理的なパワーには、どうしても魅了されてしまう。理屈ではなく。生理として。

 告白すれば、数年前に柏崎刈羽の原発を見学した時、私は、原発のあのたたずまいにテもなく魅了された。自分ながら意外だったのだが、あの巨大さと不気味な静けさに、心を奪われてしまったのだ

 どういう理屈で原子力を擁護するのであれ、その心の奥底には、原子力のもたらす圧倒的な熱量を賛美するテの「美意識」があずかっている。その「美意識」は、宇宙飛行士が宇宙の深遠さに憧れていたり、F1のメカニックがスピードに魅了されていたりするのと同じ種類の、直線的な傾斜を含んだ、中二病に似たものだ。われわれは、それに抵抗することができない。というのも、何かを欲しがっている時、われわれは、ガキだからだ。

 原子力は男の世界だ。学者も作業員も推進者も官僚もほとんどすべて男ばかりの、いまどき珍しいガチムチなサークルだ。
 そういう著しく男密度の高い場所では、「怖い」という言葉は、事実上封殺される。誰もその言葉を口にすることができなくなるのだ。

 でなくても、一定以上の人数の男が集まると、その集団は、必ずチキンレースの原理で動くようになる。
 なぜなのか、理由はよくわからない。が、経験的に、必ずそうなる。
 とすると、原発を止めるための理屈は、「怖い」ではいけないことになる。
 マッチョな男たちの心をとらえるもっと魅力的な理屈を誰かが発明しなければならない。
 その言葉を見つけるのは、とても難しい。

 この度、読売新聞社は、原子力技術の将来を案ずるあまり、うっかり本音を漏らしてしまったのだと思う。
「君らは色々言うけどさ、原発を持ってるとそれだけで周辺国を黙らせることができるんだぜ」
 という、このどうにも中二病なマッチョ志向は、外務官僚や防衛省関係者が、内心で思ってはいても決して口外しない種類の、懐中の剣の如き思想だった。
 が、一方において、中二病は、彼らの「切り札」でもあったわけだ。
 なんという子供っぽさだろう。

 すべてを原子力ムラの陰謀ということにしておけば、一応の安心立命は得られる。
 でも、原発は、われわれがそれを望んだからこそ建っている建築物であり、われわれがそのパワーに魅了されているというそのことを原動力として動き続けている施設でもある。

 それらを止めるためには、われわれの中にいるマッチョをなんとかして説き伏せなければならない。
 それは、とても難しいことだ。
 主筆は85歳になっているはずだが、いまだに中二病だ。
 道は険しい。

(文・イラスト/小田嶋 隆)

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政府はこれも隠している 高濃度汚染水は地下水になった 飲料水は大丈夫なのか

2011-09-09 23:28:01 | Weblog

 

政府はこれも隠している 高濃度汚染水は地下水になった 飲料水は大丈夫なのか (週刊現代) 
http://www.asyura2.com/11/genpatu13/msg/229.html
投稿者 赤かぶ 日時 2011 年 6 月 22 日 07:31:26: igsppGRN/E9PQ

  政府はこれも隠している 高濃度汚染水は地下水になった 飲料水は大丈夫なのか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/9032
2011年06月22日(水) 週刊現代 :現代ビジネス

 原発から消えた大量の水の実態を私たちはまだ知らない。今後ずっと苦しめられるというのに・・・。どこまで危険なのか。体内被曝から身を守る術はあるのか。

■汚染水の情報開示はしない

 福島第一原発の収束作業が、膨大な「水」のせいで混迷を極めている。

 原子炉冷却のために毎日注がれてきた水は、敷地内に溜まって、すでに10万t超という気の遠くなるような量。それが放射性物質で汚染されているのだから、冷却以外の収束作業がはかどらず、工程表の実現が疑問視されるのも無理はない。

 しかも異様なのは、この水の汚染の詳細について、ろくに情報が明かされていないことだ。金沢大学大学院教授の太田富久氏(生命科学)は言う。

「私たちは『汚染水処理研究チーム』を結成して調査を進めています。しかし福島第一原発に溜まっている水に、どんな放射性物質がどれだけ含まれているかはわかりません。そこで情報開示を求めたのですが、政府は応じない。サンプル提供も断られています。高濃度汚染水なのは明らかですが・・・」

 政府が隠している〝不都合な真実〟は、具体的な汚染の内容やレベルだけではない。実は、大量の汚染水が原子炉建屋やタービン建屋から漏れ出し、地下に浸み込んでいる—という事実があるのだ。この問題を追及している浅尾慶一郎衆院議員(みんなの党)は言う。

「1~6号機のそれぞれについて、もともとあった水の量に注水した量を加え、それと現在残っている量との差を見れば、〝消えた汚染水〟の量が明らかになります。たとえば第3号機では、少なくとも4270tの水が消えている。これは海だけでなく、地下にも漏れていると思われます。

 水量が増えている他の機でも、地下に出た可能性は十分ある。しかも、津波でどさっと入った水が汚染されて漏れた分もある。原子炉に残っている量などはっきりしない部分もありますが、漏れた汚染水の量は数千t単位、最悪で1万tを超えている可能性もあると私は推測しています」

 高濃度の放射能汚染水1万tが地下へ---。背筋が凍るような話だが、驚いたことに政府は、この重大問題についてもほとんど情報を開示しようとしない。浅尾氏は先日の国会で質問したが、政府側から具体的な答えはなかったという。

「私は4270tという数字を示し、こんな状態で大丈夫なのかと問うたのですが、返ってきた返事は、要するに『一生懸命やっています』というもの。理由を挙げて大丈夫とか危険とか言ってくれればまだしも、そういう姿勢もまったくない。事実を隠しているだけでなく、消えた汚染水の量も政府はきちんと把握していないのでしょう。これが一番の問題だと思います」

 では、大量の水はどうやって地下に漏れていったのか。順番を追うと、まず損傷した原子炉圧力容器から水が漏れ、原子炉格納容器に溜まる。次に壊れた格納容器から漏れて、建屋に溜まる。そして建屋の下部の損傷部分から地下に流れ出す—という流れが考えられる。エネルギー問題に詳しい独立総合研究所社長の青山繁晴氏は言う。

「建屋の地下の壁面や床面は丈夫なコンクリートでできていますが、その現状はまだ誰も確認できていません。地震で損壊し、そこから水が浸み出ていることは十分にあり得ます」

 青山氏によると、今、損傷した原子炉の中の放射線量は想像を絶するほど高くなっている。それに注がれた水の汚染度も尋常ではないはずで、極端な場合、核燃料再処理工場で扱う高レベル放射性廃液並みでもおかしくない。原発の敷地から「放射性物質をぎっしり閉じ込めた水が溢れ出そうとしているような状態」だという。

 技術評論家の桜井淳氏もこう推測する。

「すでに1~3号機で、圧力容器の底が全面的に抜けてしまう『メルトスルー』が起こったことが判明しています。実際には、さらに格納容器や建屋の床に溶けた部分があって、そこから高濃度汚染水が地中に吸い込まれていることが考えられます。

 そうなっていない機では、原子炉建屋とタービン建屋の地下1階を結ぶ配管の周辺や、屋外のトレンチ(配管を通すトンネル)の亀裂などから漏れているのではないでしょうか」

■水道水と井戸水が心配だ

 これほどの大問題が生じた背景には、東電をはじめとする原発関係者の、水の重要性についての認識不足があった。原発さえ造ってしまえば、水などに細かく気を配らなくてもやっていける。仮に事故が起こっても、注水して冷やせばいいじゃないか—という驕りがあったというのだ。

 その結果、原発関係者は、原発で水関係の仕事をしている業者たちを格下扱いして、水の扱い方を詳しく勉強しない傾向があった。

「だから今回のような大事故が起こると、汚染も排水も考えずに『とにかくぶっかけろ』となる。そして汚染水が大量に溜まって、初めて大慌てしているというわけです」(麻布大学生命・環境科学部教授の早川哲夫氏)

 汚染水はさまざまな放射性物質を含んでいる。そのうち、半減期8日のヨウ素131は危険性がさほど高くない。危険なのはセシウムやストロンチウム、そして最も怖いのはプルトニウムだ。

 福島第一原発の1~3号機では、燃料棒が溶けてメルトダウンが起き、その結果、プルトニウムが発生した。原発の敷地の内外でプルトニウムが検出されているのだ。したがって汚染水にも、燃料棒から出るプルトニウムが相当含まれているのは間違いない。

 プルトニウムは発がん性が高く、排出されにくいので、体内被曝した場合は非常に危険だ。しかも半減期が長く、プルトニウム239は約2万年。重い元素なので、大気中で遠くへ飛散する量は少ないが、地下水の中では関係ない。

 では、そんな恐ろしい高濃度汚染水は、地下に浸み込んでからどこへ行くのか。前出の太田氏が言う。

「大きく見ると、地下水はやがて海と川に流れ込みます。何より心配なのは、川に流れ込んだ水。川からは上水道が引かれているので、水道水が高濃度の放射性物質に汚染される可能性があります。

 すでに継続的に水道水をモニタリングしているところもありますが、もっと細かく厳密に警戒する態勢を整えなければいけません」

 もちろん水道水だけでなく、地下水から直接汲み上げる井戸水も要注意。飲料水にしている家庭はまだあるし、生活用水や農業用水として使っているケースも少なくない。

 したがって、特に浅い井戸の水を使っている場所では、すぐに水の検査をする必要がある。さらに、その結果が「汚染なし」と出ても安心はできない。以後、長期にわたり定期的に検査をしなければならず、相当の手間とコストがかかる。

「深いところを流れている地下水の場合は、非常に長く汚染の影響が続く可能性があります。私は以前、地表から1000m下を流れる地下水を調べたところ、江戸時代に降った雨水だとわかりました。つまり、数百年後に深いところから汲む井戸水には、福島第一原発から今漏れている放射性物質が混じることになるかもしれません」(北里大学教授で放射線生物学専攻の伊藤伸彦氏)

 放射性物質による水の汚染は、何代も後の私たちの子孫にまで深刻な影響をもたらしそうなのだ。中でも重いプルトニウムは、地下深くまで浸透し、将来の人類を脅かすだろう。

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Bill Evans Trio - I Will Say Goodbye

2011-09-09 22:40:36 | Weblog

Bill Evans Trio - I Will Say Goodbye

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Sarah Vaughan - Misty - The Divine One

2011-09-09 21:22:16 | Weblog

Sarah Vaughan - Misty - The Divine One

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「放射性物質の汚染から“食”をどう守るのか」  20110908

2011-09-09 02:06:37 | Weblog

放射性物質の汚染から“食”をどう守るのか」   垣田 達哉さん(消費者問題研究所代表)

  1. 福島産食品とどう向き合う?(東京新聞) 「こちら特報部」 (日々坦々) 赤 ...

    1 日前 ... 全国から集まった約五十の団体に交じり、首都圏のボランティアグループ「福島の野菜
    を食べる会」がブースを出店。 ... 港区のフランス人女性(45)は「放射性物質は怖いし、
    政府が『安全だ』と言うだけじゃ信用できないけれど、売り手の顔 ... とても安心して
    買えるわけがない」と断じるのは、消費者問題研究所代表垣田達哉氏だ。 ... で国民
    の命を守ることのできる基準を作るべきで、生産者を応援したい気持ちを利用して『安全
    だから食べろ』と汚染... 世間体を気にしてなのか、サクラなのか知らないが、 ...
    www.asyura2.com/11/genpatu16/msg/310.html - キャッシュ - 類似ページ
  2. セシウム牛の産地偽装が発覚

    2011年7月18日 ... 汚染食・放射能から子供を守っていきましょう! ... 飼育期間が最も長い場所を産地
    として表示するのが基本」って、簡単に〇〇県産だけでは判断できないのか...
    そういうのって、どうやったら近所の奥様達に伝わるんだろう? ... 福島県から出荷され
    放射性セシウム汚染の疑いがある牛肉が「岩手県産」などと別の産地表示で流通して
    いるケースがあることが17日、分かった。 ... 消費者問題研究所垣田達哉代表は「
    飼育の過程で違う地域に移っていることは個体識別番号でしか確認できず、安心して ...
    hibaku.blogspot.com/2011/07/blog-post_7916.html - キャッシュ - 類似ページ
  3. 食品、生活 - みんな楽しくHappyがいい

    福島産食品とどう向き合う? ... 港区のフランス人女性(45)は「放射性物質は怖いし、
    政府が『安全だ』と言うだけじゃ信用できないけれど、 ... とても安心して買えるわけが
    ない」と断じるのは、消費者問題研究所代表垣田達哉氏だ。 ... このうえは、子どもや
    これから子どもを産む若者たちを被ばくの危険から守ることこそ最優先するべきだという
    ... 本当の事を言って子どもを守ろうとしている武田先生に矛先を向けるのではなく
    どのくらいの汚染のか、それとも、全く汚染していないのか農家の方々が作った作物を
    きちんと ...
    kiikochan.blog136.fc2.com/blog-category-43.html - キャッシュ - 類似ページ
  4. 食べもの通信 最新号・一覧

    家庭栄養研究会 · リンク集 · お問合せ · ブログ「家栄研通信そらまめ」 · メルマガ · 「
    食べもの通信」バックナンバー特集・特別 ... 便秘解消で放射線から身を守る 東日本
    大震災で発生した原発事故は、深刻な放射能汚染を引き起こしています。 この先、私
    たちは放射性物質に取り巻かれた生活をしていくことになります。 ... そこで、現地の実情
    と放射能汚染からどのように身を守ったらよいのか、緊急特集しました。 .... 国民共同の
    力でTPP参加を阻止全国健連事務局長 坂口正明さん ... 消費者問題研究所代表
    垣田達哉 ...
    www.tabemonotuushin.co.jp/tuushin.php - キャッシュ - 類似ページ
  5. 杉篁庵日乗

    10 時間前 ... また食品汚染の基準値も1年に5ミリから20ミリと高く、東北を中心として自治体などで
    法律を守ることを積極的に示しているところは少ないように思い ..... とても安心して
    買えるわけがない」と断じるのは、消費者問題研究所代表垣田達哉氏だ。 ...
    blog.sankouan.sub.jp/ - 類似ページ
  6. 農業情報研究所

    放射性物質汚染された疑いのある稲わらを食べた牛の肉が流通している問題で、鈴木
    英敬知事は一日、県の安全・安心 ...... 山形県の吉村美栄子知事は定例記者会見で「
    の安全と県産牛のブランドを守るため、県内から出荷予定の牛肉はすべて検査 ......
    一方、「米沢牛」の約4割を生産する飯豊町で今回、汚染稲わらを購入する結果となった
    生産者は「これからどうしたらいいのか...... 消費者問題研究所垣田達哉代表は「
    飼育の過程で違う地域に移っていることは個体識別番号でしか確認できず、安心して ...
    www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/earth/.../inawara-beef-cs.htm - キャッシュ - 類似ページ
  7. ラジオリビング館 : の安全

    カテゴリ: 食べ物と放射能、ほか放射性物質全般 · の安全 ... 東北・関東の農地や
    農産物、畜産物から相次いで高濃度のセシウム汚染が発見されてきた。今後、汚染
    ... 川内博史さん: ―これまでOIEにおける日本の牛肉の安全度評価はどうだったん
    でしょうか。 日本の牛肉の安全度評価はOIEにおいて今までは認定されていなかった。
    ... 大地を守る会の大地宅配が扱っていた竹の子の水煮が中国産でしたと広報で小さく
    載せた。 ... 今夜は、消費者問題研究所代表垣田達哉さんにお電話を繋ぎ、お話を
    伺いました。 ...
    blog.livedoor.jp/radiotheater/.../cat_50029045.html - キャッシュ - 類似ページ
  8. ラジオ映画館Le Monde ヴェロニカヘの道:2011年07月

    現在、児島教授らのチームが福島県で行っている自発的な除染活動は、セシウムなど
    ...
    blog.livedoor.jp/radiotheatre/archives/2011-07.html - キャッシュ - 類似ページ
  9. ブログテーマ[放射線勉強会、反原発イベント]|無造作日記 ~with ...

    今日、武蔵野市消費センター主催の『の安全と放射線』を傍聴してきた。 ... 講師は、
    消費問題研究所所長の垣田達哉さん.... われ誇り高い鹿たちの愛のままに森と共に
    流れゆくチェルノブイリよお前の死の灰は誇り高い鹿たちの魂を殺せるとでも 思っている
    のか何たる うぬぼれよ殺すことも 守ることもお前 ... 尿からセシウムが検出された場合
    汚染していないエサを5ヶ月ほど与えれば、1/8くらいの濃度へ。 ... どこの野菜が安全
    、とかじゃなくて、どう食べるかが大事。 ... 三鷹で今週土曜日に放射性物質の勉強会が
    ある。 ...
    ameblo.jp/muzohsa/theme-10040507259.html - キャッシュ - 類似ページ
  10. あなたの染色体と日本の文化は放射能と圧政のために毎日破壊されて ...

    2011年8月6日 ... 鬼とは太古の昔からアジアに巣くうとても恐くて優しくてゆるい生き物です。すべての人に
    .... 政府のどの資料にもだいたい書いてある言い回しだが、代表として食品安全委員会
    の「放射性物質と食品に関するQ&A(6月13日更新)」を見てみよう。 ...
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