安藤忠雄とは・・・

あんどう・ただお。1941年大阪生まれ。日本の建築家。独学で建築を学び、’69年に安藤忠雄建築研究所を設立。「住吉長屋」で日本建築学会賞を受賞。独自な建築表現を確立し様々賞を受賞。世界的な評価を得た。イェール大学、コロンビア大学、ハーバード大学の客員教授を歴任。そのほか、多くの公職を歴任した。

名言

「仕事は与えられるものではなく、創るもの」

 

「個性と個性がぶつかり合う中でこそ、新しい発想が生まれます。個性のない者同士がいくら意見を交わしても、そこから生まれてくるものは何もありません」

 

「建築のプロセスには必ず光と影があるように、人生にも必ず光の側面と苦しい影の側面がある。(中略)人生に「光」を求めるなら、まず目の前の苦しい現実という「影」をしっかりと見据え、それを乗り越えるべく、勇気を持って進んでいくことだ」

 

「闘争心。結局はこれで勝負が決まると思います」

 

「どんな仕事でも一流になるために最も大切だと思うのは、「いまに安心しない」ことです。「いまのままではいいと思わないけれど、まあ仕方ないか」と現状に甘んじてしまったら、絶対に成長していきません」

 

「いま、私が自信をもってものを言えるのも、若いうちに死に物狂いで勉強したからです。日本の若い人を見ていると、この死に物狂いで勉強するという経験が、どうも足りないような気がしてなりません」

 

「日本にいると危ない。ある一定レベルを超えると、急に結果責任が甘くなりますからこの国は。だから私は、常に現状に満足せず、新しい情報を吸収するように心がけています」

 

「いまは常識というものが次々と崩れています。常識を疑い、自ら新たなルールをつくる。現代を生き抜くには、そんな気構えが必要でしょう」

 

「外国人と仕事すると、日本人のレベルの高さを実感します。まず向こうは工程の管理がきちんとしていない。工程管理がずさんだと、建物の品質にも影響が出ます。だから、海外での仕事は難しい。それと向き合うことが自分を高めることにつながると信じているので、逃げずに立ち向かっていきますけど」

 

「極限の状況を乗り越えられるのは、「この先にもっと面白いことがあるぞ」と思えるからでしょう」

 

「平常心を身につけるには、ギリギリまで追い込まれた経験があるかどうかだと思います」

 

安藤忠雄の名言まとめ

仕事に実直に向き合う姿勢が言葉として伝わってきます。強いポリシーを持ち、孤独の中にも地道な勉強を怠らず、誰も行った事のないヨーロッパに一人で飛び込み、手探りながらも腕一本で「住吉の長屋」から表参道ヒルズまで、一つ一つの作品を産み出してきたことも、うなづける言葉の数々です。