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関心事 原発、放射能、化学物質の蔓延、大気と水と土地、外国人流入、宇宙、

チェルノブイリ原発 隠されていた事実1

2011-05-14 02:34:59 | Weblog

チェルノブイリ原発 隠されていた事実1

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イラク―放射能を浴びる子ども達【3/3】閲覧注意

2011-05-14 02:32:18 | Weblog

イラク―放射能を浴びる子ども達【3/3】閲覧注意

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隠された被爆労働~日本の原発労働者1

2011-05-14 02:31:22 | Weblog

隠された被爆労働~日本の原発労働者1

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仏トリカスタン原発で放射能漏れ 100人が被曝

2011-05-14 02:29:03 | Weblog

仏トリカスタン原発で放射能漏れ 100人が被曝

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フランスのトリカスタン原発でウラン溶液数万リットルが河川に流出

2011-05-14 02:28:16 | Weblog

フランスのトリカスタン原発でウラン溶液数万リットルが河川に流出

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ドイツ:アッセの核廃棄物貯蔵庫に重大な欠陥

2011-05-14 02:26:33 | Weblog

ドイツ:アッセの核廃棄物貯蔵庫に重大な欠陥

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放射性廃棄物最終処分場アッセ周辺で白血病 甲状腺ガンが顕著に増加

2011-05-14 02:22:13 | Weblog

放射性廃棄物最終処分場アッセ周辺で白血病 甲状腺ガンが顕著に増加

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核廃棄物貯蔵の恐ろしさ。ドイツの例。

2011-05-14 02:15:16 | Weblog

核廃棄物貯蔵の恐ろしさ。ドイツの例。   

<embed width="300" height="240" src="http://www.youtube.com/v/xaYVUzz8V_o?fs=1&amp;hl=sv_SE"></embed>




Nyfiken

nyfiken.exblog.jp




世界の原発が今回の福島の事故の影響をうけ、専門家を含め、それぞれの国民が反対をしている。国や電力会社や、企業の犠牲になるのは、いつも弱い普通の市民。問題がおこっても、国や電力会社は調査をします。と言う確固たる証拠がない場合は、なんの保障もない。自分の身を自分で守るしか方法はない。これはドイツの例だが、同じことが、六ヶ所村で将来起こる。村のひとたちは、遠くへ逃げるわけにはいかない。青森県知事は、東京の政治家や電力会社のいいなりになっているが、問題が起こってしまって福島のように、青森がなったら、誰が責任をとるのだろうか。最終目的地ではないというあいまいな子供だましを信じるなど、理解ができない。東電の責任を国民の税金にするか、国債にする。

日本は、原爆を2度も受け、唯一脱原発を世界にむけてできたはずなのに、矛盾だらけだ。技術過信、絶対安全神話など、昔の神風や天皇は神様だった戦争中のメンタリテイと変わらない。絶対安全などない。現に、六ヶ所村の処理場では、中にレンガが落ちて、それを取り出すための機械を作ったが4機のうち3機が故障しているという現状。国民の安全な暮らしを国家が補償できないのならば、自民党しかり、民主党しかり、信頼ができない政治家や国家利益、経済利益優先、追随するマスコミなど、外から見ていると、大きな権力や力には個人の命など尊厳がない。オール電化やエコということばで、宣伝にのせられてしまうニンゲンの心理やブレインワッシュされる我々は、一体どこに、公正さを求めたらいいのだろうか。

日本は地震国であり、活断層地震のために、狭い国土内に原発は建てられなかった。が津波を38メートルくる可能性がある海岸地帯にたった13メートルや15メートルの壁だけでは、もし同じ規模のM9画別のところに地震が起きた場合、40メートル近い津波が多くの海辺に建つ原発を襲うとしたら、どうやって人々は安心して電気を使い、安心して生活ができるのだろうか。韓国の古い原発を停止させようという動きがあるのも、日本の30年から40年といわれている寿命を電力会社の採算を考えて許可をだした原子力保安院は、2月末に福島の原発の電気故障のリポートがあったのにもかかわらず、39年そして40年目に許可をだした。保安院の責任は大きい。アメリカの学者たちが指摘しているなぜ、東電が数少ない現場職員たちだけに仕事をさせて、ひとりに対する責務や危険性が大きいのを世界中のひとが人権問題として指摘すらしている。がんばれといわれれば、頑張る。国のために犠牲になれといわれれば、なる人間にすべてを任せるやりかたは、おかしい。あのソビエトですら、ひとり時間を決めて、なん万人という兵士を投入した。人海戦術ができないのは、一企業の東電がメーカー東芝や三菱の下請けにやらせているからなのだろうか。保障は国の税金で、主導はメーカーなどが犠牲になる数十人のひとたちに頼るという。

リサイクルとかクリーンとかエコとか勝手に宣伝文句としてつけられてきたブレインワッシュされた原発のイメージは、世界中で日本のこの事故をきっかけに、変わってしまった。ドイツの脱原発は、一足早くいろいろなことを経験していることや、チェルノブイリ事故の影響が大きい。世界や地球規模で空が汚染されたチェルノブイリや今回の福島の放射能は、一度世界をぐるりと回って福島に戻っている。私のすんでいるスウェーデンでも観測されている。国内で、もしあれは福島の20キロ以内だけの話と思っているとするならば、健康被害が将来おきても、国は一切補償をしないだろう。できないから、今もなるべくことをアラ立てず、あの福島の一部でおきていることの印象をつけている。

最悪の場合は、20キロ以内に住んでいるひとと同じように、100キロ300キロと拡大し、先祖からの家や田や畑をそのままにして、避難所に暮らし、家もアパートも売れない、保障もない、自社工場が使えない、お店も品物もそのままといったことがもし日本でおきたら、おそらく原発を維持するお金すらなくなり、次のアイスランドやアイルランドやギリシャのような貧しい経済国となる。これはどんなことがあっても避けなければいけない。原発貧乏や原発借金で将来国が斜陽しないようおごれるものは久しからずをいつ頭にいれて、国策をやっていかなければ、国はいつか財政破綻をし滅びると危惧をする。政府や役所が利益をうまないために、財政拡大、国債投入、税金増加と国民負担を増やさざるおえないが、国が繁栄するという意味をもう一度、国家に働くひとや政治家に落ち着いて考えてほしい。安心して暮らせるようにはやくなりますように。

ニンゲンが決して自然界に存在しない猛毒プルトニウムを作り出し、世界中からイースターのたまごのように
日本の国の地下、地震や津波が多いところに抱くのは、国全体を自爆させるシナリオにしか見えない。将来日本が今までのように、経済大国であるという保障はない。長い歴史を考えて、なんのために、広島長崎という教訓があるのか、考えてほしい。アドレナリンのある山師的な日本国の歴史は、真珠湾攻撃や、アジアへの進出の歴史を思うと、島国根性を大陸的なおおらかさに考え方を変えることが必要である。外国の失敗から学ぶべきで、自分が失敗をしてみせて、外国のひとが学ぶ今の構図は、何を意味しているのだろうか。福島がもう少し上のほうにたっていたら、という論理はナンセンスである。これを理由に原発は正しいという人は、単に無知でお人よしである。日本の将来は、今の大人や子供と今の時代を生きている我々にかかっている。大人は、子供をだましてはいけないし、国は国策や企業の利益や経済優先個人抹殺を進めていったら、将来国はお金を持っても、あちこちにゴーストタウンができ、また健康被害が増大とナリ、国の保険料は上がる。

ヨーロッパでは明るい太陽が照らし、イースターを祝うひとびとが教会へいき、チョコレートショップは卵の形をした特別チョコレートが売られている。ヨーロッパの在日本人や韓国系のひとたちが、多くチャリテイーコンサートをして、募金を集めている。災害が起きると、チャリテイーのためにいろいろなひとが立ち上がる。今回驚いたのは、フランスなど在パリのひとたちや韓国人音楽家たちが、日本のために立ち上がってクラシックコンサートなどをやっていることだ。お隣の国のひとが、日本がんばれと応援してくれている。またひとごとではないと世界中の国のひとが考え始めた。国策や企業の利益優先の国が日本である印象がある。まだまだ被災地で不便な生活をしている人や、いなくなった家族を思い、悲しみの春を迎えている人が多い。いつかかならず、また楽しいと思える日が来る。辛いときは長く続かないものだ。じっと我慢をしているとまた神様が手をさしのべてくれる。と信じてがんばってほしい。

by nyfiken | 2011-04-24 19:09 | Trackback | Comments(0

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「原発の『想定外』は責任逃れのために作った指針」と専門家

2011-05-14 02:05:19 | Weblog

2011.05.13 16:00

2009年に刊行された著書『偽善エネルギー』(幻冬舎新書)の中で日本の原発は地震対策をしっかり行うべきだと警告し続けてきた中部大学教授・武田邦彦氏は、自身が委員を務めた原子力安全委員会でのやりとりについて、苦い顔で振り返った。

2006年9月、原子力安全委員会では耐震設計の審査基準を改定することになった。武田教授はこの基準を見て心底驚いたという。

「それまでは安全な原子力を造ろうという方針だったはずですが、このときの指針では、電力会社が地震や津波を想定し、それより大きな地震があったら『想定外』とみなす、つまり仕方がないという内容だったのです」(武田教授)

さらに指針には、「原発に『想定外』のことが起こった場合、【1】施設が壊れて【2】大量の放射性物質が漏れて【3】著しくみんなが被曝する」とはっきり書かれていたという。

「それは、電力会社が想定しない範囲であれば、原発が壊れて国民が被曝してもいいという意味です。この指針は、電力会社と保安院が結託して『想定外』には責任を取らないようにしたものなのです」(武田教授)

委員だった武田教授は、これでは責任逃れではないか、と委員会で食い下がったが、指針は通ってしまった。

「ぼくはそれまでは原子力推進派でした。でもこんなことを許すわけにはいかず、それ以後、原子力批判派に変わりました」(武田教授)

東京電力の清水社長が「津波は想定外」と繰り返したのも、この指針に沿った責任逃れだと武田教授はいう。

※女性セブン2011年5月26日号

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汚染食品、被曝量シンプル計算法

2011-05-14 01:45:40 | Weblog

汚染食品、被曝量シンプル計算法

週間朝日 談 抜粋

 

「ただちに健康に影響することはない」「ずっと食べ続けない限り大丈夫」--福島原発事故で食品の放射能汚染が問題になっているが、政府の説明は安心していいのかどうか要領を得ない。そこで本誌が簡単な計算で汚染度を大まかに知る方法をご紹介する。あなたの自衛のために。

 

 今日の問題。ある朝、ヨウ素131が「1キロ当たり300ベクレル」の牛乳200cc(200グラム)を飲み、セシウム137が「1キロ当たり500ベクレル」のホウレンソウ90グラムを食べるとする。そこであなたが被曝する放射線量はどれぐらいになるのだろうか。ちなみに、このベクレル値は出荷停止や摂取制限の目安となる暫定規制値だ。

 この問題を解くには、まず、放射能に関する単位を知っておく必要がある。

 食品から検出された放射能レベルは「ベクレル」という単位で表されている。一方、放射線をどれだけ浴びたら危険かを示す被曝量の単位は「シーベルト」だ。

 実は、放射性物質ごとにベクレル値をシーベルト値に変換する「変換係数(実効線量係数)」が存在する。インターネットでも検索できるし、日本アイソトープ協会が出している「アイソトープ手帳11版」の184ページにも一覧表がある。例えば、ヨウ素131の係数は「10億分の22」、セシウム137なら「10億分の13」だ。

 この係数をベクレル値に掛ければ、その食品を食べたときに、各放射性物質から体が受けるシーベルト値がわかる。インターネットには、ベクレル値を入力するだけでシーベルト値を計算してくれる便利なサイトもある。

 冒頭で触れた牛乳の300ベクレルにヨウ素の変換係数を掛けると6・6マイクロシーベルト。これは牛乳1キロ当たりの値なので、200グラムの牛乳を飲んで受ける放射線総量は1・32マイクロシーベルトとなる。

 同様に、ホウレンソウの500ベクレルにセシウムの変換係数を掛け、これを90グラム当たりで換算すると、体が受ける放射線総量は0・585マイクロシーベルトとなる。

 問題はこの被曝量がどれぐらい体に悪いか、だ。

 

放射線の人体実験は簡単ではないため、どうしても不確かな部分が多い。食品安全委員会も、指標量は認めつつも、「曝露はできるだけ少ないほうがよい」と強調している。

 とはいえ、どれくらいなら許容範囲なのか、といった判断をする際の材料の一つにはなりそうだ。

 そのためにも、今は野菜や牛乳、水などでしか発表されていないベクレル値をもっと多くの品目で計測し、公表することが欠かせない。公的検査機関だけではなく市民団体などが測定器を購入して自主的に検査し、結果を公表していくことが必要になる。

 また、妊婦や幼児はどうなるのかについても、さらに具体的なデータが求められている。

 放射能といやが応でも付き合わざるを得ない時代になってしまったのだから。 (本誌・三嶋伸一)

  • フェイスブック革命に怯える中国「インターネット検閲」の戦慄
  • 9.11 いまなお消えない9つの謎
  • 陸に上がった「船大工」が息子に託した復興の夢
  • 地震学の権威が警告していた、首都圏直下大地震の戦慄
  • 福島原発、3度目の水素爆発の危険性
  • チェルノブイリと福島原発、同じ病巣と相違点
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  • 「科学的な説明と汚染観測が必要だ」 広瀬隆
  • 菅首相は原発危機より党内抗争
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    「福島原発は欠陥工事だらけ」担当施工管理者が仰天告白

    2011-05-14 01:43:07 | Weblog

    「福島原発は欠陥工事だらけ」

    担当施工管理者が仰天告白

    週刊朝日2002年9月20日号配信

    資源エネルギー庁の原発推進PR費だけで、年間70億円もの税金が使われている。一方で次から次へと明るみに出る東京電力の損傷隠しに、「もっと大きなものを隠しているのではないか」という声さえも漏れるほどだ。福島原発で実際に建設に取り組んだ元技術者たちが、驚くべき現場のずさんな実態を本誌に語った。(編集部注:本誌2002年9月20日に掲載。年齢、肩書き等は当時のものです。ご注意ください)


     福島第一、第二、柏崎刈羽原子力発電所で起きた東京電力の損傷隠しは、日本の原発への信頼性を大きく揺さぶった。東電のうそつき体質が明らかになり、チェックもできず判で押したように「安全宣言」を出してしまう経済産業省の原子力安全・保安院の無能さが世間に知れ渡ってしまったのだ。

     だが、原発にまつわる「不正」「ずさんさ」はじつは、これだけにとどまらない。

     鹿児島大学非常勤講師の菊地洋一さん(61)は、厳しい口調でこう語るのだ。

     「国はすぐに『安全だ。安全だ』と言うが、原子炉メーカーや現場の実態も知らずに、複雑で巨大なシステムの原発を簡単に安全などとは言ってほしくない。保安院も東電も原発の基本的な仕組みしかわからないから、原発推進の御用学者たちの言うことに振り回されているのだろう。だが、今回のシュラウドのひび割れだって大変なことで、地震が起きたらどうするのか、そういう危機感を持たない保安院や東電の意識は非常におかしい。すべてが現場を知らない机上の空論で成り立っている。そもそも、『安全』と言う前提には、建設工事のときから完璧な材料を使って、かつ完璧な施工がされたというのが絶対条件だろうが、建設現場ではそれはあり得ないこと。現場は試行錯誤の中で手探りで仕事をしているんです」

     じつは、菊地さんは今回問題になっているGEIIの前身のGETSCOの元技術者で、東海第二(78年運転開始)と福島第一の6号機(同79年)の心臓部分である第一格納容器内の建設に深くかかわっている。GETSCOは沸騰水型炉を開発したGEの子会社で、GEがこの二つの原子炉を受注したのだ。

     菊地さんの当時の立場は企画工程管理者といい、すべての工事の流れを把握して工程のスケジュールを作成する電力会社と下請けとの調整役だったという。現場では、自分の作業内容しか知り得ない技術者がほとんどだが、第一格納容器の隅々までをつぶさに知る数少ない人物の一人だ。

     「建設中に工事の不具合はいくらでも出てくる。数えたらキリがない。当然のことですが、ちゃんと直すものもあります。でも信じられないことでしょうが、工期や工事費の都合で、メーカーや電力会社が判断して直さないこともあるんです。私が経験した中では、福島第一の6号機に今も心配なことがある。じつは、第一格納容器内のほとんどの配管が欠陥なのです。配管破断は重大な事故に結びつく可能性があるだけに、とても心配ですが......」

     ほとんどの配管が欠陥とは、穏やかな話ではないが、どういうことなのだろうか。

     主要な配管の溶接部分についてはガンマ線検査があるため、溶接部分近くに穴があいており、検査が終わると、外からその穴にガンマプラグという栓をはめていくのだそうだ。ところが6号機の第一格納容器内では、プラグの先が配管の内側へ飛び出してしまっている。仕様書では「誤差プラスマイナス0ミリ」となっているのに、最大で18ミリというものまであった。

     原因は、度重なる設計変更だ。当初の計画では肉厚の配管を使う予定が、いつのまにか薄い配管になってしまっていたのだった。

     担当外だった菊地さんが気づいてすぐに担当部署に相談したが、最終的には配管工事を請け負った業者の判断に一任され、結局、直されることはなかった。

     菊地さんが続ける。

     「確かに配管を直したら、プラグの発注から始まり検査や通産省立ち会いの耐圧試験も含め、半年や1年は工事が延びたと思う。工事が1日延びれば、東電側に1億円の罰金を支払わなければならないというきまりもあった。GE側は業者の判断によっては違約金の支払いも覚悟していたが、最終的には業者側の直さないという判断を尊重した形になった。でもこの配管を放置しておけば、流れる流体がプラグの突起物のためにスムーズに流れなくなり乱流が生じ、配管の一部が徐々に削られていき、将来に破断する可能性だってある。それが原因で、何十年後かにドカンといくかもしれないのです」

     今回の損傷隠しで、6号機はジェットポンプの配管のひび割れが未修理のまま運転されていることが明らかになっている。このずさんな工事と関係があるのだろうか。
     
    ◆大型のジャッキで圧力容器を矯正◆

     菊地さんは、6号機を東電に引き渡した後、退社したが、その後も第一格納容器内の配管が破断し、暴走する夢を見たという。

     実際、86年には米バージニア州のサリー原発で、直径45センチの配管が破断する事故が起きた。それまで「配管の破断前には水漏れ状態が続くため、完全破断する前に対策をとれる」ということが「定説」になっていたが、サリー原発では瞬間的に真っ二つに断ち切れる「ギロチン破断」と呼ばれる状態になった。定説を覆す、予期できないことが原発には起きるのだ。

     福島第二原発の3号機のポンプ事故(89年)後、菊地さんは、6号機の配管も、「全部めちゃくちゃだから直すように」と東電本社に直訴した。東電からは一部主要な配管は替えたものの「ほかはちゃんと見ているから、安全です」という答えが返ってきたという。

     「東電はこの配管の問題性をちゃんと認識しているのか。通産省(当時)に報告しているのか。報告しているのなら、通産省がどんな調査をし、どう判断したのか。そのうえで東電は安全だと言っているのか、はなはだ疑問だ」(菊地さん)

     では工事をチェックする立場の国は、何をしていたのだろうか。菊地さんがこう説明する。

     「まったくあてになりませんね。通産省の検査のときに、養蚕が専門の農水省出身の検査官が来たという話も聞いたことがあるほどです。現場では国の検査に間に合わなくて、ダミー部品をつけておいて、検査が終わってから、正規の部品に取り換えるということもやった。もちろん、検査官は気がつきませんよ」

     こんなこともあった。

     東海第二の試運転を前に国の検査があった。だがその前日、電気系統がトラブルを起こし、使えなくなってしまったという。試験当日は国の検査官を前に、作業員が機械の前で手旗信号で合図し、電気が通って機械が作動しているように見せかけた。それでもしっかりと「合格」をいただいたというのだ。まるでマンガのような話だ。本当に、おかしなことを挙げていけばキリがないようだ。

     「いかに国の検査が形式的でいい加減なものかということがわかるでしょう。何よりも問題なのは、いい加減な検査を受けた原発が、いま現在も動いていて、国が安全だとお墨付きを与えているということなのです」

     菊地さんは次々に起きた浜岡原発の事故や今回の損傷隠しを契機に50ccバイクで全国をまわり、自らの体験を生かし反原発を訴えていくことを計画しているという。

     今回の損傷隠しのきっかけは、2年前のGEIIの元技師による内部告発だった。原発に関する内部告発は、じつは14年前にもあった。

     現在、科学ジャーナリストの田中三彦さん(59)がメーカーの不正な工事過程を告発したのだ。

     内容は、田中さんが日立製作所の関連会社のバブコック日立の設計技師だった74年に起こった出来事だった。

     同社は日立製作所が受注した福島第一原発4号機(78年運転開始)の原子炉圧力容器を製造していたが、製造の最終過程でトラブルが起こった。高さ約21メートル、直径約6メートルの円筒形で厚さ約14センチの合金鋼製の圧力容器の断面が、真円にならず、基準を超えてゆがんだ形になってしまったというのだ。

     これも冗談のような話なのだが、容器内部に3本の大型ジャッキを入れ、610度の炉の中に3時間入れてゆがみを直したというのだ。田中さんは当時、原子力設計部門から別部門に異動していたが、急遽呼び戻され、どれだけの時間をかけて、何度の熱処理をすべきか解析作業を担当させられた。作業は国にも東電側にも秘密裏で行われ、ゆがみを直した後、東電に納入されたのだという。

    ◆国と業界一体で「安全」ゴリ押し◆

     田中さんはその後退職し、88年に都内で開かれた原発シンポジウムで、
     「ジャッキで無理に形を整えた圧力容器が実際に運転しており安全性を心配している」
     と"告発"したのだ。

     田中さんが懸念したのは、ジャッキで力を加えた熱処理による材料の性質の変化などで、それによる原子炉の安全性の問題だった。

     しかし、告発からわずか数日後、東電と日立製作所、そして通産省までもが、
     「問題ない処置だった」
     と口をそろえ、またもや得意の"安全宣言"を出した。

     田中さんはこの経過を90年に出版した『原発はなぜ危険か―元設計技師の証言―』(岩波新書)に詳細にまとめている。田中さんはこう話す。

     「ゆがみの矯正は明らかに違法行為であり、日立側は私との話し合いで、最後まで当時の生データも出さなかった。また告発後、通産省も東電も日立から事情聴取することもなく、すぐに安全宣言を出した。今回の東電の損傷隠しでもこれが繰り返されている」

     なぜ、こうも国はちゃんと調べずに安全宣言を出してしまうのか。そして何よりも恐ろしいのは、この福島第一原発4号機も、その後も十分な検証が行われないまま、今も稼働しているということだ。

     「根本的な問題は、電力業界の体質そのものです。彼らには罪の意識はまったくなく、逆に合理的な判断の上に成り立っていると思っている。それは給電の計画変更などのコストの問題、同じ構造の原子炉を持つほかの電力会社への影響など、結局は電力会社サイドの勝手な都合で決められている。国も『あうんの呼吸』でそれを見守ってきた。国も電力会社も原発が壊れるまで『安全だ』と言うのでしょう。いつかはわからないが、大事故は必ず起きる。早急に脱原発の方向に切り替えるべきだが、その前に、せめて国の技術的なレベルを上げ、原発に対する管理能力をきちんとすべきです」(田中さん)

     最近、70年代半ばに通産省の検査官が逆に東電に損傷隠しを指示した疑惑も報道されている。まさに「あうんの呼吸」を持つ官業もたれ合いの原子力行政そのものであり、「原発は安全だ」と喧伝する中で、官業一体となって「損傷隠し」までしてきてしまったというわけだ。

     いずれにしろ、欠陥だらけの原発が稼働し続けているという、この恐ろしい状態を脱するには、保安院でも東電でもない第三者機関にきちんと調べてもらうしかない。  (本誌取材班)
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    福島原発1号機、格納容器に漏出「打つ手なし」 核燃料100%損傷か

    2011-05-14 01:13:34 | Weblog

    産経新聞 5月13日(金)7時56分配信

    福島原発1号機、格納容器に漏出「打つ手なし」 核燃料100%損傷か
    拡大写真
    原発の工程表(写真:産経新聞)
     ■工程表大幅見直し

     12日、東京電力福島第1原発1号機で、原子炉圧力容器内の核燃料棒が完全に露出したことが判明し、圧力容器損傷の可能性も浮上した。原子炉を安定冷却するための作業が進められているが、見直しは避けられない。専門家からは「圧力容器に穴が開いているなら、もう打つ手がない」と危惧する声も上がり、事故の収束に向けた工程表の達成に「黄信号」がともった。(原子力取材班)

    [フォト]日本を救え!放射能阻止へ英知結集

     ▼形状とどめず

     「メルトダウン(炉心溶融)が、炉心の形状を維持せず、圧力容器の下に崩れ落ちているというのであればそれ(メルトダウン)で結構」。東電の松本純一原子力・立地本部長代理は12日の会見で、初めて「メルトダウン」状態にあることを認めた。

     東電はこれまで、1号機の核燃料について、約55%が損傷していると推定。一貫して「燃料が溶けて下に落ちていることはない」とし、本来の形状を維持していると説明してきた。

     ところが、今回調整した水位計で圧力容器内の水位を測定した結果、燃料の大半が露出していたことが判明。これまで燃料露出は一部とされてきただけに、京都大原子炉実験所の小出裕章助教(原子核工学)は「東電が発表したデータは信頼性がない」と手厳しい。

     米スリーマイルアイランド原発事故(1979年)では燃料の約45%が溶け、その約3分の1が底に落ちたが、小出助教は「今回の発表をみると、100%の損傷以外考えられない」と厳しい見方を示している。

     ▼再爆発はなし

     核燃料の大半は溶融して圧力容器の下部に落ちたが、下部にたまった水に漬かることで、冷却できているとされる。実際、圧力容器下部の表面温度は100~120度と比較的低い。

     大阪大の宮崎慶次名誉教授(原子力工学)は「圧力容器の底の水に、溶けた燃料が落ちて微粒子化しているのではないか」とみる。

     核燃料が冷却できていない場合、水素が発生して爆発の懸念も生じるが、宮崎名誉教授は「温度が低いのでそういう状況ではない」と、再爆発の可能性を否定している。

     ▼部位特定急務

     「格納容器からも水が漏れている可能性が高い」

     原子力安全・保安院の西山英彦審議官が指摘するように、大量の水が放射能を含んだまま環境に漏出した恐れも懸念されている。

     圧力容器には、注水は毎時8トンペースで続けられているが、水位は上がっておらず、九州大の工藤和彦特任教授(原子炉工学)は「冷却水の行き先が分からない。漏洩(ろうえい)があるとしか考えられない」と推測。

     燃料は圧力容器底にある制御棒駆動装置や溶接部を貫通し、水が漏出している可能性が高いとみられ、工藤特任教授は「できるだけ早く損傷部を突き止める必要がある」と強調する。

     東電が工程表実現への「一番の近道」とする冠水(水棺)作業が最初に始まり、「トップランナー」(西山審議官)とされる1号機だが、専門家は「工程表通りに、冷温停止に持って行くのは難しい」と口をそろえる。工程表は第一関門からつまずき、先行きに不透明感が漂い始めた。

    【用語解説】メルトダウン(炉心溶融)

     燃料棒が溶けて破損する事故。原子炉の冷却水が失われて水位が下がり、燃料棒が露出すると中の放射性物質の熱が除去できずに起きる。全体や大半が溶け落ちると「全炉心溶融」となり、想定される原子力事故の中で最悪の事態。

    【用語解説】工程表

     東京電力が発表した福島第1原発事故の収束に向けたシナリオ。1~3号機の原子炉を安定的な「冷温停止状態」にするまでに6~9カ月程度、放射線量の着実な減少傾向に3カ月、放射性物質の放出管理と大幅抑制にはさらに3~6カ月が必要とした。


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    最終更新:5月13日(金)11時24分

    産経新聞

     
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    電気料金値上げに産業界悲鳴 国際競争力低下の恐れ

    2011-05-14 01:07:37 | Weblog

    2011.5.13 20:45  sankei.biz

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     東京電力福島第1原子力発電所事故の損害賠償の枠組みが決まり、電気料金値上げが不可避となったことに対し、産業界は悲鳴をあげている。値上げは東電だけでなく、他の電力会社にも波及する可能性があり、企業の国際競争力がさらに低下する恐れがある。深刻な電力不足に続く値上げへの動きは、東日本大震災からの復興を目指す日本経済の大きなリスクだ。

     「(料金値上げは)間違いなくコストアップ要因になる」と語るのは非鉄大手の三菱マテリアルの山ノ辺敬介常務。同社が手がけるアルミ生産には大量の電力が必要で、「夜間操業などでコスト削減を図るが、100%カバーすることはできない」と頭を抱えている。

     顧客企業の情報を管理するデータセンターも大量の電力を消費する。IT大手の日本ユニシスは「サービスによっては電気代を自社で負担しており、コスト増につながるので歓迎できない」(角(かど)泰志専務)。

     ある電機大手首脳は「他国のライバル企業は電気料金も含めて低コストで製品を作っている。これ以上コストがかさむと、勝てっこない」と嘆く。

      家電・IT分野で国内企業は韓国勢などと激しい価格競争を展開しており、電気料金が上がっても、最終製品の価格に転嫁することは極めて困難だ。ゲームソフト大手のコナミも「企業努力としてどれくらい(値上げ分を)吸収できるかが課題だ」(田中富美明最高執行責任者)として、価格転嫁はしない考えだ。

     大震災後の部品供給網の混乱から減産状態が続く自動車業界にとっても、電力不足に続く値上げへの動きは“泣きっ面にハチ”となる。日産自動車は「値上げは受け入れられるものではない」(川口均常務)と強く反発している。

     各社は節電も兼ねた防衛策として、夜間電力の使用などのほか、自家発電機の導入を急いでいる。

     三菱重工業は神奈川県の相模原製作所で、6月中にも3千キロワット級の発電機を新設する。パイオニアは九州にある遊休工場の自家発電装置を川崎市の本社に移設し、8月をめどに稼働する予定。日立製作所も茨城県の主要拠点で自家発電の強化を検討している。

     電力供給をめぐる相次ぐ難題に対応するため、各社は「電力会社以外からの電力調達」(中西宏明・日立社長)をいかに拡大するかにしのぎを削っている。

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    東電、料金最大18%上げ容認へ なし崩しで税金投入も

    2011-05-14 01:02:46 | Weblog

    2011.5.13 20:44  sankei.biz

    <script src="http://platform.twitter.com/widgets.js" type="text/javascript"></script>

     東電の賠償支援の枠組みは、「国民負担を極小化する」と明記したのとは裏腹に大幅な電気料金値上げが避けられない状況だ。値上げは機構に負担金を拠出する他の電力会社にも及ぶ可能性が高い。さらに東電の経営が行き詰まれば、国が肩代わりできる例外措置が設けられたことで、責任の所在があいまいなまま、なし崩し的に税金による穴埋めが膨らむ恐れがある。

     「できるだけ電気料金への転嫁を少なくする。国民負担の極小化に努めていきたい」

     海江田万里経済産業相は13日、こう強調したが、具体的な値上げ幅への言及は避けた。

     すでに政府は、原発停止による代替火力発電の燃料費など年7千億円、16%分と試算されるコストアップについて、料金への転嫁を認める方針を固めている。値上げ要因はこれだけではない。東電を含む電力会社が機構に拠出する負担金についても、「原発のコストとして値上げの根拠になる」(資源エネルギー庁幹部)としている。

     東電の場合、負担金は年1千億円程度と想定しており、値上げ幅は約2%上積みされ、最大18%にも達する。東電は今秋にも申請し、来春から実施される公算が大きい。合計で年2千億円を想定する他の電力会社の負担金も料金への転嫁を認める方向だ。

    料金に転嫁されないのは、東電が公的資金の返済のために機構に拠出する年1千億円と想定される特別負担金だけというのが実情だ。政府が大幅値上げを容認せざるを得ないのは、コスト増で東電が赤字に陥れば、合計で年2千億円の負担金を拠出できなくなり、「枠組みそのものが成立しなくなる」(政府関係者)ためだ。

     政府は取引先金融機関による支援に期待を寄せるが、実現は不透明だ。枝野幸男官房長官は13日の会見で、「(銀行が債権放棄に応じない限り)国民の理解は得られない」と、恫(どう)喝(かつ)してみせた。

     だが、銀行側は債権放棄どころか、追加融資にも慎重だ。原発事故の発生直後には8行が計約2兆円を融資したが、これは「日本の産業を守る社会的使命」(奧正之・全国銀行協会長)による緊急措置という位置づけだ。「債権放棄に応じれば、不良債権として扱わざるを得ず、賠償金支払いや原発処理に必要な資金の追加融資が難しくなる」(大手銀関係者)と、政府側を牽(けん)制(せい)する。

     電気料金を値上げしても、金融支援がまとまらないと、東電が年2千億円の負担金を拠出できず、公的資金の返済に行き詰まる恐れがある。そうなれば、例外措置が発動され、税金による穴埋めで国民負担が生じる。

     これまで金融機関や日本航空などへの公的資金の投入では、破綻処理により対象企業だけでなく、株主や銀行にも損失を負わせ、責任を問うてきた。今回は、関係者に加え、原発を推進してきた国の責任も明確化せず、枠組みを決めることだけを優先した。(小雲規生)

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