医大生ブログ村のみなさんは東京にいらしたようですが、実はぼくも1日ズレで東京におりました(笑)。みなさん東京お好きですね。医大生・たきいです。
わたくしの一番好きな作家は万城目学ですが、せっかくの東京に行く機会があって、高校生のときに読んだ「ホルモー六景」という作品を思い出してミーハーなことしてきました(笑)。一部始終をご覧にいれましょう。
「場所は丸の内にしようと思う」
(ホルモー六景「丸の内サミット」より)
「しようと思う」というセリフに気合が入っておられます。分かる。普段はこんな日本の中心みたいなところ行かないもん。笑
というわけでせっかくなので丸ビルのお店を予約してみました。気合入ってます。

白い丸ビル、黒い新丸ビル。チェスの駒のようだと万城目学氏はたとえます。何気ない1文に出てくるこの表現。これが文学なのでしょう。
「大丈夫か? こんなところに入っている店って、どれも無茶苦茶、高いんじゃないのか?」
早くも懐具合を心配する康を、大丈夫だ、普通の店もあるから、と忠やんがなだめる。
(ホルモー六景「丸の内サミット」より)
そうなんです、ちょっと小洒落ているけれど、学生でも行けるレベルの普通のお店もあるんです。因みに興味本位でちょっと調べてみたら上の階は学生には無理そうでした。笑
「ええと、何階だったっけ?」と壁面のフロアガイドに向ったので、お返しの質問は受けずに済んだ。
「5階だ」
(ホルモー六景「丸の内サミット」より)

偶然ですが、わたくしの予約したお店も5階でした。5階に着いたらこんな景色が。オシャレ!!!
完全に気分はホルモーに出てくる登場人物で、いい時間を過ごせたわけです。丸ビル最高。
ところで、家に帰ってホルモー六景を見返したら気が付いてしまったわけです。
「丸の内サミット」の会場、丸ビルじゃなくて新丸ビルだ……
(ホルモーよろしく新丸ビルで合コンしてくれる人募集中な人(笑))
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