hiroべの気まま部屋

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父からの手紙:第13回(1991年5月27日)

2013-06-05 09:07:46 | 父からの手紙
 父からの手紙、第13回をお届けします。

  父の字は自己流の崩し字で読めない字が各所にあります。次のように一部加工しましたので
ご承知置きください。

 ①句読点もない文章のため、句読点は適当に補いました。
 ②誤字、脱字はそのままとしました。旧漢字も可能な限りそのままとしました。
 ③略字、当て字は「カタカナ」表記としました。
 ④個人名は、関係者しかわかりませんが、一応仮名(イニシャル)としました。
 ⑤一部私の説明を追記しましたが、追記部分は‘  ’で囲みました。

 1991年5月27日 父78歳

 ‘退院の内祝いの品に添付された手紙?’

 拝呈
 
 御便り有難く拝見致しました。

 皆様大過なく御過に拝し安心致し居ります。当方も変り無く居ります。

 ゴールデンウィーク、弘前、函館の桜見て来られた由、私も老人クラブで裏磐梯へは
一度行った事が有りますが、彼れから向ふは行った事が有りません。弘前の桜、大変佳い様な話ですね。
 私も、一度、仙台から向ふ一度行って見度いと想っていましたが、退院後体力が一段と落ちた様ふ気が
して、一寸今の処自信が有りません。

 先日、町内の弁天様‘子供の頃はよく遊んだところです。立派な社と池がありましたが、私が中学頃には
世話をする人もなく朽ち果てていたのを、父達老人クラブで再整備し、今では昔より立派な程です’

の祭例が有り、今迄、私が責任者でしたが、変って戴き、老人クラブも会計を変って戴き、やゝ気が楽に
成りました。もう、無理のきく体では有りません。

 先日、KO‘長兄’達がTA‘次兄’達と、SI‘三兄’達を招んでくれ、自宅でさゝやかな私の内祝ひして
くれました。好意、感謝して居ります。

 誠にさゝやかですが、退院出来た内祝として、私の気持だけ御送付申上ます。
 御納め下さいます様

                                SK‘父’
 HM‘私’
 ME‘妻’

 五月二十七日

 敬具