万葉うたいびと風香®’s ブログ

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オオタカの住む森。

2013年08月10日 | 身近な野鳥たち
その日は朝から夕方まで鳴き続けていた。

近くにあるオオタカの住む森。

その森が開発の波にのまれようとしているのを知ってか知らずか。
何でも採石の為の伐採計画があるとか。
その計画を知り、このオオタカの住む森を地元民としてどう守っていくことができるのか、ご近所さんたちと考えている最中でもあった。

いつもの森から聞こえる声は、だんだんと移動をして近くにある神社の森へと移動しているようだった。

ちょうど母の爪切りをしている最中、窓辺上空に鳥の気配を感じると共に響いてきたのはまぎれもなくオオタカの鳴き声だった。

ここ数年、野鳥観察をしているがはじめての出来事だった。

いつになく鳴いている声は、私の胸にオオタカからの悲鳴のように届いた。

その日を境に、2日程は移動した先の森から声が聞こえていたが、それ以降は耳にすることが途絶えてしまった。

どこに行ってしまったのだろうか。。。

オオタカは留鳥。
一年中同じ地域に留まって生活する鳥とされている。
しかし、一部は渡りや移動もあるとか。

冬は必ず戻ってきてくれると信じて待ち続けることしかできない人間の小ささ。

自然に逆らうことも、変えることも、なに1つできるはずがない。


(春先に撮影したもの)


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