磯の上に 生ふる馬酔木を 手折らめど 見すべき君が ありと言はなくに 万葉集 大伯皇女
啓蟄も過ぎた弥生。
歌のままをこの目で確かめてみたい、その一心で二上山麓の馬酔木を求め尋ねた。
(歌の意はこちら)
近鉄名古屋から二上山へと向かう途中。
久しぶりの大和探訪。私を迎えてくれたのは「吉隠(よなばり)」。
降る雪は あはにな降りそ 吉隠の 猪養(いかひ)の岡の 寒からまくに 万葉集 穂積皇子
吉隠だけ雪が舞い散っていた。それも横なぐりに。歌の世界がググッと近づく。
三輪にさしかかると雪は止み、青空が広がり始めた。
こんなことがあるから万葉の世界にずっと浸っているのかもしれない。
さて、近鉄南大阪線 尺土駅で下車。
前回はタクシーでの移動だったが、強い味方現る!葛城市のコミュニティバス「れんかちゃん」に乗り換え。
一日100円。乗車後運賃支払済証なる券がもらえ、あとは何回乗ってもそれを見せるだけ。葛城市やりますね!
竹内峠の交差点を過ぎたあたり。車窓から見た二上山。ずいぶんと近づいてきた。
ゆうあいステーション(葛城市福祉総合ステーション)で下車。
事前にグーグルマップで調べたところ目的地まではここから1キロ弱。但し登り。
さあ、馬酔木求めて歩みを進める。
1キロ弱とはいえ、先は長い。
當麻山口神社。
傘堂。
鳥谷口古墳下の大池にはヒドリカモとスズガモが。
もちろん池守も。
二羽揃って羽を休めておりました。
鳥谷口古墳。帰路に寄ると心に決めて歩みを進める。
砂防指定地とされている。初田川上流を求めて歩く。
古墳からほど近くにあるのは大龍寺。
馬酔木を求めてさらに登っていきます。
歩みを進めると眼下は歌の如くゴロゴロとした岩、石が多く見られここまでくると古代の情景が容易に想像できる。ああ、あのシダが馬酔木だったらいいのにな。
二上山で私を出迎えてくれたのは。。。
なんと、ルリビタキ!
鳥は天からの使い。大伯皇女だっただろうか。これぞ万葉の息吹。それにしても美しすぎる。
一眼レフさげててよかった(笑)顔は右に向いてるけど目はしっかりこちらを凝視!
いよいよ上流近く。祐泉寺までたどり着いた。
ここで一眼レフを下げてる私に登山者の方が声をかけてくださった。
今日も二上山をルートを変えて2回登るらしく、その方もバーダーで兼つ山野草にも詳しく色々教えてくださった。
すでに腰が限界。しかしここまできたら、、、もう少しだけ歩みを進めてみる事に。
多分ほぼ源流近くだろうか。手に届くところに水量少なく清水が流れる。
そっと手にとってみた。万葉集でいうと「水結」。
水を手にすくってとるという行為そのものが古代は1つの呪術であり、清水を自身につける事に意味があったとされる。
二上山でまさに万葉びととなったのである(笑)
帰路は大津皇子の改葬墓と有力視されている鳥谷口古墳へ。
古墳から見た大和盆地。周辺からは大和三山が見られる。
残念ながら今回馬酔木に出会う事はできなかった。
しかし初田川流域は、古代の情景を思い描くには私にとっては十二分過ぎるほどだった。
余韻を残して、以前にご案内頂いた折に教えて下さったゆうあいステーションでちょうどいい塩梅のバスの待ち時間を利用してランチすることに。
奥が食堂。
ゆうあい釜飯。610円なり。お値打ちですが40分ほどお時間かかりま〜す!
すごく優しい葛城びとたちが作っていらっしゃいます。
ちなみに味噌汁は白味噌。甘め。美味しく頂きました。
食事後、ゆうあいステーションから見た大和遠景。中央正面あたりにうっすら見える円錐形の山は忍阪山だろう。美しい山容が語ってくれる。
移動時間7時間、滞在時間3時間。それでも大和へと足が向く!
こうして万葉の収穫をたくさん得た私は、デーサービスから帰ってくる母の待つ家路へと急いだのであった。
啓蟄も過ぎた弥生。
歌のままをこの目で確かめてみたい、その一心で二上山麓の馬酔木を求め尋ねた。
(歌の意はこちら)
近鉄名古屋から二上山へと向かう途中。
久しぶりの大和探訪。私を迎えてくれたのは「吉隠(よなばり)」。
降る雪は あはにな降りそ 吉隠の 猪養(いかひ)の岡の 寒からまくに 万葉集 穂積皇子
吉隠だけ雪が舞い散っていた。それも横なぐりに。歌の世界がググッと近づく。
三輪にさしかかると雪は止み、青空が広がり始めた。
こんなことがあるから万葉の世界にずっと浸っているのかもしれない。
さて、近鉄南大阪線 尺土駅で下車。
前回はタクシーでの移動だったが、強い味方現る!葛城市のコミュニティバス「れんかちゃん」に乗り換え。
一日100円。乗車後運賃支払済証なる券がもらえ、あとは何回乗ってもそれを見せるだけ。葛城市やりますね!
竹内峠の交差点を過ぎたあたり。車窓から見た二上山。ずいぶんと近づいてきた。
ゆうあいステーション(葛城市福祉総合ステーション)で下車。
事前にグーグルマップで調べたところ目的地まではここから1キロ弱。但し登り。
さあ、馬酔木求めて歩みを進める。
1キロ弱とはいえ、先は長い。
當麻山口神社。
傘堂。
鳥谷口古墳下の大池にはヒドリカモとスズガモが。
もちろん池守も。
二羽揃って羽を休めておりました。
鳥谷口古墳。帰路に寄ると心に決めて歩みを進める。
砂防指定地とされている。初田川上流を求めて歩く。
古墳からほど近くにあるのは大龍寺。
馬酔木を求めてさらに登っていきます。
歩みを進めると眼下は歌の如くゴロゴロとした岩、石が多く見られここまでくると古代の情景が容易に想像できる。ああ、あのシダが馬酔木だったらいいのにな。
二上山で私を出迎えてくれたのは。。。
なんと、ルリビタキ!
鳥は天からの使い。大伯皇女だっただろうか。これぞ万葉の息吹。それにしても美しすぎる。
一眼レフさげててよかった(笑)顔は右に向いてるけど目はしっかりこちらを凝視!
いよいよ上流近く。祐泉寺までたどり着いた。
ここで一眼レフを下げてる私に登山者の方が声をかけてくださった。
今日も二上山をルートを変えて2回登るらしく、その方もバーダーで兼つ山野草にも詳しく色々教えてくださった。
すでに腰が限界。しかしここまできたら、、、もう少しだけ歩みを進めてみる事に。
多分ほぼ源流近くだろうか。手に届くところに水量少なく清水が流れる。
そっと手にとってみた。万葉集でいうと「水結」。
水を手にすくってとるという行為そのものが古代は1つの呪術であり、清水を自身につける事に意味があったとされる。
二上山でまさに万葉びととなったのである(笑)
帰路は大津皇子の改葬墓と有力視されている鳥谷口古墳へ。
古墳から見た大和盆地。周辺からは大和三山が見られる。
残念ながら今回馬酔木に出会う事はできなかった。
しかし初田川流域は、古代の情景を思い描くには私にとっては十二分過ぎるほどだった。
余韻を残して、以前にご案内頂いた折に教えて下さったゆうあいステーションでちょうどいい塩梅のバスの待ち時間を利用してランチすることに。
奥が食堂。
ゆうあい釜飯。610円なり。お値打ちですが40分ほどお時間かかりま〜す!
すごく優しい葛城びとたちが作っていらっしゃいます。
ちなみに味噌汁は白味噌。甘め。美味しく頂きました。
食事後、ゆうあいステーションから見た大和遠景。中央正面あたりにうっすら見える円錐形の山は忍阪山だろう。美しい山容が語ってくれる。
移動時間7時間、滞在時間3時間。それでも大和へと足が向く!
こうして万葉の収穫をたくさん得た私は、デーサービスから帰ってくる母の待つ家路へと急いだのであった。
こちらに来られていたのですね。
私も、年に数回鳥見に訪れる地なんですよ。
池守も元気でいてくれ、何よりです。
綺麗なルリ君に出逢われたのですね
私も、大好きな野鳥でしてよくお世話になっておりますよ
時期も変われば、ホイホイホ~イ♪も見れるかもですよ
こんにちは♪
ルリビタキ!間近で見られました!
道中にあった梅畑からはウグイスの鳴き声も響いておりました。
時間があったら1日張り付いていたい二上山麓。サンコウチョウとの出会いも期待したいと思います!