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万葉うたいびと風香®’s ブログ

万葉うたいびと風香®のブログです。

初披講子

2018年05月29日 | なごみ
今月の俳句会。

兼題は「新緑」、「若葉」。

先月、事前通達を頂いていた、披講子(ひこうし)。

もちろん初です。

投句ー清記ー選句後は読めない漢字を調べる時間を頂いて。。。。

この年になって知らない漢字と出くわすことも、、、Oh!!!No!!!!

いよいよ句会の始まりです。

ドキドキ。

なんでも披講子自身の選句から読み上げるのがルールとか。

今まで何気に参加していた自分!知らないことだらけ!
教えをこう環境がいい!そして何より周囲は数十年選手の方ばかりなのに、みなさん本当に温かく、明るい方ばかり!

毎回ながらお誘い頂いた折の言葉が脳裏をよぎる。
「皆さん本当にいい方ばかりだから大丈夫よ」って。

互選、特選を読み上げ、皆様に支えられる中なんとか無事に終了いたしました!

今のところの私の句の主役、「野鳥」、「介護」、「母」、「自然」。

俳句って自分自身の投影なのね。




青蛙 おのれもペンキぬりたてか  by 芥川龍之介













manyo historysong「名張の山を」

2018年05月28日 | 万葉history song
三重県名張市を舞台に歌われた万葉集。

万葉歌物語「伊勢行幸と持統天皇の夢」より。

manyo historysong「名張の山を」


隣席の縁(えにし)

2018年05月26日 | なごみ
名古屋市内の韓国料理店で友人とランチ。

遅れて隣席にサラリーマンが2人。

聞き耳を立てるつもりはサラサラないけど、席がま隣。否が応でも会話の端々が耳に入る。

どうも二人は上司と部下。
その上司、米原あたり、、、と、滋賀県出身らしい。

若い部下が更につっこむ。すると、、、

「旧近江町だよ、坂田小学校よりもっと、、、!」

んんんっ!

なんと今、私が日々穴が空くほどにらめっこしている滋賀県の地図の世界ではないか!

思わず顔を見たくなったが我慢である。

更に衝撃的な言葉が、、、、!

「息長(おきなが)小学校の、、、」

なに!?
息長小学校なるものがこの世に存在している!?まるで古代のままに!!!!

心が躍った!

その後食事を終えたサラリーマンたちは私たちより先に席を立ち、後ろ姿だけをそっと見送る。

なんだか奇跡のような隣席の縁。

いにしえびとからの万葉へのエールだったかもしれないと都合良く捉えてます。

名古屋城で開かれているやきものワールドへ。


木造復元で物議を醸している名古屋城。


やきものワールドは2つの会場に分かれて開催。


名古屋おもてなし武将隊が迎え入れてくれました!


たまたま見つけた万葉雛の作品。
家持の書がしたためられておりました。
作者の方は書から始められ、焼きものに至ったとか。
思わぬところで万葉談義に花が咲いたが、帰宅後知ったのはこの方、ものすごい偉人だった(苦笑)
無知な私。
不思議なご縁。


母へのお土産は美濃焼。
左麻痺なので、動いてしまうお茶碗を私が支えるのに使い勝手が良さそう。
見た目より軽く、なんといっても色と形がいい!

日を変えて所用で名古屋に。
前菜にはもうすぐ旬を迎えるイチヂクが。
実は苦手。

ほぼはじめて口にしました。
サーモンで包まれていて以外にもクセを感じず食べられた。
ちなみにアボカドにはアワビとオリーブオイル、メロンに生ハムの組み合わせ。


こちらも今の季節ならでは、下から新茶、ヨーグルトのムース、オレンジソースのデザート。

初夏の装い。

風薫る。













manyo historysong「夢の占(いめのうら)」〜万葉歌物語「伊勢行幸と持統天皇の夢」より〜

2018年05月24日 | 万葉history song
難しいことは抜きにして、万葉の時代を歌でお楽しみ頂ければと思います。

万葉歌物語「伊勢行幸と持統天皇の夢」より。

manyo historysong「夢の占(いめのうら)」



発掘調査の成果

2018年05月18日 | なごみ
連日の夏日。愛知も暑いが奈良も熱い!

連日新聞紙上を賑やかせているのは発掘調査の成果。

まずは奈良県桜井市。
纏向遺跡出土の桃の種。炭素年代測定法により西暦135ー230年と判明。
こちらの地方新聞でも「卑弥呼のモモ」と大きな記事で取り上げられた。

その翌日。今度は奈良県吉野郡吉野町。
宮滝遺跡での発掘調査成果。
こちらは奈良時代前半の大型掘立柱建物跡が検出。
同新聞で「最高格式 吉野宮 正殿か」 とこちらも大きな記事。

こうした発掘調査を経て作られるのが、発掘調査報告書なるもの。

今の私にとって歌を作る上で、欠かせない史料となっているが、所詮井の中の蛙である。

何かの雑誌に書いてあった。

人間が知り得た知識なんて、ほんの数パーセントにしかすぎない。
所詮井の中の蛙である。
それでも、井の上に広がっている蒼い空を見ることはできる。。。

確かこんなニュアンスなことだったと思う。

井の中で広い空を仰ぎながら もがいているのもいい。

今後の更なる解明を期待したいと思います。

朝、5時30分。

お久しぶりにオオタカ激写!それでもあまり刺激したくないので3枚だけ撮って退散。

涼を求めて近所の池へ。

カイツブリも子育て中。





「愛知は蒸し暑いわね」とツバメ。


コアジサシ現る。
個体数が激減しているらしい。そんな中で2羽も。なんともありがたい気分となった。






やはり、あつい!!!!!













発展

2018年05月15日 | なごみ
前進も、そして後退も、「発展」と言えると何かの本に書いてあった。

前進と言えば、着々とオケ作りが進んでおります。

そして後退と言えば、嚥下障害。

ついにミキサー食となりました。もちろん水分はとろみあり。

ここ数ヶ月、食事については正直お手上げ状態だったのには理由があった。
嚥下機能がかなり低下していたことがわかり、結局ミキサー食に。

栄養指導とやらも受け、言語聴覚士の先生によるリハビリも見学。

身体全体の筋力低下は足腰だけでなく、口の中も比例するとか。
水分の落ちていくスピードに身体がついていかない。

それを補助してくれるのが、とろみ剤やゼリー剤。念のため片栗粉ではNG。

自宅でミキサー食ができるのだろうか、、、という心配は、栄養指導と言語聴覚士の先生の的確かつ丁寧なアドバイスに不安は吹っ飛んだ。

多忙な時もなんのその。ネット注文できるいい商品が。

ドラッグストアにも介護食は売っているが、そのレベルより一歩進んでしまった母は対応できそうにないことが判明。
代わりに大塚製薬が出している「あいーと」なるものが今のところ強ーい味方。

素材を一度加工して柔らかくムース状に固め、それをあえて元の素材の色、形のままに再現されています。

食は見た目も大事!

手作りと上手に抱き合わせて、少しでも負担が少なくなるようにしてね、というのはケアマネさん。

むせ込みはほぼなくなりましたが、ここからさらに上がるのは誤嚥性肺炎の確率。

在宅介護は決して楽ではないが、母の希望と私自身の母との向き合い方を考えると今はまだこれが一番の選択と思っている。

日々の介護の大変さが少し軽くなる瞬間がある。それは以外にも日常いろんな方々の看護をしているヘルパーさん、看護士さん、作業療法士、理学療法士、言語聴覚士、そしてケアマネさんたちのプロたち。

身体状態を全て知った上でつぶやいてくださる一言一言が胸にしみる。

言葉の端々に自分が思っている以上に頑張っている自分を知ることができ、もう少し母の人生の終盤に近くで寄り添っていこうと決めている。
いざとなれば全て理解した上で支えてくださる方たちが大勢いることは何よりも幸せだし、心のお守り。決して買うことはできない。



少し前のカキツバタ群落。


自然なままなので、花によって色の濃淡があるのもいい。


群落近くの湿地で。黄菖蒲。


ハリエンジュ(ニセアカシア)




近くの池で、コガモ。


よく見るとカワウ。営巣してるのかな?


う〜ん。。。???ピンボケ。。。


カラさん(シジュウカラ)です。


ムクドリ、ただ今子育て中。かなり用心してました!見ないで!(笑)




2018年05月09日 | なごみ
ずいぶんと遠回りをしたのかもしれないが、今日に至るまで歩んできた道のり、それぞれが点でしかなかったのがここにきてようやくおぼろげながら線が見えてきた。

その瞬間は実に衝撃的だ。

新たな文献との出会いがさらなる古代へと誘ってくれる。

時代の変革期は私の未熟な知識をはるかに超えて何期かの段階を経て遡ることができるようだ。

史料が少ない人物がゆえにそのルーツから読み解く試みです。

決して平坦な道ではないが、自らの足で歩いて巡ってきた時間、そしてお出会いの中で頂いた風土に眠っていた史料が今の自身の財産となり新たな一歩の肉付けとなって力を頂いている。

遠回りした時間は、過去と現在をつなぐ道。

もっともっと温めていきたい。


八十八夜が過ぎ、我が家に1本あるわずか30センチほどのお茶の木で茶摘み。
母が通販で買った木です(笑)

茶摘みとお茶の作り方は以前一志町で教えて頂きました!



蒸しから揉みへ。
これがなかなかうまくいかない。
レンジを使って、、、。


新茶の出来上がり。



大きめのティーポットに2杯分だけですが庭のお茶というサウンドだけで味わいは格別となりました!












OMOTENASHI

2018年05月03日 | なごみ
連休前半はおもてなしづくしの日々。

客人たちが持っていたのは、、、

JAPAN Rail pass!

いづれもアメリカからのお客様。




こうしたpassがあるのは知ってましたが実際みせて頂いたのは初めて!



2週間でこのお値段とは私も欲しいぐらい!(笑)

この日は少しでも日本文化に触れてもらえればとお抹茶でおもてなし。
喜んで頂くことができました!

客人たちが帰ると相前後して訪ねてきてくれたのは以前我が家でホームスティしていた子。
彼はニューヨーク出身者!

仕事やプライベートの話など以前より明るくなった彼の成長ぶりにまたまたホストマザーとしては嬉しいひと時となりました!


こちらは名古屋市内某所のアフタヌーンティー!

海外からのお客様のおもてなしはツーリストとして一緒に出かけるのもいいのですが、日本人の生活の中にはいりこんで畳敷きの和室で過ごす普段時間も彼らにとって格別なようですし、私自身が日本文化の素晴らしさを客人たちから改めて知らされる時間となっています。
が、万葉集はなかなか伝えられないのが残念!
うーん。こちらは生涯の課題ですね!

夕闇の中に輝く小さな星明かり

2018年04月28日 | なごみ
所用の帰り道。

すっかり日が暮れてしまった。



空を見上げると、夕闇の中にぽっかりとした空間が。

よくよく見ると、その空間の中に小さな星明かりが輝く。

小さな光は明日への希望を託してくれているようで、心がふっとほどけていく。

自然の景ほど力強いメッセージはない。


お誘いを頂き、昨年より始めた俳句。

句会も吟行も、はじめる前はハードルの高いものでしたが、周囲の方々が優しく見守って下さり、いづれも楽しく参加させて頂いております。
そんな中、目に留まった今月号の俳誌の1ページ。


んんっ!?
私の句がこんな所にも。

俳誌によると選んで下さった方は出雲地方を訪ねられ、風土記、古事記の世界を堪能し古代ロマンに思いはせてみえる方とか。

古代好きが見透かされたようで何だかとっても嬉しい!

17文字にしたためるのは難しいものですが、自然の景を詠んだいい作品との出会い、俳誌から学べる喜びもかみしめております。


こちらは友の作品。

名古屋駅 グローバルゲート1Fです!
相変わらずの旧友の嬉しいご活躍!

二人でランチをしながら弾んだのは、別世界に生きるそれぞれの作品づくりの喜びの頂点がどこにあるのかということ。

彼女の足元にも及ばない私ですが、その頂点が同じところにあったのが嬉しかった。

作品の形が具現化してひらめいた瞬間、そして読み解けた喜び。

真摯に向き合う過程に自然の景と似た美しさが隠れているのかもしれない。


































劇映画 「母」 小林多喜二の母の物語

2018年04月22日 | なごみ
若き頃から三浦綾子の作品はほぼ読破していた。
中でも三浦綾子が人生の終盤に手がけた作品、

「母」。

数えきれないほどに読んだ。

それが映画化され愛知県で1日だけ上映されることを新聞記事で知りこの日豊橋市まで遠征!

市電が走ってます!
懐かしい!名古屋に住んでいた頃よく父が花電車を見せに連れてってくれた事を思い出す。

現代はトラム!


会場は国 有形文化財に指定されている豊橋市公会堂。


おぉ!ノスタルジック!

劇映画というジャンルがあることを会場で初めて知る。

監督は山田火砂子氏。劇映画の女性監督としては最高齢の86歳.
舞台挨拶がありました。

オーラがあります!



強い信念。

そして開演。

主演は寺島しのぶさん。
母セキを見事に演じきって見えました。


映画を通じ原作が持つ言葉の重みと厚みを改めて知ったひと時。

初めての豊橋市!
という事であんかけスパの名店、チャオ本店に!



ランチタイムでマリンランチを注文。



鉄板あんかけスパの下には溶き卵、エビフライとイカフライが!


サラダと飲みもの付きで950円!

店内は満席。人気なのにはお味はもちろん、店員さんたちのスマートな接客も。
私が今まで経験してきた接客の中で5本の指に入る!

もう一度来よう!そう思わせてくれた豊橋のソウルフードでした!

母 を見た後は奇しくも怒涛の一日に。

日常に戻った今日。

新たな作品作りの方向性がみえてきたー!

三浦綾子のおかげかも!?

自身に降りかかることは全て繋がっているのね。