昨日ご紹介した“Tour Jean sans Peur”(ジャン無畏公の塔)の地下で今、開催されているのが、“L'ecole au moyen age”(「中世の学校」展)です。

中世の学校の様子を再現したスペースと、パネル展示を行なっているホールの2ヶ所で構成されています。

中世の学校です。15世紀の教室を再現したものだそうです。もちろん生徒はもっと多かったのでしょうが、生徒たちはこのようにわらの敷かれた床に座ったり、あるいは低いテーブルを椅子兼文字を書く際のテーブルとして活用したりしたそうです。カバンを肩から提げ、手には書字板を持っています。もう通学用カバンがあったのですね。
ところで、教師が手に持っている、しゃもじのようなもの、なんだと思いますか。“ferule”(フェリュール)と言います。用途は? そう、怠けたりする生徒を叩く「木のへら」なんだそうです。

パネルに13世紀のものの説明がありますが、上の人形が持っているのと同じですね。

辞書などには罰として生徒の手を叩いたとありますが、このパネルによると、お尻も叩かれていたようです。昔から厳しかったようですね。

また、当時の子どもによって描かれた絵や、

掛け算九九の早見表も展示されています。よ~く見ると、確かに縦X横で掛け算九九になっています。昔もしっかり覚えさせられたのでしょうね。

当時の筆記用具ですね。本当に羽根ペンなんですね。いたずら書きもしたのでしょうか。

このイラストは、15世紀の“table de compte”、会計板、そろばんの一種かもしれないですね。
日本の寺子屋も「読み・書き・そろばん」と言いましたが、フランスの中世の学校でも、同じような教育が行なわれていたようですね。このような資料を見ていると、中世のヨーロッパが急に身近なものに感じられてきます。
「中世の学校」展、11月4日までの開催です。
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中世の学校の様子を再現したスペースと、パネル展示を行なっているホールの2ヶ所で構成されています。

中世の学校です。15世紀の教室を再現したものだそうです。もちろん生徒はもっと多かったのでしょうが、生徒たちはこのようにわらの敷かれた床に座ったり、あるいは低いテーブルを椅子兼文字を書く際のテーブルとして活用したりしたそうです。カバンを肩から提げ、手には書字板を持っています。もう通学用カバンがあったのですね。
ところで、教師が手に持っている、しゃもじのようなもの、なんだと思いますか。“ferule”(フェリュール)と言います。用途は? そう、怠けたりする生徒を叩く「木のへら」なんだそうです。

パネルに13世紀のものの説明がありますが、上の人形が持っているのと同じですね。

辞書などには罰として生徒の手を叩いたとありますが、このパネルによると、お尻も叩かれていたようです。昔から厳しかったようですね。

また、当時の子どもによって描かれた絵や、

掛け算九九の早見表も展示されています。よ~く見ると、確かに縦X横で掛け算九九になっています。昔もしっかり覚えさせられたのでしょうね。

当時の筆記用具ですね。本当に羽根ペンなんですね。いたずら書きもしたのでしょうか。

このイラストは、15世紀の“table de compte”、会計板、そろばんの一種かもしれないですね。
日本の寺子屋も「読み・書き・そろばん」と言いましたが、フランスの中世の学校でも、同じような教育が行なわれていたようですね。このような資料を見ていると、中世のヨーロッパが急に身近なものに感じられてきます。
「中世の学校」展、11月4日までの開催です。
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50歳での決意は素晴らしいです。
私はイタリア在住ですがフランスはまだ一度も行ったことが
ありません。
そのガッツさに思わずお会いしたくなりました。
また遊びにきます。
コメントありがとうございます。貴ブログも拝見しました。イタリアらしいおしゃれな色使いが素敵ですね。
カルチョとカンツォーネは昔から好きで、よく見たり、聞いたりしています。はじめて見た(もちろんTVで)チャンピオンズ・カップ決勝で勝ったのがACミラン。ジャンニ・リベラが優勝トロフィーを掲げていたと思います。でも、確か1968(69?)年のこと。昔、昔ですね。それから、ファケッティ、ルイジ・リーバ、ディノ・ゾフ、ロベルト・バッジョ、アルベルティーニ・・・オールドファンの思い出です。
イタリアとフランス、お隣ですから、ぜひ、訪ねてみてください。
弊ブログへのご訪問も、よろしくお願いします。