男女のことはすべて屈伸虫の宿 兜太
昭和50年、句集「狡童」より。兜太さん57歳の作。
私は男女の間を「屈伸」という捉え方が、
伸びたり縮んだりという、
いかにも兜太さんらしい、肉体感覚だと思います。
「すべて」と言い切ったところが面白い。
そこには心を通わせた男女の縁や、
それに反発する業や、嫉妬、
倦怠、喧嘩すべてを抱え込む。
抱え込んで、そして、大いに振幅したら良いのよっと言っている
そう読めて温かい「
虫の宿」は兜太さんにしては芸がないというか
普通の季語を付けられたというか、
すこし演歌ぽい感じがして「虫の宿」は頂けないように思う。
昭和50年、句集「狡童」より。兜太さん57歳の作。
私は男女の間を「屈伸」という捉え方が、
伸びたり縮んだりという、
いかにも兜太さんらしい、肉体感覚だと思います。
「すべて」と言い切ったところが面白い。
そこには心を通わせた男女の縁や、
それに反発する業や、嫉妬、
倦怠、喧嘩すべてを抱え込む。
抱え込んで、そして、大いに振幅したら良いのよっと言っている
そう読めて温かい「
虫の宿」は兜太さんにしては芸がないというか
普通の季語を付けられたというか、
すこし演歌ぽい感じがして「虫の宿」は頂けないように思う。
http://www.shuu.org/newpage24.htm 参照
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