水平線大きな露と思ひけり 大串章
これ以上大きな景はまたとあるまい
地球まるごと露にしてしまうちは
言葉も無い
(小林たけし)
【露】 つゆ
◇「白露」 ◇「朝露」 ◇「夜露」 ◇「露の玉」 ◇「露けし」 ◇「露葎」(つゆむぐら) ◇「芋の露」
夜分、草木や地面が冷えると周りの空気も冷え、水蒸気が凝結して水滴となったもの。秋に最も多いので秋季とする。
例句 作者
漂へるごとくに露の捨箒 富安風生
無呼吸の鼓動ころころ芋の露 川崎益太郎
照り昃る信濃つらぬく露軌条 桂信子
病む母のひらがなことば露の音 成田千空
白露なり立ち上がるとき息を吸う 丸木美津子
白露に薄薔薇色の土龍(もぐら)の掌 川端茅舎
白露に阿吽(アウン)の旭さしにけり 川端茅舎
白露の日神父の裳裾宙に泛き 桂信子
白露の日葦ことごとく風に伏し 新井秋芳
白露の月窓にしみじみ帯を解く 河野多希女
漂へるごとくに露の捨箒 富安風生
無呼吸の鼓動ころころ芋の露 川崎益太郎
照り昃る信濃つらぬく露軌条 桂信子
病む母のひらがなことば露の音 成田千空
白露なり立ち上がるとき息を吸う 丸木美津子
白露に薄薔薇色の土龍(もぐら)の掌 川端茅舎
白露に阿吽(アウン)の旭さしにけり 川端茅舎
白露の日神父の裳裾宙に泛き 桂信子
白露の日葦ことごとく風に伏し 新井秋芳
白露の月窓にしみじみ帯を解く 河野多希女