竹とんぼ

家族のエールに励まされて投句や句会での結果に一喜一憂
自得の100句が生涯目標です

冬立つや鉄塔の四肢踏ん張りぬ   たけし

2014-11-15 | 

冬立つや鉄塔の四肢踏ん張りぬ   たけし







第15回竹とんぼ句会たより」vol.7
今回は管理人の筆者たけしです
多作多捨多読はもう週間になってしまい
納得のできる作品を生むよりも
数多く作ることに拘泥しているようで困っている

表題句は吟行なのに持参の既作
優しい俳友に採っていただいた
立冬の日に自宅の窓から臨む鉄塔を詠んだ


来し方を諾うように照紅葉



初案「満ち足りて仰ぐひとりや照落葉」
吟行での鮮やかな紅葉を仰いで眺める老どち仲間
どの顔もほころんでいて憂いや寂しさの影がない
今までの人生に悔いるこよはない
鮮やかな日をうける紅葉によく似合う
私もまた同じだった



錦秋を折りたたみたり含満ヶ淵


初案「錦秋を呼び込んでいる含満ヶ淵」
初案はあまりにも感じたままで切れ、おまぇれば余韻もない
少し添削してみたがどうだろう
とりどりの紅葉は広がった景を読む事が多いが
渓流や小滝の壺、淵などには景が凝縮しる
それをおりたたむ としてみたが
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