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明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
それと苦手な文章の練習用。

【ファイナル・デッドブリッジ(2011)】

2012年10月07日 | 映画



【ネタバレあり】


死に様博覧会映画『ファイナル・ディスティネーション』の5作目です。どうも今回で完結の様子。永遠のマンネリ作品ではありますが、そうは言ってもニューライン・シネマのドル箱作品としてここまで続いたんだから偉いもんですな。まあアメリカにおけるポップコーンホラーとしては完璧な作品と思います。

このシリーズ知らない方に一応説明しますと、「大きな事故の直前に主人公が予知夢を見てその事故を仲間とともに回避。しかし運命は変えられず死が追ってきて皆死亡。」という話の繰り返しです。そして見所は「皆がどんな死に方をするか」にかかっており非常に悪趣味な映画と言えるのですが、なんというかその死に方へのコダワリというか凝り方がステキで根強いファンを持った作品になっています。

今回の『5』は、冒頭の橋崩壊の場面はシリーズ一凄惨なシーンで迫力満点でした。ここだけ見れば劇場3Dで観るべきだった。。と軽く後悔もします。ただやっぱりマンネリから脱するのは無理でしたね。もう死ぬバリエーションってあんまり無いみたい。というか製作者側は頑張ってると思うのですよ。鍼とかレーシックとかイヤ~な感じなシチュエーションを持ってきたりして工夫は見られるのだけど、やっぱ見ている方が慣れすぎちゃっててw。それもあってか、今回はいろんなフェイクギミックをチラ見させて、これで死ぬのかあれで死ぬのかと思わせといて、ああこっちかっ!っていうフェイントなヤラレ方が多かったです。しかしそのせいでこれまでのシリーズにあった、これがこうなってああ繋がってこう死ぬ!みたいな「ピタゴラ感」が減っててそこも残念に感じました。NHKの『ピタゴラスイッチ』って永遠のマンネリだけどいつまでも見てられるじゃないですか。死に方シチュエーションを増やすのも大事だけどこのピタゴラ感も大事なんですよ。また、人体破壊描写がCGに頼りすぎててより怖さがなくなってしまっています。CGでリアルさを追求すると恐怖感が薄れるんですよね。

それと『4』でも感じましたが、完全に新しいショッキングシーンを見せたいがための映画と化してしまっているのは少しさみしいです。やっぱり本作がシリーズ化となった要因は脚本の秀逸さにあったはずなのです。死の法則から逃れるためジタバタ抗い必死に生き残ろうとするが、でも死は訪れてしまうという登場人物達の一人ひとりの生き様が本当にハラハラして観られる映画だったですよ。それも『3』まで、いや『2』まででしたかね。そのへんちょっとおざなり杉だったかもしれません。

このシリーズは変わらない事に意義があるだとは思いますし、一つの歴史を作ったという意味では偉大です。が、やはりもう限界ですね。今回で終焉とするのは正しい判断と思います。『SAW』みたくなる前にやめときましょう。

トニー・"キャンディマン"・トッドの正体も明かされましたし、ラストはシリーズ見続けてきた人へのご褒美で上手にまとめたと思います。エンドクレジットは本当に「死に様博覧会」となっていて面白かったです。これまで楽しませていただきました、おつかれさまでした。



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【リミットレス(2011)】

2012年10月03日 | 映画




【ネタバレ注意】


これ、何気に観たのですが面白いです。

落ちぶれた作家がふいに手に入れたクスリで、なんでもできちゃう天才になっちゃう話。まあようするにドーピングで頭良くなるっていう話なのでかなり不謹慎でアブナイ設定なのだけど、こういう憧れってありますよね、特に自身がスランプだったりのときは。

クスリ飲んだときの意識の拡張や脳のリミッタがはずれた時の映像表現がすばらしくて、これ劇場でみてたら自分もトリップできてたかも~って思いました。実際のおクスリもこんな風になるのならみんな止められんだろなとそっち方面への興味がソソられます。(;´д`)ゞ ヤベェ

新作本を数日で書き上げ、スペイン語や中国語もすぐに習得、株でバリバリ儲けて、女にもモテモテと超うらやますい。脳のすべての記憶に瞬時にアクセスできるようになるということで、もともと賢いヤツの方がより効果が出るってところもなかなか面白い設定です。過去に観たブルース・リーの映画のシーンからケンカまで強くなってるところは、カンフー能力をダウンロードするネオ(『マトリックス』)みたいでした。

ただし後半はピンチに陥ってからの展開があんまりヒネリがなく失速ぎみ。作品冒頭ビルの縁に立つシーンはあきらかに脳のリミッタがはずれて意識が拡張している状態(某クボヅカくんの「I can fly!」)に思えたのに、あんなショボいシーンと繋げるってのは途中で脚本家が変わっちゃったの!?と疑問を呈したくなります。またチンピラくんも薬飲んでる(打ってる)割りに弱かったし。

ところでこういうお話は「そんなオイしい話はないのだよ」といわゆる“戒め”的なオチが用意されているのが普通ですが、本作における反省もなく罰も受けないラストは「それでいいんかいっ!」と逆に笑えましたw。まあ頭良くなってるんだからあれもありですね。最後にもっと多くのクスリ利用者がいることをチラつかせてくれるとより想像が膨らませることができてよかったと思いました。

にしてもヨゴレから議員、チャラ男までブラッドリークーパーはどんな役も似合いますね。


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【鍵泥棒のメソッド(2012)】

2012年09月29日 | 映画



『運命じゃない人』『アフタースクール』『鍵泥棒のメソッド』と、内田けんじ監督ってのは本当に職人なんだと思う。

綿密に計算され尽くした脚本、完璧なシチュエーション、完璧な伏線、完璧な小道具、二転三転四転する完璧などんでん返し。そしてそれを演じるにぴったりな完璧なキャスティングと、こんなにキッチリ面白く仕上がっている映画は他に観たことがない。

作品全体が人への愛と皮肉にあふれており、一癖も二癖もあるステキに不器用な登場人物達は、そんな完璧に練られた脚本の中コロコロ楽しく転がっていき、悪人でさえも最後は愛すべき人に変わってしまう。あいかわらずなんとも隙がなく面白い内田マジック。良くできた小説を読み終えたような後味がともて心地良い。


と、褒めすぎなのだけとその逆少し思うところがある。余計なイチャモンであることは承知の上なのだけど、このようにお話が完璧すぎるがため作品としての“遊び”がちょっと少なく感じる。“遊び”ってのは“ハンドルの遊び”とかの余白とかのことね。観客の想像で埋めるべき行間というか作品の答えがたったひとつに限られており、たどり着くところは観客皆同じ。この『鍵泥棒のメソッド』で言えば、最後にあの二人はどうなるのかな?的な想像をふくらませて楽しめる脚本後のお話でさえ決定されてしまっている気がする。レールの敷かれすぎ感っていうかそういうの。

個人的には『運命じゃない人』が一番好きで、これが完成品なだけに二番煎じ感も否めない。これは私個人的な問題なので甘んじて批判は受けます。

つまり内田けんじ監督はいつも完璧なコメディを作る職人さんであり芸術家肌の監督さんではなさそう、ということ。ただし間違いなくうなるほど「上手い」作品だしその上手さは芸術的なので、これは「内田けんじ監督作品」というジャンルとして楽しむのがよろしそう。次回は少しヒネりやブレイクスルー感も欲しいかも。


また今期はオリジナルの脚本にこだわる稀有な監督二人のガチンコ勝負だったりして(内田けんじ監督『鍵泥棒』、西川美和監督『夢売るふたり』)そこも面白い。『夢売るふたり』も観なきゃな。


P.S.
にしても、もう香川照之さんなしでは日本の映画はでけんのじゃろうか。。

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【エクスペンダブルズ(2010)】

2012年09月27日 | 映画



10月の第二作目公開を前に一作目を予習。
感想第一声としては「やあ懐かしい」。

南米の小国、麻薬、将軍、と設定が既に懐かしい香りw
ストーリーはやはり空っぽでとにかくドンパチと期待どおり。(褒めてます)
まあ人が面白いように死ぬは死ぬは。そういや最近は戦争映画でもアクションでもこんなふうに敵がやられていく場面ってのは観ないですね。そうそうこれこれ、怒りのアフガンだぁって感じです。たくさんの命を無用に犠牲にしwヒロインも救ってハイおしまい。よかたーです。

80年台アクションを現代に復活!新旧スター夢の共演!誰かがやりそうでやら(れ)なかったこの企画。スタローンとジェイソン・ステイサムという新旧のトップアクションスターを軸にしてはいるものの、ちょっと残りのメンツは寂しかった感じはしますが、ジェット・リーがアジア代表で選抜されているのは嬉しいですし、シュワちゃんとブルースはカメオでの出し方はうまかったですしね。スタローンさんには感謝感謝ですよ。

ただ残念ながら誰もが作品全体を物足りないと感じているんではないですかね。単純に言って80年代アクション映画としてのカタルシスがやっぱり不足気味でした。アクションは派手には見えるんですが、銃撃戦中心で肉体アクションがちと不足。まあスタローンもドルフもやっぱ歳とったなぁといった感じ。最近の流れか無用な人体破壊描写が入っていますが、それも本当の筋肉と筋肉のぶつかり合いから目をそらさせる小細工のようにも感じてしまいます。また結局やられていくのはザコばっかなんですよね。敵ボス(と側近のマッチョ)に魅力がなさすぎるのが致命的で、過去作であればめっちゃ強い筋肉バカなラスボスが出てきて一対一(もしくは今回なら消耗品達みんなとの)の肉弾戦でしょうやっぱり。『ランボー4/炎の友情』でドラゴを観た時の衝撃、あの絶望的な闘いを思いだせ(まあこれはアクションってかスポ根ですが)!そのへん次作では要修正願いたく。

『2』にはジャン・クロード・ヴァンダムが出るっちゅうことで期待ですが、オフィシャルページ観てたら、うしろの方に見たおっさんが、、、チャック・ノリス出てるしっ!ブラボー。がぜん楽しみになってきましたよ!痛快な脳天空っぽアクション映画を期待しています。


P.S.
『3』で出演すべきはスティーヴン・セガールでしょうね。変化球としてはシガニー・ウィーバーなんてどうでしょうw。

特典映像(ジャパン・プレミア)でのドルフ・ラングレンが酔っぱらいの気のいいおじちゃんみたいだったのが可愛かったですw



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【バイオハザードV:リトリビューション(2012)】

2012年09月23日 | 映画



さあ今回もやってきました「オレの嫁カッコイイ」映画。

ちょっと恥ずかしい格好させてみたり、ボンデージファッションさせてみたり、思いつく限りのアクションさせてみたりと「オレの嫁エロカッコイイ!そして嫁をカッコよく撮れるのはオレが一番っ!」とポールの雄叫びが聞こえてきます。完全に公開夫婦プレイw

今回はとりあえず終章前の復習&お祭り作品。アリスの武勇伝の振り返りとこれまでのキャラも次々登場です。。ええっ死んだ人たち出てるしっ!ってだってクローンだからなんでもありだしな。さすがSFオタクなポールはミシェル・ロドリゲス姐の使い方分かってるなぁ。個人的にはネメシスも出てきて欲しかったですよ。あれ、クリスとクレアはどうしたのだ。そこはいくらなんでもウヤムヤにはでけんやろっ!バスケくんも死んでしまうし、最後に向けての人員整理しすぎっ!

で、T-ウイルス注入していろいろ最初までリセットですか。ってかウイルスなくても既にアリスは無敵ですからっ!

それとなんでアンブレラ社がこんな世界になっても悪事続けてるのかの理由もいちおう提示されて、そこそこちゃんとまとめる気もあったのですなぁ。。驚き。

前回『IV:アフターライフ』では最後マトリックスでしたが、今度は某スカイネットと闘うレジスタンスみたいになってます。。カッコイイものは躊躇なくパクるところもポールってばやっぱステキです。

さあ次回で終わりだそうですっ!ポール、あんたのカッコイイ嫁をまた魅せてくれ!『フィフス・エレメント』であんな突飛な衣装着てたミラがここまで育ってくれて、おじさんは嬉しいb(^-^)d。

P.S.
今の時期、あんなにオスプレイが堕ちている映画を日本で公開してよいものかw


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【TIME/タイム(2011)】

2012年09月22日 | 映画



かの名作『ガタカ』のアンドリュー・ニコル監督だからと大きく期待しすぎた可能性はあるが、それにしてもどうしてこうなっちゃったんでしょう。宝の持ちぐされってのはこういう作品のことを言うのでしょうか。余命=通貨となっているという非常に良くできた設定をここまで生かしきれなかったのは、ある意味珍作とも言える出来かも。

序盤は大変おもしろい。ニコル監督お得意の持つ者と持たざる者の話であり、富裕層が主人公に時間を譲り渡すシーンは、いかに人の生きる意味を掘り下げてくれるか作品の哲学性を強く意識させ、母を失うシーンにおいては1秒の重さがすべてを左右する緊迫の時間サスペンスへの期待をふくらませる。

ところが富裕層ゾーンに移動してからの失速加減はすごい。主人公の行き当たりばったりな行動から、全く感情移入できない金持ちのお嬢との逃走劇へと発展。そのままボニー&クライド化し気がつけばなんとなく義賊化しているという状態。なんというか志というか一本筋が通ってないというか、全体に間延びすぎ。余命=通貨の設定もべつに普通の通貨で構わない利用のされ方ばかりでもったいない。序盤でボクが期待したものは何も提示されず自己満足ぎみなハッピーエンドで終わる。

よくよく考えてみれば、要所要所には面白く仕上げようという心意気が感じられるがその意気込みがワンカットしか続かない感じ。もしかしたら脚本はよかったのを編集でハチャメチャにしてしまったのかも。世界観も『ガタカ』に非常に近く、面白くなれる要素が多かっただけに残念すぎです。


ボクの大事な109分を返してください。もっと有効に使いますw。


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【レイキャヴィク・ホエール・ウォッチング・マサカー(2009)】

2012年09月19日 | 映画



とってもめずらしいアイスランドホラー。裕木奈江さんとガンナー・ハンセン目当てに鑑賞。

世界的な反捕鯨運動のせいでクジラを捕れなくなったアイスランドの町で、ホエール・ウォッチングに来た観光客をガイキチ漁師一家が血祭りに上げていくというお話。『○○マサカー』という題名や、ガンナー・ハンセン(レザーフェイスの中の人)が出演している点からもよくある『悪魔のいけにえ』リスペクト映画です。アイスランド初の本格スプラッタホラーとの触れ込みからB級どころか大変なC級映画を期待していたのですが、思いのほか普通のホラーに仕上がっていました。

作品冒頭、捕鯨の様子や鯨の解体映像などが記録フィルムで入れ込まれ、結構マジな反捕鯨反対映画かと思いましたが、期待通り全くそんなことはなくw、普通にホラーホラーしています。ただしこの映画が他の作品と違うのは、誰にも感情移入できないようにわざと仕向けられていることでしょうか。通常ホラーの定石としては、餌食となる方々の中で最後に残るサバイバーガール(ボーイもあり)に観客を感情移入させ、その恐怖と逃げ切った時のカタルシスを味合わせるというのが普通なのですが、この『レイキャヴィク』では観光客がどいつもこいつも嫌なヤツに描かれており、全く誰にも生き残って欲しくないと思わされますw。さらに襲ってくるガイキチ一家がかなり弱く結構簡単にやられてしまうという体たらくです。

なぜ本作がこんな作りになっているのかいろいろ考えてみたのですが、これは捕鯨反対派、推進派両方の気持ちを汲み取った結果ではないか、と。

反捕鯨派から見ると、「捕鯨なんてしている連中(アイスランドのガイキチ一家)はガサツで野蛮だ、やられてしまえ!」というように感じ、捕鯨推進派から見ると「我々の天職を奪った上にホエール・ウォッチングなんかに来る平和ボケの外国人(観光客)なんかやられてしまえ!」というように、両方へアピールするように作ってみたのですが結果どっちつかずなものに仕上がったのではないか。そういう意味ではこれはブラックコメディなのだと方向転換して見ればなかなか面白く感じてきました。

アイスランド人から見ると、ドイツ人もフランス人もアメリカ人も日本人もあんな風に見えているのでしょうかね。唯一まともである黒人さんが○○であるというのもかなりの皮肉が効いています。他人を蹴落としてのうのうの生き残るのが日本人だってのも複雑なものがありますが、これも同じ捕鯨国へのエールとして捉えておきましょう。

切り株描写やゴア描写もありますがそこそこのレベルですので、まあアイスランドとしてはこれで精一杯なのでしょう。見所は日本人のオッチャンが捕鯨銛でズドンされるところ。夕日の中で吊るされたオッチャンの画はなかなかのものです。

奈江さんは無表情な役で『ホワイト・オン・ライス』のような熟女さ加減は見られず残念でしたが、そもそも彼女が現役女優として見られることに過去のファンとしては大いに感謝です。


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【REC3/レック3 ジェネシス(2012)】

2012年09月12日 | 映画



今やスペインホラーの代名詞となった『REC』シリーズ第3作目。

序盤でカメラクルーを2名も準備しておきながら、開始早々すぐにP.O.V.(主観映像)方式をぶん投げる。これって完全に確信犯(^m^)。

さらに「オープンスペースに出るとホラーは怖くなくなる説」もちゃんとわきまえており、怖さよりもブラックユーモアを取り入れた軽いノリのアクションホラーへ大胆な転身もはかる。ウェディングドレスでチェンソーを振り回す“わかってるなぁ”といった感じの闘うヒロインをビジュアルの中心に据え、バリバリのゴアスプラッター描写が次々と繰り広げられる後半は、これはもうアレキサンドルアジャですかw。各所のコメディ要素も主張しすぎずそのバランスもちょうど良くて要所要所でクスクス笑える。ジイさん補聴器ステキ!w

かと思えば甲冑の新郎とハムレットばりの悲哀劇へと突き進み、ラストは夫婦愛に涙させられる。最後のキスはスプラッタ史に残る名シーンかと。

誰もが思う「これもうRECじゃねぇし」を許せるかどうかが本作を楽しめるカギ。普通の作品になってしまったと言えばそうなのだけど、高いレベルでそれを提供できているのはさすが。もうちょっと『REC2』の伏線とかひらって欲しかった気はしますけど、それは次作以降かしら。ボクはまだついて行けますw


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【グリーン・ゾーン(2010)】

2012年09月07日 | 映画



【ネタバレしかありません】

マット・デイモンxポール・グリーングラスなので必須科目じゃのうと思いながらも鑑賞を延び延びにしてきた作品。予備知識も何もなく見始める。

作品冒頭からたくさんセリフに出てくる「WMD」ってなんだよう、わっかんねえようって思いきやこれが「大量破壊兵器(Weapons of Mass Destruction)」のこと。ああ、これはイラク戦争の映画かとやっとそこで気づくw。だってマット・デイモンが兵士やってる戦争映画って、なんかこんなん一杯あってもはやどれがどれだかw。興味ないなら観るなよオレσ(´∀`*)

フセイン政権陥落直後のイラクにおけるWMD模造疑惑を現場の兵士目線で追った映画。そもそもの作品の方向性と登場人物の少なさからアメリカ国防省のでっち上げなのだよ~ってのは見ていてすぐに想像できますし、相変わらずのグリーングラス監督の手持ちカメラ映像から、オチの分かったドキュメンタリーを長々と見せられているようで少し退屈。前記したように画的にも見飽きた印象だし、もちろんボーンシリーズのような十分なストーリー性もないため感情移入したりとかドキドキとかそういうのもないです。つまり娯楽作品を期待して観てしまうとボクのような感想になりますのでご注意。

我々現場の兵士達や国民は悪くなくて結局アメリカ上層部が悪いのだ!とよくある戦争言い訳映画の様相も呈していますが、良く言えば自戒の念を込めてますってところでしょうか。大量破壊兵器が模造されたものであってもなくてもアメリカがイラクでハチャメチャなことやったことは事実でしょうから。ただこういう映画を有名監督が作ってロードショーできるってところがやっぱりアメリカの懐の深さだと毎度関心します。


それよかフレディの最後のセリフ「俺の国の問題だ」がこの映画の本質でしょうね。いらん事しぃだねアメリカって国は。イランだけに。いや、イラクだし。。。(;´д`)

#自分としても、酷すぎるまとめです。。。反省してます。。。
#興味ないなら観るなよオレσ(´∀`*)
#レビューにも興味の色が感じられない。。。



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【ラビット・ホラー(2011)】

2012年08月30日 | 映画


『呪怨』の清水崇監督と、ぼくらの満島ひかり様による怖くないホラー映画。

冒頭50分間、何度もウサギの着ぐるみが出てきて脅かされるも何も怖くない。怖くないどころか全く先が読めずホラーであることさえ疑わしい。この映画どこに行ってしまうのかと心配になるも徐々に謎は明かされてゆき、着地どころはいかにもJホラーらしいところに落ち着く。さすが清水監督とホッと胸をなでおろす。

ところが・・・おしい。丁寧に行間を埋めていけば結構良質なお話だと思うのだが、いかんせん作りが粗い。少女の自己中心的な内面への逃げ込み描写や「弟」という幻想の伝搬など、映画館のシーンやらに尺を使うのであればもっと丁寧に描けるところがあったはず。ただ実はこの映画『ラビット・ホラー"3D"』が正しい題名。3D描写中心のシーンに重きを置いてしまうのはいたしかたない。ただ画面の作りのアトラクションっぽさなどもあり、ホラーとしては不自然さを感じ話の深みも出し切れていない。というかまだこのジャンルが未完成なのかとも思う。それをDVDで家で2Dで観てるほうが悪いのだが、たぶん3Dで観ることで真価を発揮する映画だったのではないか。

清水崇監督といえば、かの『呪怨(2002)』を手がけ、そのハリウッドリメイク『The Grudge』、(日本版タイトル『THE JUON/呪怨(2004)』)にて全米興行収入No.1を叩き出し世界的にも名監督の仲間入りをした。その後日本に戻り『輪廻(2005)』という優香主演のスマッシュヒットホラーを撮影し、最近は何をしているかと言えば『戦慄迷宮3D THE SHOCK LABYRINTH(2009)』という、富士急のお化け屋敷「戦慄迷宮」とタイアップした3Dアトラクション映画を制作。そして次がこの『ラビット・ホラー3D』となる。

素人目からしてホラーで3D作品というと“ 画面から飛び出してきてビックリ!” というお化け屋敷感覚に使うのだろうと安直に考えてしまうが、“観客を仮想空間に引き込みリアルに恐怖体験をさせる”にもうってつけなギミックのはずである。遊園地の幻想的な夕景、納屋の奥に横切る異形の影、そして螺旋階段と、2Dで見れば不自然さを感じたこれらも、3Dであれば清水監督の創りだした不穏な幻想空間に引きこまれて見られたのかもしれない。

そう考えると『ラビット・ホラー3D』は清水監督にとって大きな実験作だったことが伺われる。日本のJホラーブームの立役者であり、世界にそれを広めることに成功。その後たまたま監督を依頼された『戦慄迷宮3D』にて3D作品におけるホラーの可能性に気がつき、既存のJホラーと融合を図ったのが本作なのである。たぶん。

子供だましな「飛び出す動画」の域から脱し、かのJホラーの雰囲気をいかに3Dでつくり上げるか。その途上にあるのが本作でありその目論見はまだまだ未完成と感じられるところではある。しかし数年内にはこれこそ“Jホラー3D”だという作品が劇場を席捲してくれることを期待して止まない。3D作品でありながら、かの伽椰子が背後に感じられるような作品が出来上がればこんなに楽し恐ろしいことはない、と思う。


...って、今回3Dで観てないボクが熱く語っても意味なしで失礼だけどなw

ナニハトモアレ清水監督には新しいJホラーの可能性をぜひ模索していってスバラシイ作品を作っていって欲しいと思ってます。オウエンo(^-^)o



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ところで「世界で一番3Dが似合う女」と評された『貞子3D』。残念ながら未見ですが、こちらは明らかに「飛び出す動画でビックリギャー系」。噂にはこちらも貞子がただのバケモノ化してしまっており、Jホラーの系譜としてはさんざんな様子ですが、とにかくイロイロやってみて下さいよ監督の皆さん!

貞子3Dの宣伝カーが怖すぎる件