明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
それと苦手な文章の練習用。

【モテキ(2011)】

2014年11月26日 | 映画



 先日、矢口史靖監督の『WOOD JOB! ~神去なあなあ日常~』を観ました。受験に失敗し恋人にもふられた高校生が、ひょんなことから林業の世界に飛び込み成長していくという話です。

 矢口監督のほんわかコメディテイストが心地よい良作だったのですが、中でも長澤まさみさんの好演が光っています。田舎村の男まさりな女性の役柄のため、化粧なしの髪はバサバサななのですがこれが可愛く、長澤まさみ大ファンの友人にLINEしてみました。



自 「WOOK JOB!観たんだけどさ、長澤まさみって結構かわいいね。」

「おまえは長澤まさみの本気を観たことがあるのか!?」

自 「へ?」

「おまえは長澤まさみの本気を観たことがあるのか!?」

  「シロートは『モテキ』を観て出直して来い!」



 ボクは普通に褒めたつもりだったのですが、どうも友人は“結構”かわいい、というところが気に入らなかったらしいのです…。




 前置きが長くなりました。
 そんなこんなで『モテキ』を観ました。


本気でした…。ヽ(*´Д`;)ノアゥア



 ヤバイです。可愛すぎです。


 彼女についてアレコレ書こうと思って、今こうしてブログっているのですが、いやはやこんなのとても太刀打ち出来ん。そんなレベルです。基本性能の高い女子ってこういう人のことをいうのですよ。

 ボーイッシュ好き男子総立ちのマッシュっぽい超絶ショートボブ。トロンと誘う目つきとポヤンとした口元。Tシャツから伸びるスラっとした腕、短パンからそそり出る健康的な おみ足。


 イカン、イカンよ。いやいいよ。

 いや、もともと彼女カワイイんでしょうが、監督さんもこんなエロ魅力的によく撮ったなぁってもんですよ。


 「あなたにとって長澤まさみとは何か?」


を問いかける悶絶必至の作品。思わぬ眼福にあずかり大満足でしたー。




さて、お話についても少しだけ。

ポップカルチャーの世界で働く若者たちを背景に、イマイチモテない三十路前の草食系男子が突如女子にモテだす、いわゆる「モテ期」を描いた作品です。

ただしドラマで描かれていた(らしい、未見)、突然のモテモテを次々とクリアしていくという現実離れした恋愛コメディという感じではなく、映画ではその一年後を描き結構マジメな純愛劇となっていたと思います。

そして作品を彩る音楽たちが何と言っても最高です。

大江千里の『格好かっこ悪いふられ方』や岡村靖幸の『カルアミルク』(!)、B'z、TM NETWORKなどの80~90年代のJ-POPたちは、ボクの学生時代を直撃しそのまま当時の自身の経験値をもサルベージしてきます。橘いずみの『失格』の場面では過去と妙なシンクロを起こし気持ちがぐにゃぐにゃになりました。

ところでこういう選曲がなされている昨今の作品って、いかにも我々世代がその映画を作る側になってきたのだと実感させられます。

そんな心地良いところに長澤まさみビッグウェーブが襲ってくるのですから、抗うのは無理というもの。身を任せて鑑賞したもん勝ちです。突然踊りだす演出もミュージカルというよかは、フラッシュモブ的で楽しいです。



軽く観られる恋愛映画ながら、気がつけば長澤まさみに心を占拠される恐ろしき映画。マジヤバ自己責任で御覧ください。 (*´Д`)ハァハァ

あ、麻生久美子も好きさ。
真木よう子がツンデレしてくれなかったのは期待はずれ。


うぉー、オレのモテキはいつだ―。





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