夏休み最後の土曜日なだけに子どもで一杯。翌日の日曜にTVが最終回なだけにどうしてもここは見ておきたいところ。危うく席なくなるところだったがギリギリセーフ。
ライダー映画はハチャメチャものとシッカリストーリーものがあるけど、これは結構ハチャメチャ側。それはそれで楽しい。
800年前の錬金術士が出てくるとのことで、メダルの秘密がもっと明かされると期待するもそれもほとんどなし。「500万円とちょんまげ」とか意味ワカンネw。大変なことが起こってという舞台設定のためだけの錬金術士。よくこんなハチャメチャ脚本書けるなとある意味感心。
さらに暴れん坊将軍とコラボとのことで巷でも話題だった本作。うちの嫁もCMみて「なんじゃこりゃあ!?」と興味は持っててました。
で、見どころはまさにそこ。
登場からしてあのBGM。一緒に観てる親しかわからんだろこの面白さはw。オーズと二人で剣を構えるシーンは超萌えます。さすがの本物の殺陣に背筋の伸びる思いながら、闘ってるのは中世の騎士ヤミーw。こんな画、今後そうそう観られるものじゃない。キワモノ作品として将来的にも語り継がれることでしょう。
よく出てくれたな。松平健さん。東映特撮Youtubeで制作発表での健さんの面白い様子が観られます。
→「私も、こんなことになるとは思っていませんでした。」
葵の御紋のメダルでの変身を期待したのだけど、それはなく残念。
『タカ、トクガワ、バッタ』のタトバとかw
こんなハチャメチャながらも、押さえるところはシッカリ押さえる小林脚本。
映司くんのYESを選んだ意味。さすが欲望に目覚めた火野映司、ちょっと震えました。そしてTVの方で命に目覚めたアンクのツンデレ感が本作にも強く現れており、3人で手をつなぐシーンはもうなんとも、。。悶えますw
その上でちゃんと劇場映画としてのサービス精神も満載です。なるほどガタキリバからのコンボ勢ぞろいか、すげぇ。グリード達がメダル渡すシーンもいい感じでした。
しっかりストーリーの方は冬のMOVIE大戦に任せるとしてw、これはこれでとても楽しめるお祭り映画でした。
==== さて、それと本日放送の最終回。
なんともストレートで美しき終焉。よけいなヒネリのなさに喝采。
欲望メダルの塊で"モノ"でしかなかったアンクは仲間と培った"命"に満足して去っていく。
人を助けるために"どこまでも届く腕と力"を求めた映司は、仲間たちの腕に力強く抱きとめられて終わる。
なんでも自分で背負い込む映司の姿が自分とオーバラップし続けてきた本作。背負ってきたものを降ろす場所ができて本当によかった。そしてここ何年もいろいろあったボクもやっと降ろし方を見つけ始めましたよ。なんだか映司くんと一年間一緒に成長できた気がしてます。
あと個人的にヤラれたのは実はキヨちゃん人形。ドクター真木の想いに涙。美しき終末を。
『龍騎』に『電王』に『シンケンジャー』。小林靖子さんの本はやっぱいい。
なんにせよ一年間ありがとう、オーズ。毎週末が楽しかったです。
フォーズは心配ですが、まぁ毎年のことですねw
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