明るいときに見えないものが暗闇では見える。

映画を消費モノにさせないための咀嚼用ブログ。自己満足風。
それと苦手な文章の練習用。

【ステルス(2005)】 アメリカバンザイ

2010年06月30日 | 映画
■ステルス 予告編(Youtube)


ここのところ何の生産性もない映画の感想ばかりが続いていますが本作も同類です。最もお気に入りの肩幅女優ジェシカ・ビール様のサービスショットが観られるということで観賞w


『ワイルド・スピード』や『トリプルX』のロブ・コーエンらしく劇場で見て「うわ、すげー」という映画。戦闘機のCGすげー、アクションすげー、で終わり。あまりの内容のなさからジェイミーフォックス主演というのにプライムウェーブのエセDVDを間違って借りてしまったのかと勘違いしそう。

見所は終始一貫しているアメリカさまの傍若無人ぶり。今となっては過去の映画感は否めませんが、他国を土足で蹂躙する世界の警察ぶりが痛快です。冒頭からタイ国を領空侵犯でぶっとばし、ビル一個破壊。被害0!これが正義だ!あとなんか北の某国をものすごく文化レベルの低い全体主義国家として描いていますが、おまえらの方が絶対野蛮。一生テロと戦っとれ。

エディは「ナイトライダー」+「戦闘妖精雪風」な感じで結構好き。たぶん航空力学的にはハチャメチャですがスーパー戦闘機アクションが堪能できます。

稚拙なストーリーや安っぽい恋愛劇にツッコミは無用。しかし目的のジェシカ・ビールの肩幅には十分萌えましたので、その点は大満喫。アメリカバンザイ。

評価:★★★★★← 肩幅に

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おせーてください

2010年06月28日 | 映画
むかーし昔に観た映画で、すごくトラウマっている映画が2つあります。
でも小さい頃過ぎて断片しか覚えてなく題名がわかりません。
ご存知の方、ポインタだけでもいいので情報くだされ。


【①つめ】
・金持ち?の片目で眼帯の母親がいる。白人上流階級っぽい。
・なんかの記念日で子供たちが集まる。
・母親が子供たちや嫁に罵声を浴びせ続ける。
・子供たちはそれに耐え続ける。
・観ていてものすごく居たたまれななかった記憶あり。
・たぶんモノクロ作品だった。


【②つめ】
・ホラー。
・どっかの幽霊城みたいなところ。
・お客が食事をして喉に魚の骨を積まらせる。
・それを城側の住人がノドをナイフで掻っ切って「ほら取れた」って言う。
・ドラキュラもの?
・こちらはカラー。


情報これだけ(^-^;

この映画を何かつきとめるのがボクの人生の宿題になってますので、
何かわかる方よろしくですm(_ _)m 特に①の方。


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【トルク(2004)】 さじ加減

2010年06月23日 | 映画
■トルク 予告編(Youtube)

ハリウッド発で日本人誰もが楽しめるおバカ映画というのは意外と少ない。一連のマイク・マイヤーズ映画に代表されるおバカコメディは、そもそも日本人の舌には合わないことが多い。最低映画として名高い『バトルフィールド・アース』は、くだらなさは突き抜けておバカだがハナシ自体がつまらない。最近であれば『アドレナリン』シリーズは私的にはお気に入りだけど、お下品すぎてついていけない人もいるかもしれない。(『バトル・・』はおバカを目指して作られたワケではないけどw)

そういう意味でこの『トルク』は、明確におバカを目指して作られながらもカッコよく、日本人誰もが楽しめる程度のサジ加減がちょうどいい映画と言える。

とにかく「ちょっと行き過ぎたバイク・アクションを魅せる」という事以外に全く興味がブレがないところがスゴイ。余計な思想やヒネリは全くなく、命知らずなアウトロー達がケンカと女とバイクする映画で、最後に悪い人達はドーンとぶっ飛ぶ。その上、安いCGもバリバリ使って電車の上でバイクが追いかけっこしたり、街中をガスタービンエンジンのモンスターバイクが超高速でぶっ飛ぶ様はまるでアニメのよう。もうこの絵が撮りたかっただけなの見え見え。

ミュージックビデオ出身の監督らしいがちゃがちゃしたスタイリッシュでスピーディーな映像も、中身のないこの映画にピッタリでバッチリ。ヒロインも少しレベルの低いアバズレやんちゃ版ケイト・ベッキンセールでB級さを醸し出しており良い。

『ワイルド・スピード』よりもこちらの方が明確にバカさを狙っており、ちゃんとそこに着地させている。観たいものを観たい通りに提示してくれて気持ちよい。冒頭の『ワイルド・スピード』をおちょくるようなシーンや、「これだから四輪は嫌いだ」みたいな二輪至上主義さがチラホラ見えるところも微笑ましい。本国での興行はコケたらしいが、バイクという題材はたぶんアメリカよりも日本の方がウケるのではないか。この映画の存在自体全く知らなかったが日本では劇場公開したのかな。有名俳優が出ていないからと言って、DVDスルーはもったいない映画だ。CMであのぶっ飛んだシーンだけガンガン流せば十分客は呼べたと思う。『サロゲート』よりは確実だw


先日『デス・レース(2008)』を観たばかりだというのに、早々にこんなものを観たりしてオレはおバカかw。とはいえ、あいだに『告白』を挟んで脳がダメージを受けているのでこういう映画で骨休めも必要だろうw


評価:★★★★☆

ところで昔からアイス・キューブがとてもいい人に見えてしょうがない。そろそろ悪い人ぶるのはやめたらどうかw


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『ザ・コーヴ』 ニコニコで無料配信(6/18)

2010年06月17日 | 映画
■ 上映中止が相次ぐ「ザ・コーヴ」、ネットで全編無料配信(eiga.com)

■ ニコニコ生放送『ザ・コーブ』特設ページ


話題の『ザ・コーブ』がやるらしい。

少なくともヤツらに身銭を切って活動資金を与えることなく観ることができそうだ。

ただ2000人先着限定みたいなので、プレミアムでもないボクはたぶんムリだけどね。

各位チャレンジくだされ。検討を祈る。

で見れた人、感想ブログなど紹介してくださいまし。


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【デス・レース(2008)】 小5映画

2010年06月16日 | 映画
■デス・レース 予告編(Youtube)


くうだらない映画がが観たいと思いジェイソン・ステイサムが頭をよぎる。『アドレナリン2』と『デス・レース』を手に取り、監督がポール・W・S・アンダーソンだと知り、迷わず『デス・レース』を選ぶ。ああ、くうだらないw

オリジナル『デス・レース2000』は、幼少の頃に日曜洋画劇場とかそんなんでたぶん観たはずでB級アクションとして名高いおバカ映画。でも全然覚えてない。

ポール・W・S・アンダーソンはマニア心をくすぐる演出が得意。これまでの作品群を見れば完全にそっち系の人として誰もがナットク。「ほれほれチミたち、こんな画が観たいでしょう」と次から次へとカッチョイイシーンを魅せ続ける。

やたらと鉄板とトゲトゲで武装した車たちは「この監督ゲームやりすぎやろ」的な演出で紹介され、否が応にも期待値は上がる。しかも車にはなぜかナイスバディの美女がナビゲータにつくw。いらねぇw。殺人カー達はその名のままのデッドヒートを繰り広げ、その姿は完全に「狂ったマリオカート」。バナナの代わりに巻きビシが巻かれ、カメのこうらの変わりにバズーカで前の車をぶっ飛ばす。

特に"アレ"のシーンはスバラシイ。レースの模様はケーブルTVで配信されているのだけど、視聴率が下がると刑務所側が用意した"アレ"が投入され、ランク下の参加車両からバンバンつぶして行く。その姿は壮観だがレースとしてはメチャクチャだw でもそこがいいw。

監獄の中での殺人ゲームという設定はシュワちゃんの『バトルランナー』を彷彿させる。しかし『バトルランナー』は地味でダサいが、こちらはどこを切ってもスタイリッシュでバカかっこいい。そこが全然違う。

所長の過去とか描くと話に深みが出たかもとか思うし、ここまでバカをやっておいてなんだか改心しちゃってるラストに肩透かしをくらうけど、そこもオマケなのでいいかなw。でももっとぶっ飛んだ不道徳なラスト希望。

おバカさ加減が計算され尽くした映画。徹頭徹尾おバカを貫き通す潔さ。「ああ、これが小5の頃のボクらが観たかった映画だねぇ」と和むこと請け合い。観なきゃソン。


評価:★★★★☆

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ジェイソン・ステイサムは着々と育っていますよw

【クローンは故郷をめざす(2008)】

2010年06月15日 | 映画
■クローンは故郷をめざす 予告編(Youtube)


及川ミッチーは昔から好きだし、ボクらの永作も出演しているとのことで気になっていた作品。宇宙飛行士やクローンというキーワードにパッケージのSFチックさも合わせてコッテリSFだと思って観賞するもどうも様子が違う。SFなのにSFでない、近未来的なのにノスタルジック、知的なのに魂に響く、そんな映画。

クローン技術が完成間近な未来。宇宙飛行士はその任務の危険性と人材の稀少性から、殉職した場合に合法的クローンとしての再生を行う研究が進められていた。船外活動中に事故死した高原は契約に従いクローン再生されることになる。

“人の魂はその亡骸を失ったあとクローンを霊媒として「共鳴」するのか。”それが本作において提示されるSFの命題。かなりオカルトチックでもあり未来っぽく哲学的理屈コネコネな話を期待するも、物語の方向はどんどん抽象的になり明確な解は提示されず終演を迎える。

結局「難解な映画」にも見えるが、これはボクの期待した理屈をコネる映画ではなかったらしい。またクローン技術に対しての倫理性や人の命の尊厳について問うような映画でもない。日本の原風景をバックに音楽のように流れるストーリーを、頭で考えるのではなく心で観る映画なのだと思う。それに気がついたのはもう終盤。全く観賞の仕方を間違えてしまったのでブログに書けるほど感想はないw。。。ということはないが(^_^;、なんかディティールやストーリーの繋がりばかりに気が行ってしまい、作品に込められたものに全く触れられていない。レビュー書き始めてみて自分の無理解さが痛くなってきたのでちょっと保留w。また機会があれば観賞し咀嚼してから思うところはまた書ければと思う。

ただ日本的なアニミズムに根ざした魂の帰着について描かれており、スッと心に響くものがある。ああ、戻るべきところに人は戻るのだな、という感じ。「ボクは生きなければならないんだ」というセリフがあるが、「ねばならない」という縛りの中にありながらそれが強制でなく自然に感じられるところがこの作品のチカラと思う。(何を言っているのかわからなくなってきたのでこれ以上はやめとこう(^_^;;; )

双子であったことと、さらにそのクローンであるという二重性の妙がもう少しテクニカルに提示されると面白かったのではと思うが、それは本作には野暮というものかな。

魂の彷徨について絵画のように美しく描かれた作品。懐かしさと不思議と納得感がある。でもキラキラビームの美しきミッチーはいませんw


評価:保留

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相変わらず嶋田久作の顔は長いね。

【紀子の食卓(2005)】 

2010年06月12日 | 映画
【ネタバレあり】

■紀子の食卓 予告編(Youtube)


『自殺サークル』に続編があると聞き、ぜひ観なければならぬとレンタル屋めぐりをしてみるもどこにもなし。しかたなくTSUTAYA DISCASの会員となることでなんとかゲット。想定外の期待値の上がりすぎに少々不安を抱きながらの観賞。

『自殺サークル』は女子高生の集団自殺を発端として社会の閉塞感を描こうとしたのが、結局なんだかよくわからないところに着地した映画でした。謎が解かれず気持ちが悪い。意味がわからず不安になり恐怖を感じる。まあそれが監督の意図するところだろうというのが以前の感想だったんですけど、その気持ち悪さを払拭させてくれることを『紀子の食卓』には期待をしていました。結果、その期待は満たせずといったところ。ところが非常に興味深い自分探し映画ではありました。

この映画、「役割」がキーワードとなっています。

田舎の平凡な女子高生である紀子は、父親に認められないことから現実逃避しネットの掲示板の中の方が本当の自分っぽいと虚構の世界へ没頭していきます。そして家出をしレンタル家族の一員となり他人を演じることで、その「役割」に満足してきます。一方、紀子の父である徹三は田舎の幸せな家族の中で平凡な父親の「役割」を演じていることに満足していましたが、紀子そして妹のクミが家出をすることで、その役割も家族も脆くも崩れ去ります。

紀子は徹三の依頼で紀子自身の役を演ずることになります。そもそもその「役割」は現実なのか虚構なのか。どちらが幸せでどちらが不幸せなのか。結局彼女は現実の紀子であることを選んだようですが、妹のユカは何者でもない道を選びます。「あなたはあなたの関係者ですか?」、『自殺サークル』でも繰り返されたフレーズを用いることで観客に自分の存在とは何かを問いかけます。あたかも自分なんてものは無いと言わんばかりに。哲学的で少しエヴァな香りもします。

レンタル家族を経営する組織はライオンとシマウマの例を出すことで社会における弱者の「役割」の重要性を説きます。紀子の家族は弱者であった彼女がいなくなることで崩壊しました。ならば私たちはシマウマになり、すべてを虚構の中で生き抜こう、それが役割だ。ライオンばかりではこの社会は回っていかないのだ、と。さらにその役割において客や社会の犠牲となり "死ぬこと" はステージの高い役割だとされます。あまりに自己正当化な現実逃避であるのですが、ここまではカルトの言い分としてはなかなか面白い展開と思いました。

ところが、その「役割」の先に新宿駅での女子高生達がある、という展開は飛躍しすぎかと思います。あの自殺がなんらか社会の犠牲者の「役割」を演じているのだとしても説得力不足。あいかわらず行間は自分で埋めろってか園子温監督よぉ、ってところなのでしょうが、かなりムリを感じます。確かに『自殺サークル』を深彫りし、そのバックボーンを描いた映画ではあるのですが、逆に『自殺サークル』自体に関してはこの話の中で浮いてしまっていると感じました。たぶんあの集団自殺シーンが監督関係者含め大好きなのだと思いますが、正直あの部分は無い方がこの話は面白くシックりくると思いました。しかもカルトな思想を正当なものかのように扱っているところが非常に居心地が悪いと感じ、感受性の強い若者に見せるのは危険かもなあと思われたりします。

正直こういう映画は好きではありません。思想の押し付けが上から目線な感じも含め洗脳されているみたい。また園子温監督に肩透かし食らわされた感もあるのですが、ただ非常に興味深いことだけは確か。確固たる自分を確立していると思い込んでいる人ほど脳みそ揺さぶられる作品かもしれません。ボクのステージも上がったらまた別の見方ができるのでしょうか。上がりたくないですが。


評価:★★★☆☆


初々しい頃の吉高由里子、すげぇ魅力ありますねぇ。
これゃあひっぱりダコなわけだわ。


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怪奇の事件はΣのしわざ

2010年06月11日 | 映画
■ 板尾創路が映画「電人ザボーガー」で特撮アクション


相当笑い泣き。・゜・( ^Д^)・゜・。 なぜ板尾がっっ!

ザボーガーなっつかし~。めちゃめちゃ一所懸命観てたなぁ。

なぜ今どきこんな企画がと思ったが、監督が井口昇と知ってナットク&大応援。



ところでゴーオンレッドが育つと板尾になるって、イケメン枠として大丈夫かw?


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ああジル様

2010年06月04日 | 映画
『バイオハザード4(原題:Resident Evil Afterlife)』にジル様が戻ってくるらしい。

ミラ姐が twitter でつぶやいたのだそうだ。

■Beyond Hollywood.com記事


海外にもボクと全く同様の失望感を『3』で感じていた人がいたのに笑うw

なんにせよ ヤホーイ ∩(´∀`∩) だ。



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