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【きっと、うまくいく(2009)】

2014年09月04日 | 映画





『ムトゥ 踊るマハラジャ』で一大ブームの兆しを見せたインド映画ですが、残念ながらそこからしばらくは下火に。そして最近はまたじわじわ盛り上がりを見せています。

当時のテンション高く歌い踊るそのモノ珍しさを楽しむところから、ここ数年は作品の質とエンタメ性の高さが再評価されてきている様子です。(今やってる『めぐり逢わせのお弁当』『マダム・イン・ニューヨーク』はぜひ見たいところ。)



そんな巷で高い評価を得ている一つがこの『きっと、うまくいく』。


すごくありきたりな映画なんです。 でもいいんです。

物語は、インドのエリート理科系大学で学んだ三人の学生たちの青春ストーリー。友情を主軸に、家族、ライバル、恋愛などを経て最後は成功と、完全なる王道ストーリーです。

頭がキレて個性的、そして人情家な主人公ランチョーが、学内の厳しい競争主義の矛盾を鋭く突きながら、友人や周囲の人間たちに影響を与えて行きます。

簡単な、それでいてとても説得力ある言葉で教授たちの硬直した考えを溶かしていき、友人たちには夢の大切さを熱く語る。そんなランチョーの活躍がとにかく痛快。

笑いあり涙ありで3時間という長尺に様々な要素を混ぜ込み、さらに過去と未来が入れ子で語られる。にも関わらず、見事に分かり易く1本の映画として成立させているのも見事。伏線も全て拾い上げ、見る前の期待値も高かったけど、観終わった後の爽快感といったらなかった。

歌に踊りにと、いかにもなところはあるのですが、本作にはよくあるインド映画への好き嫌いをあまり感じさせない見やすさがあります。

学長のキャラといい表現の直接さといい、どことなく昭和な、もしくは香港映画の薫りもしました。それで元気になれるのか!?

インド映画に先入観を持つ方にはぜひフラットな気持ちで見てくれると嬉しい。きっと心の財産になります。


元気になりたい人、ぜひどうぞ。


P.S.
ところで8年ほど前インドに行ったことがあるのだけど、TVのほとんどのチャンネルで流れていたのは まさしくあの歌と踊り、そして延々と続くクロケットの試合でした。



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