さて、あいかわらずいい年したおじさんが同年代の友人を誘って二人で見てきたワケなんですが、今回は正直ヤラれたという感じ。これほどまでに完成度高くまとめ上げてくるとは予想だにしてなかった。
今振り返ってみればディケイドのTV最終回の唖然さも、夏の映画の力なさもすべて今回への布石であったのだ。この終わりを見据えている人達からすれば、TVも夏も通過点でしかない。ああスマヌかった。危うく10月からのW(ダブル)が面白くなかったらこのままスルーしてしまうところだったよ。神様アリマトウ。
さらに結局広げすぎた風呂敷を畳める訳ないとタカをくくっていたのだが、ところがどっこいその風呂敷をムリに畳むことなどせず、端っこ結びあわせただけで中にはイッパイいろいろ詰めておきましたんで自分でもアレコレ空想して楽しんでね、という感じ (。_°☆\(- - ) ワカリニクイチュウネン
いやいや観た人には伝わるはず。大きな自由度を持たせた解決を示すことでこちらの想像力を十分に引き出させる素晴らしきランディング。そして「ビギンズナイト」との完璧なるコラボレーション。ボクの平成ライダー10年愛と相まってw これ以上ないアッパレな出来。
まだまだ平成ライダーについていこうと気持ちを新たにしますた。
【ここからネタバレあり:観られる方はどうぞ後ほどお越しあれ】
さて「世界の破壊者ディケイド」とは一体何だったのか。己自身の楽しみとしてw、TV、映画2作を振り返りながら行間を埋める作業をしておこう。
ライダー達の住む並行世界(パラレルワールド)は成熟すればするほどお互いがお互いを引き付け合い融合を始め、そのうち滅んでしまう運命にある。その滅びを回避する方法とは一度すべてを壊してしまうこと。体系的廃棄/創造的破壊という言葉があるが、発展にはイノベーションが不可欠となる。世界はある一定のルールを持って成長を遂げていくが、その成長がいつしか限界となりさらなる発展を阻害する。破壊と創造は表裏一体であり、より高みへ登るためには外部からの介入が必要となってくる。ディケイドはこの世界を破壊することで新たな成長をもたらす創造的破壊者であった。それがこの世界の秩序でありルールだったのだ。
ディケイドは敵でもなく見方でもないただの"通りすがり"の破壊者でしかない。創造主の駒であり、この世界に新しい成長を促すために仕掛けられた時限爆弾といったところか。そのため絶対的な力を持ち、各ライダーの能力までをも自由に操ることができる。
門矢士は旅を続けることで己とは何か、自分の世界は何処にあるのかを探し続ける。彼も世界の成長を担う駒であるため、各ライダー達とは互いに心を通わせることとなり悪へと立ち向かっていく。しかしライダーと接触すればするほど本来の役割に目覚めていき、ある日時限爆弾のカウントダウンは終わり絶対的破壊者へと豹変する。もちろん各世界の住人達には畏怖されることとなり、以前は志を共にした正義の番人達は哀れにもディケイドに立ち向かい散っていくこととなる。
一方パラレルワールドには様々な住民たちも住む。そこが面白い。ワールド間を行き来する力を得てお宝探しに興じる者もいれば、自身の世界よりもディケイドについていくことを選ぶ者もいる。気のあった悪人同士で作り上げた秘密結社もあれば、自らの開発武器を別世界で実験してみる悪人もいる。はたまたディケイドを破壊者と知り恐れ付け回す怪しいオヤジもいれば、亡霊となったテントウ虫娘もいるのだ。
そして全国のお父さんたち!ついになつみかんが変身ですよっ!!!!(゜∀゜)キタコレ! あの艷やかな変身を見ますたか!「笑いのツボ」押しながら戦う勇姿を見ますたかっ!ああ、オジサンはそれだけでも十分満足(*- -*)。彼女はディケイドの暴走ストッパーの役割だったのだ。キバーラはそんなために遣わされていたのか。
そして新しいディケイドの戦いとともに、新たなライダーの世界も生まれていた。それは「ビギンズナイト」から始まったのだ。オヤッさんの意思は翔太郎とフィリップの中で生き続け、パラレルワールドにはヤツがいる。このカードはお前が持ってろ、帽子の似合う男になったな、このみごとなバトン渡しはどうだ。しかもたくさんの謎をこれでもかと気持ちよく残し来年の9月までをも目が離せない。(記憶の中でよいので吉川晃司/スカルの再登場希望!)
そして狂言回しである紅渡はこの世界の創造主か、はたまたただの秩序の守護者だったのか。新たな10年(decade)に向けてまた世界を見守り続けるのだ。
そしてボクもこのまま10年後に新たなディケイドに出会うことができれば、こんなに幸せな事はない。
評価:★★★★★
かなりの満足により帰りの車の中では「W-B-X♪」って鼻歌っすよ。w
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今振り返ってみればディケイドのTV最終回の唖然さも、夏の映画の力なさもすべて今回への布石であったのだ。この終わりを見据えている人達からすれば、TVも夏も通過点でしかない。ああスマヌかった。危うく10月からのW(ダブル)が面白くなかったらこのままスルーしてしまうところだったよ。神様アリマトウ。
さらに結局広げすぎた風呂敷を畳める訳ないとタカをくくっていたのだが、ところがどっこいその風呂敷をムリに畳むことなどせず、端っこ結びあわせただけで中にはイッパイいろいろ詰めておきましたんで自分でもアレコレ空想して楽しんでね、という感じ (。_°☆\(- - ) ワカリニクイチュウネン
いやいや観た人には伝わるはず。大きな自由度を持たせた解決を示すことでこちらの想像力を十分に引き出させる素晴らしきランディング。そして「ビギンズナイト」との完璧なるコラボレーション。ボクの平成ライダー10年愛と相まってw これ以上ないアッパレな出来。
まだまだ平成ライダーについていこうと気持ちを新たにしますた。
【ここからネタバレあり:観られる方はどうぞ後ほどお越しあれ】
さて「世界の破壊者ディケイド」とは一体何だったのか。己自身の楽しみとしてw、TV、映画2作を振り返りながら行間を埋める作業をしておこう。
ライダー達の住む並行世界(パラレルワールド)は成熟すればするほどお互いがお互いを引き付け合い融合を始め、そのうち滅んでしまう運命にある。その滅びを回避する方法とは一度すべてを壊してしまうこと。体系的廃棄/創造的破壊という言葉があるが、発展にはイノベーションが不可欠となる。世界はある一定のルールを持って成長を遂げていくが、その成長がいつしか限界となりさらなる発展を阻害する。破壊と創造は表裏一体であり、より高みへ登るためには外部からの介入が必要となってくる。ディケイドはこの世界を破壊することで新たな成長をもたらす創造的破壊者であった。それがこの世界の秩序でありルールだったのだ。
ディケイドは敵でもなく見方でもないただの"通りすがり"の破壊者でしかない。創造主の駒であり、この世界に新しい成長を促すために仕掛けられた時限爆弾といったところか。そのため絶対的な力を持ち、各ライダーの能力までをも自由に操ることができる。
門矢士は旅を続けることで己とは何か、自分の世界は何処にあるのかを探し続ける。彼も世界の成長を担う駒であるため、各ライダー達とは互いに心を通わせることとなり悪へと立ち向かっていく。しかしライダーと接触すればするほど本来の役割に目覚めていき、ある日時限爆弾のカウントダウンは終わり絶対的破壊者へと豹変する。もちろん各世界の住人達には畏怖されることとなり、以前は志を共にした正義の番人達は哀れにもディケイドに立ち向かい散っていくこととなる。
一方パラレルワールドには様々な住民たちも住む。そこが面白い。ワールド間を行き来する力を得てお宝探しに興じる者もいれば、自身の世界よりもディケイドについていくことを選ぶ者もいる。気のあった悪人同士で作り上げた秘密結社もあれば、自らの開発武器を別世界で実験してみる悪人もいる。はたまたディケイドを破壊者と知り恐れ付け回す怪しいオヤジもいれば、亡霊となったテントウ虫娘もいるのだ。
そして全国のお父さんたち!ついになつみかんが変身ですよっ!!!!(゜∀゜)キタコレ! あの艷やかな変身を見ますたか!「笑いのツボ」押しながら戦う勇姿を見ますたかっ!ああ、オジサンはそれだけでも十分満足(*- -*)。彼女はディケイドの暴走ストッパーの役割だったのだ。キバーラはそんなために遣わされていたのか。
そして新しいディケイドの戦いとともに、新たなライダーの世界も生まれていた。それは「ビギンズナイト」から始まったのだ。オヤッさんの意思は翔太郎とフィリップの中で生き続け、パラレルワールドにはヤツがいる。このカードはお前が持ってろ、帽子の似合う男になったな、このみごとなバトン渡しはどうだ。しかもたくさんの謎をこれでもかと気持ちよく残し来年の9月までをも目が離せない。(記憶の中でよいので吉川晃司/スカルの再登場希望!)
そして狂言回しである紅渡はこの世界の創造主か、はたまたただの秩序の守護者だったのか。新たな10年(decade)に向けてまた世界を見守り続けるのだ。
そしてボクもこのまま10年後に新たなディケイドに出会うことができれば、こんなに幸せな事はない。
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