太陽日記

北海道移住10年を機に、日記をこちらに引っ越しました。気が向いた時にひっそりと更新します(笑)

THANK YOU SHINJI 44

2023-12-14 17:50:34 | 日記
 師走という事で何かと忙しく、すでに10日以上経ってしまいましたが、12月3日の今シーズンのJ1最終節、北海道コンサドーレ札幌VS浦和レッズに行ってきました。小野伸二選手の現役ラストマッチです。コンサドーレは第31節でJ1残留を決めていたし、相手は小野選手がプロ生活をスタートさせた浦和レッズ。ミシャ監督は前日には小野選手の先発起用を明言していました。思えば試合に出ている小野選手を生で観るのは初めて。そこで、一眼レフを持参してたくさん写真を撮ってきました。以前は試合中の写真や動画はネット上に上げてはいけないというJリーグのルールがあったのですが、写真に関してはOKになりました。


 今日はチケットは完売で3万人以上の入場が見込まれていたので、開場前の行列の出足も格段に早く、札幌ドーム内はどこも大混雑でした。小野選手のプロ生活の歴史を振り返るコーナー。


 グッズを買ったり昼食を買ったりして、自分の席にたどり着いたのは入場してから1時間ほど経ってからでした。今日はテーブル付きパノラマシートというちょっとイイ席を取りました。販売席数が少なく、販売開始から10分も経たずに完売した席をなんとかゲット。


 ピッチ内練習が始まりました。この場面は過去に見た事があります。


 ボールは友達!


 浮き球をジャンピングトラップ!


 44歳でこの筋肉。やっぱりサッカー選手ってスゴイ!


 選手入場時の光の演出。札幌ドーム内が赤黒に彩られます。


 キックオフ前のイレブンフォト。何枚か撮ったうちの1枚が、たまたまカメラマンのストロボと同調していました。


 今日は小野選手がキャプテンマークをつけます。


 前半4分の宮澤選手からのロングパスが難しいバウンドになったのを左足でダイレクトで前方に送ったシーンは撮り逃してしまいましたが、こちらは前半11分、青木選手からのパスを小柏選手が収め、小野選手にパス。右足でダイレクトに打ったパスは小野選手の代名詞のエンジェルパス。画面右下の背番号2 田中駿汰選手が走り出した先へ送ったパスでした。


 惜しくもボールは収められませんでしたが、収まっていたら絶好のチャンスとなる場面でした。このエンジェルパスが見れただけでも来た甲斐があるというモノです。しかしこの田中選手、右センターバックの選手なんですよ。セットプレーからの流れではないのにこの位置にいるのはオカシイでしょ! でもこれがミシャサッカーなのです。


 前半16分、後方からのパスを一度左足でトラップ。右足で前方にパスを出しますが、これは相手DFに渡ってしまいました。


 そして前半18分にも小野選手らしいプレーが。後方からのパスを小柏選手(浦和の背番号5 Mホイブラーテン選手が対応している選手)が収めて小野選手にパス&ゴー。小野選手は右足ダイレクトでちょうどこの画面の右上の角の方向にノールックで浮き球のロングパス。小柏選手の武器である俊足を見越した「お前なら追いつけるだろ!」と言わんばかりのパスでしたが、小柏選手も見事に対応。収めてゴール前に向かおうとする小柏選手を浦和のAショルツ選手が倒してしまいファール。実はこの少し前から札幌ベンチ前ではスパチョーク選手が小野選手との交代に備えていましたが、フリーキックのチャンスが来たので交代は一時取りやめに。


 そしてフリーキックのキッカーはもちろん小野選手。これが現役ラストプレーです。ふわりとしたボールはゴール前へと向かいますが、Mホイブラーテン選手にクリアされてしまいました。やがてプレーが途切れたところでとうとうその時が。


「44 OUT 49 IN」の交代ボードが示されると会場全体から万雷の拍手が。そしてピッチ内では両チームの選手が花道を作って小野選手を送り出します。「いいシーンだなぁ」と思って撮影していましたが、試合後の浦和のキャプテン、岩尾選手のコメントでこのシーンが実現した裏側には札幌側のある選手の行動があったのが分かりました。


 その十数秒前のカットに荒野選手が浦和の選手たちに向かって「みんな集まって!」と手招きしている場面が写っていました。岩尾選手は「相手側の選手なので自分たちから何か行動を起こすのは違うと思っていたので、荒野選手の行動にはとても感謝しています」とコメント。荒野選手は今シーズン、累計で10枚ほどのイエローカードをもらっていて、ちょっとダーティーなイメージもあったりしますが、こういう気遣いができる男なのです。


 小野伸二44歳、26年の現役生活に別れを告げる瞬間。ちなみに左上が岩尾選手です。


 ミシャとハグ。ミシャが着ているセーターは今年の誕生日に選手一同からプレゼントされたセーターで、それ以来試合の時は必ず着ているようです。ホントにみんなのお父さんのようです。それにしても、浦和レッズのオフィシャルカメラマンが札幌のベンチ前まで来ているぞ!


 試合後の引退セレモニー。暗転した会場でステージに向かう小野選手。


 センターサークルに広げられたバナーは分割され、札幌市内を主とした各会場でファン・サポーターたちによって書き込まれた寄せ書きでメッセージがびっしり埋まったバナーです。


 ゴール裏には日本代表とコンサドーレのユニフォームをコラージュした巨大バナーが広げられていた。


 ゴール裏のサポーターをバックに記念撮影。これもカメラマンのストロボが同調していました。


 最後に小野選手を胴上げ。画面右でミシャがその様子を見ています。


 ミシャがこのテのシャツを着ているのは非常にレアです。このレプリカユニフォーム風のTシャツは今日の来場者プレゼントです。当初はアウェイサポーターには配られない予定でしたが、小野選手の計らいで希望するアウェイサポーターにも配られるようになったようです。


 そのTHANK YOU SHINJI Tシャツと、購入したグッズなど。右下の書籍は通常版は黒いシャツを着た小野選手の写真が表紙になっているようだけど、会場で売られていたのは浦和時代と札幌時代の写真が使われ、2023.12.03と今日の日付が入った特別版の装丁となっている。左下の赤い色紙のサインは今回ゲットしたものではなく、10月に行われたクラウドファンディングでゲットした小野選手のサイン。左上の手提げ袋は小野伸二ラストマッチ限定の白い恋人。


 22分間のプレーは正直短すぎたけど、このメッセージのようにサッカーを楽しんでいる小野選手を最後に観られたのは本当に良かった。出来れば試合にも勝てたら最高だったけどね。26年間の現役生活、本当にお疲れ様でした。そして何より、北海道コンサドーレ札幌に来てくれて本当にありがとうございました。今後もコンサとの関係が続いてくれることを願っています。
コメント
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