🌸「差別と偏見」の迷宮7
⛳「信頼」の裏に刻印された「服従」の文字
☆わたしたちはなぜ、他人を信頼する理由
*「誰かに頼らないと生きていけない」からだ
☆自分が無力だと感じているほど
*「誰かに頼らないと生きていけない」からだ
☆自分が無力だと感じているほど
*他者を信頼する度合いが高くなるはずだ
☆研究者はこの仮説が正しいかどうかを検証した
*ストレスで、自分は無力との社会的な不安が生じると
*そうでないときに比べて、相手に協力する割合が50%も高くなった
☆自分の無力さをもっともよく知っているのは子どもたち
☆自分の無力さをもっともよく知っているのは子どもたち
*生徒たちに教師の能力を質問すると回答から
*学習の習得度を明確に予測できた
*教師が好きか嫌いかは習得度とは関係がなかった
*学習で重要なのは
*学習で重要なのは
*子どもが教師の能力を信頼していることだった
*教師が嫌われていても
*多くの生徒から教師が有能だと認められていれば
*そのクラスは習得度高かった
☆わたしたちが、相手にどのような利用価値があるか
*見積もつていることを示している
☆わたしたちが、相手にどのような利用価値があるか
*見積もつていることを示している
⛳子どもたちの相手に対する評価
☆親切でも、権力ももたず、たいした能力もない人役に立たない
☆子どもは自分が無力であるからこそ冷徹に相手の能力を評価している
☆どのような能力が重要と見なされるかは
☆どのような能力が重要と見なされるかは
*時代や社会・文化によって異なるとしても
*わたしたちは、有能な者に魅力を感じ、無能な者を避けるよう
*わたしたちは、有能な者に魅力を感じ、無能な者を避けるよう
*進化の過程で「設計」されている
☆これは「学習のパラドクス」とでも呼べる事態を引き起こす
*大人が「自分はエキスパートだ」といったとき
☆これは「学習のパラドクス」とでも呼べる事態を引き起こす
*大人が「自分はエキスパートだ」といったとき
(子どもは動作のすべてを忠実に真似た)
*大人が「何も知らない」といわれたとき
(子どもたちは「効率的、知的、そして創造的」に行動した)
☆大人が信頼できなければ自分で考えるしかないのだ
*子どもはつねに大人の能力を観察している
*創造的な子どもを育てようとするとき、教育は諸刃の剣になる
☆無力な子どもは無条件に親や教師の権威を信頼する
☆無力な子どもは無条件に親や教師の権威を信頼する
*これが「権威主義」の基盤であるのは間違いない
⛳ユダヤ人へのホロコーストを引き起こした原因
☆ドイツ国民の体質が要因とされた
*「権威ある者への絶対的服従」と「自分より弱い者への攻撃的性格」
*それがヒトラーとフアシズムの台頭を許したとされた
☆その後、アメリカの社会心理学者「アイヒマン実験」で
*「権威への服従」は国民性ではなく、ヒトの普遍的な傾向を示した
☆きわめて強い圧力を加えられれば
☆きわめて強い圧力を加えられれば
*わたしたちの大半は無条件で権威に服従するということだ
*それが「人間の本性」だから
☆「信頼は大切だ」といわれ間違いではないが
*これはコインの表面にすぎない
*「信頼」と書かれたコインの日常生活では
*他者を信頼しつつ裏切り服従しつつ反抗するという
*複雑な社会ゲームをしている
☆多くのひとが、みんなが信頼しあいながら
*力を合わせて不正義に反抗する社会を理想とするだろうが
*ヒトが進化の過程でそのように都合よく「設計」された証拠はない
☆この世界で起きるさまざまな出来事を見るかぎり
*「他者の信頼を裏切り、権威に服従し自分の利益を最大化する」よう
*人間は進化してきたのではないだろうか
*「そんなことはない」と自信をもっていえるなら
*「そんなことはない」と自信をもっていえるなら
*あなたはきっと、幸福な人生を送っているのだろう
(敬称略)
⛳知識の向上目指し、記事を参考に自分のノートとしてブログに記載
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⛳出典、『バカと無知』
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「信頼」と「服従」は表裏一体
(ネットより画像引用)